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第12回NHKアジア・フィルム・フェスティバル

*S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は「第12回アジア・フィルム・フェスティバル」です。
http://www.nhk.or.jp/sun-asia/aff/12th/index.html

S特派員は東京国際映画祭にも連日通ってるようで、またレポートお願いします!

NHKアジア・フィルム・フェスティバル会場のNHKふれあいホール#8207;

10月15日から渋谷で開催された第12回アジア・フィルム・フェスティバルに行ってきました。
NHKアジア・フィルム・フェスティバルは1995年に始まった映画祭で、NHKがアジアの各国と共同で製作した映画を上映するというものです。隔年開催で毎回4~5本の新作がお披露目され、翌年にはNHKで放送されるというのがいつものパターン。それが毎年開催になった第7回(2006年)から共同制作作品以外の作品も上映されるようになり、2009年の第10回の「ピノイ・サンデー」を最後に共同制作作品はなくなってしまいました。想像ですがかなり予算が削られてしまったのではないでしょうか?2009年はそれでもすべての上映作品の監督や主演俳優などゲストが来ましたが2010年にはとうとうゲストもなくなってしまいました。来年はあるのだろうかとかなり心配でしたが、今年の内容を見てかなり明るい兆しが感じました。

まず、イラン映画「花嫁と角砂糖」のレザ・ミルキャリミ監督が来日して上映後のQ&Aに参加してくれたこと。他の3本の作品はゲストなしでしたがそのかわりに上映後にNHKの解説委員が作品の背景になるその国の事情を解説してくれました(これが作品の理解にけっこう役立ってくれました)。そして急遽監督の都合でこられなくなったもののアッパス・キアロスタミ監督が東京藝術大学の学生と行ったワークショップの発表会も開催されました(キアロスタミ監督の代わりは黒沢清監督が勤めていましたが、これも豪華なゲストです)。予算はないけどその分工夫で楽しませるといった気持ちがなんか嬉しかったですね。他にも4作品が1日で見れるようにプログラムを組んでくれたのもありがたかったです(まあ疲れますが)。

共同制作作品以外の上映作品の選定も第1回から培ってきた交流の成果ともいえるもので、良作が多いです。「孔雀-我が家の風景」「こんなに近く、こんなに遠く」「orzボーイズ!」「トゥルーヌーン」などは大好きな作品です。去年1本だけ見れた「明かりを灯す人」もよかった。この作品は現在公開中です。
NHKも自作の映画化もいいですが、映画製作そのものが困難な国や地域の映画製作を支援して文化を育てる手助けをしたり、あまり公開される見込みがない良作を紹介する場を提供するのは大いに意義のあること。ぜひとも続けていって欲しいと思います。

「我が大草原の母」中国 ニンツァイ監督
1960年代、飢饉の上海から内モンゴルに送られた子供たちは遊牧民に引き取られ、彼らの子供として育てられた。主人公のモンゴル人の母親もその一人。彼女は二人もの子供を育てあげたが子供たちが成人した20年後、実の親が子供たちを捜していることを知る。こう書くといかにもメロドラマみたいな映画を想像してしまいますが実際は違います。遊牧民たちが上海の子供を養子にしたのは事実で、この行為を知った監督が感動して映画化したそうです。そして上映後に解説委員の方が説明してましたがこの内モンゴル人の善意を描くことで、60年代、70年代の政策、そして現在の内モンゴルの伝統を破壊しようとする今の政策を暗に批判しているとのこと。そこが解らないとひたすら善意の素朴な遊牧民の母物になってしまうけど、これは内モンゴル人の誇りを描いた映画なのです。

「風の音、愛のうた」タイ 
ピーラサック・サックシリ/プッティポン・サーイシーケーウ/サユムプー・ムックディープローム監督
3人の監督によるオムニバス映画。音楽学校の学生と自閉症の妹が変人の教授の助手として自然の音を採る旅に出る話、わがままな靴工場の社長の娘が祖父の小さな靴屋を手伝うはめになる話、ゲリラのテロ活動が激しい地方に赴任した軍医の夫と妻の話の3本。それぞれに特に繋がりはない話ですが、身近なところにある小さな愛の物語というのが共通しているようです。1本づつではなく3つの話が交互に平行して語られるというスタイルなのが特徴。ロードムービー的要素とキャラクターのおかしさで笑わせる音楽学校の話。俺様キャラと天然っぽい妹の組み合わせは見た目から自然と「のだめカンタービレ」を連想させますが、そんなところも親近感を抱かせます。また一方で日本とは感覚がちがうなあと思わされたのが幽霊の扱いで、「ブンミおじさんの森」などでも、なにごともなかったかのようにふらっと帰ってくるような生きているときとあまり変わらない肉体性を持っている。マレーシア映画でも死んだはずの男が恋人のところに帰ってきて台所で朝食を作るというのを見た覚えがあります。

「秘剣ウルミ バスコ・ダ・ガマに挑んだ男」インド サントーシュ・シヴァン監督
監督のサントーシュ・シヴァンは以前「タハーン ~ロバと少年~」が上映されたことがある人。今回は歴史アクション大作です。バスコ・ダ・ガマは大航海時代にインドを発見した人物ですが、インドにとっては武力を背景に富を略奪する外国からの侵略者。幼いときに親を殺された少年が成長して仲間たちとともに戦いを挑みますが、地元の権力者はポルトガル人と結託していて孤立無援。圧倒的な武力に対し最後の抵抗を試みます。その彼が操るのがウルミと呼ばれる剣で、コイル状になった鞭のような剣。実際にこの剣で斬られたらものすごいことになりそうなんですがさすがにインド映画なんでそんな残酷なシーンはありません。これだけでなく検閲の関係かアクションシーンが全体的に大人しく(最後の決戦シーンは特殊効果をふんだんに使って大迫力ですが)ストーリーも単調なのが不満ですが、最初と最後に現代のシーンを入れ、外国勢力の支配下にあった当時とを重ね合わせて外国資本によるインドの収奪にインド人自身が加担する状況に警鐘をならす構成になっているのであまり戦争スペクタクルが目的ではないようなのでまあ仕方がないです。今回の上映は120分でぁ・・たが海外のサイトなどでは上映時間160分となっているのでかなりカットされているみたいです。

「花嫁と角砂糖」のレザ・ミルキャリミ監督#8207;

「花嫁と角砂糖」イラン レザ・ミルキャリミ監督
ミルキャリミ監督はNHKアジア・フィルム・フェスティバルで「こんなに近く、こんなに遠く」が上映されたことがあります。この作品ではあまりイラン映画で見かけない大都市の医師という富裕層の人物が主人公でしたが「花嫁と角砂糖」は地方の中間層の一家の物語。一家の末娘の婚約式に集まった親族たちを描く群像劇です。裕福ではないが貧しくもないという設定で、伝統的な屋敷での生活の一方で薄型大画面テレビで衛星放送のサッカーを見ているし、花婿は花嫁にiphoneをプレゼントします。
ほぼこの家庭内でストーリーは進みますが、とにかく登場人物が多い。花嫁には3人の姉がいてその夫たちに子供たち、母とその伯父夫婦。30人ぐらいいます。複雑な人間関係とそれぞれが抱える事情など会話のやりとりで観客に伝えてしまうのがすごい。画面の中には常に第人数がいるのでリハーサルをくりかえしても芝居がだれない演劇系の俳優を多く起用。プロの俳優たちの味のある演技も見所です。また、ストーリーは後半あるアクシデントが起こりますが、ここでの医師の毅然とした態度などは見ていて感銘を受けました。

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2011.10.31 | Trackback(0) | ごあいさつ

KICK THE MACHINE

笳弱し繝・+(2_convert_20111029181703 (2)©Kick the Machine Films

“映画祭が無事に終わったと聞き、うれしいです。いつの日か本当に行かなくては!

こちらは大丈夫です。私の家族もです。実は、私は撮影で北東部に来ています。洪水地区からはるかに離れたところです。
私のバンコクの自宅は、立ち入り禁止区域になっています。持ちこたえてくれるといいのですが。

近いうちにお会いできますよう。”

「ブンミおじさんの森」の映画祭上映に際しメッセージを送っていただいたお礼と、
日本人はタイの皆さんが東日本大震災に
義援金を多くおくっていただいとことを感謝してることを併せて、
お見舞いのメールをアピチャッポン・ウィーラセタクン監督に送ったところ、
お返事が届きました。

これ以上、被害が大きくならない事と復旧を願います。

身近なところではセブンイレブンが「タイ洪水被害救援金募金」箱を11月2日まで設置してるようです。
http://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/localhost/pdf/2011/2011101901.pdf

アピチャッポン監督をお招きすることはできないだろうかと思っています。

2011.10.30 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

サンティアゴの詩集刺繍‏

felicitaciones01 (2)

杉田愉監督よりまたも受賞の連絡が届きました。
「キユミの詩集 サユルの刺繍」がこの10月19日~25日南米チリで開催された
「第19回サンティアゴ国際短編映画祭」にて
ベスト・シネマフォトグラファー賞(最優秀撮影賞)を受賞したそうです。
おめでとうございます!

