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愛があれば 美しいでしょ!



いまだ年賀状の宛名書きを終えてないのになんですが、
今年の当会の主な活動は

4月3日 「ディア・ドクター」上映会
8月7日 「ハート・ロッカー」上映会
9月6日~9月12日
     「第15回長岡アジア映画祭」

以上となりました。
当会の活動に御理解と御協力をいただきました方々、誠にありがとうございました。

振り返れば20年目となった今年でも初めてのことがたくさんありました。
映画祭に限っても留学生の母国紹介、
初めて海外からゲスト(韓国のキム・テギュン監督)の招聘、
海外との作品上映の交渉(KJ音楽人生)、
超一流のバンド(モアリズム)のライブ等々、
いづれも初めてになるので戸惑うことも含めてドタバタしながらも、
嬉しかったことが映画祭のために
一肌脱ごうと協力していただいた方々がいらっしゃったことでした。
そんな方々にいつも支えられて当会も20年となったのではと思います。

その反面、今年は参加して下さるスタッフが少なかったことが本音を言えばキツかったです。
そんな中で、映画祭の9月11日のプログラムが終わった後、
翌日最終日の「キャタピラー」に沢山のお客様が来ることが予想され、
どのような段取りで入場していただくかで最後の詰めをその場のスタッフでしたところ、
意見が分かれながらも最終的にまとまり、
迎えた本番、本当にたくさんのお客様が訪れ整理券番号順に並んでいただき、
全てのお客様を客席に運び観賞していただいたのは、
当会の団結力の強みを見たように思いました。
その日の夜、若松孝二監督、キム・テギュン監督、真利子哲也監督等の素晴らしいゲストと
打ち上げをした際の記念撮影した際のスタッフ達の充実した笑顔は誇りに思えました。

それだけに当会の魅力というか面白いことを発信しきれなかったのが悔やまれます。
ぜひ当会に興味を持たれた方はご参加ください。
新年2011年は1月11日(火)夜、当会事務所にてスタートします。

改めて今年1年、そして当会20年、ご支援いただきましてありがとうございました。

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2010.12.31 | Trackback(0) | 当会の活動報告

「チョコラ!」ケニア上映会報告と小林茂監督応援会 (仮)



会場 長岡市立中央図書館 講堂

日時 2011年3月13日(日) 
開場 13時30分~ 開演 14時~

会費 1000円

主催 市民映画館をつくる会/「小林茂監督の仕事」Oタスケ隊

以上の企画を進めています。
先頃、小林監督が訪れたケニアの姿と着手した新作への意気込みを映像とともにお話ししていただこうと思ってます。
また詳細が決まりましたらお伝えします。
ご協力いただける方を随時募集しています。

2010.12.30 | Trackback(0) | お知らせ

人生花火



今夏、当会で長岡花火を河川敷で観覧した際、新潟からカメラマンが同席しました。
小林茂監督からの依頼で翌日の長岡花火を撮影するので事前に花火の姿をつかんでおきたいと。

長岡高校の昭和44年卒業生が今年還暦を迎えるため記念の花火を打ち上げ。
あわせてビデオを撮影してまとめるため後輩の小林茂監督に協力依頼があったそうです。
その後、どうなったのかと気になってたのですが、
先日、「人生花火」とタイトルのついた完成したDVDを小林茂監督から見せてもらいました。

冒頭は小林監督のインタビューで在籍時の恩師がこの44年卒業生のヤンチャなエピソードを紹介。
紹介されるのは羽賀友信長岡市国際交流センター長や長島忠美議員など現在活躍されてる方々。
苦笑いしながら話す恩師の姿に変わらぬ教え子への愛情が感じられました。

卒業生たちは米百俵の精神から寄付を募りカンボジアに学校を建設したりと活躍、
今回は還暦という節目で長岡花火を打ち上げようとする卒業生たちを追っています。

長岡まつり当日は「威風堂々」とともに盛大に打ち上げられる大輪の花火。
DVDからでもさすがの迫力でとらえられていました。
そして河川敷の席で歓声をあげて涙を流して喜ぶ卒業生たち。
みなさん失礼ながらいいオジサン、オバサンとなっていましたが、
人生の頂きに立っている充実したイイ顔が揃っていました。
まさに「人生花火」です。

長岡をまわってつくづく感じるのは長岡高校卒業生達の強固なネットワーク。
その絆の大きさをもこのDVDでも感じました。

2010.12.29 | Trackback(0) | ごあいさつ

NOBUHIKO OBAYASHI ´S HOUSE



今春スリランカに渡ったダイスケ君に当会も登場する
大林宣彦監督の著作『日々世は好日』を貸したところ、
周囲に日本人もいない環境の中で貪るように読んで深い感銘を受けたそうです。

先日、“「長岡映画」製作委員会”を通して当会事務所の本棚にあった資料を
大林監督に先のダイスケ君のことも書いた手紙を添えて送っていただいたところ、
監督より直筆のハガキが届いていました。

来年撮影予定の長岡映画について「良い映画をと一生懸命で取り組みますので宜しくね!」
意外とお茶目な文面でちょっとたじろきました。

そしてダイスケ君へのメッセージもありきちんと読んでいただいたのが嬉しかったです。
もちろんダイスケ君にメールでお伝えしました。

大林監督の長編デビュー作『HOUSE』は現在アメリカやヨーロッパで公開されてるそうで、
来年2月に大林監督はアメリカでの上映に招待されるそうです。
欧米の誰が“発見”したのかはわかりませんが、
77年当時の日本映画に革命を起こした衝撃作に今ようやく時代が追いついたということでしょうか。

〈 日本人監督・大林宣彦の映画『HOUSE』がアメリカの劇場で公開されるまでに33年の月日を要したが、今がまさに絶妙のタイミングと言えるだろう。なぜならばこの作品は1977年日本公開時から現在においても時代の先を行く作品であり、これからの未来、人類がテレパシーでコミュニケーションを取り、“栄養素豊富”なお風呂で眠るようになる日を迎えてもなお、いつまでも時代の先を行く映画であり続けるだろうから 〉
-IFC.COM

『HOUSE』には杉田愉監督作『貝ノ耳』の上映と共に一昨年の当映画祭にお越しいただいた
鰐淵晴子さんがとても美しい役で登場しています。
鰐淵さんはお父様が長岡出身と長岡に縁深いだけに撮影予定の新作に出演してほしいと夢想しました。

2010.12.28 | Trackback(0) | 当会の活動報告

ONLY YOU



今晩の本年最後の上映企画室は昨日、事務局長と小林茂監督宅を訪れたことを含め、
「チョコラ!」ケニア上映報告会の日時と段取りの確認。

あとはただ年賀状の宛名書きをしていました。
というわけで元旦着はほぼ不可能となりました。
申し訳ありません。

以上、上映企画室は月曜夜事務所で開いてます。
(ただし祝日はおやすみ)
お手伝いいただける方は随時募集しています。

いつも思ってましたがやはり人手が足りないのでよろしくお願いいたします。

2010.12.27 | Trackback(0) | 当会の活動報告

ソウル シネコン巡り‏

*S東京特派員より先日出張先のソウルで体験したシネコン巡りレポートを掲載します。
すでに東京よりも進んでいるようで、ジョー・ダンテ監督の名作「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」に登場する劇場のようなギミック(仕掛け)を結構な資金を投じて実現してるのは素晴らしいです。
ウィリアム・キャッスルも大喜びでしょう。

