くまさんのガイドで「あぜみちジャンピンッ!」のロケ地巡りをし、 「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会で鎌仲ひとみ監督とお会いし、 その後“ふうや”でもんじゃ焼きを食べたその日の夜、 長岡へ戻ると大林宣彦監督の「この空の花」の撮影が平和の森公園であり、 他に用事があったついでに途中からエキストラに参加いたしました。 ちょうど大雨で中断されていた時でしたが、 最初から参加していた事務局長によれば大林監督は最初は裸足で、 大雨でも傘をささずにいるそうです。 スタッフと集まって大雨の中断中に協議を重ねるものの時間は過ぎ、 エキストラの方々も撮影の行方がどうなるか雨に打たれてながら見守り、 止む気配もない中、このまま中止かなぁと思っていたら、 助監督の方が再開を告げたところ、どよめきがおきたりしました。 凄いのはハンドマイクを片手に監督自らこのシーンの意義を滔々と語り、 「さよならの向こうには幸せがある」などとあの宣教師のような独特の口調ではさみ、 演出の確認のためにキャメラの映る位置を何度も足を運び確認していました。 映画監督とは現場に入るとまさに水を得た魚となり、 雨の中で一層イキイキとしている姿に感嘆していました。 たぶん花火が上がり歓声をあげる観客達という設定だと思うのですが、 真夜中近くまで続く撮影もこれが最後のシーンだったようで、 撮り終えた後、監督はマイクでエキストラの皆さんに 「あいにくの雨というのは人間の勝手な都合」と話し、 雨に感謝と、そして参加したエキストラの皆さんへ感謝の言葉を述べていました。 おそらく一番年長である大林監督が大雨に数時間もずぶ濡れになりながらも、 撮影に取り組む姿を目にすれば何かしら伝わるものがあると感じ、 エキストラの皆さんは撮影が終了すると監督はじめスタッフ、出演者に盛大な拍手を送ってました。 本当に大雨だったので風邪をひかないか心配するほどでしたが、 映画作りが最高の喜びだと思う監督にとって風邪をひくヒマもないと思いました。 後で現場で傘をささないのはゲン担ぎのようだと知り、 「この空の花」の撮影も後半戦に入ったようです。
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2011.08.31
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(C)2010, UNIVERSAL STUDIOS, GRAND PLENTIFUL HOLDINGS GROUP LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED 1980年代後半から1990年代前半、日本では香港映画のブームが一部で盛大に巻き起こり、東京ではファンタスティック映画祭をはじめ香港映画の特集上映が頻繁に催されてました。 当時はようやくパソコン通信が普及し始めた頃でインターネットの全盛はまだこれからという時代、たとえば東京ファンタの場合、ゲストのスターが来る上映作品にはいい席で見ようと5時間や6時間はぴあを片手に平気で並んでいた時代。 よって並んで待っている間、周囲の初めて会って気が合うファン同士で情報交換などが頻繁に交わされていました。 今回の映画祭で上映する「酔拳 レジェント・オブ・カンフー」はそんな香港映画黄金時代の古装片(時代劇)の名残を感じさせる一作。 ジャッキー・チェン主演の「ドランクモンキー 酔拳」の監督、というよりも 「マトリックス」や「グリーン・ディスティニー」「キル・ビル」のアクション指導を手掛けたことで名高い“クンフーマスター”ユエン・ウーピンが久しぶりに監督しました。 クンフー映画ファンなら誰もが傑作と褒めたたえるツイ・ハーク監督、ジェット・リー主演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」のアクション指導を手掛けた後にドニー・イェン主演の大傑作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアン・モンキー」を自ら監督し、クンフー映画の巨匠の地位を揺るぎないものにしたユエン・ウーピン! 出世作「ドランクモンキー酔拳」でジャッキーの師匠を演じた怪しげな師匠“赤鼻のソカシ”としても知られる伝説の武術家“蘇乞兒”を主役にして今回は伝奇ロマンも絡めたアクション映画に仕上げています。 何しろ「ドランクモンキー 酔拳」で“赤鼻のソカシ”を演じたユエン・シャオティエンはユーピンの実際のお父さんでもあるだけに余計に思い入れが深くあるのではと。 余談ですがテレビで吹き替えを演じたのは小松方正。 中学の国語の先生は卒業文集への寄稿にこのソカシの名台詞「酒は男を磨くもの、心の汚れを落すもの」を取り上げ、君たちも大人になったらこのセリフの意味が分かるだろうと書いてましたが、あの先生お元気でしょうか。よくわかるトシにこちらもなりました。 今回、このソカシこと蘇乞兒を演じたのはチウ・マンチェク。 ジェット・リーが降板した後の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズで二代目・ウォン・フェイフォンを演じながらもジェット・リーの風格に及ばず、一時期は“偽ウォン・フェイフォン”の汚名を着せられてましたが、ツイ・ハーク監督の「ブレード/刀」で見せたション・ヤンヤンとの鬼気迫る壮絶なバトルは香港アクション映画の中でもベスト5に個人的に入れたいほど凄まじいものでした。 ですからこの人のアクションへは大きな信頼を寄せることができ、もうすぐ四十路に入る、円熟した肉体はユエン・ウーピンの厳しい要求に耐え、ルックスの方は精悍さの中にまだまだ青臭いところもという絶妙なバランスを保ちながらアクション映画のスターとして大きな存在感を見せつけ驚異的アクションを披露しています。 やはり自らアクションができ主役を張れる俳優は今この時代にとても貴重です。 またライバルには最近のジョニー・トー等の香港アクションに連続出演しているアンディ・ウォンが扮し、正直、チウ・マンチクの“酔拳“よりも強烈な印象を残す“五毒邪拳”を駆使して主人公を追い詰め、異人としてもキャラ立ちした姿はこの類の悪役にふさわしいものです。 ジャンルとしてはB級になるものの、なぜかヒロインにジョウ・ジュン、武神としてジェイ・チョウという中華圏の大スターが登場するほか、あのミシェール・ヨーにデビッド・キャラダイン(これが遺作)という大御所まで登場し、キワモノ映画と一括り出来ない豪華キャストにも目を奪われます。 さらに日本の音楽家・梅林茂の壮大なスケールのスコアが否応なしに映画を盛り上げてます。 CGやワイヤーアクションも盛大に取り入れていますがそれがメインでは決してなく、見どころは何よりも大陸の広大な風景のなかで全編繰り広げられるチウ・マンチクの愚直なまでに自ら身体を張って演じるアクション。 “五毒邪拳”のいかがわしさも含めてこれは国籍・中国ですが香港アクションの伝統である“功夫片”で繰り返し語られてきた“仇討もの”として、このジャンルが好きな方は安心して観ていられます。 毒蛇が潜む井戸でのバトルはさすがユエン・ウーピンと唸っておりました。 というかユエン・ウーピンの映画にハズレはないと言っていいでしょう、ぜひご期待ください。 ちなみに第1回長岡アジア映画祭で上映した映画の1本がジェット・リー主演の「格闘飛龍 方世玉」。あの映画で悪役として登場しジェットと張り合っていたのがチウ・マンチェクでした。 あれから15年目の映画祭ではジェット・リーはアクションを封印した感動作「海洋天堂」にノーギャラ出演し俳優としての幅を拡げましたが、チウ・マンチェクはさらに過酷なアクションに挑み今回は主役として長岡のスクリーンに還ってくることになります。 いろんな意味で感慨深いです。 