サンティアゴ国際映画祭公式HP 
http://fesancor.cl/

「フレームを通じて終始一貫して伝わる季節の移ろいゆく自然の描写はたたひたすら圧巻。
省察と色彩がこの物語におけるもう一つの主人公であるのは疑いの無い事実だ」

国際審査員団は受賞理由をこのようにコメントしましたが、
杉田監督は「撮影地を単なるロケ地として捉えるのではなく、もう一人の主人公として捉える」
ことを心掛けているので的を得た受賞理由となったようです。
「キユミ&サユル」シリーズは丸山桃子さんと品田涼花さん、2人の成長物語と共に色彩豊かな自然を有する柏崎の物語だと。
柏崎にとってもとても幸福な映画だと思いました。

「キユミの詩集 サユルの刺繍」はこの後、日本で観られる機会は

11月19日  第11回伊参スタジオ映画祭 
http://www8.wind.ne.jp/isama-cinema/

11月20日  第21回TAMA CINEMA FORAM
http://www.tamaeiga.org/2011/

11月25日~27日 第5回田辺・弁慶映画祭
http://www.tbff.jp/

ちなみに杉田監督はなぜか“すくらんぶる”編集顧問かなパンダさんを気に入っており、
ラブコールに応えてTAMA CINEMA FORAMにかなパンダさんは足を運ぶようですが、
無事に会えるといいなと思ってます。何しろ気まぐれな方だけに。
しかし以前、かなパンダさんは熱心な“すくらんぶる”の一愛読者だったのが、
いつの間にやら編集顧問となってます。

2011.10.29 | Trackback(0) | お知らせ

たあいのないお話



シネ・ウインド恒例の周年祭、今年は26周年祭が
11月12日~11月25日に開催されます。

その中で「森聞き」のプレミア上映が開かれ
柴田昌平監督もお招きし、たっぷりトークの時間が設けられています。
「森聞き」については観客の皆さんとの対話をこころがけており、
監督自身も長岡でのお客様との対話を楽しんだようなので、
ぜひこの機会に。
また「森聞き」は来年2月に正式公開されるようです。

日時 11月19日(土)15時~
   ・上映後 柴田昌平監督トーク
問 シネ・ウインド 電話025-243-5530

シネ・ウインドHP http://www.wingz.co.jp/cinewind/

また柴田監督は今晩20時よりNHK BSプレミアで放映される
「新日本風土記」の「松島」の制作を担当。

“「クニ子おばば」の編集終了後に取材・リサーチ・撮影を始めたので、
僕としては異例な急ピッチで仕上げた番組ですが、
東北の人の底力、「よみがえる力」を見た思いです。”

http://www.himeyuri.info/kantoku_blog/2011/10/shinnihonfudoki_matsushima.html

再放送は10月30日(日)午前10時、11月1日(火)午前8時30分。
いづれもNHK-BSプレミアにて放映されます。

「新日本風土記」HP http://www.nhk.or.jp/fudoki/index.html

2011.10.28 | Trackback(0) | お知らせ

FIFF2011



“原田裕司監督『壁女』相当演出力のある監督だと思います。キャスティングも素晴らしいです。どこかで観たような世界でありつつも、独創的な発想に夢中になりました。“

「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」グランプリ作、
「壁女」が先ごろ閉幕した「ふかや・インディーズ・フィルム・フェスティバル2011」にて準グランプリを受賞しました。
原田監督、おめでとうございます!

http://inews.jpn.org/kanto/?ac=NewsIbaraki&url=http://www.saitama-np.co.jp/news10/25/09.html

深谷といえば「SRサイタマノラッパー」の聖地。
今回は入江悠監督が審査員を務め、冒頭の審査コメントを寄せています。

http://fukaya-eigasai.com/

次回、「壁女」は10月29日の「第14回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」にて上映。
短編映画コンクールに畑中大輔監督作「記憶のひとしずく」とともにノミネートされています。

原田監督は各地の映画祭に参加し大いに刺激を受けているようです。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1567.html

2011.10.27 | Trackback(0) | お知らせ

旅!ショートプログラム

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毎年6月に原宿にて開催してる国際映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」より、「旅!ショートプログラム」部門の作品募集のご案内をいただきました。

各地の魅力を表現し “旅がしたくなった”と思わせる作品を国内外問わず、
映画祭を通して発信していくのが狙いのようです。

新潟県内からの応募が少ないそうなのでご紹介いたします。

「日本各地の魅力」を描写し製作年度は問わず、20分以内の作品が対象。
締切は2012年1月16日 消印有効。

http://www.shortshorts.org/2012_call_for_entry/ja/travel.html
↑詳細はこちらを。

http://www.shortshorts.org/travel/ja/
↑またこれまでの受賞作等はこちらで見れます。
これらの作品は上映会などで利用できるそうです。

新潟用のよびかけのご案内のPDFも添付しており、
それだと全国各地で作品応募を呼び掛けているようなので、
見倣いたいとも思いました。

2011.10.26 | Trackback(0) | お知らせ

映画「ちづる」いよいよ29日公開!

*当映画祭で上映した「延安の娘」「蟻の兵隊」の池谷薫監督より、
10月29日公開のプロデュース作「ちづる」のご案内が届きましたのでご紹介します。



BCCでメールを差し上げる失礼をお許しください。【転送大歓迎】

池谷です。僕がプロデュースした映画「ちづる」が、いよいよ29日(土)から東京・横浜でロードショー公開されます。

(ポレポレ東中野:11:00|13:00|15:00|17:00|19:00 
横浜ニューテアトル:11:00|12:35|14:10)

予告篇の観れる公式サイト:http://chizuru-movie.com/             

「ちづる」は今春、立教大学映像身体学科を卒業した赤正和が、卒業制作として完成させたドキュメンタリーです。

自閉症と知的障害をもつ妹とその母を、監督である兄が1年に渡って撮り続けた家族の物語。

大学の卒業制作作品が全国の劇場で公開されること自体、極めて異例なことだと思います。

赤は自分のためにこの映画をつくりました。隠してきた妹の存在。そのために生じた友人とのコミュニケーションの欠落。

このままではいけない。そんな強い思いが引き金となって、覚悟を決めて妹と向き合い、家族の個性が光る、明るくてハートフルな作品に仕上げました。

赤はいま、この卒業制作が契機となって、都内の知的障害者の施設で働いています。

初日には「師弟トーク」と題して赤正和監督と僕がトークショーを行います。作品誕生の裏に何があったのか。本音でお話しさせていただきます。

(ポレポレ東中野:11:00の回終了後 
横浜ニューテアトル:14:10の回終了後)

学生がつくった映画を学生の手で届けたい――さらに「ちづる」は、配給・宣伝といった映画公開におけるすべての業務を赤の後輩である現役の立教大生が担っています。

この夏、彼らは汗を流してチラシを配りまわり、新聞社や放送局に突撃をかけて宣伝活動を行いました。まったく大したやつらです!よき出会いが、きっと彼らを成長させるでしょう。

僕らの目標はロングラン!ひとりでも多くの人に「ちづる」を届けたいと思っています。

どうか皆さん、「ちづる」を観てください!! 

感謝を込めて

池谷 薫(いけや・かおる)

映画監督・立教大学映像身体学科特任教授

2011.10.25 | Trackback(0) | お知らせ

ドクターストップがかかる程 「恋落ち」してるわ 大好きが止まらない

2011-10-23 001 2011-10-23 006

「新潟市で『ブンミおじさんの森』が結局公開されないのはとても残念です。
カンヌが特別偉いとは思いませんが、それでも世界の映画祭の最高峰に輝いた作品が、
新潟市のスクリーンで観れないのは映画文化としてどうだろうかと思います。
そして県内は長岡アジア映画祭で上映したのみというのは危機感を感じてもいいのではと。
それにここにおられる方はとても映画好きな方が集まっているかと思います。
そんな意味でもせっかくの機会なので長岡まで足を運んでほしかった。
何が言いたいかというと長岡アジア映画祭にいらしてください。お願いします。
チケットが売れないと次回の開催もできません」

シネ・ウインドの総会に昨年と同じく中華ランチを目当てに参加いたしました。
参加者が一人一人自己紹介を兼ねて挨拶をするので、
事前に以上のことを頭の中で繋げようとしましたが、
やはり支離滅裂となり余計挑発めいたことを口にだし、また嫌われてしまったかと。
たまたま同席となった当会会長が首をかしげていたのが見えました。

シネ・ウインドは4月から入会費の改定が行われ会員が増えたそうです。
http://www.wingz.co.jp/cinewind/images/pdf/nyuukai.pdf

そして尊敬する中村賢作さんとお話しできたことは嬉しかったです。
「この空の花」の完成を心待ちにしているようでした。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1389.html

その後は「あやちょブラボー!」と叫んで夜はシネ・ウインドにて
パン・ホーチョン監督作「ドリーム・ホーム」を観賞。
格差社会というよりももっと大きな視野が背景にあり、
世界経済の変動に振り回された薄幸女性の人生模様の断片をキツクキツク描いた作品、
作り手達が腰を据えてスプラッターと格闘している姿勢を感じたのが好感もてました。
もちろん不謹慎を承知の上ですが。
映画のテーマへと誘うタイトルバックも丁寧に撮られていたのも印象に残りました。
それに殺人を犯す側も決して無傷でいられないことも丁寧すぎるほど痛い描写で。

ドニー・イェン主演作が今年6本も劇場公開されたのもあわせて
なんだか香港映画、全盛期とまでいかなくても再び盛り上がってるんじゃなかろうかと。

あと「ドリーム・ホーム」の観客の半分は知っている顔でしたが、
その中に“すくらんぶる”の二代目編集長の姿も。(現在は5代目)
就職で長岡を離れていたのですが、久しぶりにお会いし
“すくらんぶる”最新号を渡しました。

「ドリーム・ホーム」は10月28日までシネ・ウインドで公開してます。

2011.10.24 | Trackback(0) | 当会の活動報告

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*S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011」です。
改めて「記憶のひとしずく」の畑中大輔監督、清水徹也プロデューサー、グランプリ受賞おめでとうございます。

http://www.skipcity-dcf.jp/

SKIPシティ

SKIPシティDシネマ映画祭は04年から開催されているデジタルシネマを対象とした映画祭です。
04年当時といえば、映画の撮影は当然フィルムで、メジャーな商業映画でデジタル撮影を行っているのはジョージ・ルーカスやマイケル・マンぐらいでこれからはデジタルだ、とマスコミではいわれながら実際はデジタルへの流れは遅々として進まない状況だったと思います。デジタル撮影した作品も上映のときにはフィルムに変換されていました。
そんな中でスタートしたDシネマ映画祭なのでかなり苦労があったと思います。初期の私が見た作品はそんなに多くなかったのでまちがった印象かもしれませんが、コンペの対象は作家性よりも作品性を重視していたように感じました。あからさまに個人的な作品やインディーズ作品はなく、あくまでも商業作品として公開することを目標とした作品を対象にしたという印象です。フィルム撮影が主流の中で、商業作品でフィルムではない、といったらよほど予算がない作品、予算をかけても収益が見込めないと判断された作品なのではないか?といった疑問があったりもしました。
それが数年前からかコンペ作品の印象ががらりと変わってきました。なんといってもカメラの性能が向上したせいか、いかにもビデオ撮影、といった作品はなくなり、フィルムかデジタルかすぐにはわからないほどになってきたのが大きいような気がします。たぶんデジタルでもフィルムと遜色のない作品が撮れることでデジタル撮影が一般化したのではないでしょうか?
デジタル撮影がフィルム撮影とあまり差がなくなってきた(まあ、少なくともぱっと見には)ことから今までならば当然フィルム撮影を選んだであろう作品がどんどんデジタル撮影に変わってきたーたぶんそんなことがDシネマ映画祭のコンペ作品の充実にも現れているような気がします。
映画祭上映後に公開される数が増えてきているのもDシネマが映画として一般化してきたことの現れであるように思います。去年の作品では「再生の朝に-ある裁判官の選択-」「やがて来る者へ」「フェア・ラブ」などが一般公開になっています。