1225.jpg

半年ほど前に韓国のシネコンのHPを見ていたら上映作品がすべてデジタル上映。
日本ではすべてデジタル上映可能で話題になった新宿バルト9がいまだにフィルム中心なのにずいぶんと進んでいるのだなと、感心しました。
それで韓国の映画館の様子を見てみたいと思っていたのですが先日ソウルに行くことができ、いろいろとシネコンを廻ってきました。

1225ソウルHI3F0373

シナス ソウル大
地下鉄を降りてすぐ通路からビルに入れるので便利です。
6階にチケットカウンターがありこじんまりしたシネコン。
ここで見たのは韓国映画「みみっちいロマンス」。
なんと2Kの上をいく4Kでの上映。
4K上映なんてハリウッド映画でしか見たことありません。
まず色合いがかなりフィルムとは異なる印象。
そして画面のきめ細かさ、なめらかさがかなり際立ってました。
好き嫌いは分かれそうですがフィルムとは違うデジタルシネマのように感じました。
フィルムに変換したらこの独特な調子はなくなってしまうのではないか、そんな繊細な画面です。
ここでは韓国映画「キム・ジョンオク探し」も4Kでの上映でした。

1225シナスHI3F0386

シナス 梨水(イス)
こちらは画質、音響にこだわった劇場ということで同じ系列のシナスソウル大に比べて音響がたしかに違いました。
見たのは「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」(デジタル上映)。
迫力がありながら不快さを感じない音で、今回見た中では一番印象に残る音響でした。
しかし画質に関してはCGVで見たIMAXデジタルにはかなわないですね。
IMAXデジタルに比べ暗い画面でした。
まあIMAXは特別でこちらが普通なんだと思います。

1225龍山HI3F0376

CGV龍山(ヨンサン)
ここでは4Dplexで「ナルニア国物語」、IMAXデジタルで「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」を見ました。
4Dplexはアミューズメントパークにあるアトラクションのような劇場で、映画の内容に合わせて特殊な仕掛けが作動します。
「ナルニア」では、絵から水があふれ出すところで水滴が顔にかかる。
空撮では空中を浮いているように椅子が動く。
カメラが急降下するとそれに合わせて落下するように椅子が動く。
船が風を受けて進むと場内にも風吹く。
登場人物が背中を押されると椅子の背もたれから何か出て背中を小突く。
派手な爆発シーンでは場内にフラッシュが点灯。
美しい妖精が現れるといい香りが漂う。
などなど…暗闇の中で感覚が敏感になっているせいか画面に連動した仕掛けが作動することですごい臨場感があります。
本当に手に汗をかいたりどきどきしたりしました。
身体的反応が実際に起こるとは思いませんでした。いやあ楽しかったです。
料金は3Dということもあり18000ウォン(日本円で約1300円ぐらい)。
普通の映画は8000ウォンだから倍以上しますが2時間アトラクションに乗ったようなものだから安いものです。
日本でもやってほしいですね。通常料金プラス1000円ぐらいなら見に行きたいです。

一方でがっかりしたのは同じシネコンにあるIMAXシアター。
なんとフィルムからデジタル上映に変わってました。
フィルムのIMAXが見たかったのに…同じ劇場なので広々とした空間なのが救いですがスクリーンの上下は若干狭くなった印象です。
このスクリーンではフィルム版IMAXはムリそうな気がします。がっかりでした。
前述したように、大画面用にIMAX独自の映像処理を施しているのと2台の映写機で映写していて鮮明で明るいのはよかったです。

1225コエックスHI3F0385

MEGABOX(メガボックス) コエックス
地下鉄の三成(サムソン)駅を出て通路を歩いて行くとすぐにコエックスモールに着き、さらにモールの中を歩くとMEGABOXにたどり着きます。
2000年にオープンした16スクリーンもある巨大シネコンです。
こちらでは「キム・ジョンオク探し」、「ライブ・イン・3D 2AMショー」を見ました。
ちなみにここも全てデジタル上映です。
「キム・ジョンオク探し」はイム・スジョンとコン・ユが主演のラブコメディ。ミュージカルの映画化ですが映画のほうはストレートプレイでした。
興行成績では「みみっちいロマンス」に負けてるようですが私にはこちらのほうが楽しめました。
画質はデジタルではよくあるかっちりした鮮明な画質。
レッドワンカメラを使って撮影されたようです。
「ライブ・イン・3D 2AMショー」は男性4人のグループ2AMのライブを3D収録したもの。
このグループは全く知らないのですが3Dなので見ました。
3D撮影のためかライブといってもスタジオ収録なのでいまいち盛り上がりませんが3Dらしい臨場感はあって、やはりコンサートに3Dは有効だと感じました。
21時ぐらいの開始なので観客はそんなに多くなかったですが3人連れの若い女の子たちが熱心なファンらしく時折画面に向かって歓声をあげていたりして雰囲気はよかったです。

1日しか使えなかったのでこのくらいしか見れないのは残念でした。
特に韓国映画は2本しか見れなかった。
シネコンで普通に見れる韓国映画が2本だけというのは少なすぎる気がします。
11月24日公開のハン・ソッキュ主演の「二階の悪党」や12月1日公開のチャン・ドンゴン主演の「ウォリアーズ・ウェイ」も私が行ったシネコンではやってませんでした。
成績よくないと早々に打ち切られるようです。
でも私が行ったあとには「黄海」やチャ・テヒョンの「ハロー・ゴースト」が封切られているし、毎週新作があるから別に構わないのかもしれませんが。
デジタル上映のクォリティーが高いのはよかったです。
フィルムに比べたらデジタル上映は手間がかからないから将来的にはデジタルに移行すると思うのですが、フィルムより劣るクォリティーであっては本末転倒です。
その点、これらのシネコンはすべて十分な品質を持ってると思いました。
早く日本でもデジタル上映が発展してほしいです。

2010.12.26 | Trackback(0) | 当会の活動報告

Someday At Christmas



当会活動を通して知り合った方々、もしくはメンバーが
海外に行くと知ったらすかさずかの国からポストカードを送っていただけないかお願いしてます。

その国の切手に興味があったりするのですが、
今年はロンドン、ジャカルタ、シカゴ、ソウル、ケニア、モナコ等々、
LAからはクリスマスカードが届きました。

壁に貼るとちょっとした世界旅行の気分が、というのは大袈裟ですが、
送っていただきました方々、ありがとうございました!