冒頭に書いた十数年も前に東京ファンタで並んで知り合った埼玉の方に毎年、映画祭チラシを送ったら現金書留でフリー券を購入して、遅い夏休みを長岡で取っているようです。 今年も送ったらまたありがたいことにフリー券を買っていただきましたが、この「酔拳 レジェント・オブ・カンフー」を観てあの時代の香港映画を感じることだと思います。 などと個人的な思い出も含めて書き連ねたことをお許しください。 酔拳 レジェンド・オブ・カンフー 9月14日(火)10:30~ 2010年 中国 DATA 116分/中国語/Blu-ray/カラー 原題 “蘇乞兒” 英題 “True Legend” 監督:ユエン・ウーピン 製作:ビル・コン 出演:チウ・マンチェク/ジョウ・シュン/アンディ・オン/ジェイ・チョウ/デヴィッド・キャラダイン 配給:ツイン STORY 高名な戦士スー・サンに習得し妻の父を殺害し子どもを連れ去った長官ユアンとの決闘で五毒邪拳に敗れて自信喪失。酒に溺れるが妻に励まされ武術の稽古に勤しむ。そんなスー・サンの前に仙人と武神が現れ、、、、 「マトリックス」のアクションを手掛けたクンフー映画の巨匠ユエン・ウーピンが「ブレード/刀」のチウ・マンチェクを起用。伝説の武術家が“酔拳”を習得する姿を中国・香港・台湾のオールスターキャストで描く。http://www.suiken-movie.jp/
2011.08.30
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映画祭実行委員を随時募集しています。 参加特典で大きなものはゲストと記念撮影くらいかもしれないのですが、 映画人との交流はとても得るものがあると思います。 まだまだ足りていないので映画祭当日のボランティアスタッフ説明会を 9月5日(月)と9日(金)の夜に当会事務所で開きます。 19時頃から開いてますので興味を持たれた方はいらしてください。 長岡アジア映画祭:来月13~19日 話題の計23作品を上映 /新潟http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110829ddlk15200087000c.html
2011.08.29
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「今回のは難しいね」 地球ひろばに足を運んだ際に羽賀友信長岡市国際交流センター長を お見かけし挨拶した際に言われました。 毎年映画祭では映画上映とともにセンター長には、 “市民講座”として作品の背景やその国について解説いただいてます。 これまでお願いした作品は「アフガン零年」「パラダイス・ナウ」「細い目」「戦場でワルツを」等とても歯ごたえのある作品。 今年はイラクが舞台の「バビロンの陽光」をお願いしたのですが、大きなテーマの一つとしてあるクルドのために資料を集めて研究しているそうで、そんな中で放ったのが冒頭の言葉。 8月17日付の新潟日報に東北を旅行中に東日本大震災に遭遇したドイツ人家族が 避難先の仙台で羽賀さんに会い車で長岡まで乗せてもらい新幹線で東京、その後は飛行機で無事にドイツに到着したという掛け値なしの美談が掲載されてました。 家族は世話になった恩から被災地の実態を訴え震災遺児のための募金などの支援をし、 娘さんの結婚式に羽賀さんを招待したそうです。 中越地震でも外国人支援に大きく尽力した羽賀さんを少しでも知る人なら、 その行動力に納得できると思うハズです。 長岡の真の国際人といっていい,羽賀さんの市民講座「バビロンの陽光」ぜひご期待ください。 羽賀 友信 長岡市国際交流センター「地球広場」センター長。1950年新潟県長岡市生まれ。 1980年カンボジア難民救援医療プロジェクト(現国際緊急援助隊の原型)に緒方貞子氏らと共に参加し、国境地帯で病院を運営。 帰国後、パレスチナ、アフガニスタン、アセアン(気候変動)、ブータン、ヨルダンなどで国際協力にかかわる。また、エジプト、オーストラリアの砂漠体験などを通して引きこもりや不登校の子どもの自立を支援する「自然塾」を主宰。 現職(2002年より)では、多文化共生社会を目指し「出会→交流→協働」をコンセプトとした地域づくり・人づくりを多面的にコーディネイトし、地域力を世界に発信している。 中越地震(2004年)、中越沖地震(2007年)の際は外国籍被災者の救援に奔走、以来、災害時救援の普及活動やスマトラ沖地震、四川大地震からの復興にも尽力。 長岡市教育委員、(財)米百俵財団評議員、(社)中越防災安全推進機構理事、JICA地球ひろば国際協力サポーター、新潟県青年海外協力隊を育てる会副会長、NPO多文化共生マネージャー協議会理事等々を兼職。 外務大臣感謝、2008年JICA理事長(緒方貞子)賞受賞、地域づくり総務大臣表彰。2009年度長岡市表彰。 バビロンの陽光 9月16日(金) 12:30~ 9月17日(土) 10:20~ 市民講座 講師 羽賀友信氏 2010年 イラク=イギリス=フランス=オランダ=パレスチナ=UAE=エジプト DATA 90分/アラビア語・クルド語/35mm/カラー 原題 “Son of Babylon” 監督・脚本・撮影:モハメド・アルダラジー 出演:ヤッセル・タリーブ/シャーザード・フセイン/ バシール・アルマジド 配給:トランスフォーマー STORY 2003年、イラク北部クルド人地区。フセイン政権の崩壊から2週間後、12歳の少年アームドは、出兵したまま戻らない父を探すため、祖母を連れて900キロの旅に出る。二人に厳しい運命が待ち受けるが… 様々な人との出会いと別れを繰り返す二人の旅を通して戦争で疲弊したイラクの姿を映し出す。「私たちの現実であり、私の愛する人々の叫びなのです。」バクダットに生まれ海外で映画を学んだ監督は語る。 © 2010 Human Film, Iraq Al-Rafidain, UK Film Council, CRM-114ura film.http://babylon-movie.com/
2011.08.28
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改装中の小出駅で降りブラブラと散策をしたら、 映画祭のスポンサー企業の小出支所を見つけてポスターの掲示を依頼。 駅前の食堂でなめこ丼を食べてここでもポスターの掲示をお願い。 そんなことをしていたらくまさんが迎えに来て小出郷文会館の「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会 へと。 しかしまだ時間があるので、くまさんから「あぜみちジャンピンッ!」ロケ地のガイドをしていただきました。 関農園、お好み焼きや「ふうや」、魚沼学園、メンバーたちがランニングしていた堤防の他、目にする山並みを指さしてはあそこも映画に出てきたと。 くまさんは妙に詳しくて公認ガイドになれるほどではと。 しまいには六日町のジャスコに行こうとなりましたが、 さすがに上映会が始まるので会場を目指してもらいました。 思えば小出郷文化会館の上映会場は「あぜみちジャンピン!」のクライマックスに使われておりました。 そして上映会が終わって、くまさんに「ふうや」で降ろしてもらい、 もんじゃ焼きを食べながら撮影のエピソードを映画に登場するご主人から伺ってました。 何度もリハーサルを重ねていたので用意してたもんじゃは撮影時すっかり冷めてしまったのではと。 あと東京でも公開されたので東京からロケ地巡りのファンが訪ねて来ないかと聞いたら、 まだ来てないようです。 本当ならば去年、ロケ地巡りと合わせて映画祭での上映紹介を回れば良かったのでしょうが、ちょっと悔いが残りました。 今回ちょっと感慨深かったのはメンバーがレッスンに明け暮れた、 関農場の作業所から拡がる田んぼを目にした時でした。 あの映画の要だったと思うので映画と同じ田んぼの緑が眩しく見えました。 と、1年前を振り返っておりました。 しかしくまさん、小出から映画祭の手伝いに通っており、なぜこんなに熱心なんだろうかと。 長岡に戻った後、今回「森聞き 」をぜひ高校生、そして教職員に観てもらいたいと思い、 各高校に宣伝に回った際、その中の受付の人が毎年、映画祭で何本か観てるそうで、 去年は何が良かったですか?と尋ねたら「あぜみちジャンピンッ!」と応え、 印象に残った作品を上映できたことはともかく嬉しく思いました。