それでは今回見た作品の感想です。

「ある母の復讐」脚本のエルメス・リュさん(左)とギャビン・リン監督#8207;
「ある母の復讐」脚本のエルメス・リュさん(左)とギャビン・リン監督‏

「ある母の復讐」台湾 ギャビン・リン監督
80年代の高雄を舞台にして2人の女と1人の男をめぐるメロドラマ。高雄はギャビン・リン監督の故郷で、物語の時代設定は監督が生まれたころで、妊娠しているヒロインは監督の親の世代にあたるわけで、監督の個人的な思い出が反映された作品のようです。親の世代の生き方を描くのと、そのころの人々に愛されたメロドラマの形式を取り入れたところがミソ。自分の夫を幼馴染に盗られたヒロインが離婚を迫る夫と愛人に対してある条件を突きつける。これがタイトルの「復讐」で、血なまぐさい展開や派手なアクションはありませんがかなりユニークで驚きました。元々はこの復讐方法のアイデアを思いついたらしく、最初の構想ではどうも不自然だったので共同脚本のエルメス・リュにアイデアを出してもらいいまの形になったそうです。新人の監督が多いせいかQ&Aで映画ができるまでの試行錯誤を率直に語ってくれたりするのもこの映画祭のよさだと思います。

「カラーズ・オブ・マウンテン」のカルロス・セサル・アルベラエス監督#8207;
「カラーズ・オブ・マウンテン」のカルロス・セサル・アルベラエス監督‏

「カラーズ・オブ・マウンテン」コロンビア・パナマ カルロス・セサル・アルベラ監督
左翼ゲリラの勢力下だった山間の村。今は極左民兵が進出して不穏な気配が迫ってきている。主人公はサッカー好きの少年。誕生日のプレゼントに新品のボールをもらったがそのボールは地雷原のなかに入ってしまう。父親からあきらめろと言われたがどうしてもボールを取り戻したい少年は友人たちと地雷原に…
コロンビアは50年もゲリラとの内戦が続いていて、この映画に出てくる村のように民兵からゲリラとみなされて殺されたりといった迫害から村をすて都市部に逃れる国内難民が400万人もいるそうです。そういった事情を全く理解できないこどもの視点から暴力の理不尽さを訴えた構成が見事。このおかげで国内では大きな反響をよび左右どちらの勢力からも非難はなかったのだとか。
いかにもこどもらしい聞き分けのなさとか、子役の自然な演技もすばらしかったです。

「キニアルワンダ」のプロデューサー ダレン・ディーンさん#8207;「キニアルワンダ」のプロデューサー ダレン・ディーンさん‏

「キニアルワンダ」ルワンダ・アメリカ アルリック・ブラウン監督
今までいくつかの映画でも取り上げられた90年代のルワンダでおこった虐殺を国内の加害者、被害者たちの立場から描いた映画。
監督はジャマイカ生まれでアメリカ育ち。ルワンダとは直接関係はありませんがルワンダに行き、体験者から直接聞いています。ブラウン監督は短編を撮った経験はあるものの初長編で、そのせいか映画は細かな章に分かれてそれぞれが独立して(登場人物はエピソード間を行き来しています)時制もばらばらという短編連作のようなスタイルになっています。クライマックスはイスラム教の指導者たちが虐殺を食い止めるために集まり議論を重ねるシーン。ここでの決断は感動的でした。この作品は今年の最優秀作品賞に選ばれました。

「クロッシング」のセリム・デミルデレン監督#8207;「クロッシング」のセリム・デミルデレン監督‏

「クロッシング」トルコ セリム・デミルデレン監督
主人公は会計事務所に勤める中年男。一人部屋を与えられていたがそこに若い女性の新入社員が同室になる。彼女は男は妻帯者で娘もいると聞かされ疑いもしなかったが、会社のだれも男の家族を見たものはなく、男が自宅に帰った場面では室内には男以外誰もいない…男が話す妻と娘は本当に存在するのか?
なかなか魅力的な謎で始まるストーリーで引きこまれましたし、意外な答えが待っていてラストは人生の皮肉さも味あわせてくれます。しかし孤独な男がどんな皮肉なめぐり合わせとはいえ、他人との係わりによって新たな一歩を踏み出すようすは希望がありほっとさせられます。青一色のインクで印刷したかのような極端なブルートーンの画面も魅力的でした。

「26歳、幸せの道」のビル・チウ監督#8207;「26歳、幸せの道」のビル・チウ監督‏

「26歳、幸せの道」中国 ビル・チウ監督
主人公は北京で暮らす若い女性。生まれ故郷の海南省に帰ってくる。レンガ工場を営む父親に会うためだ。彼女は父親と何日か過ごすが何か伝えたいことがあるように見えるものの何も言えずそのまま北京に帰ってしまう。その後北京で暮らす彼女のもとに父親の悲しい知らせがもたらされる。
お互いに愛情を持ちながらそれを素直に表現できない親子を通じて、もっとちゃんと愛情を表に出したほうが幸せだよと監督はこの映画を通じて伝えたかったようです。中国では父親は愛情を表に出さないのだとか。日本もどちらかというとそうだと思うので日本人が見ても共感できる映画だと思います。
ただこの主題を伝えるにはもうちょっと整理して見やすくしたほうがよかったかなとは思いました。特に前半親子の間に意思の疎通がないのはわかりますが画面上も動きがなにもなくて観客としてはひたすらがまんを強いられました。

「マドンナ」主演の鈴木萌美さんと関俊太監督#8207;「マドンナ」主演の鈴木萌美さんと関俊太監督‏

また日本国内の作品を対象とした短編のコンペもあり、全部は見れなかったのですが、若い夫婦とその女友達が集まった夕食でのやりとりが思いもよらぬ方向に進んでいく「こぼれる」(手塚悟監督)、主人公の女子高生の悩みや苦しみが伝わる「マドンナ」(関俊太監督)、どこにでもあるような住宅地の家がとんでもない冒険の舞台になる「8月8日午後4時」(ソエジマシンゴ監督)、そして長岡アジア映画祭で「くらげくん」がグランプリを取った片岡翔監督の新作「Lieland」(個性豊かな登場人物とひねりの利いたオチ)などが楽しめました。
また短編部門の最優秀作品賞は長岡アジア映画祭でも上映された「記憶のひとしずく」(畑中大輔監督)でした。畑中監督おめでとうございます!

「記憶のひとしずく」の清水徹也プロデューサー(左)と畑中大輔監督#8207;
「記憶のひとしずく」の清水徹也プロデューサー(左)と畑中大輔監督‏

2011.10.23 | Trackback(0) | ごあいさつ

長岡から世界に贈る花束

20110417 (2)撮影 降旗慈氏

*昨日「長岡映画」制作委員会 事務局よりメールが届き、
本日NSTにて大林宣彦監督作「この空の花」の制作の様子を追った
特別番組が放送されるそうでご紹介します。

■番組名:長岡映画「この空の花」製作記念番組 長岡から世界に贈る花束

■日時:10月22日(土)11:10~11:40 放送予定

■内容:
66年前の長岡空襲犠牲者を悼む長岡花火をテーマにした映画『この空の花ー長岡花火物語』の長岡市内ロケが、9月中旬クランクアップした。メガホンを取ったのは古里映画の巨匠、大林宣彦監督。命と平和の尊さ、そして戦災や地震から復興へと立ち上がった長岡の人々の姿が丹念に描かれた。番組では、降りしきる雨の中、約250人の市民エキストラを集め行われた柿川での撮影や空襲の惨劇を再現した平潟神社の撮影など、一カ月半にわたる熱気あふれる撮影の様子を振り返る。また、大林監督や松雪泰子ら、豪華俳優陣や撮影を支えた多くの市民らの声を織り交ぜながら、"長岡映画"に込められた思いに迫る。

http://nsttv.com/tv/nst/2011/10/10540.php

2011.10.22 | Trackback(0) | お知らせ

A DAY IN THE LIFE



昨日の新潟日報朝刊に小林茂監督の今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭のレポートが掲載されています。

1999年に「放課後」「自転車」とともに上映した際に出会った、
台湾のドキュメンタリー映画作家との12年ぶりの再会と、
その後彼らが台湾大地震の記録映画を撮影し、
それらを中越地震を経験した長岡アジア映画祭で一挙上映したことを触れています。

また多くの章を割いてるのは中國映画「雨果の休暇」について。
「自分の作品作りの目標にしたいと思うほど感銘を受けた」と書いて称賛しています。

「ドキュメンタリストの道は険しいが、」
と結び近くに触れていて小林監督ほどの人がとちょっと驚きましたが、
また次回のヤマガタを目標としているようです。

また同じく昨日の新潟日報の紙面に今年の当映画祭で
小林監督とともに橋本信一監督を偲ぶ対談をしていただいた青木勝氏が
山古志のアルパカを地域ビジネスに活かして活性化を図る
「山古志アルパカ村」の設立の意図を話していました。