20101225162111.jpg

2010.12.25 | Trackback(0) | 当会ご案内

War is over, if you want it



“閉会の挨拶で「ガチョーン」と言ったら、
客席でみんなで「ハラホロヒレハレ」ってずっこけるから”

今年の映画祭、9月11日の打ち上げの席で(思えばほとんど連日打ち上げをしたような)
こんなことを話していました。

映画祭の開催期間中に映画人の訃報がよくあり、
そのことを強烈に意識したのは「第3回」の映画祭打ち上げの時に、
黒澤明監督の訃報という衝撃が流れ、一同献杯をしました。

今年は残念なことに谷啓さんの訃報があり、
その夜、敬意を表して冒頭のことを打ち合わせしていました。
最も今年の閉会は学生の林君が丁寧な挨拶をし打ち合わせだけで終わってしまいましたが。

当会では谷啓さんの作品は「SFサムライフィクション」と
「スウィングガールズ」の上映会を開いています。

特に中越大震災の後、最初の上映会として震災で疲れた中越の皆さんに、
喜んでもらおうと企画し矢口史靖監督や上野樹里さんからメッセージを
いただき開いた「スウィングガールズ」上映会。

映画の中で谷啓さんは出番は短いながらもトロンボーンを手にした音楽教室の先生を演じ、
映画の作り手たちが偉大なコメディアンへの敬愛の念を示したシーンに嬉しく思いました。
もちろん「スウィングガールズ」は多くのお客様がたくさん足を運び大好評でした。

谷啓さん、おつかれさまでした。

2010.12.24 | Trackback(0) | 当会ご案内

— half awake —

*長岡出身の東條政利監督より新作のご案内が届きましたのでご紹介します。
主演は初監督作「ジュウブンノキュウ」と同じく中泉英雄さんです。



「half awake」(30分)

内容:子供のときの約束。妻の死。これらが男を恐怖に引きずり込む。

出演:中泉英雄
   芳賀めぐみ
   奥悠輔、武田樹里絵
撮影:西垣文順
監督:東條政利
 
2011年1月15日(土) 19:00〜19:30
料金 500円
 ※監督、出演者の舞台挨拶を予定

会場 下北沢 トリウッド http://homepage1.nifty.com/tollywood/ 
 

2010.12.23 | Trackback(0) | お知らせ

YOU ARE UMASO

シネマチャオより紹介があり、
宮西達也の人気絵本〈ティラノザウルスシリーズ〉を映画化した
アニメーション『おまえうまそうだな』が12月25日よりシネマチャオで公開されます。



『おまえうまそうだな』公式HP http://www.umasoudana.com/

作品時間89分

監督 藤森雅也 原作 宮西達也
脚本 村上修/じんのひろあき

声の出演
原田知世/加藤清史郎/別所哲也

エンディングテーマ 平原綾香

劇場 シネマチャオ HP http://cinemaciao.net/movie/index.html 

日時 12月25日(日)~1月10日(祝日)
   *1月1日、6日、7日は休館

1日2回上映 
1回目 9時45分~11時15分  2回目 11時45分~13時15分

料金 大人当日 1800円 子供(2才以上)1000円

お問合わせ 電話025-269-2542

*大人1300円、子供800円で観賞できる割引券は当会事務所にあります。

2010.12.22 | Trackback(0) | お知らせ

今年もイロイロありましたけども 来年もずっと隣にいて



昨日の上映企画室は年賀状の宛名書き及び、デザイン作成に悪戦苦闘となりました。
結局デザインの方はなんとか作成でき印刷に突入できましたが宛名書きははたして、、、

毎日新聞に掲載された杉田愉監督インタビューはこちら。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20101218ddlk15200003000c.html

画像は宮内北公園前のコレクター長谷川さん宅のクリスマスイルミネーション。
ちょっと裏道に入るのですが、突然きらびやかな光にまみれて、
ここはディズニーランドかと一瞬錯覚するほどです。
個人宅のイルミネーションとしては長岡随一といっていいでしょう。
10年目となる今年は12月25日まで連夜9時まで輝いています。
お時間かありましたらぜひ見に行ってください。
とはいえ当然、長谷川さんはすでに来年の構想に入ってます。

また現在、長岡新聞には「半券が語る長岡の映画上映史」と題して、
長谷川さん所有の映画チケットのコレクションが連載。
宮内北公園では長谷川さん達が立ち上げたという賽の神を新年1月9日16時より催すそうです。

2010.12.21 | Trackback(0) | 当会の活動報告

明日も訪れる何かが 正しい やさしいであれ 出雲にて19

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一畑薬師の参拝を終え「もんぜん」の後、“出雲的文化人”高嶋さんのお見送りを経て、
名残惜しい出雲を20時出発。

柴田監督とサイタマノフリョウは交互に運転を交代して、
車はいつしか夜の東名高速を抜けて朝方には東京、それも西荻窪駅に着いたのは朝の7時前。
人に運転を任せてこちらはぼ寝ていたのに言うのもなんですが、
一晩で着くとは日本て意外と狭いんだと。
改めて運転本当にありがとうございました。
ここで皆さんとお別れして一同解散。

まるで夢から醒めたように出雲の出来事、
そして素晴らしき人達と出会い濃密な時間を過ごしたことを、
脳内で反復しながら長岡へと向かいました。

途中、「SRサイタマノラッパー」でみひろ演じるヒロインが
上る岡部駅のあの階段を列車内から目にし感激したりと。

以上、だらだらと書き連ねてきましたが、
今年二月末の僅か三日間の旅の出来事が年の瀬が押し詰まった
今でも忘れることができないでいます。

柴田昌平監督の「ひめゆり」に続く劇場長編作「森聞き」は
来春3月より全国順次公開されます。

■■映画「森聞き」morikiki作品紹介
100人の高校生が100人の「森の名人」を訪ねる試みが続けられている。
山の暮らしの知恵や技、人生を聞き書きするためだ。
綱一本で大木に登る76歳のおじいちゃん、10歳から焼き畑を続けてきた85歳のおばあちゃん。
そんな暮らしが日本にあることすら想像していなかった高校生たちは、年老いた名人の言葉に揺さぶられて行く。進学や就職、今まさに人生の岐路に立つ高校生4人を追った。
日本の中のさまざまな断絶――都市と農村、伝統的な暮らしと現代化された暮らし、世代と世代――そうした断絶を埋め合わせることの可能性を見つめた。

映画「森聞き」公式HP http://www.asia-documentary.com/morikiki/

また12月25日にはBShiで柴田監督率いる
プロダクション・エイシアの2作品が放映されます。

午後3時より「世界里山紀行 フィンランド 森と共に生きる」は柴田監督が演出。
午後4時半より「世界里山紀行 中国・雲南 竹とともに生きる」は柴田監督が
プロデューサー&企画・構成を担当しています。