2011.08.27
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十日町のバス停を降りて、明石の湯で汗を流した後、 「ごったく」というお店でお昼ごはんをいただきました。 お店の奥さんに「雪の中のしろうさぎ」を映画祭で上映するので、 紹介回りに来たとお伝えすると、偶然にも映画に登場する重要な小道具は、 こちらの奥さんが作ったそう。 五藤利弘監督も飲みに来たそうで「よろしく伝えてね」と。 また映画の宣伝に来たなら、あそこのお寿司屋さんのご主人は熱心だからと紹介され、 辿りついたらご主人に「長岡で親戚が寿司屋をやってるからそこにもポスター貼ったらどうか」と推薦。 長岡に戻って早速お願いに行ったら快く受け入れていただきました。 そしてメインストリートをポスター貼りに回ったら、十日町ロケ応援団のリーダーがミーティングをしていたりと。 大地の芸術祭が製作した「しゃったぁず•4」を監督した畑中大輔監督(「記憶のひとしずく」)が事務所を訪れた時に、これらのお店の名前をお伝えしたらよく存じてたようです。 「しゃったぁず•4」、そして十日町シネマパラダイスの存在で、映画が熱くなる土壌ができてるのではと。 つい先日も大きな映画の撮影があったそうです。
2011.08.26
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「いつもこの窓を外からみてましたが、今日は内側から見ています」 今回の映画祭で「雪の中のしろうさぎ」応援隊として協力いただいてる 吉本興業 新潟県「住みます芸人」の“バックスクリーン”のボケ担当の星野さん。 出身は小千谷なものの長岡の高校に通学していたため登下校中にいつも目にして、 憧れだったというFMながおかに出演した際、スタジオで話していました。 「住みます芸人」として相方の大谷さんとともに東京を引き払い、 新潟の良いところを全国に伝えるため小千谷のご実家を拠点に活動中です。 千葉県出身の大谷さんは新潟市の安アパートに住んでるものの、 このアパートが曰くつきの物件で、、、 そんな話も織り込み、「ながおか人の輪、地域の輪」の佐野護さんのハイテンションとともに、 バックスクリーンのトークが炸裂、後ろで見学していましたが何度も笑っておりました。 続いて新社屋となったケーブルテレビのエヌシィティの「ながおかNAVI」にも出演。 もちろん映画祭と「雪の中のしろうさぎ」を激しく告知していただきました。 ちなみに星野さんは今年の映画祭メインゲストのスネオヘアーさんの大ファン。 映画祭当日、スネオヘアーさんに会うことを大変楽しみにしてるようで熱が入ってました。 今後もテレビ、ラジオに出演して告知していただくことになり、本当にありがとうございます。 バックスクリーン出演のFMながおか「ながおか人の輪、地域の輪」は 9月7日(星野さんの誕生日)、8日の朝8時半より。 ケーブルテレビのエヌシィティの「ながおかNAVI」は来週放映予定です。 ちなみにバックスクリーンのお二人は毎晩22時よりユーストリームを配信中。 本当に毎晩やってるそうなので、それだけで吉本の芸人さんの凄味を覚えました。 YNN新潟 http://www.ustream.tv/channel/ynn-niigata-ch
2011.08.25
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立て続けにお客様が当会事務所に来訪したので報告します。 「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」にて「記憶のひとしずく」が 準グランプリとなった畑中大輔監督のご実家が新潟市だそうで帰省の折に挨拶にお越しいただきました。 まだ20代とはいえ作品同様とてもしっかりした印象を持ち、これからの活躍を期待しました。 9月17日の授賞式にもお越しいただき、作品も上映します。 畑中監督、これからどうぞよろしくお願いします。 ロサンゼルスを拠点に活動している市川誠プロデューサー(左)と、 マレーシアからアジアで映画作りもしている細井尊人監督(右 新潟市出身)が タッグを組んで長岡、新潟県内での映画製作を目指して訪問してくださいました。 昨年のインディーズムービーコンペティションで監督賞を受賞した「Anne Jennings」の 長岡出身、渡部翔子プロデューサーの紹介だそうです。 お二人とも海外で活動をし「日本人が海外で映画制作をするのは珍しくもない」と話していたのがとても印象に残りました。 長岡インディーズムービーコンペティションがきっかけでこんな繋がりができることが嬉しく思い、応援をしていきたいです。 ちなみに畑中監督、市川プロデューサー、細井監督も当会事務所を見て、ちょっと驚いてたようです。
2011.08.24
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撮影:吉岡誠 16回目の長岡アジア映画祭がやってくる。私的な思い。 映画監督 小林茂 16年前か。 人は、いつか、どこかで、なにかを決心する。 私はそのころ、40歳の誕生日をひとりウガンダの村で迎えた。 「こういう仕事を続けていくのか」。 私は暗闇に問うた。 「ここまでくれば、やっていくしかない。続けるのだ」 そう決心した。 それからまもなくだった。 自らカメラを回し監督作品を作ったのは。 そのときの決心が、これまで私を支えている。 長岡アジア映画祭はどうか。 きっと、だれかが、いつか、どこかで、この映画祭をやると決めたにちがいない。 そして続いてきた。 だが、続けるばかりが良いわけではない。 変化しなければ、続かない。 本映画祭も変化してきた。だから、続いてきた。 中身もずいぶんちがう。 入場する人々も、スタッフも、年々歳々、おなじからず。 どんどん変化していくのだ! こういう変化とはまったく別の次元で、 今年の映画祭はこれまでとは大きくちがう。 3月、東日本大震災が起こったからだ。 「ふくしま」の原子力発電所が、チェルノブイリのように爆発したからだ。 国家の「原発安全神話」と「マスメディアの自主規制」によって、 われわれは現実に目を向けてこなかった。 このままいけば、「戦争」さえ、くりかえすことにもなりそうだ。 われわれは、これまでの価値観を変えなければならない。 それが、第15回と第16回の長岡アジア映画祭のおおきなちがいだ。 新たな区切りのはじまりのような年。 現実を見よう。 どうして、こんなにひとりひとりバラバラにされてしまったのか。 どうして、しわわせな感情を持てないのか。 どうして、ブリョクにこんなにカネをかけなければならないのか。 テンノウセイ・キミガヨ・ヒノマル。 どうして話題にならなくなったのか。 ほら、見ろ、カタカナで書かないとヤバイふんいきじゃないか。 どうして、自分の食べ物を自分で作らないのか。 どうして、こんな競争社会になったのか。 映画は苦しい。 われわれも苦しいからだ。 もがいているからだ。 もがけばいい。 この苦しさをつきぬけて、 おおきく、ゆったりと、しんせんな空気をすうのだ。 われわれの体で、われわれの空気で。 自由に。 だから 映画は楽しいのだ。 映画はすばらしいのだ。 小林茂(こばやし・しげる)映画監督 1954年生まれ。『阿賀に生きる』(佐藤真監督)の撮影を担当。監督(撮影)作品として、障がいのある子も一緒の学童保育所三部作『こどものそら』、脳梗塞後、重症心身障がい者の世界『わたしの季節』(毎日映画コンクール、文化庁映画大賞など受賞)、人工透析後、アフリカのストリートチルドレンの思春期を描いた『チョコラ!』を劇場公開。現在、新潟県の豪雪地帯に生きる人々を描く「風の波紋―雪国の村から」(仮題)を制作中。 長岡市在住。 今映画祭では、橋本信一監督に捧げる映画「掘るまいか」上映後の対談(9月13日)に参加。また、9月17日には小林茂監督の第1回監督作品「放課後」の上映+「普通の生活」 ー福島 2011年 春ー 短縮版(吉田泰三)+「風の波紋 ラッシュ上映」+「ここで生きる」対談 小林茂監督×吉田泰三カメラマン のプログラムが予定されています。