2011.10.21 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

髪が銀色に輝くころ



*「第16回長岡アジア映画祭」 
森聞き」を観られたお客様の感想をアンケートから抜粋します。

・「森聞き」はよかった。仕事の深さ、人の思いの深さが感じられました。
いろんな事を考えるきっかけとなるみたいです。   65歳 男性 鉄工所勤務

・「森聞き」がすばらしかったです。   62歳 男性 僧侶

・出演してきた高校のみみなさん、大人でしたね。
マンガ好きで、夏休みの課題を出した事のない男の子でも、
人間が生きる上で、はずしてはいけない事はちゃんとどこかでわかっている気がしました。
それを東京に住んでいるお母さんが、勉強していい大学に入れとうるさい、
女の子の言葉は深かったですね…。  30代 女性 会社員

・良かった。
125分は始まる前は長いと思ってたが、あっとういう間だった。
世代間のちがいと理解の素晴らしさを感じた。
着眼点の良さを感じた。
音楽もよかった。(フィンランド?)  60代 男性 会社員

・「森聞き」の中に何か今、変わろうとしている。
という女の子の発言がありましたが、その言葉が象徴している様でした。 
30代 女性 公務員

*柴田昌平監督の作品でNHKスペシャルで放映された
「森聞き」に登場した焼き畑を作る「おばば」椎葉クニ子さんに焦点をあてた
「クニ子おばばと不思議の森」が好評だったようで
10月23日(日)朝10時5分から
NHK総合「とっておきサンデー」の枠内で再々放映されます。
柴田昌平監督も生出演するようです。

http://www.nhk.or.jp/special/
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110925.html

大道映画人 http://www.himeyuri.info/kantoku_blog/

2011.10.20 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

精武風雲



9月19日 「杉田愉監督特集」

「今年はもういいだろ」

毎年、映画祭で小林三四郎さんに最終日のゲストの相手役、進行をお願いしているのですが、
ここ数年、言われてるのが冒頭の言葉。

とはいうものの、三四郎さんが当映画祭の事情を深く理解していただいてる他、
今年は特に杉田愉監督は同じ柏崎出身となるのでまさに適任。
その結果、杉田監督、丸山桃子さん、品田涼花さんの魅力をうまく引き出していただき、
やはり今年もお願いして良かったです。

ちなみに三四郎さんには事前に作品を見ていただいたので、
今年お会いして最初に発したのが、
「やはり杉田監督は凄いね」

またトークの最中、打ち上げでも話していて印象に残ったのは
「大人の皆さんはぜひ映画を映画館で観てください
DVDで見ていると、子どもは大人を見てますから
映画鑑賞がDVDという感覚になってしまいます」

三四郎さんは配給会社・太秦の代表として映画界の渦中におり、
そこで感じた危機感を常に持っているようでした。
確かに当映画祭も残念ながら、以前に比べて若い観客が減っています。

太秦は今年、台湾映画「父の初七日」を配給する予定でしたが東日本大震災で延期。
今後、公開の配給作品としてドキュメンタリー映画「天皇ごっこ」が
10月29日、K`sシネマにて公開。
http://www.tenno-gokko.com/

また新潟での公開は終了しましたがアンドリュー・ラウ監督とドニー・イェンがタッグを組んだ
「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」を配給協力。
http://www.ikarinotekken.com/index.html

スタッフクレジットに武術指導としてドニー・イェンの右腕等で
世界を股にかけて活躍する谷垣建治さんが参加。
「第9回」の当映画祭で「ツインズ・エフェクト」の上映と共にお招きした
谷垣さんのお相手をしていただいたのも三四郎さんだったことを思うと、
こんな形で繋がるとは!

“「インファナル・アフェア」でエリック・ツァンが
あの身体で全力疾走するでしょ、その姿に感動するのが映画”
打ち合わせで映画のアクションの例えで谷垣さんに三四郎さんが話していましたが、
その谷垣さんも「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督と仕事をしたのも
ちょっと感慨深いものが。

ついでに谷垣さんは現在、日本で映画版「るろうに剣心」のアクション指導を担当。
撮影は終わった頃でしょうか?
原作者はご存じのように長岡の方です。

そして今年、東京ではドニー・イェンの主演作は6本も公開されたようですが、
新潟で唯一公開されたのが「レジェンド・オブ・フィスト」だったことを思うと
現在、最も骨太のクンフーを生身で魅せるドニー・イェンのアクションは
スクリーンでこそ見応えがあるでしょうから三四郎さんの故郷への愛を感じたりしています。

韓流スターでも主演作が1年に6本公開なんて無いでしょう、
この点からもドニー・イェン最強!

2011.10.19 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

まちなかキャンパス長岡

まちキャン

当会は現在、毎週月曜夜に事務所にて上映企画室と称し作業・ミーティングを行っています。

ところで事務所近くに新しく大きなビルが建ち、
中に“まちなかキャンパス長岡”として9月から開かれた講座が開催されています。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kosodate/machicam/

その中のまちなかカフェという単発講座の11月14日(月)19時より、
長岡インディーズムービーコンペティションの審査員などで
ご協力いただいてる長岡造形大学のヨーグル・ビューラ先生の講座、
「スイスのイメージとデザイン戦略」があるので、この日参加してみようかとなりました。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kosodate/machicam/course/2011/cafe03-02.html

ちなみにこのビルの前を夜に通ると煌びやかでここは宝塚だろうかと思うほどです。

2011.10.18 | Trackback(0) | 当会ご案内

畑中大輔監督「記憶のひとしずく」 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011短編部門 グランプリ受賞!!

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第13回長岡インディーズムービーコンペティションにて
準グランプリを受賞した畑中大輔監督作「記憶のひとしずく」が
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1521.html
先ごろ閉幕した“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011”の短編部門でグランプリを受賞しました。
http://www.skipcity-dcf.jp/news/dailynews/20111016.html
おめでとうございます!

「記憶のひとしずく」は今後、以下の映画祭で上映されるようです。

10月29日 第14回小津安二郎記念 蓼科高原映画祭
http://www.tateshinakougen.gr.jp/cinema/

11月12日 第7回山形国際ムービーフェスティバル
http://www.catvy.ne.jp/ymf/index.html

いづれもコンペティションにノミネートされており、
蓼科では長岡でグランプリを受賞した原田裕司監督作「壁女」も
ノミネートされているので注目したいと思います。

また山形では第11回長岡インディーズムービーコンペティションで準グランプリを受賞した
藤原智樹監督作「ネコ魔女のキポラ」もノミネート、上映されるようで
http://www.mynet.ne.jp/~asia/14th/11th_compe/14th-11thcompe.htm
長岡に所縁のある映画監督たちの活躍はとても嬉しくこちらも大きな励みになります。

2011.10.17 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

第21回映画祭 TAMA CINEMA FORUM

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杉田愉監督より「キユミの詩集 サユルの刺繍」が
11月19日~11月27日に開催される「第21回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」の
コンペティション部門となるTAMA NEW WAVEにノミネートされたとメールが届きました。 

http://www.tamaeiga.org/2011/

「キユミの詩集 サユルの刺繍」上映日時
日時:11月20日(日)
会場:ヴィータホール
15:55~16:30 『キユミの詩集 サユルの刺繍』
19:15~19:55 ゲストコメンテーター山崎裕氏VS監督トーク
20:10~20:30 授賞式

前日は伊参スタジオ映画祭でも「キユミの詩集 サユルの刺繍」は上映されます。

同じくノミネートされている「めぐり来て待たず」の河野シベ太監督とは
「黙って前見て運転せよ」の河野和男監督ではないかと杉田監督は教えてくれましたが、
http://megurikitematazu.web.fc2.com/index.html
確かに岩手を舞台に鈴木明日香さんも出演しているので河野監督のようです。

岩手では被災地へのボランティア活動と並行しての映画活動をしてるらしく、
http://northup.blog37.fc2.com/
元気そうで嬉しく思いました。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1340.html

また“ある視点”では今成夢人監督「ガクセイプロレスラー」の長編、
「ガクセイプロレスラー垂直落下式学園生活」が初上映。

今年の当映画祭で「ガクセイプロレスラー」を上映した際には
プロレスフリークのお客さんが“DDT”のTシャツを着て観に来て熱を感じたこともあり、
(今成監督は現在、高木三四郎率いる“DDT”の映像演出を担当)
東京ならなおのことプロレスや今成監督ファンが集うのではないでしょうか。
今成監督は長岡には来れず、代わりにビデオレターを送っていただきましたが、
見たらとても忙しそうで疲れている感じでした。ご自愛を。

ちなみに“DDT”の映像演出前任が新潟市出身のマッスル坂井。
後任の今成夢人監督が長岡生まれとなると、新潟繋がりで妙な縁を感じます。

「ガクセイプロレスラー垂直落下式学園生活」予告
http://www.youtube.com/watch?v=j7PbE-Xz5Ns

2011.10.16 | Trackback(0) | お知らせ

いつかみんなで行きたいね!

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“うれしいと同時にプレッシャーも・・・!
でも、自分が今までやってきたことを評価してもらえたのだと思い、
今後もがんばって行きたいと思います!”

昨日掲載したようにヤマガタでスカパー! IDEA賞を受賞した早川由美子監督に
祝福のメールを送ったら冒頭のお返事が届きました。
改めておめでとうございます!