http://www.nhk.or.jp/bsbest/category/category_02.html

2010.12.20 | Trackback(0) | 当会の活動報告

池谷です!『延安の娘』再放送のお知らせ‏

*池谷薫監督より当映画祭でも上映した『延安の娘』の再放映のお知らせが届きましたので、
抜粋して掲載します。

延安の娘 チラシ

【転送大歓迎】

隅田川の川べりで、ピンクのウサギの着ぐるみを着て、
年賀状の写真を撮っている家族を見かけました。
さすがに恥ずかしいのか、早朝6時のできごとでした。

さて、『延安の娘』再放送のお知らせです。
今回は「BSベスト オブ ベスト」という枠での放送です。
これもちょっと恥ずかしいですね。

12月26日(日) 21:05~ NHK-BShi
http://www.nhk.or.jp/bsbest/program/program_04.html

今月は卒業制作の仕上げで連日うなっておりました。
映画祭への出品や、一般公開を考えたい作品ができました。

感謝をこめて

池谷 薫(いけや・かおる)
映画監督・立教大学特任教授

2010.12.19 | Trackback(0) | ごあいさつ

Fantasyが始まる



昨晩のミーティングは、
そのまえに「長岡映画」製作委員会事務局に顔を出し、
「この空の花」映画製作に提案書を提出。
それを受けて今後の方針を確認していました。

長岡空襲の資料を探しているようなので、
事務所の本棚に触りでも触れてる資料があるので、
提供してみようとなりました。

2010.12.18 | Trackback(0) | 当会の活動報告

自己紹介 私の1本



当会望年会恒例、参加者が今年のベスト映画とともに自己紹介する時間。
以下、挙がった作品を順不同で。

「おとうと」「107+1~天国はつくるもの~part2 」「第12回長岡インディーズムービーコンペティション受賞作」「ディア・ドクター」「キャタピラー」「ミツバチの羽音と地球の回転」「ゲゲゲの女房」「悪人」「SRサイタマノラッパー2」「春との旅」「行きずりの街」「ハート・ロッカー」「あぜみちジャンピンッ!」「エル・スール」「ナイト&デイ」「名前のない女たち」「ウィリアム・ケントリッジのアニメーション」等々、そしてダントツのトップとして挙げられたのがキム・テギュン監督「クロッシング」でした。

ちなみに自己紹介の中で今年大阪から赴任した新聞社支局長が、
「この会を知り参加して長岡は本当に面白いところになった」と語った後に、
今年の映画祭二次会で若松孝二監督を前にした当会の人間関係を凝縮した宴会芸を披露し、
一同大爆笑、やんやの喝采を浴びていました。
さすが大阪の人だと。

2010.12.17 | Trackback(0) | 当会の活動報告

こんばんは、杉田です。

*杉田愉監督より「第8回モナコ国際映画祭」で最優秀助演女優賞を受賞した
『花に無理をさせる』の報告が届きましたのでご紹介します。
画像は出演し映画祭に出席した甲斐真弓さんです。

Mayumi Kai in MONACO

御報告が遅くなってしまいましたが『花』キャスト・スタッフ達は
欧州大寒波のなか全員が皆無事に帰国の途につきました。

「最優秀助演女優賞」の副賞として深紅のフェラーリが丸山桃子さんに
進呈されまして・・・というのは冗談ですが、
写真の甲斐真弓さんにとっても素晴らしい南仏の旅と映画祭だったそうで何よりです。

初対面の時に「ちょっといいですか?」と布切れに連絡先を針と糸で刺繍を施すのには
ゆったりと時間を費やしてましたが、国際運転免許はあっという間に習得したのだそうです。
あ、フェラーリは運転してないです。

彼女もまた私と「心拍数が同じなのではないか」と思うほどかけがえのない
大切な方なのでもし今後映画祭で長岡を訪れる機会が巡ってきましたらぜひ
御紹介したいと思っております。

真夏の炎天下が恋しくなるほど長岡も柏崎も寒波が到来してきましたね。
寒さ厳しい折、どうかご自愛くださいませ。

杉田 愉

2010.12.16 | Trackback(0) | ごあいさつ

恋ING

20000325_シュリ_長岡市立劇場_27

当会の本拠地のひとつ長岡市立劇場。
先月、上映会とは別の客層が全国から集い盛り上がる中、
スポットライトを浴びて歌われたのは「恋ING」
恋する喜びを初々しく甘く歌ったこの曲をひとりで
この歌の主人公のように感情豊かに気持ちを込めて歌っておりました。
その姿は加入当時とは別人のように自信に満ち溢れてました。
ホントに大きくなったなぁと

あちこちで目にしてきましたが、まさかラストツアーをこの地で目にするとは。

十日町にネットムービーの撮影に来たJJ。
ヤスダヨーグルトが大好物だというLL。
ともにさよならは惜しいですが、ともかくおつかれさまでした!

「皆さん、LLより幸せになって下さいね」

2010.12.15 | Trackback(0) | ごあいさつ

最後の夜が来たら 強気な振りしながら 泣いちゃうかも



昨晩のミーティングはまず望年会の感想。
初参加の新聞記者の皆さまはいづれも県外出身者。
そして各地に赴任してきた経験から、
当会を面白そうな場所と認識し、
この忙しいさなかに参加していたのはとても嬉しく思いました。
この面白い場所というのを浸透させて、
多くの方が当会に参加していただきたいと思いました。
そして「Nくんのほかほか鍋はますます美味くなった」と。

続いて先週の「長岡映画」製作委員会の懇親会に参加した事務局長の報告。
大林宣彦監督に当会がこれまでの大林映画の上映について話し、
最近では「その日のまえに」上映会でお手紙をいただいたお礼をお伝えし握手をしてきたと。
それを踏まえて当会で企画を発案しこの映画への提案をまとめて、
製作委員会に渡そうとなりました。

この空の花 「長岡映画」製作委員会 HP http://www.locanavi.jp/konosora/

「長岡映画」製作委員会 渡辺千雅代表インタビュー
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20101212ddlk15070030000c.html

また小林茂監督のケニア報告会は松之山を中心にした次回作の応援も含めて
来年3月13日に開こうと会場を借り押さえしました。
それに合わせて準備をしていくことに。

そして本日は五藤利弘監督から連絡があり、
早くも次回作が決定したそうです。
十日町を舞台に吉本興業全面協力で撮影、
完成後は来年3月の「沖縄国際映画祭」で上映されるそうです。

新潟県十日町市ロケ応援団/BLOG http://www.10city-loca.com/blog/

やはり「モノクロームの少女」で地元にこだわったことで、
この地域映画に抜擢されたことをとても喜び張り切ってるようです。

他に「花に無理をさせる」がモナコ国際映画祭で最優秀助演女優賞を受賞した
柏崎在住の杉田愉監督は現在、取材依頼が多くあるようで、
先日は毎日新聞のインタビューを受け、
今度はNHK新潟、テレビ新潟に続いてのテレビ出演が
12月16日(木)17時54分からのNSTスーパーニュースに登場するそうです。

長岡出身の東條政利監督も新作「half awake」を完成させたり、
先週の新潟日報には「Anne Jennings」の同じく長岡出身、
渡部翔子プロデューサーが長岡での撮影を考えているという記事が掲載されたりと、
何やら中越は慌ただしくなってるようです。

しかし当会年賀状の宛名書きは終わるのか、それ以前にデザインもまだですが。

2010.12.14 | Trackback(0) | 当会の活動報告

ほかほか鍋 2010



望年会名物当会シェフのNくんが腕を奮う“ほかほか鍋”
今年はにんにくと生姜が効いたピリリと行こう!“サンラータン鍋”
次に奥深い辛味と甘みの調和が絶品“坦々ゴマ鍋”
そして締めは大量のうどんを投入した“坦々鍋焼きうどん”
いづれもN君は望年会の進行を見定めて一番うまい時に皆さんに味わってもらおうと奮闘。
当然、参加者からは大好評でおかわりの嵐となり、
瞬く間に失せて行きました。

台所を行ったり来たりするからN君も大変だろうから、
今度はもっと大きな鍋で作ったらどうかと提案がでましたがはたして。

いつも思うのですがこの鍋を味わうだけで、
当会望年会の参加はアリではないかと。

もちろん事務所という広くないスペースのなかで、
普段会う機会のない方々と懇親を深める時に、
このほかほか鍋は大きな威力となっています。

ごちそうさまでした!!