2011.08.23
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今晩は明日より開催する「第16回長岡アジア映画祭ポスター展」の準備を終えました。 今年の映画祭で開催する上映作品のポスターを展示し、 その中で「ミツバチの羽音と地球の回転」の鎌仲ひとみ監督、 「森聞き」の柴田昌平監督、そして「海洋天堂」のシュエン・シャオルー監督より、 ポスターにサインを書いていただきました。 また杉田愉監督からは特別に「花に無理をさせる」の貴重な海外版ポスターをお借りし展示しています。 ぜひご注目ください。 しかし今年の上映作品のほかに歴代の映画祭ポスターも併せて展示するのですが、 「恋する惑星」をメインにし96年に開いた「長岡アジア・プレ映画祭」のポスターは、 年を重ねる度に貴重に思えてきました。 記 「第16回長岡アジア映画祭ポスター展」 8月23日~9月5日 会場 ながおか市民センター1階 入場料 無料 *同じくながおか市民センター1階にある「地球ひろば」では、 映画祭上映作品の予告編を流しています。 こちらもご注目を。
2011.08.22
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「福島の苦しみはメディアは伝えない。 福島の人達を助けたいと思っている人がたくさんいる。 だから見捨てられたとは考えないでください。福島とつながることを考えている」 先ごろ福島で自作の上映会に招かれた際、観客の人達と本音で話あったことをトークの中で 鎌仲ひとみ監督は伝えていました。 小出郷文化会館で開かれた「ミツバチの羽音と地球の回転」と鎌仲監督のトークに くまさんとともにチラシ配りに行ってきました。 観た方は必ず人に紹介したくなることを確信している映画なので 「長岡でも上映するので、長岡のお仲間にご紹介お願いします」と一言チラシと添えて。 映画は脱原発とこれからのエネルギーについて共に考えていくことを提示していきますが、 かといって堅苦しいことはなく何よりこのご時世の中、 このテーマで希望を感じさせるのが素晴らしいです。 そして登場人物の若者が原発建設に揺れる祝島でしっかりと足元を踏みしめ、 監督にここで生きていく決意を語るシーンの清々しさは若い人たちにもぜひ観てもらいたいと。 映画に登場したスウェーデンで脱原発、脱石油を推進するエネルギー庁長官トーマス・コーベイエ氏がつい先頃、孫正義氏が福島原発事故をきっかけに設立した「自然エネルギー財団」の理事長に就任したことを鎌仲監督が話すと客席は大きく沸きました。 まさにミツバチの羽音が大きくなり転換期となっているのではと。http://mainichi.jp/select/biz/news/20110819k0000m020149000c.html しかし一貫して環境問題、反核をテーマに作品を撮り続けている鎌仲監督。 その姿勢は尊敬するものの、妨害や圧力などさまざまな障壁を予想し、 余計なことと思いながらも上映後の懇談の中で「さぞ大変なのでは?」と問うと、 「そんなことはないわよ、楽しいわ」とサラリと笑顔で言う姿はとてもカッコよく痺れが駆け抜けました。 当映画祭のチラシを渡すと、その中で観たい映画として「ジャライノール」を挙げ、 「映画祭の参加を楽しみにしています」と話していただきました。 監督としても、人間としてとてもステキな方でした。 長岡でもぜひ姿と言葉に触れていただきたいです。 機会を作っていただいた主催のグリーングリーン の皆様、ありがとうございました。 鎌仲 ひとみ 映像作家 早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー制作の現場へ。 90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けて カナダ国立映画制作所へ。93年からNYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。 主にNHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」など番組を多数監督。2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外650ヶ所で上映。 2010年4月、待望の最新作「ミツバチの羽音と地球の回転」を完成! 明治大学、多摩美術大学、国際基督教大学、津田塾などで非常勤講師もつとめる。 著作「ドキュメンタリーの力」「内部被爆の脅威―原爆から劣化ウラン弾まで」 「ヒバクシャー:ドキュメンタリーの現場から」「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」など。 ミツバチの羽音と地球の回転 9月14日(水) 13:20~ 上映後 鎌仲ひとみ監督トーク 9月16日(金) 19:20~ 2010年 日本 DATA 135分/ カラー 英題:Ashes to Honey 監督:鎌仲ひとみ プロデューサー:小泉修吉 音楽:Shing02 制作・配給:グループ現代 STORY 山口県で進む上関原発計画に28年間反対し、島の暮らしと自然を守ろうとしてきた瀬戸内海祝島の人々の姿と、脱原発を国民投票で決め石油にも依存しない持続可能な社会づくりが進むスウェーデンの取り組みを描き、エネルギーの未来と社会のシステムを問う。 エネルギー、暮らしについて問題作を放ち世に問いかけ続けてきた鎌仲ひとみ監督。祝島とスウェーデンを通じて描き出した新しいビジョンに、共感と希望を見出す観客が後を絶たず、3.11以降全国各地で上映の輪が広がっている。 公式サイト http://888earth.net/index.html
2011.08.21
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昨晩のミーティングは栃尾、柏崎、十日町をまわった際の感想や報告。 長岡インディーズムービーコンペティションについて。 途中、「この空の花」のエキストラ募集のメールが届いたのでその場の参加者が申込み。 あと今度の月曜日な“長岡アジア映画祭ポスター展”の準備を19時から、 ながおか市民センターにて開きますのでお時間のある方、お手伝い願います。
2011.08.20