その早川監督も寄稿していただいたのが当会発行のフリーペーパー“すくらんぶる62”
特集に当会にご縁のある映画監督5名に参加した海外の映画祭について寄稿いただき、
早川監督には中国・雲南省の映画祭に「さようならUR」とともに参加した際の報告を書いていただきました。
規制の厳しい中国で自主トキュメンタリー映画祭とはどのようなものか、
当初の予想に反した実情について書かれており、読みごたえがあります。
もちろん小林茂、東條政利、西川文恵、呉美保、杉田愉等、各監督から見た各映画祭の視点も
読み比べてみるととても面白いです。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1523.html

すくらんぶるは以下のお店、施設等で置いていただいてます。
見かけましてらぜひ手に取ってみてください。
あと協力いただき置いてもらえるお店がございましたらご連絡願います。

雑本堂、音楽食堂、BARDEN-BARDEN、ながおか市民センター、まちなかキャンパス長岡、まちなか楽市Tenpo、カーネーションプラザ、たつまき堂、キャラメル・ママ、文信堂書店、ら・なぷぅ、ギャラリーmu.an、R‘s、FMながおか、GARNET、長岡市立中央図書館、鎌倉茶房書斎亭、長岡市立劇場、T・ジョイ長岡、BARDEN-BARDEN Hof、リリックホール、七鐘屋、長岡造形大学、わむ豆腐屋、cosa-roba、陽だまり、でくのぼう、caf‘e grazie、山古志会館、郷見庵、HAPPY LIFE CAFE、みずすまし、チャイナネットワーク、十日町シネマパラダイス、シネ・ウインド、シネマート六本木、etc
(以上、当会事務所近く順、無くなってたらすみません)

画像はすくらんぶる顧問のひなパンダさん。
すくらんぶる完成はまだかと先日事務所に催促に来てました。

2011.10.15 | Trackback(0) | 当会の活動報告

Petite Adventure Films

(c) Wei Xiaobo

先日、閉幕した山形国際ドキュメンタリー映画祭にて
早川由美子監督が新作「さようならUR」でスカパー! IDEHA賞を受賞しました。

今年から創設されたスカパー! IDEA賞は今年のヤマガタで作品を上映する日本のドキュメンタリー監督を対象。
次回作に最も期待される監督に育成の支援と制作の奨励を目的に贈る賞のようです。
栄誉あるヤマガタの受賞監督の歴史に早川監督の名が刻まれることとなりました。
おめでとうございます!
http://www.yidff.jp/2011/2011.html#award

初監督作「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」は反戦がテーマでしたが、今回は日本の住宅問題に切り込んでいるようです。
http://www.brianandco.co.uk/paf/goodbye_ur.php

“一人ひとりの小さな”冒険”がやがて世界を変えていく・・・”

主宰するPetite Adventure Filmsの信条のようですが、
地道に全国の上映会場をまわり、輪を広めていく早川監督の活動がこれを機に大きく羽ばたくことを期待します。

早川監督には「第14回」の当映画祭で「ブライアンと仲間たち」の上映と共にお越しいただきながら、
会場で人手が足りないともぎりまでしていただきましたが、
これからは頼めないような、、、、

いつも監督は上映会に行く度にブログに長いレポートを書いてるのですが、
ヤマガタはきっと膨大な文章になると思い読むのを楽しみにしてます。
http://brianandco.cocolog-nifty.com/blog/

2011.10.14 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

夢の中 忘れないのは すれ違い 旅を繰り返してる

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9月18日

今回の映画祭メインゲストのスネオヘアーさん。
本当に連日お忙しい中、駆けつけて舞台挨拶、トークそれに弾き語りで歌っていただきました。

映画祭でスネオヘアーさんに気持ちよく歌っていただく、
そのために手探りで多くの方にご協力やご指導をいただき、
当日リハーサル時に「期待ハズレの空模様」のイントロが
PAを通してアコギで鳴り響き渡った時はまさに鳥肌モノでした。

そして本番時、ナマのギターとともに歌声がマイクを通して流れると、
ここまでくるのに様々なことが込み上げ深く感激をしていました。
もちろんお客様は1曲終わるごとに盛大な拍手を送っていました。

最後の曲は「アブラクサスの祭」のエンディング曲「ハレルヤ」。
映画祭で上映した作品ということもあるのでしょうが、
この映画の舞台は福島、撮影後にあの大震災に被災に見舞われた方への想いも深くあったと想像します。
とても感動的な歌声で締めていただきました。

ミニライブということでお願いしたのですが、
少しも“ミニ”という気がせず、
お客様にとっては随分と贅沢な時間ではなかったかと思います。

スネオヘアーさんのスタッフのブログに当日のことが掲載されてました。
http://staff.suneohair.info/?eid=205

http://www.youtube.com/watch?v=6x59uBuEtBg&ob=av3e
「期待ハズレの空模様」PV 演出は入江悠監督!

今回、歌まで歌っていただいたのはやはり故郷・長岡への深い愛情があるかと思います。
改めてありがとうございました。
そしてまた五藤監督の映画に素晴らしい曲を提供してほしいと願います。

*11月16日(水)
TOUR 2011「スネオツアー」
OPEN/START 18:30/19:00
会場:Goden Pigs Red
TICKET:¥4,000

問 キョードー北陸チケットセンター TEL 025-245-5100
HP:http://www.kyodo-hokuriku.co.jp/schedule/kdschevent.php?id=3252

2011.10.13 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

cast

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9月18日。

今回メインゲストのスネオヘアーさんの「アブラクサスの祭」の舞台挨拶の相手役として、
「雪の中のしろうさぎ」の五藤利弘監督も含めたトークの司会進行をしていただいたのが、
棚橋和博さん。

新潟のタウン情報誌「月刊にいがた」を発刊してるジョイフルタウンの
代表取締役として活躍してるのはもちろん、
かつて新潟の音楽好きならチャンネルを合わしていた
「MM.CLUB」「音楽と髭」のMCとしておなじみの人でした。
いわば新潟の音楽界のゴッドファザーとして音楽シーンをずっと見つめてきた人です。

スネオヘアーさん、そして五藤監督とも親しい仲なので、
今回のお相手を快く引き受けて下さいました。

その棚橋さん率いるジョイフルタウンが年に1回発行してるのが「cast」。
http://www.joyfultown.jp/cast/index.html

一流のアーティスト達の今とこれからが読める地方誌としては稀有で骨のあるインタビュー誌です。
今号は表紙と巻頭を飾る斉藤和義さんの、
あの「ずっとウソだった」を巡る考察についてまず惹かれ読み応えがありました。

そして棚橋さん自ら聞き手となるスネオヘアーさんのロングインタビューも、
新譜「スネオヘアー」を中心に
決して親しい間柄だからとなぁなぁに終わらせず音楽に対して真摯な気持ちを引き出しています。

40歳となり来年はデビュー10周年となるそうですが「アブラクサスの祭」への出演がいかに大きなことだったか、そしてそこで知り合った奥様についてもこれは親しい仲だけに、突っ込んで聞いています。
また「雪の中のしろうさぎ」の音楽の依頼を受ける経緯の中に五藤監督のもじもじとした姿も登場したりしてます。

棚橋さんはジャイアント馬場さんをとても尊敬し、本を出したいと思ってるそうです。
数年前「月刊にいがた」では馬場元子夫人の回顧録が連載され、
これは専門誌でもあまりなかったので驚いて毎号読んでいました。
新潟が生んだ偉人の一人、ジャイアント馬場さんについて棚橋さんが
どのような切り口で迫るのかとても楽しみに思います。

今回の映画祭で堂々巡りとなる課題があり思い詰めて棚橋さんに相談しに行き、
きちんと理論建てて筋道を立てて教えていただきました。
もっと早く伺えばと悔やんだほどのなのですが、ご協力いただきありがとうございました。

あと五藤監督は次のスタートを走り始めました。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2011/10/07/8.html

2011.10.12 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

「中国残留婦人」を知っていますか



「第13回長岡アジア映画祭」で上映した「花の夢-ある中国残留婦人-」。
一人の中国残留婦人と出会い、その波乱に満ちた人生を聞き驚いた一人の若い女性が老婦人の姿を記録した秀作でした。
東志津監督は映画祭にお越しいただき、お話しいただきました。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-289.html
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-311.html
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-314.html

その時に客席には小林茂監督と、この時の映画祭で初上映となる「チョコラ!」を観に来た
岩波ジュニア新書の編集者がいました。
この方は小林監督の著作「ぼくたちは生きているのだ」の編集をされた方でした。

「花の夢」をご覧になり感銘した編集者の方は、その後に東監督と連絡を取り、
出版されたのが“「中国残留婦人」を知っていますか”

http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%AE%8B%E7%95%99%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E3%80%8D%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9D%B1-%E5%BF%97%E6%B4%A5/dp/4005006914/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1318248396&sr=1-1

いわば映画祭での上映がなければ世に出ることはなかったかもしれない1冊です。
本屋さんで見かけたらぜひ手に取ってみてください。

東監督は現在、パリへ映画留学に行ってるハズです。
またの新作を期待します。

2011.10.11 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

維多利亞壹號



*「第16回長岡アジア映画祭」で上映した香港映画「AV」。
お客様よりアンケートに書いていただいた感想を抜粋して掲載します。

・大変面白かったです。青春映画のようでもあり大人への一歩、人生の一歩
30代の私でも考えさせられる内容でした。
今回はAVという内容なので見るのにすこし抵抗がありましたが、
ストーリーは好きです。 女性 

・不純な動機ながら青春と人生模様がかいまみえた。
よくある恋愛ラブシーンの話とは違ってお国柄や歴史背景が重なっているが、
男子諸君の夢はいつの世も一緒…だと思った。 女性 30代

・学生が今の人生を精一杯生きている姿がよく描かれていたと思います。 
男性 30代

・おもしろかったです。CGとか大作といわれるものでなくても、
やっぱりストーリーとか内容が大切だなと思いました。 男性 30代

・仲間と何事もやる意欲のある若者。
日本は何もしないでひきこもっている。 女性 60代

・笑わせていただきました。 男性 60代

http://www.phc-movie.com/movie.html#movie03

*「AV」上映とともに当映画祭にメッセージを送っていただいた
パン・ホーチョン監督作「ドリーム・ホーム」が10月22日~10月28日にシネ・ウインドで公開されます。
これまでパン・ホーチョン監督作は日本では映画祭でしか上映されませんでしたが、
「ドリーム・ホーム」が初の劇場公開作となります。
しかしあらゆるジャンルを横断していく中、
本作はエログロの極みとなる掛け値なしのスプラッターのようで観ることに覚悟が。