*写真は“坦々ゴマ鍋”

2010.12.13 | Trackback(0) | 当会ご案内

さあ踊ろうよ Yeah 今日はお祭りだ



昨晩の望年会はまずダイスケ君がスリランカで撮影したショートムービーを流してスタート。
かの国でも仲間をつくり映画撮影に励むダイスケ君に一同敬意。

今回は初参加の報道関係者が今までになく数多く出席。
そのため映画はもちろん長岡のまちづくりなど、
かなりハイレベルな意見交換を交わす場となり、
毎年参加のシネ・ウインドの齋藤代表もいるので
この顔ぶれならばどこかを借りてちょっとしたシンポジウムができるようでした。

それに乗じて小林茂監督、五藤利弘監督の新作について紹介。
引き続いての応援、協力を皆さんにお願いしました。
また他にも長岡絡みの映画が進行中なのでそちらも紹介。

それと事務局長からは先日参加した大林宣彦監督の「長岡映画」製作委員会の報告。
各自自己紹介にビデオを流したりとあっという間に時が過ぎていき、
大変楽しく充実した望年会となりました。

その合間に用意されたN君作成のほかほか鍋やオードブル、
持ち込みのお酒、おつまみ、ケーキ、手作りのお菓子は瞬く間に消えていき、
会長がいつも以上に酔いがまわってたのが印象的でした。

ご参加いただきました方々、ありがとうございました。

2010.12.12 | Trackback(0) | 当会の活動報告

もくまおう



現在、CoccoをBGMに望年会の準備中。

先程の買い出しでは鉄釜いりごま、鳥ガラスープの素、こんぶだし、うどん、木綿とうふ、挽肉、豚肉、若鶏もも肉、つみれ、にら、にんじん、チンゲン菜、だいこん、きゃべつ、白菜、長ねぎ、えのき茸、舞茸、ぶなしめじ、蒸しほたて、塩鮭、たらを購入。

これに調理担当N君が持参した調味料ではたしてどんなほかほか鍋になるのか。
今程、豆板醤、にんにく、生姜をいためて台所からいい匂いがしています。

望年会は19時スタート!です。

2010.12.11 | Trackback(0) | 当会ご案内

またあしたも絶対 平和じゃなきゃスネるよ



今晩のミーティングはお休みで、
明日の望年会の準備として掃除。

市内はもちろん県内各地に県外からも来て下さる他、
映画人もお越しくださるので楽しくできたらと。
そのため多少は綺麗になった気がしますが。

日時 12月11日(土)午後7時~
会費 お酒飲む方 2500円
    お酒飲まない方 1500円
    学生 1000円
*持ち込み歓迎!!

会場 市民映画館をつくる会事務所
    長岡市東坂之上2-2-2スズランビル4F

件名はこちらの気持ちを代弁しています。

2010.12.10 | Trackback(0) | 当会ご案内

この空の花 -長岡花火物語- (仮)



大林宣彦監督が来年撮影を目指す“長岡花火”をテーマにした映画。
仮題として「この空の花 -長岡花火映画-」とつけられた映画。
すでにマスコミ等で大きく報道されています。

慰霊の花火という長岡花火を目にし感動した大林監督が、
平和への思いとともに映画化を決意。
その映画支援を行う“「長岡映画」製作委員会”から当会にお誘いがあり参加しました。

冒頭、「ただいま」の声とともにこの映画作りを通して
大林監督が“第二の古里”となった長岡に帰ってきたことを告げ、
本作への思いを語った後に脚本を担当する長谷川孝治さんが紹介されました。
これから長岡の空気を感じて脚本にとりかかるようです。

「ふたり」「青春デンデケデケデケ」「はるか、ノスタルジィ」「HOUSE/ハウス」「水の旅人」「風の歌が聞きたい」「なごり雪」「その日のまえに」等々、
当会の上映会の中で最も上映してきたのが大林映画だったこと。
一本、一本の上映のために様々な喜怒哀楽の感情があったことを思い返し、
さらにもう約20年前に講演会のため長岡を訪れた大林監督の楽屋に
当時の会員がおしかけた際の記念写真をいまも事務所に額縁に入れて掲げているだけに、
その姿を長岡の地で目にするのは感慨深いものがありました。

大林監督が去った後は事務局からこれまでの経緯と
今後のスケジュールが話された後に参加者の自己紹介が述べられました。

当会としてもできる限り協力をしていきたいと思い、
まずは今度の望年会参加者に“映画製作へのご協力のお願い”のチラシを配布をします。

委員会の後は大林監督を囲んでの懇親会となり、
こちらは会長と事務局長が参加したので後日報告を聞きたいと思います。

お誘いをありがとうございました。

以下、いただいたチラシを転載します。

---------------------------------------------------

この空の花 -長岡花火物語- (仮)

映画製作へのご協力のお願い

私たちは今、大きな一歩を踏み出しました。

「長岡花火」を通し、
「幸せ」とは…
「平和」とは…

そんな問いかけを
「古里映画の巨匠」 大林宣彦監督のお力をお借りし、長岡、新潟から発信しようとしています。

 この「長岡花火」が伝える精神、人の心の思いを描く、人の願いの物語、夢のような「劇映画」として一本の映画を完成させたいと願っています。

世界中の爆弾を全て花火に替えたい

二度と爆弾が空から落ちてこない、平和な世の中であってほしいから…

 是非、私どもに物心両面に渉るお力添えをいただき、ご一緒にこのメッセージを全世界に向け発信させていただければと、切にお願い申し上げます。

平成22年12月
「長岡花火」製作委員会 
代表 渡辺 千雅

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作品概要

【作品名】    『この空の花』-長岡花火物語- (仮題)

【監督・脚本】  大林宣彦(映画作家)

【製作プロダクション】 (株)PSC/大林宣彦事務所
             プロデューサー 大林恭子

【キャスト】   現在、選考中

【製作費】    2億円

【撮影予定】   平成22年4月撮影準備開始~平成23年7月クランクイン~
         平成23年12月クランクアップ(予定)
         平成24年4月完成試写

【協力・支援】  長岡市/長岡商工会議所/長岡青年会議所/長岡まつり協議会
         /新潟県フィルムコミッション協議会/長岡フィルムコミッション
         ≪事務局≫長岡市商工観光課観光戦略室
              TEL0258-39-2221
              (長岡市東坂之上町2-1-1)

大林宣彦監督 プロフィール
1938年、広島県尾道市生まれ。3歳のときに自宅で出合った活動写真機で、個人映画の製作を始める。
1960年代より個人映画作家として世界を相手に映画作りを始める。
1964年頃からTVCMの制作に携わり、2000本以上もの作品を生み出す。
1977年に公開された『HOUCE/ハウス』で劇場映画に進出。以降もいわゆる商業映画を製作する映画企業には属さず、独立系映画作家として『ねらわれた学園』、『青春デンデケデケデケ』、『理由』をはじめとする数多くの作品をコンスタントに発表。なかでも、自身の古里で撮影された『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』は“尾道三部作”と称され、多くの映画ファンたちに愛され続けている。
『古里映画』製作をライフワークとし、殊に第二次世界大戦後の日本の歴史と平和を手操り寄せる道筋を、日本の古里や人びとの願いを映画の物語力を通じて喜怒哀楽をインクにしたジャーナリズムたる映画物語を世界に発信しようと勤めている。
第21回日本文芸大賞・特別賞を受賞した『日日世は好日』など、著書も多数発表。2004年春の褒章に於いて紫綬褒章を受章。2009年秋の叙勲で旭日小綬章を受章。

