手紙


「第5回長岡アジア映画祭」で上映しお客様の涙が溢れ出た韓国映画に「手紙」がありました。
病死した夫から若妻のもとに手紙が届く、というストーリーでベン・E・キングの歌う「スタンド・バイ・ミー」とともに永遠の夫婦愛を謳いあげた感動作としてとても好評でした。
当時はビデオ化も劇場公開もされてなく、映画祭など上映会のみでしか観れない映画でした。
そのため県外からこの映画の全国の上映会にすべて足を運んでいる熱心なお客様も観に来てくださったことを覚えています。
とはいえ当映画祭で上映した際はお客様の多くは当時はそんなに有名なスターも出演しておらず、詳しい前評判も知らずに足を運んだら、とんでもなく泣かされてしまった、まさに映画祭の楽しみの一つである掘り出し物に出会ったような感慨を持ったと思います。
それだけいい映画でした。

若妻を演じたヒロインのチェ・ジンシルさんが最近他界されたと知りました。
この訃報にあの時に「手紙」を観たお客様はスクリーンの中の彼女とともに涙を流したことを思い出したのではないでしょうか。
ご冥福を祈ります。

2008.10.05 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

長岡市立中央図書館

先日、長岡市立中央図書館より長岡アジア映画祭のパンフレットチラシの提供依頼がありました。
なんでも長岡で出している出版物を収集・保存しているそうで、映画祭のチラシも資料として閲覧できるようにしたいそうです。
そこでプレから第13回までのチラシを寄贈してきました。
プレや第一回のチラシはほとんど無くなっているので、信頼できる場所に保存していただきとりあえず良かったです。

2008.09.28 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

鰐淵晴子さま

映画祭を終えた翌日、鰐淵晴子さまとひょんなことからコーヒーとともにお話しをする時間がありました。
本当にひょんなことだったので、お伺いする貴重なお話しを聞いてて自分ごときが勿体ない、誰か代わって取材をしてほしいと思っていました。
映画界入りした経緯、「ノンちゃん雲に乗る」で共演した原節子さんの思い出、とてもしごかれた若手時代、しかしそれが糧になっていることなど。そしてお父さんの故郷・第二の故郷である長岡への想いなど。

「自分の中で代表作といえるものは何ですか?」
こちらのかなり失礼かもしれない質問にも真剣に対峙し、
「いつも出演を終えるたびにもっとやれたはずと悔いが残るからまだまだ」
そして「もっともっとお客様を驚かせたい」と女優業へ貪欲な意欲を燃やす反面、お話から本当に厳しい世界なことをうかがえました。

「最近、お勧めの監督は誰?」
日本映画では瞬時に思い浮かべなかったのでイ・チャンドン監督とともに「シークレット・サンシャイン」の話をしましたらとても興味を覚えたようでした。
「貝ノ耳」でバイオリンを奏でる姿が素晴らしかったですが、意外にも他には「20世紀少年読本」ぐらいしか映画の中でバイオリンを演奏したことを思い浮かぶことはないそうです。

「貝ノ耳」トークを終えてお客様一人一人と、また映画祭スタッフにもねぎらいのことばとともに握手をしていく姿。
その姿はとても気さくでしたが、映画祭の女性スタッフが「オーラが凄くて話しかけられなかった」と後で話してたようにその存在感に圧倒されていました。

長岡駅のホームまでお見送りをしましたが、「また機会があったら呼んでね」と久しぶりになる第二の故郷でこの映画祭を気に入っていただいたようでした。
そして新幹線の中でいつまでも手を振っていただきました。

以下、「貝ノ耳」に足を運んだ映画祭のお客様からの感想を書き起こします。

“映画につきましては私自身、その年令に近づき、しみじみと感動して観ていました。女優の鰐淵晴子さんは小学校の頃、お父様の賢舟さんとお母様、妹さんが長岡に来られ、バイオリン演奏をされまして、子供心にご姉妹のバイオリンの音色に感動したことを覚えております。今回、鰐淵さんにお目にかかることができ、とてもうれしく思っております。映画に併せて感想を述べさせていただきました。ありがとうございました。”

ぜひ鰐淵さんにも読んでもらおうと思ってます。

2008.09.25 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

すべてはマスィールの名のもとに

映画最終日。イラン・日本合作の「ハーフェズ ペルシャの詩」からスタート。
さすがに最終日、しかも日曜だけに朝から賑わいがあってよかったです。
本作の麻生久美子さんの初登場シーンは麻生久美子さん映画史上ベストの美しさのではないかと。

その後、小林茂監督作「チョコラ!」の上映後、新潟国際情報大学の越智敏夫先生と小林監督のトーク「アフリカ・ストリートチルドレンと私たち」。
本日の新潟日報朝刊長岡版にその模様が掲載されています。
掲載されている写真の小林茂監督の充実した表情が何よりも本作を完成した喜びに満ち溢れてる気がします。
ステージには本作の完成に大きく貢献した秦岳志編集マンとそのお子さんも上げてご紹介していました。
「いつか彼らにこの映画を見せたい」。
小林監督の目標がまた一つできましたが、ぜひ実現してほしいです。
この映画祭のために照準を合わせて準備と多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございます!