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*S東京特派員の映画祭巡礼記。 今回はCO2東京上映展 と第3回アジアン・クィア映画祭 をまとめての報告です。 CO2東京上映展が渋谷のユーロスペースで7月23日から8月5日までレイトショウ枠で上映されました。 映画祭ではないですが、東京ではこういう特集上映を毎週のようにやっているような印象があります。 CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)はプロ・アマに関わらず映画の企画を募集し、助成決定した監督に対し助成金、スタッフ、機材の援助などを行う制度で、今回で7回目で上映作品は5本。私が見るのはこれが初めてですが、これまでの助成作品のなかには「モスリン橋の、袂に潜む」(羽野暢監督)、「にくめ、ハレルヤ!」(板倉善之監督)「お姉ちゃん、弟といく」(吉田浩太監督)、「ガール・スパークス」(石井裕也監督)、「ジャーマン+雨」(横浜聡子監督)などなど、その後劇場公開された作品も多数あって驚きました。選考の時点で実力のある監督を選んでいる選考委員の目の確かさをうかがわせます。 スケジュールがハードで、8月に助成決定、10月に撮影開始、1月には完成作品提出、3月に上映です。しかも全部長編。パンフレットでリム・カーワイ監督は「私が知る限り、全世界から見てもCO2より無謀な映画助成金は存在しない」しかしまた「(CO2は)どんな映画祭の助成金よりも映画の本質を突き止めると思う。つまり映画というものは常に制限の中で完成しなければならないし、予算、納期の制限を乗り越えてから、最終的にまた商品として観客に見せ、観客の厳しい目を通過しなければならない」とも。こういう制約のなかでもしっかりとした作品を作る能力を持つ作家たちが選ばれているのだといえます。 私が見たのは3作品だけですが、どれもカーワイ監督のいうとおり、インディーズ作品であっても観客に向けられた作品だと思いました。見れなかった2作についてもたぶん同じでしょう。今商業作品で活躍する監督が出ているのもうなずけるものです。 「適切な距離」(大江崇允監督) 大江監督は長編2作目で、1作目の「美しい術(すべ)」は長岡アジア映画祭で主演女優賞を受賞した森衣里さんが主演していたりするので気になっていた監督さんです。 「適切な距離」は母親とその大学生の息子の日記の映像化、という体裁の作品。画面はふつうなんですが、そこに映るものは通常の映画の登場人物ではなく、登場人物が書いた日記の中の人物で、しかもその日記はうそだらけという凝った作品。こんな映画ははじめて見ました。しかし映画自体はパズルのような種あかしを目的にせず、あくまでも登場人物の感情を描くことに力を入れ、その結果ラストは本物の感動があります。 「聴こえてる、ふりをしただけ」(今泉かおり監督) 小学5年生の女の子たちの物語で、主人公の女の子が母親の死を受け入れて成長していく様子を繊細に描いた作品です。父親とふたりだけになってしまったのに、頼るべき父親がショックで何もしてくれず、なんとか頑張るものの、小学生の女の子のできることには限界があり、ほとんど壊れかけた家族をどうすることもできないことや、母親の死を頭では理解してるつもりでも実はまだ受け入れていないことが友達の仲を引き裂いたりといった悲痛な描写が心を打ちます。その後、彼女は平安を得ますが、それまでの心の揺らめきを表現した演出、演技には本当に感動しました。女の子の友情映画としてもよかったです。 「新世界の夜明け」(リム・カーワイ監督) リム・カーワイ監督はこれが長編3作目で、前作は韓国映画「息もできない」の主演コンビに日本の杉野希妃が出てる「マジック&ロス」だったりします。前作の2本が暗い映画だったのと、撮影期間がクリスマスだったので明るい映画にしたとのこと。 自分をかまってくれない富豪の彼氏のあてつけに友人のいるクリスマスの大阪にやってきた中国人のお嬢様。友人の手違いでホテルではなく、新世界の簡易宿泊所につれてこられ、そこの若い主人と言い合いになった彼女は街に飛び出してしまう。中国人の女の子を主人公にした「ローマの休日」ならぬ「新世界の休日」。彼女に前に現れるのは裕福なはずの日本に住む貧しいひとたち。日本が進んでいて、中国が遅れているという既成概念を軽く壊してみせる快作。きびしい製作状況にも関わらず中国ロケもしてるのがすごいです。主人公を演じる中国の女優シー・コーは現在東京で日本語を学んでいるとのことでひょっとしたらあの美貌に日本映画で会うこともあるかも。 見終わって思ったのは作品のレベルの高さ。ここで見逃してもいずれどこかの映画館で見れるはずと思わせる作品ぞろいでした。 次回のCO2はすでに選考が始まっていて、来年の大阪アジアン映画祭でお披露目されるそうです。こちらも今から楽しみです。 7月8日から17日まで週末3日、計6日間シネマート六本木で第3回アジアン・クィア映画祭が開催されました。上映作品は長編7本、短編集5プログラム。 アジアン・クィア映画祭はクィア=セクシュアル・マイノリティをテーマにした映画祭です。特に公開の機会があまりないインディペンデント作品を取り上げていて、それらはメジャーな商業映画と違って制約を受けないということもあり、より深い表現も可能ということもあって、低予算ではあっても優れた作品が多いという印象でした。隔年開催ということもあり少し古い作品もありますが、その分選りすぐりの作品だったと思います。 最終日に短編集を含む4本を見てきました。 「パンダ・キャンディ」(2007年 中国 ポンレイ監督作品)はレズビアンの若い女性2人がめぐり合うまでのそれぞれの恋愛遍歴を描いた作品。ドキュメンタリータッチで、北京オリンピック前の中国のアンダーグラウンド文化の様子が生き生きと描かれている点も注目。監督は前衛ロックバンドのメンバーで、主人公のひとりはこのバンドのツアーについて中国各地をめぐるという設定になっていて主人公はライブ会場で若い女の子に次々とナンパしてフラレ続ける。一方の女の子は男を嫌いながらもなりゆきで行きずりの関係を重ねてしまう。同性愛者という少数派の生きづらさがドキュメンタリータッチで生々しく伝わってきます。 「ジェリー・フィッシュの恋」(2010年 タイ サラサワディーウォンソムぺッ監督)タイでは一般公開されたようで青春映画的なフォーマットで作られた作品。名門女子大の寮が舞台で主人公の女の子が同室になった子がレズビアンで、それを嫌って部屋を変えたら新しいルームメイトは男の子のような外見だった、というところから始まるコメディ。主人公の性的偏見が最初はすごくてあまり好きになれなかったのが、次第に外見に惑わされず、同室の子に惹かれていく。このあたりが主人公を好きな幼馴染や元同室の子などの妨害といったおなじみの要素の障害を乗り越えていくラブコメの王道展開。ボーイッシュな子が実は地方の地主の跡取りで男手ひとつで彼女を育てたおおらかな父親や家族同然の雇い人などのまるでアメリカ映画のような脇役たちもいい味を出していてさわやかな映画でした。女性観客にも非常に受けていました。 「花と眉」(2011年 中国 フランソワ・チャン監督)シングルマザーが友人のいとこを紹介されて交際を始める話、ゲイのカップルの出会いと別れ、女2人と男1人の三角関係の話、この3つの話が絡み合って進む映画。ラストは登場人物が破滅的な関係で交錯する。全体に耽美的な美しい画面でスタイリッシュ。監督は24歳でこれが初監督作品。しかも大学の卒業制作だというから驚きます。けっこうハードなセックス場面もあったので。大学はよく許したなあと思います。 他の作品からの引用が目立つものの(「シングルマン」や「花様年華」「ブエノスアイレス」)それらを咀嚼して独自の美意識を持った作品だったと思います(でも「シングルマン」の音楽は流しすぎ。ここら辺はリミックスの天才タランティーノのセンスを見習って欲しいものです)。 こうした長編以外にも短編プログラムの充実ぶりもなかなかすごくて、長編以上に上映の機会が少ないことを考えると貴重な上映でした。上映作品はインディーズ作品ばかりということもあってこの映画祭以外ではなかなか見る機会がなさそうですが、一部の作品は再上映があるようです。期待したいと思います。
2011.08.19