主演がマカオのカジノ王スタンレー・ホーの令嬢というから本物のお嬢様ジョシー・ホー。
これまでジョニー・トーや三池崇史といった濃いめの監督作でも強い印象を残してます。
そして「AV」からはボンクラ学生を演じてたローレンス・チョウ、デレク・ツァンも再登場。

さらに撮影監督がジャ・ジャンクー監督作を手掛けるユー・リクウァイ。
音楽が「嫌われ松子の一生」のガブリエル・ロフト。
音響効果がホウ・シャオシェン監督作の常連トゥー・ドゥチー。
アクション監督に香港映画ファンならよくご存じで
「AV」では登場し笑わせてくれたチン・ガーロウと何気に一流スタッフが顔を揃えています。

パンフレットを手にしスチール写真も綺麗に撮れて誰なのかと名を見たら、
ウォン・カーウァイ映画のスチールを撮ってたウィン・シャだったことに驚き納得しました。

一見アチャラカ映画かと思いきや、アコースティックな音楽が終盤流れ、
青春時代のバカ騒ぎがかけがえのないものだと気づかせ感動させた「AV」のように、
「ドリーム・ホーム」も単なるスプラッターに終始せず、
背景に香港の格差社会が描かれているようなので、
社会的な題材を風刺しているのか、それともやはり単なるエログロ映画なのか、
阿鼻叫喚の予告編だけでは判断がつきませんが、
ほぼ一年に一作、アイデアが枯れることなく次々と話題作、問題作を放っている
パン・ホーチョンは最も野心的で現代的な映画作家の一人だと確信できます。

保守化していくぶん勢いがなくなったといわれている香港映画の中で
これは絶対に大陸では公開できないだろうと挑発的な挑戦が痛快に映ります。
ぜひこの機会にシネ・ウインドに足を運んでいただけましたら。

シネ・ウインド公式サイト http://www.wingz.co.jp/cinewind/

「ドリーム・ホーム」公式サイト http://www.dreamhome-movie.com/index.html 

2011.10.10 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

HARU'S JOURNEY



*お世話になってる方より「春との旅」上映会の協力依頼がありご紹介します。
この作品、メイキングビデオを真利子哲也監督が手掛けたようですが、そちらも機会があれば見てみたいです。

「春との旅」 作品時間 133分

監督 小林政広 出演 仲代達矢、徳永えり

日時 11月19日(土) ①10:00~ ②13:30~

会場 長岡市立中央図書館

参加費 一般 1000円 小・中・高校生 500円

主催 『春との旅』を見る会
TEL/FAX 0258-34-7635

http://movie.haru-tabi.com/index.html

2011.10.09 | Trackback(0) | お知らせ

大きい瞳で もっと見つめて 恋は始まったばかり


ちょうど一年前の頃、栃尾で撮影された五藤利弘監督作「ゆめのかよいじ」
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1128.html
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1129.html

先の当映画祭で予告編を流しましたが、
ネットでもみれるようになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=ogJpflOBcJY
公開は来年の予定になるようです。

主演は石橋杏奈さんと竹富聖花さん。

石橋さんはこの映画で五藤監督のことを信頼したハズで、
続く「雪の中のしろうさぎ」にマドンナとして登場。
ご存知のように出演作が相次ぐ売れっ子となってます。
十日町に映画祭の宣伝に行ったときは、ちょうど朝ドラ「ひまわり」に出演した頃で
協力した方が口をそろえて石橋さんの姿に魅了されたことを話してました。

また竹富さんは現在、ヒロインの声を演じてるマッドハウスの新作「とある飛空士への追憶」が公開中。
「ゆめのかよいじ」撮影後にグラビアJAPANのグランプリに輝き、ときたまグラビアで目にしドキドキしていました。
今後も大きな仕事が控えてると思いますが、「ゆめのかよいじ」が記念すべき映画デビュー作になります。

ところで先の栃尾での撮影時、エキストラ及び見学した際に深く印象に残ったのが大桃美代子さんでした。
「モノクロームの少女」に続いての五藤監督作に中越大地震後の炊き出しボランティア役として忙しいスケジュールをこなしての参加。
まず撮影用に作られたテントに入る際に炊き出しの豚汁作るエキストラのご婦人方に自ら記念写真をお願いして収まり、これで皆さんと打ち解けていました。
この記念写真1枚でコミニュケーションがとれてこのシーンの撮影はスムーズに運んだのではと。
また本番では被災者達に豚汁を配るシーン、カットごとにアドリブを変えて工夫しながら撮影を楽しんでいたようでした。
この時、エキストラに参加した目的の一つが「第14回」の映画祭に
「モノクロームの少女」上映とともにお越しいただいたお礼をどうしても伝えることでした。
撮影後に立ち話で僅かな時間でしたが無事に伝えることができ、よかったです。
「また呼んでください」とお世辞でしょうが嬉しく思いました。
現場を明るくする力を持っているようでとてもステキな方でした。

あとポニーテールと大きい瞳で今風の快活な同級生を演じてた浅野かやさんも印象に残りました。
物憂げな石橋さんも大きい瞳ですが、浅野さんは人の心を射抜くような、、、
いづれにしても完成、公開が楽しみです。

ドリパス 映画支援サービス 「ゆめのかよいじ」
http://www.dreampass.jp/deals/patron-yumenokayoiji/

2011.10.08 | Trackback(0) | お知らせ

コリンVSサトル



長岡アジア映画祭:柏崎在住・杉田愉監督の作品、長岡で短編2本上映 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110923ddlk15200030000c.html

9月19日の「杉田愉監督特集」をご覧になられた方でアンケートに書いていただいた方の感想を抜粋します。

・本日、「杉田愉監督特集」を見させていただきました。
出演女優のお二人とは友達で、とても楽しく見させていただきました。
普段から見ている友達の顔、表情が映画では、女優の顔、表情になっている。
不思議な気持ちで見ることができ、面白い作品だったと思いました。 

・本日の作品は新聞で見たことはあっても、
上映されているところが無かったので観るチャンスがありませんでした。
海外の短編映画をたくさん見るのですが、
日本の作品はあまり見る機会がなかったのでうれしいです。
柏崎に住んでいても視点がちがうと別の場所のようです。
まったく湿度がないあたたかさで新鮮でした。
キユミの~では、2人の女の子の、女の子独特の嘘と、嫉妬がありながらも
あこがれも持っていたりする、いびつな友情が良く切りとられていてドキリとしました。
続く作品もとてもたのしみにしています。

・柏崎を舞台に美しい映画をお撮りいただきありがとうございます。
二人の女優さんには、その自然な美しさをぜひ変わらずにいてほしいです。
杉田監督の世界観をぜひ今後も大切になさって下さい。
今後も応援させていただきます。

・素晴らしかったです。
人の気持ちをここまで表現なさることに、人間を超えた感性を感じました。
ありがとうございました。

・杉田愉監督の作品は映画祭でしか観られないと聞き足を運びました。
想像していたものと違い(いい意味で)ただその映像の美しさに魅了しただけでなく、
ストーリーにも惹きつけられてしまいました。
杉田愉監督の他の作品も是非観てみたいです。

*杉田監督からメールが届き、『キユミの詩集 サユルの刺繍』が
10月12日よりカナダで開催される
「第40回モントリオール・ヌーヴォ国際映画祭」に正式招待出品が決定したそうです。
ハーモニー・コリンやスパイク・ジョーンズらの最新短編もノミネートされており、
杉田監督は特に同世代のハーモニー・コリンを意識(?)しているようです。
現在も世界各国の映画祭から選定されるため、その連絡調整に追われており、
新作の準備は一段落してからでしょうか。

第40回モントリオール・ヌーヴォ国際映画祭公式サイト http://www.nouveaucinema.ca/

2011.10.07 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

こうやって、私たちはつながり続けているのです。

FH010003_convert_20111006184925 (2)インディーズ

「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」受賞作のこれからの上映予定を掲載します。

kabeonna03+(3)_convert_20111006203828.jpg

・グランプリ 「壁女」 原田裕司監督

これまでに武蔵野映画祭、長岡インディーズムービーコンペティション、小田原映画祭でグランプリを受賞、西東京市民映画祭では優秀作品賞受賞と席巻しています。

原田監督は授賞式に出演者の「壁女」を演じた仁後亜由美さん、朝倉亮子さん(小千谷出身!)、後藤慧さんとともに参加。大変賑やかでした。

これからの上映として10月16日~10月23日「花の街 ふかや映画祭2011」
http://fukaya-eigasai.com/
ふかや・インディーズ・フィルム・フェスティバル2011の発表は10月23日。

10月29日 「第14回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」
http://www.tateshinakougen.gr.jp/cinema/lineup.html

11月19日 「第11回伊参スタジオ映画祭」
http://www8.wind.ne.jp/isama-cinema/

11月27日 「第三回下北沢映画祭」
http://shimokitafilm.com/news/109

昨日のブログに掲載しましたが「長岡インディーズムービーコンペティション スカラシップとして山古志で撮影目指して先日、シナハンで原田監督は長岡入りしました。
それで当会事務所も案内しましたが、その前に大手通りからスズランビル4階を見上げて
「探偵事務所みたいですね、濱マイクがいそうだ」と呟いてて光栄に思いました。
これから脚本の執筆にはいると思います。

http://web.me.com/yujiman76/yujiman76/yujiman76.html

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・準グランプリ 「記憶のひとしずく」 畑中大輔監督

10月10日、10月13日 「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」
http://www.skipcity-dcf.jp/

10月29日 「第14回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」
http://www.tateshinakougen.gr.jp/cinema/lineup.html

いづれもコンペティションにノミネートされています。

畑中監督は清水徹也プロデューサーとともに参加。
主演の占部房子さんは「バッシング」が強烈な印象を残しましたが、
「実際はとても可愛い人なのでそれを本作で描きたかった」と話してました。
また撮影は五藤利弘監督作「雪の中のしろうさぎ」と同じ三本木久城キャメラマンで、
大林監督の長岡映画「この空の花」のB班キャメラを担当。
授賞式の翌日の五藤監督を囲んでの打ち上げに「この空の花」撮影後に参加くださり、
今後編集に取り掛かると話していました。

http://www.bu-tyotti.com/

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・審査員特別賞 「夢見る人形と星屑の旅を」 芳井勇気監督