続いて「貝ノ耳」上映には客席で鰐淵晴子さんも一緒に観賞。
あとでこんな大きなスクリーンで観れて良かったと喜んでくださいました。
上映後は小林三四郎さんを司会に杉田愉監督と鰐淵晴子さん、坂井昌三さん、品田涼花さんと出演者を一同にそろえてのトーク。
ご存知のようにお父様が長岡出身のバイオリニスト鰐淵賢舟さんである鰐淵さんは長岡との深い縁を語り、客席の御親戚の方々を見つけて嬉しそうでした。
映画を観た方ならわかるかと思いますが、セリフのない劇中で鰐淵さんがバイオリンを奏でるシーンがあります。
誰もがこの演者が本格的にバイオリンを習得した姿だとわかり、劇場内にピンと張りつめた空気が感じられたのはスクリーンでの上映の醍醐味だと感じました。
杉田監督は鰐淵さんをあてがきにして脚本を書き上げたそうです。
トークでは杉田監督が語る映画撮影秘話と映画祭への思いを中心に語っていただきました。
「貝ノ耳」は映画祭に足を運び、この映画祭のプログラムの中で「貝ノ耳」を選んだお客様に観てもらいたいと。
また実は杉田監督が学んだシナリオセンターの先生である坂井昌三さんは最近、亡くなった市川準監督とお仕事をしたことがあり、その思いをステージで述べていただきました。
そして杉田監督のミューズでもある品田涼花さんには今後、出演する作品についての思いを述べようとしながらも、うまく言葉がならず鰐淵さんがささやき応援していたのは微笑ましかったです。
出演者たちがこの若い監督(日本の“恐るべき子ども”と呼びたい気にも)への熱い信頼の元に完成したことがよくわかったように思いました。
杉田監督の今後に大いに期待し改めて感謝します。

トークの後は杉田監督が提案したサプライズ。
監督はじめ出演者が出口にて観に来ていただいたお客様にお礼とごあいさつをしていただきました。
こちらは挨拶だけでいいかと思っていたものの、鰐淵さんはお客様お一人お一人に自ら進んで握手をし、言葉を交わしていたのは本当に驚きました。
やはり長岡への深い思い入れがそうさせたのだと思うのですが、それにしても一番お客様が喜んでくださることを実践し自ら飛び込んで触れ合う姿に真のファンサービスを見る思いがしました。
本当の大女優の姿を思いがけない形でナマで見てて言葉を失ってました。

その後はスタッフとともに記念撮影をしましたが、鰐淵さんはスタッフ一人一人にもやはり自ら握手をしてお礼の言葉をかけてくださいました。
当然、スタッフ一同が感激をしていました。もはや言葉もなくただ恐れ多くも感謝の気持ちでいっぱいでした。

そして韓国の“恐るべき子ども”かもしれないイ=ソン・ヒイルの「後悔なんてしない」で映画祭は無事に幕を閉じました。

打ち上げには鰐淵さんはじめ小林監督、五藤監督、杉田監督、坂井昌三さん、越智敏夫先生も参加しはてなく賑やかなに盛り上がっておりました。

ちなみに世界各国の映画祭に参加し密かにスタッフの中に自作の出演者を探しているという杉田監督は当映画祭でこれはと思うスタッフを見つけたそうです。
その役の条件は絶対にシネフィルでなければならないそうですが、はたして実現するでしょうか、ぜひ実現してほしいですが。

その杉田監督は帰り際、今までに参加した映画祭の中で1,2位を争うほど楽しくフレンドリーなスタッフだったと感想を述べていました。
「実際はドロドロしてますよ」と返しましたが、最上級のほめ言葉としてとても嬉しかったです。
ちなみに打ち上げに深夜までお付き合いいただいた後に終電に乗り、そのまま新作のロケハンに真っ暗やみ、しかも雨の中に行くという杉田監督の尋常でないパワーに改めて畏敬の念を覚えました。

この映画祭に関わりご協力をいただきましたすべての方々に厚く感謝を申し上げます。
またいつも行き当たりばったりの進行でご迷惑をかけながらも映画祭を影で支えていただきましたリリックホールの職員の皆様にもこの場を借りて御礼を申し上げます。
そして足を運んでいただいたお客様、ありがとうございました。

すべてはマスィールの名のもとに。

2008.09.23 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

第13回長岡アジア映画祭 すべてはマスィールの名のもとに

映画祭


第13回長岡アジア映画祭すべてはマスィールの名のもとに
主催 市民映画館をつくる会
共催 長岡市・長岡市国際交流協会

日時 2008年9月15日(月祝)〜9月21日(日)


会場 長岡リリックホール
http://www.nagaoka-caf.or.jp/

*上映作品・スケジュール
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-109.html

*映画祭実行委員(ボランティアスタッフ)募集! 詳細はお問い合わせください。




●前売券●
・1回券 900円
・3回券 2400円
・フリー券 5500円
●当日券●
・一般・1000円
・小・中・高校生、シニア(60才〜)、障害・療育手帳をお持ちの方、
介助の方、外国籍の方 600円


●プレイガイド●
長岡市:大和長岡店、ジャスコ長岡店、文信堂長岡店、パルス、ラ・ボントーン、いろは商店、喫茶いそしぎ、キャラメル・ママ、ら・なぷぅ、豆腐屋わむ、島津レコード、長岡技術科学大学売店、長岡市社会福祉協議会、長岡商工会議所、長岡リリックホール、長岡市立劇場、市民映画館をつくる会、でくのぼう(与板地区)、小林書店(栃尾地区)
新潟市:シネ・ウインド
三条市:みずすまし、チャイナネットワーク
柏崎市:et cetera(えとせとら)
十日町市:十日町シネマパラダイス


●お問い合わせ●
市民映画館をつくる会
〒940−0066 長岡市東坂之上2−2−2スズランビル4F
TEL/FAX:0258−33−1231
メールお問い合せ:tsukurukai@lds5.com

公式HP
http://www.mynet.ne.jp/~asia/

広告協賛をいただきました企業・団体
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-121.html

2008.09.21 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

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