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柏崎へと映画祭宣伝回りをしたところ行く先々で杉田愉監督の知名度は抜群でした。 そんなわけでとても心良く協力をいただけたように思いました。 えとせとらにて杉田監督と映画祭の打ち合わせをした中、 今後の海外への展開や次回作の構想などをお話し下さいました。 相変わらず精力的なようですが、 実は「キユミの詩集 サユルの刺繍」の撮影後に大怪我をし、 それが想像以上にひどい怪我を負ったと今回お会いして知りました。 幸いにも映画は完成し、現在世界中の映画祭を席巻しています。 今度の当映画祭で杉田監督の新作2本を上映しますがいづれも貴重な機会になる筈です。 ちなみに杉田監督とメールのやりとりをすると、 お返事は真夜中を過ぎて朝方近い時間に届いてるのですが、 やはり海外とメールで打ち合わせ、 中には映画祭で観た観客の質問にきちんと返答をしているそうです。 映画とつねに真剣勝負で挑んでると実感しました。 そして“ひなパンダ”に依頼があると言われてしまいましたが、ちょっと驚いてました。 密かに“ひなパンダ”が杉田監督作に出してもらえないかと思ってたので一歩前進でしょうか。 9月19日(月祝) 15:50『杉田愉監督特集』 杉田愉監督 丸山桃子 品田涼花トーク 司会 小林三四郎氏 ◆キユミの詩集 サユルの刺繍 2010年 日本 30分 英題 KIYUMI'S POETRY AND SAYURU'S EMBROIDERY 監督・脚本:杉田愉 美術:甲斐真弓 録音:リーリア・ソクーロフ 出演:丸山桃子/品田涼花 製作:フィルム・グラン・フェッテ (c)2010 Film Grand Fouette All Rights Reserved. キユミにとって詩を書く事は「枯れた枝に落ち葉を付けるようなもの」らしい。 「決して水はやらずに、花が咲くのも期待せず、本来あった場所にそっと戻してあげる」ように言葉を置くのだそうだ。 キユミがひとつ詩を書くたびに友人のサユルは虹色の詩集ノートを包むカバーに葉の刺繍を施している。 思春期特有の繊細且つ複雑な心のありようと圧倒的な才能の残酷さを描いた物語。 第44回ヒューストン国際映画祭「ゴールド・レミアワード金賞」受賞。 ◆花に無理をさせる 2009年 日本 7分 英題 MOTHERS 監督・脚本:杉田愉 原案・脚本:湯本眞子 出演:丸山桃子/富永りつ子/品田涼花/甲斐真弓 製作:「花に無理をさせる」製作委員会 (c)2009 Mothers Productions All Rights Reserved. 冬のある日、少女に初潮が訪れる。彼女は母から祖母から曾祖母からこんな話を伝え聞いていた。 「女の人が持っている赤い砂時計は二回ひっくり返すことがある。最初は初潮を迎える時、そして次は母親になる時」 公園のベンチで横になりやがて眠りについた彼女は自らが母になった夢を見る。日本の雄大な四季を背景に、少女が大人に、 そして夢の中でいつの日か母になるまでを映像詩的に綴った「時と色」が幾何学的に交錯する物語。 第08回モナコ国際映画祭「最優秀助演女優賞」受賞。
2011.08.18
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東條政利監督と映画祭の宣伝回りを実行しました。 監督の母校を中心にアポなしで回っていつしか栃尾まで。 母校の中学校は学校とは思えないほど綺麗に改装されてて驚いてました。 そして途中で今も傷痕の残る中越地震の被災地へと。 宣伝回りのラストはFMながおかの番組収録。 お相手はもちろんセクシーリップこと(最近は言いませんが)佐野護さん。 お二人は長岡高校の年が離れた先輩後輩なことがわかって盛り上がったのが、 柔道部だった東條監督に特撮研究会からアクション俳優としてオファーがあり、 映画の演出でなく出演する側だったと。 その特撮研究会は東條監督の上の世代はヒーロー物の映画を作って 新潟の映画館で上映まで行ったそうです。 学生映画の8ミリ時代の全盛期の話なのでしょうか? 映画制作が盛んだったことが伺えて興味深かったです。 詳しいお話は明日8月18日、19日のFMながおかの番組「長岡人の輪・地域の輪」朝8時半からです。 FMながおか http://fmnagaoka.com/fm/ half awake 9月18日(日) 『長岡・監督特集/長岡製造』にて五藤利弘監督「けさらんぱさらん」、今成夢人監督「ガクセイプロレスラー」とともに上映。 2010年 日本 DATA 23分/モノクロ 英題 “half awake” 監督・脚本:東條政利 撮影:西垣文順 出演: 中泉英雄/芳賀めぐみ/奥悠輔/武田樹里絵 STORY 妻を失った男の寂しい朝食。そこに、死んだはずの妻が現れる。楽しいひととき。そこでつぶやかれる言葉。 「約束覚えてる?」 男はなんのことかさっぱりわからない。男が知らないと言うと、妻が突然、男に襲いかかり、男にナイフを突き刺す。 目覚める男。・・・夢だった。だが、再び死んだはずの妻が現れ、男に聞く。 「約束、憶えてる?」 思い出せない約束。 再び、襲いかかって来る妻。 東京の画廊での上映された無声映画。ホラー、ファンタジーで描かれるラブストーリー。
2011.08.17
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第16回長岡アジア映画祭 第13回長岡インディーズムービーコンペティション 審査結果報告 グランプリ 「 壁女 」 監督 原田 裕司 準グランプリ 「 記憶のひとしずく 」 監督 畑中 大輔 審査員特別賞 「 夢見る人形と星屑の旅を 」 監督 芳井 勇気 監督賞 「 純子はご機嫌ななめ 」 監督 谷口 雄一郎 最終審査について 日時 2011年8月15日(月) 10:00~17:30 場所 ながおか市民センター 201号室 ゲスト審査員 東條 政利 (映画監督) 五藤 利弘 (映画監督) ビューラ ヨールグ (長岡造形大学 教授) 岡村 昌彦 (毎日新聞社 長岡支局長) 審査員 関矢 茂信(市民映画館をつくる会 事務局長) 菅野 勝一(第16回長岡アジア映画祭実行委員長) 最終審査に残った他の作品 「 父と登る 」 岡元 雄作 「 ハワイアンドリーマー 」 木場 明義 「 もここ part2 」 佐藤 健人 「 せば・す・ちゃん 」 齋藤 新、齋藤さやか 「 パンティの話 」 三代川 たつ 「 空が色を変えた 」 渡辺 聡美 *事前審査につきましては、長岡アジア映画祭実行委員会により行いました。 *最終審査の評につきましては後日ブログ、ホームページにて掲載予定です。 表彰式・作品上映 日時 2011年9月17日(土)16:50よりの 「第13回長岡インディーズムービーコンペティション+NINIFUNI」の中で行なわれます。 会場 長岡リリックホールシアター ※上映作品は9月にブログにて発表予定
2011.08.16
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「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」の審査会が無事に終わり、 そのまま“かちんこ”へと当会恒例の暑気払い会へと雪崩れ込み、 審査会の感想を大いに飲んで食べながら語り合っていた時に、 五藤利弘監督が電話してお招きしたのが三本木久城キャメラマン。 五藤監督の新作で映画祭で上映する「雪の中のしろうさぎ」の撮影監督でもあるのですが、 現在、大林宣彦監督が撮影中の長岡映画「この空の花」ではB班の撮影を担当しています。 この日は撮影が終わってからわざわざ駆けつけて下さいました。 映画スタッフというととても豪胆なイメージですが、 ビックリするほど誠実で物静かな印象の方でした。 などと書きましたが実は「雪の中のしろうさぎ」の撮影現場を見ていた時に、 とても丁寧な撮影を心掛けてる方だと思っていましたが、 お話をさせて頂いて、それが間違いではなかったと確信した次第です。 明日はまた早いからと“かちんこ”の後はホテルに戻りましたが、 疲れているであろうにお越しいただきありがとうございました。 一同、お話しできたことを嬉しく思いました。
2011.08.15