今後の上映については未定だそうですが、決定次第お知らせいただくと連絡がありました。
芳井監督は9月17日の授賞式から19日の映画祭最終日まで長岡に滞在。
18日は長岡を散策したようで、最終日の打ち上げでは長岡を舞台にファンタジー映画を撮影したいと話していました。
札幌からお越しいただきそう思っていただけたらホントに嬉しいです。

http://www.rebard.com/works/hoshikuzu/

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・監督賞 「純子はご機嫌ななめ」 谷口雄一郎監督

10月9日   「第6回札幌国際短編映画祭」
http://sapporoshortfest.jp/

11月20日 「第11回伊参スタジオ映画祭」
http://www8.wind.ne.jp/isama-cinema/

谷口監督は18日のゲスト「half awake」の中泉英雄さんと親しくお話ししており、
なぜかと思ったら中泉さんは出演者で、谷口監督はスタッフとして
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の撮影に参加。
お互い若松孝二監督のもとで戦った同志となると絆も深まると納得しました。

http://ameblo.jp/junko-naname/

ところで今年の伊参ではこの映画祭で生まれた「純子はご機嫌ななめ」に加えて、
先の原田裕司監督「壁女」、そして杉田愉監督「キユミの詩集 サユルの刺繍」、さらに西川文恵監督「あぜみちジャンピンッ!」も上映されるようです。
当映画祭上映作がこれだけ並ぶことに驚いたりと。

原田監督の車で山古志に向かう道中、魚沼の田園地帯を目にし
この辺で「あぜみちジャンピンッ!」の撮影が行われたことを話した他、
原田監督によれば授賞式に参加した4人の監督たちは
初対面と思えないほど会場ですぐ打ち解けたそうで、
それを聞いて呼応したのは「ブンミおじさんの森」上映に
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督が送って下さったメッセージの一節。

“こうやって、私たちはつながり続けているのです。”

2011.10.06 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

復興の花

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“旅人よ 計画通りにいかないことが たくさんある” 

いきさつは省略して原田裕司監督運転の車に同乗させていただき
新宿から途中、スタッフの方も同乗し山古志を目指していました。
車中には原田監督が大好きだというブルーハーツがカーステから。

今夏“長岡インディーズムービーコンペティション スカラシップ“と題して、
当会が長岡市市民活動団体助成事業に応募したところ審査を通りました。
第13回長岡インディーズムービーコンペティショングランプリ受賞者に
長岡で映画を撮影することを条件に映画制作費を援助するこの企画。
「壁女」で受賞した原田監督はテーマとして山古志に飼育されている
アルパカに関心を抱き先日シナハンとして山古志をまわりました。

事前に合流した事務局長の車の後を追う形で坂道を登って山古志へ。
目的地・油夫のアルパカ牧場で管理してる青木勝さんと
山古志所の職員の方にシノプシスをお渡しし協力を依頼。
撮影予定となる厳冬期のアルパカは種苧原集落の牛舎で飼育されるので、
そちらで飼育されてる方や合宿所の紹介などを快くいただきました。
原田監督は愛嬌のあるアルパカにエサを与えて冬になると毛がどれくらい伸びるのかなどを質問していました。

その後は山古志でも奥にある種苧原へと移動。
先ほどの油夫はメスのアルパカが飼育されていますが、
こちらはオスばかりとなるアルパカ牧場へと。
飼育されてる樺澤さんにもお会いし牛舎を見学させていただきました。
周囲は稲刈りが終わった棚田が広がりますが、厳冬期は当然一面雪に覆われるハズで、
その銀世界でのアルパカの姿にイメージを膨らませてるようでした。
しかし初老といっては憚れますがアルパカの前は闘牛を飼っていたらしい
樺澤さんの風雪や震災を耐え抜いた渋みある面構えを見て、
この種苧原に生きるだけで人生のドラマを感じ取ったりしました。

そして山古志をまわってて個人的に思ったのが
今回のシナハンは橋本信一監督が道標となってくれてるのではと。
アルパカについて協力いただいた青木勝さんは今年の映画祭で
橋本監督追悼の「掘るまいか」上映後に小林茂監督との対談で功績を偲び、
その縁で今回のシナハンと山古志での撮影協力を依頼。
青木さんは現在アルパカで地域おこしを考え雇用と観光に力を注いでいます。
なんでもアルパカは動物セラピーとして人がとても癒されるとか。

また山古志入りして最初にご案内したのが「掘るまいか」のテーマとなった中山隧道。
続いて中越地震で土砂に埋まった家屋が残る木篭集落で
被災時の話とその後の復興への道程を話していただいたのが郷見庵のご婦人。
以前、来たとき橋本監督を家に招いてご飯をたべてもらったと話していた方。

山古志闘牛場をご案内した際に偶然会ったのが「1000年の山古志」の主要人物で著名な闘牛名人。
山古志の名士の一人であり、震災の際に全村民避難となり、その後の不自由な避難所や仮設住宅での暮らしを体験した後に復興を遂げようとする山古志に現在、東北はじめ被災地または中国からも要人が視察に訪れること、山古志が恩返しする番なことを滔々と話していました。
すでに映画の事を知っているらしく協力を依頼しました。

実際、今回のシナハンで行く先々でお会いした山古志の人達は大変親切にしていただきました。
郷見庵ではご婦人たちから一際うまみのある枝豆の差し入れをいただき、
「これはうまい」と原田監督は驚き次々と口にしたりと。

山古志の方々、そして事前に相談に乗っていただいた長岡ロケなびや
長岡市の担当者の方々にもこの場を借りてお礼を申し上げ、今後のご支援をお願いいたします。

山古志からの帰還後、監督はもう一つの目的である音楽食堂での竹原ピストルさんのライブを観賞。
この日にライブがあることを知って長岡入りを決めたようですが、
憧れのシンガーを前に感激と幾分の緊張が混じっていたようで、
終了後に「壁女」のDVDをお渡ししていました。
竹原ピストルさんのライブを初めて見ましたがギターをかき鳴らし強いメッセージを機関銃のように叫び歌う姿にただ圧倒されました。
思わず買ってサインをいただいたCDが「復興の花」
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/59c0ff3c732c1d35cd33505ae986da75
福島の被災地を目にして作り上げたCDのようで、売り上げは被災地に寄付されるとのこと。
復興を遂げようとしてる山古志の後に東日本大震災を歌った曲が収められてるCDを手にすることにいろいろな思いが込み上げていました。

ライブの後に遅い夕食、長岡だから洋風カツ丼をご紹介したところ
口に合ったようで喜んで食べてこちらも嬉しかったです。
洋風カツ丼を食べ終えて休む間もなく、原田監督とスタッフの方は小田原目指して車で夜の長岡を出発しました。
今度は小田原映画祭の上映のために出席するとのこと。

翌日朗報が届き「壁女」は小田原でもグランプリに加えて市民スタッフ賞の二冠を受賞!
おめでとうございます!!
これからも自主映画のコンペが続くので各地を席巻し、
いい形で山古志の撮影に入れたらと夢想します。
こちらも映画制作に関わるのは全くの手探りで心許ないのですが、
原田監督の才能に賭けてバックアップをしていきたいと。

長岡の授賞式はビーサンで来たのが女性スタッフの意見が割れましたが、
原田監督は長身で無精髭とラフな格好が似合いイケメンというよりとてもハンサム。
気さくな方でありますが、好きな監督としてパク・チャヌクを挙げており、
今回のシノプシスは「壁女」とまた違った厳しさのある世界観のようなので
これを山古志で撮ること、またシナハンを経て変更があるのか、
いづれにせよ大きな期待を寄せたいと思います。

“それでも進んでいくしかねーんだぞって 空は教えてくれるだろう”

『壁女』予告 http://www.youtube.com/user/yujiman76#p/a/u/1/y7a_CCKpvMI

映画:長岡コンペグランプリ・原田裕司監督、山古志舞台に新作 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20111005ddlk15200089000c.html

2011.10.05 | Trackback(0) | 当会の活動報告

アジアフォーカス福岡国際映画祭2011

*S東京特派員の映画祭巡礼記。
今年も「アジアフォーカス福岡国際映画祭」です。
開催時に新潟日報でディレクターの方が香港映画の不振を嘆いてましたが、
そんなこと言わず、アジアの未公開作を観れる数少ない機会なので紹介してほしかったと思いました。
http://www.focus-on-asia.com/

福岡Tジョイ博多

今年もアジアフォーカス福岡国際映画祭に行ってきました。
日本初公開のアジア映画が16本。その内14本を見ることができました。
この映画祭は東京国際映画祭やフィルメックスのようにコンペ部門がありません(観客賞はあり)。なので映画のセレクジョンもより観客向けのものになっているように思います。かなり真面目な内容の作品が多い。でも中には「趙婦人の地獄鍋」のようなホラーや「レッド・イーグル」のようなヒーローアクション映画もありますが。
今年からは会場がオープンして間がないT・ジョイ博多に変わり、メインスクリーンを2つ使ったぜいたくな上映だったのもよかったです。シアター9で見た「レッド・イーグル」は音響も素晴らしく大迫力でした。
それでは個々の作品の感想を簡単に。

「ナデルとシミン」(仮題)イラン アスガー・ファルハディ監督
ファルハディ監督は前作「彼女が消えた浜辺」でもイランの都市部市民の人間関係を生々しく描いていましたが、今回も二組の夫婦を主人公に戒律に忠実にあろうとするあまりに生活に破綻をきたしていく様を描きます。イランが戒律によってごく普通の人間なら持つ欠点やささいな行き違いやミスが許されない厳しい社会であることを実感させられます。イランの日常生活が実感できることもすばらしいですが、世界レベルの一級のドラマでもありました。