-------------------------------------------------------

~映画のスポンサー(出資者)・応援団(協賛者)を募集しています~

出資は一口1,000万円(各種営業上の権利が付帯します)
協賛は100万円以上の場合、「協力」として映画最後のエンドロールに記名されます。1万円~100万円未満は、映画本編に併せて作成されるパンフレットに「協賛」として記名されます。

詳細・お問い合わせは事務局(長岡市観光課)
電話番号:0258-39-2221へお願いたします。

振込口座のご案内(口座名はすべて‘ナガオカエイガセイサクイインカイ’)
北越銀行 本店営業部 普通 2019737
第四銀行 長岡営業部 普通 1799118
大光銀行 本店営業部 普通 3031958
越後ながおか農業協同組合 長岡支店 普通 0041005
長岡信用金庫 本店営業部 普通 1088249
郵便振替口座 00580-7- 100703

長岡ロケなび Topics http://www.locanavi.jp/topics2/log/eid93.html

2010.12.09 | Trackback(0) | 当会の活動報告

フィルメックスの感想 その2

―次にコンペティション部門。

「独身男」ハオ・ジェ監督「独身男」イェランさん
「独身男」のハオ・ジェ監督と出演者のイェランさん。

「独身男」
(10年中国)ハオ・ジェ監督
中国の農村に暮らす独身男たちが主人公。村のきれいごとではすまない濃厚な人間関係が描かれるがユーモラスですごく楽しい映画(やってることはあまり「ビー・デビル」と違わないのにえらい違い)。中心になるのは老人4人組の中では一番若い男。四川省の若い娘を嫁にもらったことから起こる悲喜劇。被害者になるときもあれば加害者になることもある、そんな一筋縄ではいかない人間くさい人々がすごく魅力的。
この作品は審査員賞を受賞しました。

想田監督「Peace」の想田和弘監督‏

「Peace」
(10年日本・アメリカ)想田和弘監督
「選挙」「精神」の監督が平和をテーマにした短編を依頼されて撮った作品。テーマを与えられて撮ることはないので断ろうとしたが、短編ならなんとか撮れるかもと引き受け、そのとき頭にあったのは奥さんの父親がえさをやっている猫たちの争いだったそうですが、それが撮っているうちに義父と義母が関わる福祉の仕事を追うことになり、福祉を受ける魅力的な老人に行き当たる。撮影対象になんの説明もせず、あるがままに撮るというスタイルなのは相手が自分に合わせてしまうのを警戒してのことらしい。その甲斐あってこの映画でも思わぬ映像が撮れている。こんな瞬間に出会えたらそれはすごいだろうなと思う。それはそれとして猫たちはかわいかった。

「夏のない年」プロデューサー「夏のない年」のピート・テオサウンドプロデューサー‏

「夏のない年」
(10年マレーシア)タン・チュイムイ監督
田舎の海辺の村に男が訪ねてくる。幼馴染としばらく時を過ごすがその目の前で男は突然姿を消す。場面は変わって過去になり、彼らの少年時代の日々が綴られていく。
美しい映像の中、顔もよく見えない登場人物たちが座ってひたすらしゃべったりだまったりとなかなか手ごわい映画で、観客に対してやわなサービスなどしないというハードな心意気がびしびしと伝わってくる作品でした。はまる人はどっぷりはまりそうな気がします。

「密告者」
(10年香港)ダンテ・ラム監督
ニコラス・ツェーが丸坊主の犯罪者で警察の密告者、ニック・チョンが犯罪組織の内部に内通者を作って捜査する捜査官を演じた刑事アクション。香港映画はずーっとこういう警察ものを作り続けていたせいか、考えすぎて突き抜けちゃったような作品が時々出てくるみたいです。フィルメックスでやるのはだいたいそんなのが多いですが、「密告者」もそんな映画。ニック・チョンの過去のトラウマは明らかに過剰すぎます。
それからグイ・ルンメイがボスの情婦という役を演じていて銃をぶっ放したり男もたじたじの活躍を見せたりこれでもかと痛めつけられたりと本拠地の台湾映画ではありえない扱いを受けているのも見所です。

「トーマス、マオ」
(10年中国)チュウ・ウェン監督
荒野の中にぽつんと建つボロ旅館に絵を描きに西洋人のトーマスがやってくる。旅館には主人のマオしかいない。トーマスは中国語がわからず、マオは英語がわからない。そこから生じる勘違いの数々がユーモラスに描かれるが、やがて意志の疎通が出来ないことが悲劇をもたらす…というところでこの映画、予想外の展開を見せます。一応前振りはあったのですが、とぼけた感じでよかったです。
上映後のQ&Aではインディーズ風の映画ですが製作は本格的で、美術スタッフはチャン・イーモウの映画のスタッフとか、旅館の前の湖はなんと人工湖で、川をせき止めて作ったとか。川をせき止められて生活水に困った地元民に堰を壊されて以後夜中は見張りを置いて壊されないようにしたという、地元民にとってはこの映画ただの迷惑だったのでは?というエピソードも披露されました。

「ビー・デビル」
(10年韓国)チャン・チョルス監督
ソウルでの生活に疲れたヒロインが生まれ故郷の離島に帰る。数少ない住民は若い男たちが働き手として優遇されそれを当然の秩序としているゆがんだ共同体だった。その中で男たちからは慰み者にされ、他の女性たちも奴隷のように扱われていたヒロインの幼馴染。凄まじい虐待を受けていた彼女があるきっかけで島民を皆殺しにする顛末を描いた映画。殺人場面の凄惨さも凄まじいが、そこに至る経過がまたおぞましく異常な人間関係でぐったりさせられる。このあたりのよどんだ暗さを直視する厳しさは韓国映画独特のよさ。殺人鬼となった幼馴染とヒロインの対決の後のやりきれなさも重く心に残る社会派ホラー。

「アンチ・ガス・スキン」
(10年韓国)キム・ゴク、キム・ソン監督
ガスマスクをかぶった謎の連続殺人鬼が現れ、ソウルは恐怖に包まれる。多毛症の少女、恋人を殺人鬼に殺された在韓アメリカ軍兵士、ブルース・リーかぶれのひとり自警団青年、愛人を持つ市長候補の4人のドラマが平行して進む。
「ビー・デビル」がなんだかんだ言ってもこの映画に比べたら娯楽作品だと思える。そんな映画。野心や狙いは感じることができるし、魅力的な材料もある(多くはどこかで見たようなきもするが…)。こういう異形の映画がないとフィルメックスらしくないと思っている。

「愛が訪れる時」
(10年台湾)チャン・ツォーチ監督
「最愛の夏」や「きらめきの季節-美麗時光」などで社会の底辺で生きる人々の悲しみを描いたチャン・ツォーチ監督だが、去年のフィルメックスで見たオムニバス長編「お父さん、元気?」では少し雰囲気が変わってきたように感じた。今回の作品も主人公のヒロインを取り巻く環境は複雑で、ヒロインは家族が嫌いでしかたがない。しかしある出来事がきっかけで家族の愛情を知り、家族の一員として成長していく。そんな人生に対する肯定的なメッセージが伝わってくる気持ちのよい作品だった。とちゅう「おくりびと」の話題も出てきます。