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FMながおかを聴いてたらCMで昨年の当映画祭「あぜみちジャンピンッ!」上映時に西川文恵監督とともにトークに参加していただいた大場はるかさんと上杉まゆみさんの番組が放送されているようでした。http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1160.html タイトルは「はるP&上まゆのラジオ(仮)がとれません。」 毎週金曜夜の11時45分からの15分番組、これってFMながおかのオリジナル番組なのでしょうか。http://fmnagaoka.com/fm/ アイドルが新潟ローカル局のラジオにレギュラーを持つって FMPORTの「I My Meまいみ〜」に匹敵するように思いました。 「あぜみちジャンピンッ!」の東京公開は今週8月19日まで。 劇場はポレポレ東中野で東京特派員に観に行ってもらうよう呼びかけています。 その後は名古屋、川越の劇場でも公開が決定したようです。 発売中のキネマ旬報のクロスレビューに取り上げられていましたが、 賛否あるとはいえきちんとキネ旬に掲載されてることにちょっと感慨深いものがありました。http://www.aze-michi.com/
2011.08.14
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「橋本君の映画を上映してくれるのね、ありがとう」 「この空の花」美術部の手伝いに行ってた頃、スタッフの一人に映画祭チラシを渡したら偶然にも橋本信一監督と同級生だったそうです。 いろいろと思い出話を聞かせてもらいましたが、やはり真面目な人だったと。 「映画やってるというからもっとくだけてるかと思っていた」 今度の当映画祭で「掘るまいか」の追悼上映とともに、 小林茂監督とともにお話しいただく青木勝さんに、 チラシをお渡しに行ったときに橋本監督について尋ねましたが、 やはり生真面目な印象だったと。 8月11日付の新潟日報夕刊の連載「ロケっち旅行記」の最終回(残念)は 「掘るまいか」が取り上げられていました。 中越地震後に映画は全国各地で上映され義援金が多く寄せられ復興への手助けとなったことが触れられてましたが、1本の映画が震災復興へと繋がるって改めて凄いことだと思いました。 ちなみに「掘るまいか」のテーマとなった中山隧道に足を運んだことがありましたが、 つるはしで掘った村人達の息遣いと大きなパワーを感じ、ちょっと興奮しました。 山古志に足を運んだ際はぜひ訪れてほしいです。 現在、暑い事務所での準備、DMのあて名書きでさえ汗が膨大に流れ大変なのですが、 “汗は映る”を信条とした橋本監督に報いるためにも映画祭開催に漕ぎ着けたいです。 ちなみに「第8回」で「掘るまいか」を上映した際、英語のタイトルをチラシに載せたいので考えていただけないか橋本監督に依頼して、スタッフと考えた結果が“HORUMAIKA”となったそうです。 掘るまいか 手掘り中山隧道の記録 *オープニング上映 9月13日 13:00~ 2003年 日本 DATA 83分/日本語/16mm/カラー 英題 “HORUMAIKA” 監督:橋本信一 撮影:松根広隆 プロデューサー:武重邦夫/中川邦彦 制作:山古志村隧道文化基金/『手掘り中山隧道の記録』制作委員会/フィールドワークプロジェクト STORY 橋本信一監督に捧げる。豪雪の山古志村(現長岡市)。つるはし一つでトンネル掘りに立ち向かった村人たちの16年に及ぶ精神とエネルギーの記録。人が生きるとは、希望の光を見つけようとするアガキの姿である。そのときトンネルが単なる物ではなく、意思を持ち、人に精神を伝えるものになったのだ。この空気感を醸し出すことに橋本監督は成功した。”(小林茂) *第1回文化庁文化記録映画優秀賞 2003年度新潟日報文化賞 2003年度キネマ旬報文化映画部門5位 上映後 “橋本信一監督が残したもの” *今年6月17日に永眠された橋本信一監督。 当映画祭で「掘るまいか」「かけはし」「1000年の山古志」上映と共に駆けつけてお話しいただきました。 小林茂監督と「掘るまいか」製作に努めた青木勝氏より橋本信一監督の功績を語っていただきます。
2011.08.12
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今晩のミーティングは事務局長より「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」の一次審査の報告。 今度、審査員をお招きしての審査会の打ち合わせ。 あとは今後の映画祭宣伝展開について。 いろんな意味で“負けるな わっしょい!”と言い聞かせてます。
2011.08.12
| Trackback(0) | 当会の活動報告
“この街にシネ・ウインドは必要なのか。そう考えることがある。” 昨日の新潟日報にて井上支配人の寄稿が掲載されていました。 文化発信の場としてのミニシアターが新潟に本当に必要なのかを自問自答している文章でした。 入場者数が減少傾向にあるなか、観客数底上げのため今春から 年会費3000円とした会費制度の変更について説明しながら、 シネ・ウインドがこれからも必要とされる場であるための決意表明のように読み取れました。 多様な価値観を認める場としてのシネ・ウインドがなければ フィルムコミッションや映像学校、にいがた国際映画祭などの 新潟の映像文化が今のような発展を遂げるにはもっと時間がかかったかと思います。 また先駆者として果敢に開拓してきた恩恵の上に当会の存在もあると思っています。 実際、長岡アジア映画祭の成り立ちはシネ・ウインドの全面協力がなければできなかったことです。 そんな意味でこれからも活動に期待したいです。 しかし新潟市の映画館地図でシネ・ウインドが古町のピンク映画館に次いで 最古参になってる現況に時の流れを思います。http://www.wingz.co.jp/cinewind/
2011.08.11
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現在の香港映画界で最も精力的に作品を発表してる監督の一人、パン・ホーチョン。 東京国際映画祭で作品が上映されるたびにチケットはソールドアウトと化してましたが、 今年ようやく格差社会を強烈に風刺したスプラッター「ドリーム・ホーム」が正式公開されました。 それに合わせて「パン・ホーチョン おまえは誰だ!?」 と題して特集上映が現在全国を巡回しています。 今年の当映画祭からはその中の1本「AV」を上映することとなり、 長岡のお客様にメッセージをいただけないかお願いしていましたが、 この度、パン・ホーチョン監督から届きました。 「AV」の上映前に読み上げたいと思います。 タイトルからしてキワモノめいてますが、 実はナンパな気持ちで日本からAV女優を呼んでAV製作に挑むボンクラ学生たちが、 いつしか本気で映画作りにのめりこんで真剣にAV女優に恋するという実に全うな青春映画です。 何より素晴らしいのがバカ騒ぎに明け暮れる大学生たちを全面肯定するパン・ホーチョンの優しいまなざし。 東京国際映画祭では客席には爆笑との渦と化してましたが、 青春の1ページを映画作りに没頭する若者たちの姿に映画好きはこの映画を嫌いになれないのでは。 ティーチインでは大の日本製AVファンであるパン・ホーチョンが 数多いAV女優の中から天宮まゆみを選んだ理由について、 友人から指摘されたのが「初恋の人に似ている」。 ちょっといい、エピソードだと思いました。 AV 9月14日(水)19:10~ 9月16日(金)10:00~ 2005年 香港 DATA 104分/広東語/DVCAM/カラー 監督:パン・ホーチョン 出演:ローレンス・チョウ/ウォン・ユウナム/デレク・ツァン/天宮まゆみ 配給:ユナイテッドエンタテインメント STORY 将来に何の展望もない大学生4人組がナンパ目的で自主映画制作に奮闘!日本からAV女優を呼んであわよくばと期待しながらも起業奨学などで社会のシステムを学んでいき、いつしかAV女優に本気で恋をしてしまう、、、 あらゆるジャンルを横断する香港の鬼才パン・ホーチョンが青春時代の特権であるバカ騒ぎを温かくみつめた爆笑コメディ、ながらもほろ苦い青春群像劇。当時人気絶頂だったAV女優天宮まゆみを起用したのも話題を集めた。 (c) Media Asia Films (BVI) Ltd. All Rights Reserved./ (c)MakingFilm
