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夢幻さすらい

筆子、その愛

当会が2007年3月に上映会を開いたのが「筆子、その愛 -天使のピアノー」。
“福祉”などという概念がない明治の時代に障害児教育に尽力し、
社会福祉の発展のために生涯を捧げた石井筆子さんの伝記映画です。

と、いいながらも石井筆子さんの名は恥ずかしながら知らずにいて、
この映画の上映をきっかけにこんな偉大な方がひっそりと歴史に埋もれてたのかと
知って驚き深く尊敬し、上映に携わったメンバーも声を揃えて感動をしていました。
もちろん、音声アシスト上映を実施し、市立劇場の正面玄関から長い階段を杖とともに
視覚障害者の方々が福祉の先駆者の映画を観ようと駆け上がってくる姿にグッとくるものがありました。
たくさんの方が観に来ていただいたので、筆子さんも喜んでいただいたのではと。

この映画の美術を手掛けたのが映画美術の巨匠、木村威夫監督です。
惜しくも先月21日に91歳で亡くなられました。
鈴木清順監督、熊井啓監督、それに林海像監督の一連の作品を
手掛けていることで知られており、日本映画史に名を刻む巨匠と呼ばれながらも
低予算の映画にも数多く参加しており、決して潤沢な予算と言えない筈の「筆子、その愛」も
おそらく筆子さんの生きざまに感じるものがあって引き受け、
鹿鳴館や滝乃川学園の再現に挑んだのではないかと想像します。
しかし、「筆子、その愛」の脚本はかの「極道の妻たち」で知られる高田宏治氏でもあるので、
木村美術監督とともに、筆子さんに魅せられたのか、山田火砂子監督の
心意気に感化されたのか、ヒロインの常盤貴子さん共々凄いメンツでした。

木村威夫監督は近年、監督業にも精を出しながらも、
残念ながら遺作となった「黄金花-秘すれば花、死すれば蝶-」は
県内では5月22日よりシネ・ウインドで公開されます。
製作には小林三四郎さん率いる太秦も参加しています。

当会事務所の廊下には木村威夫監督のサイン色紙が飾られており“夢幻さすらい”と添えられていました。

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2010.04.14 | Trackback(0) | ごあいさつ

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