―特集上映「アモス・ギタイ監督特集」ではこちらの1本を見ました。

「ゴーレム、さまよえる魂」
(91年ドイツ・オランダ・イギリス・フランス・イタリア)アモス・ギタイ監督
パリを舞台に旧約聖書の物語を現代の解釈で語りなおした作品、ということで土から出来た人物も登場するがホラーではないとのこと。メッセージは難解だがエッフェル塔や古い地下水道などパリの前時代の風景を使ったロケーションが魅力的。監督は映画マニアらしくサミュエル・フラーやベルトリッチを俳優として使っているのも楽しいです。

2010.12.08 | Trackback(0) | 当会の活動報告

フィルメックス感想

*S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は『東京フィルメックス2010』を二回に分けて掲載します。
今年のオープニングはアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の
カンヌパルムドール受賞作「ブンミおじさんの森」。
特派員は審査員でも来日してたアピチャッポン監督と話し
当映画祭のことを気にかけてたそうです。

東京フィルメ

東京フィルメックスに行ってきました。
この映画祭は「独創的な作品」「世界の最先端を行く作品」の上映をうたうだけあってユニークな作品が魅力です。しかしそれだけでなく、ひとつの会場で行われるので一体感があるのと頑張ればほとんどの作品やイベントも見ることが可能で映画祭自体を楽しむことができるのが魅力のような気がします。実際人気も上々のようでクロージングの韓国映画、イ・チャンドン監督の「詩」は売り切れで見れませんでした。
でも見れた作品もかなりの秀作ぞろいで充実した映画祭だったと思います。
それでは見た映画の感想を―

フィルメ パンフ

特別上映作品
「ブンミおじさんの森」
(10年タイ)アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
森のはずれで農園を営むブンミおじさん。体の調子が悪い彼の世話をするために義理の妹と甥がやってくる。夜になり食事をする彼らのもとに奇妙な者たちがやってくる…
今年のカンヌパルム・ドール作品。アピチャッポン監督作品は以前に「世紀の光」という作品を見ましたが、それよりは物語があり親しみやすく感じました。幽霊や精霊が登場する娯楽要素も楽しく、またそれらの背景にはタイの歴史も横たわっているという深みもある作品でした。

「海上伝奇」
(10年中国・オランダ)ジャ・ジャンクー監督
07年の「無用」あたりから非常にゆっくりとした静謐な画面が際立ってきたように思いますが、前作「四川のうた」の形式を踏襲してインタビュー部分もまるで劇映画のように美しい画面で作られた映画。戦前から現在までの上海を知る人々18人が出てきますが映画人の割合が多いのは上海という都市に監督が映画のような物語を見ているためでしょうか。香港映画ファンとしては「欲望の翼」に出演していたレベッカ・パンの姿が懐かしかったです。

「幻の薔薇」
(10年フランス)アモス・ギタイ監督
原題を直訳すると「クレジットの薔薇」でしょうか。第二次大戦が終わったフランス。ヒロインの少女マージョリーヌは結婚後、夫には内緒で月賦で高価な買い物を繰り返す。やがて結婚生活は破綻するが彼女の消費欲はおさまらない…
監督の話ではユダヤ的要素のない始めての映画だそうです。
監督に寄れば戦争による虚脱感が戦後に消費社会を作り上げた。その状況はアジアでも同じ。そして現在に続いていると。原作は53年に発表された小説という話で、そんなころからクレジット破産みたいな小説があったということに驚きました。ヒロインを演じたレア・セイドゥ(「ロビン・フッド」にも出演)の美しさも印象に残りました。

「溝」(10年フランス)ワン・ビン監督
「鉄西区」や「鳳鳴-中国の記憶」などのドキュメンタリー作品で知られているワン・ビン監督の初長編劇映画。内容は60年代に思想犯として砂漠地帯に送られた囚人たちが食料も満足に与えられず劣悪な環境の中次々に死んでいった史実を描いたもの。物語は中盤まで砂だらけの穴で暮らす囚人たちを距離を置いた感じで描き、明確な主人公もいない状態。これではフィクションにする意味がないのでは?と思ったところでまともな感情を持った人物が登場。その人物のおかげで今までのとなりで寝ていた人が次の瞬間には死んでいた、という状態に慣らされていた観客にいかにそれが異常な状態だったのかを思い知らされる。この劇的さが狙いだったのではないのかという気がします。しかし俳優って大変な職業だな、と思いました。ちょっと真似できない(したくない)すごいシーンがあります。

「トスカーナの贋作」(10年フランス・イタリア)アッバス・キアロスタミ監督
「友達のうちはどこ?」のイランの巨匠(今年70歳!)がイタリアで撮影した作品。
ジュリエット・ビノシュ演じるシングル・マザーはイタリアに講演にきた憧れのイギリス人評論家と街を歩く機会を得る。評論家のほうも彼女を悪くは思ってないようだ。いい雰囲気がふたりの間に漂うが、途中ふたりの関係はなにか異様なことになっていく。
―ネタバレになりそうなのでこれ以上うまく説明できませんが、いままで見たことのないタイプの映画でした。ふたりが街を歩きながらけんかしたり話しているだけなのですが。終始ワケが解らず不安になってしまう。こんな映画ははじめてです。
それでも楽しめたのは映画全体に前向きで陽気な空気が漂っていたためでしょうか。エキストラ俳優を拒否して起用したという地元の住民たちの演技も素晴らしかった。ジュリエット・ビノシュも今までに見た中で一番美しかった。
キアロスタミ監督の次回作は日本で撮影するそうです。全編外国語の「トスカーナの贋作」を撮ったことで日本で撮影する自信がついたとのこと。あと同じくイラン人のアミール・ナデリ監督が日本で映画を撮ったので「ナデリができるんなら俺にもできるだろう」と思ったのだとか。こちらも楽しみです。

「ミスター・ノーバディ」
(10年フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ)ジャコ・ヴァン・ドルマル監督
2092年、永遠の生命を手にした人類の中で死を選んだ老人、ノーバディ氏。奇妙なことに彼にはいくつもの人生を生きた記憶があった。彼はいったい何者なのか?なぜ異なる記憶があるのか?死期が迫った彼が記者にいままでの人生を語り始める。
SFとして始まった物語は絢爛豪華な映像で137分怒涛のように突き進み大感動のエンディングを迎えます。子供が不幸になってはいけないと思わせる映画でした。

2010.12.07 | Trackback(0) | 当会の活動報告

「花に無理をさせる」モナコ国際映画祭にて助演女優賞受賞!!

丸山桃子さん

杉田愉監督から連絡があり第8回モナコ国際映画祭にて
新作『花に無理をさせる』の出演者・丸山桃子さんが
「最優秀助演女優賞」を受賞したそうです。

また後日、杉田監督から詳細の報告を受けたいと思っておりますが、
まずは受賞、おめでとうございます!