2011.08.10
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昨年の長岡アジア映画祭で「瞽女さんの唄が聞こえる」の上映とともに、 瞽女唄披露等ご協力をいただきました“瞽女唄ネットワーク”が企画提案した 「越後長岡語りの世界 昔話と瞽女唄」が9月23日13時半開演で、 長岡リリックホールシアターで開かれます。 もちろん瞽女唄ネットワークの瞽女唄や鈴木昭英先生のお話しもあります。 料金 1000円 お問い合せ:(財)長岡市芸術文化振興財団 事業課 TEL 0258-29-7715http://www.nagaoka-caf.or.jp/new_topics/7880.html http://www.nagaoka-caf.or.jp/wp-content/uploads/2011/07/mukasibanasitogozeuta.pdf
2011.08.09
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今晩の作業は長岡市内各コミニティセンターに映画祭ポスターを掲示する準備などを 汗をダラダラ流しながら作業をしていました。 他にすくらんぶるの打ち合わせなどを。 9月1日の発行を目指します。 窓を全開にして作業をしていますが、 いったい事務所の気温は何度なのでしょうか。 怖くて測れません。
2011.08.08
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大林宣彦監督「この空の花」は本格的な撮影が始まり、 それに併せて倉庫での前準備も峠を越えて、 ひとまず準備のお手伝いは終了となりました。 正直、大林監督が演出する姿を間近でみたいという思いはありましたが、 あまり中途半端に関わるのもよくないだろうと。 スタッフの皆様は個性的な方ばかりでしたが、 中でも特に親切にしていただいたドライバーの方のお話しは染み入るものがありました。 いきものがかりが流れる倉庫で一緒に灯籠を作っていた時に、 「これがスクリーンに映るから、観たらたまらないものがあるよ」 と、笑いながら話していただいたことに救われました。 これからも安全運転でご活躍を祈念します。
2011.08.07
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昨晩のミーティングは映画祭の今後の展開について。 幾分遅れているのでお盆前までにプレイガイドにチケットを置いていただくお願いに行くことに。 また大林組のお手伝いに参加した忌憚ない感想を話していました。 事務局長はフジロックに鎌仲ひとみ監督にあいさつした際のエピソードを。 ともかく強烈な人だったと印象に残ったようで、 「ミツバチの羽音と地球の回転」の宣伝に力を注ごうとなりました。 明日はよりによって同じ時間に反原発と内部被ばくについての講演会が長岡であり、 二手に分かれてチラシ配りに行こうとなりました。
2011.08.06
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8月6日のヒロシマ、8月9日のナガサキと原爆が投下された日が迫ってきました。 今年は福島原発爆発による甚大な被害がいまだ収束の目途が立たない中で迎えるため、 例年以上に意義が強く感じられます。 ヒロシマ、ナガサキをテーマにした映画上映会が相次いで開かれるのでご紹介します。 奇しくもいづれも黒木和雄監督、先ごろ亡くなった原田芳雄さんの出演作です。 *「TOMORROW ~明日~」 8月7日(日) 10時~ 主催・会場 中之島文化センター 問 電話 0258-66-1310 入場無料 http://www.shiteikanrisha.jp/nakanoshima-bunka/05.html#asu 翌日に原爆が投下されることはもちろん知らずにいる長崎の人々の慎ましい生活を見つめた作品。 長岡アジア映画祭で毎年ゲストの相手役を務めてくださる小林三四郎さんの映画初出演作、でしたが桃井かおりの亡き夫役で遺影のみの出演になってしまったそうです。 *「父と暮らせば」 8月7日(日) 14時~ 主催・会場 長岡市立中央図書館 問 電話 0258-32-0658 入場無料http://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/event/movie/movie.html 広島への原爆投下から3年後、目前で父を亡くし生きていく後ろめたさを感じる娘の前に幽霊の父親が現れる、、、 原作は井上ひさし、父親役を演じた晩年の(などと書きたくありませんが)原田芳雄さんのまぎれもない代表作です。 いづれの上映会にも主催の協力をいただき当映画祭のチラシをお客様に配布する予定です。
2011.08.05
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市民映画館をつくる会では今夏恒例の暑気払い会を開きます。 今夏は8月15日(月)18:00くらいから 会場 かちんこ(殿町) 参加をご希望の方はメールでご連絡願います。 E-mail tsukurukai@lds5.com
2011.08.04
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*五藤利弘監督の十日町ロケ映画「雪の中のしろうさぎ」が“LAUGH&PEACE有楽町映画祭”にて8月9日11時より上映されます。 トークショーにはフットボールアワーも参加するようです。http://wondercamp.laff.jp/top/2011/07/post-d135.html 長岡アジア映画祭では9月18日に上映します。 雪の中のしろうさぎ DATA 2011年 日本 33分/日本語/ Blu-ray /カラー 英題“White rabbit in the snow ” 監督・脚本:五藤利弘 音楽:スネオヘアー 出演:岩尾望(フットボールアワー)/石橋杏奈/あべこうじ/中尾伸吾(ノンスモーキン)/菊池大助(ノンスモーキン) 製作:吉本興業株式会社 STORY 地域を芸術で盛り上げたいという新潟県十日町市の有志メンバーの要請でやって来た世界的芸術家の山田太郎。しかし、山田のキャンバスには何も描かれてなく、描いたのは、赤い点2つだけ。山田いわく「雪の中のしろうさぎ」とのこと。実は、山田は、絵を描くパフォーマンスをする「エアードローイング」世界選手権の優勝者だったのだ。山田に騙されたと怒る有志達。一方騙した形で地域おこし資金を頂戴していた山田も、有志の紅一点繭子への淡い想いや騒動がきっかけで真の芸術とは何かを地域の過酷な冬の生活から見つけ出し、気付く。 (c)2011「雪の中のしろうさぎ」製作委員会 9月18日(日)15時20分~ スネオヘアートーク&ミニライブ 五藤利弘監督×棚橋和博氏、バックスクリーン
2011.08.03
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今年も当会恒例の長岡花火観賞を皆さんで堪能しました。 大手大橋たもとの河川敷にて。 オープニングのフェニックスが咲いた後に、 大林宣彦監督が思い入れのこもった感想を話していましたが、 あれだけの大観衆に向けて長岡花火の意義を滔々と語ってたのはさすがだと思いました。 先の水害に開催が危ぶまれたと聞きましたが、この大イベントを実現した関係者の皆様に敬意を表します。
2011.08.02
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