そこで本日12/6(月)午後6:10~7:00NHK新潟放送局「ニュース610」に
緊急ゲスト出演が決まったそうです。

このことを静岡まで杉田監督の「キユミの肘 サユルの膝」を観に行った
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-890.html
東京特派員に伝えると「おめでとうございます」とともに
東京でつまらない映画をひどい設備の劇場で1800円を払って観たばかりだけに、
「こんな状況の中、杉田監督はどんな思いで頑張っているのかとちょっと思ってしまいました」
と、メールが届きました。

柏崎から世界と対峙し日本映画という狭い枠に収まらない分、
苦労も計り知れないと想像しますが、それだけに今回の受賞は大きな価値があると思います。

今回の受賞でも“これもひとえに応援して下さる皆様方のおかげです。”
とても謙虚に喜びの報告をしていました。
改めて受賞おめでとうございます!

2010.12.06 | Trackback(0) | お知らせ

Justiça



池谷薫監督より「ヤマガタin立教」のご案内が届きましたので掲載します。
毎回、時代の動きを睨みながらセレクションしているようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

恒例の「ヤマガタin立教」のお知らせです。
次回12/14(火)の上映作品はブラジル・リオの裁判所を追った『ジャスティス』です。
「裁く者」と「裁かれる者」の間に横たわる真実。「正義」の周辺を凝視するカメラ。
裁判員制度の在り方が問われるいま、ひとりでも多くの方に観てもらいたいと思っています。
今回は35㎜フィルムでの上映です。
学生メンバーによる「開かれたトークショー」もますます充実してきました。
チラシを添付しますので、お仲間へのご紹介よろしくお願いします。

感謝をこめて

池谷 薫

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ヤマガタ in 立教」vol.12 【転送大歓迎】

上映作品:『ジャスティス』 

山形国際ドキュメンタリー映画祭2005 インターナショナルコンペティション正式出品作品

オランダ・ブラジル/2004/カラー/35mm/100分

監督:マリア・アウグスタ・ラモス

作品解説:リオ・デ・ジャネイロの裁判所や刑務所の内部に向けられた視線は、
そこに関わる人々や関わらざるを得ない人々の日常を行き来しながら、”正義
(ジャスティス)”の周辺を描きだす。裁くものと裁かれる側の厳然たる経済的格差や
家庭環境の違い、過密を極める刑務所の深部の空気、犯罪者とされる人と
その家族たちの苦悩など、カメラは正義の名の下に”裁くということ”がもたらす
有様にひたすら目を凝らす。(映画祭公式HPより)

日時:2010年12月14日(火) 入場無料
開場/18:00  上映/18:30~
※上映終了後、「開かれたトークショー」をおこないます。
会場:立教大学 新座キャンパス 6号館 3階 N636教室(ロフト2)
アクセス:
・東武東上線「志木駅」より徒歩15分、スクールバス(無料)約7分
・JR武蔵野線「新座駅」より徒歩20分、スクールバス(無料) 約5分
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/niiza.html
※お車でのご来場はご遠慮ください。
主催:立教大学現代心理学部映像身体学科
問合せ:「ヤマガタin立教」実行委員会(立教大学学生有志)
Mail:roadtoyamagata@live.jp

2010.12.05 | Trackback(0) | お知らせ

「 瞽女さんの唄が聞こえる」お客様からの感想

◎『第15回長岡アジア映画祭』 2010年 9月8日 
「 瞽女さんの唄が聞こえる」上映、 瞽女唄披露、座談会後のお客様からの感想を抜粋して掲載します。

IMG_2387.jpgIMG_2379.jpg

*感動しました。是非、葛の葉会さんには今後も残していって頂きたいと思います。 (40代 男性)

*おどろいた。昭和22,23年頃、小出の山奥の村で毎年ごぜのくる家へ風呂入りにおふくろと行っていたとき、1回だけごぜの話を唄をきいた事が有りまして、8才か9才の頃かを思い出し、たしかごぜの1人と風呂に入ったことを思い出したんです。本当におどろいた、身のふるえる今です。 (70代 男性)

*よくこの記録映画があった事に驚きです。
小林ハルさんの事は前から知っておりましたが、この様に映像を見るとハルさんの生活も思いうかびます。
長岡アジア映画祭これからもガンバって下さい。 (60代 男性)

*これまで知らなかった日常の生活ぶりに触れ感動しました。
葛の葉会の唄、対談も良かったです。有難うございました。 (60代 男性)

*私は20代の時、劇団文化座で越後ごぜ日記に出ていました。
手引きな等の役でしたが親方衆の集まる写真は舞台そっくりで感動しました。 (50代 女性)


2010.12.04 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

全部 全部 興味ない 話せない 日だって ブルーじゃない



今晩のミーティングは会長から最近、お話を聞いた方の報告。

小林茂監督の報告会開催、会場、日時について検討。

来週、ある会合がありその参加について。

あと東京スポーツ映画大賞の審査にまた今年も参加依頼があったと事務局長から。

2010.12.03 | Trackback(0) | 当会の活動報告

「キャタピラー」お客様からの感想

『第15回長岡アジア映画祭』
「キャタピラー」を観たお客さまからの感想を抜粋して掲載します。



*とても重いテーマですが、見て良かった! (50代 女性)

*寺島しのぶさんの演技に圧倒。しかしどうしても理知的な面が当時の農村女性とは、、、
銃後の戦争犯罪を追及する監督の姿勢に共感。
戦争の原因は「無知と貧困」。今もその通りです。 (70代 男性)

*長岡ロケの寺島さんが主演女優賞をとった作品を観れて本当に良かった!
良い映画をこれからもぜひ紹介して下さい! (50代 女性)

*すごい映画でした。寺島さんの演技、脚本のすばらしさ、ロケーションのすばらしさ。
戦争のむごさが伝わってくる映画です。
家族の苦しみ、兵士のフラッシュバック、いろんな角度からメッセージが伝わってきました。 (40代 女性)

*私の姉の母、姉の妹も長岡空襲で亡くなり、私は姉の母の妹が終戦後、父の地元に入り私が戦後生まれました。私のすぐ上の姉は私の母が栄養失調のため昭和21年に母に抱かれたまま亡くなりました。毎年、父と母は長岡まつりの前夜祭の灯篭流しに参加していました。父も母も亡くなり母も年を取り、父・母や亡くなった母の妹、姉の妹さん、私の栄養失調で亡くなった姉のことなど忘れないように。なぜいとも軽々しく戦争に日本が参戦し、多くの犠牲があったのかを常に次の世代にも知らせるためにもこういう映画は大切だと思います。 (60代 女性)

*寺島しのぶさんがすごかったです。 (50代 女性)

*「キャタピラー」を見てほしい人は、世の中の全ての男。女が見るよりも男が見る映画である。ある意味、女人禁制で見せるべき!!(男尊女卑はいつまで続くのでしょうか?)
 (50代 女性)

*「キャタピラー」これほど重いのは久しぶり。 (50代 女性)

*戦争は絶対にだめ。若い人にも考えをつないで行けるよう、こういう作品をみて欲しい。
 (60代 女性)

*寺島しのぶさんに圧倒された。すごい役者さん!戦争を語り継いでいかなければならない。 (女性)

*誰ひとりハッピーな人が出てこない作品だと思った。考えさせる。 (30代 女性)

2010.12.02 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

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