「カシミールの秋」インド アーミル・バシール監督
インド・パキスタン・中国が実効支配するカシミール地方。都会から生まれ故郷の村に戻ってきた青年。そこでは街を武装した兵士が歩き、検問所には不気味に機関銃が狙っています。季節は秋。山岳地帯の景観も現実の政治情勢の前に荒涼として見えます。寡黙な青年のまなざしは抑圧されたカシミールの無言の訴えのよう。16mmブローアップの荒れた画面が効果的でした。

「妻は、はるか日本に」インド アパルナ・セン監督
こちらはおなじインドでもかなり夢物語な映画。インドの青年と日本の女性が文通をするうちにお互いに好意を持ち、結婚を決意するものの運命のいたずらでその後数十年会えないまま純愛を貫くというもの。原作はイギリスでベストセラーになった小説とのこと。監督自身原作を読んで「純粋すぎてシュール」と感じたそうです。日本人女性役の高久ちぐささんは間違った日本観を直そうとスタッフにお願いしても聞き入れてもらえなかったとか(ヒロインの名前はミヤゲというありえない名前だったりします)。逆にインド人からみた日本人像がうかがえて興味深いかもしれません。主人公たちの純愛の影で、インド人青年に密かに思いをよせる未亡人の恋も印象的なメロドラマでした。

「僕はジダン」インド スーニー・ターラープルワーラー監督
主人公の少年の父は宗教家で大勢の信者がいるが家族には横暴、信者からの献金で儲けているなど問題の多い人物。家族同士は仲がいい隣人の新聞主もこの父親だけは犬猿の仲。そんな家族の日常に巻き起こる騒動を描いたコメディ。ゾロアスター教徒の描写などは珍しい。タイトルは少年があこがれるサッカー選手から。でもあまりサッカーは出てこないです。

「恋するリトルコメディアン」タイ ウィッタヤー・トーンユーヨン/メート・タラトーン監督
一家代々芸人一座の家庭に生まれた少年。幼い頃から次代の座長と期待されたものの全くお笑いの才能ゼロ。授業もそっちのけでネタ作りに励む熱意も実を結ぶことなく、それどころか天性のギャグセンスを持つ妹に将来を脅かされていた。そんなとき、彼のギャグを笑ってくれる人物が現れる。美しい女医のアイス先生だ。
正直あまり現実的でない設定なのですが、家族から見放されていたと思い込んでいた主人公を見守る家族の愛情とか心温まる映画でよかったです。ギャグもかなり笑えたし。それからアイス先生役のポーラ・テイラーがなんといっても魅力的。

レッド・イーグル
「レッド・イーグル」でレッド・イーグルを追う刑事役のワナシン・プラスータクンさん

「レッド・イーグル」タイ ウイシット・サーサナティアン監督
ほんの少し未来のバンコク。麻薬組織や汚職政治家を処刑する謎の男が出現。その名はレッド・イーグル!レッド・イーグルはかつて映画化されたこともあるヒーローで、今回はそのリメイクですが、オリジナルは007のような映画だったそうで、かなり改変されているようです。新しいレッド・イーグルはアメリカ映画のバットマンに近い感じですかね。普通の人間がマスクをつけて犯罪者と戦うパターン。でもこの戦い方がかなり残酷で、頭や手足が画面を飛びまわります。これは現実の犯罪に対するタイの観客の怒りを反映しているようです。そしてラスト、本当にいいところで「つづく」の文字がでますが、実際には続編は作られてはいないようです。ひどい!
レッド・イーグルに扮しているのは日本でも主演作が何本も紹介されているイケメン、アナンダ・エヴァリンハム。ほとんどマスク姿なのがもったいないいい男です。
監督は「怪盗ブラックタイガー」のサーサナティアン。監督業引退とも言われてますがぜひ続編を作ってもらいたいものです。

「タンロンの歌姫」ベトナム ダオ・バー・ソン監督
18世紀末、若き官僚と宮廷楽師の恋は戦乱によって引き離される。男は王朝の滅亡によって地位を失い、その後の数々の支配者の変転で無官の苦しい生活を送り、楽師の女も新たな支配者に強引に仕えさせられる。歴史大作ながら英雄を主人公にせず、弱い立場の人間を主人公にしているあたりがベトナムらしさでしょうか?歳月が流れ新たな王朝で高級官僚に出世した男と老いて物乞いになってしまった女が再会するあたりは新派の芝居のようでもあり、日本人にもわかる感覚なのが親しみを持ちます。ヒロインのニャット・キム・アインは宮崎あおいに川原亜矢子を足したような美人でエロティックな場面もあり魅力的でした。

「すばらしき大世界」シンガポール ケルビン・トン監督
「大世界」とはシンガポールで戦前からあるアミューズメント・パーク。70年代に姿を消すまでの間を4つのエピソードでつづるノスタルジック・コメディ。
しょぼい遊園地にしか見えないセットに最初は乗れなかったもののシンガポールがたどってきた歴史と登場人物たちのストーリーがリンクしてきて、最後のエピソードではまさかの滂沱の涙。歴史に流される庶民の哀歓とそれがすでに存在しない悲しみに打たれました。監督のケビン・トンはホラー映画「冥土メイド」の人ですがいろんな映画を撮れるひとだと感心しました。

「趙夫人の地獄鍋」マレーシア ジェームス・リー監督
屋台の料理店を経営している超夫人は暴力夫を殺したあとその肉の処理に困り料理の材料に使ったところこれが好評。三人の娘といっしょに食堂を始める。材料は死んだほうがいい男たち。材料は事欠かない。超夫人の料理はますます評判に―というホラー映画。かなりグロテスクですが三姉妹が美人なのであまり気になりません。というか不実な男が女に懲らしめられる映画なのですから道徳的な映画だといえます。
趙夫人役はツァイ・ミンリャン監督作品のパーリー・チュアなので一番怖いと思っていたのですが冷静な母親の役だったのも意外性があってよかったです(狂気を秘めた人物は他にいます)。

「車の影に」フィリピン アドルフォ・ボリナガ・アリックスJr監督
タイトル通り、港にある駐車場に止まっているトラックの車体の下で暮らしているひとびとの物語。車が動けば移動して他の車の下に行く。事情はよくわからないが住む場所を追われてやむを得ずそんなところで生活しているようで、じゃまにならない限りは黙認されているよう。主人公はひとりの母親。利発な娘を育てることだけが生きがいの彼女の生活を映画はデジタル撮影のモノクロ・シネマスコープの画面で淡々と描き、困難な状況でも希望を持てば生きていける人間の営みと、それが崩れ去ったときの悲しみを映し出します。

「遠い帰郷」中国 トン・ヨンシン監督
もう若くないヒロインは事業に失敗し、上海の同郷の知人を頼って新しい仕事を始める。他の同郷の知り合いもみな人生の失敗者ばかり。そんな中でひとりが出稼ぎ労働者相手の帰省バスを自分たちで走らせて一儲けをたくらむ。
驚いたのはこの映画プロヂューサーが台湾のホウ・シャオシェンで、制作会社も台湾。それが台湾と何の関係もない大陸の出稼ぎ農民の話を作っている。そんな時代になったんですね。都会に出てきたものの成功者にはなれない者の悲哀を見つめる視線などは人情味があって台湾的な感性かもしれません。

「陽に灼けた道」中国 ソンタルジャ監督
チベットが舞台で、母親を誤って死なせてしまった青年が自分を罰するために巡礼の旅に出る。ひたすらたった一人で荒野の道を歩く彼に途中から同行するのがひとりの老人。なぜ一緒に行くのかといえばそれは青年が心配だから、としかいいようのない善意の存在で、青年の心もしだいに癒されていく。風景もあまり変わらないし、登場人物も少ないのに豊かな映画。ここでも登場人物の微妙なこころの動きを捉えるのにデジタル撮影が威力を発揮しているように感じました。

「浄土アニャン」韓国 パク・チャンギョン監督
監督のパク・チャンギョンは「オールドボーイ」のパク・チャヌク監督の弟で映像作家。これが長編映画初監督作品ですが、ドキュメンタリーともドラマともつかない不思議な作品になっています。安養(アニャン)という都市で88年に若い女工たちが大勢死んだ火災事故のドキュメンタリーを作るスタッフたち(俳優が演じてます)が映画の事前調査をするというおおまかに流れがあって、そこに安養の歴史、風土を伝えるエピソードが重なりばらばらの断片から観客がイメージをつかみとっていくという映画。いかにも本物らしいドキュメンタリー部分と俳優によって演じられるドラマ部分が区別なく現れる画面はデジタル撮影ならではだと思いました。
監督もドキュメンタリー映画の監督役で出演。とぼけた味わいを見せています。

BLACK NIGHT
「Black Night 」主演のイ・ジェフン(左)とユン・ソンフン監督‏
「Bleak Night」(原題)韓国 ユン・ソンヒョン監督
自殺した高校生の父親は自殺の原因を知るために息子の友人を訪ね歩く。そこから浮かび上がるのはあまりにももろい人間関係だった。男子高校生のホモソーシャルな世界をデジタル撮影ならではの繊細さで描いてその痛ましさが伝わってくる作品。自殺した高校生がだれか最初わからなかったり、ちょっと解りづらいのと、とにかく痛々しい映画なので見ていて辛い映画ですが、思春期の男子の心理をこれほどまでに突き詰めて描いた映画も珍しいと思うので貴重な一作といえるでしょう。この作品は公開が予定されているようです。

2011.10.04 | Trackback(0) | ごあいさつ

不思議な夜だ まるで夢の The舞踏会

2011-10-01 001 2011-09-30 017

今晩の上映企画室は映画祭の後片付け、資料作成など。
また先日、山古志へと事務局長とまわったのでその件について。

あと長岡造形大の教授と今後の当会の展開について打ち合わせをしていました。

映画祭が終われば少しはドタバタから解放されるかと思いましたが、
まだまだスケジュールは埋まっていくようです。

祝日を除く毎週月曜夜は事務所を開けて作業やミーティングを開いてます。
よろしければいらしてください。

2011.10.03 | Trackback(0) | 当会の活動報告

回到一圏



「山形国際ドキュメンタリー映画祭2011」が10月6日~10月13日に開催されます。
http://www.yidff.jp/home.html

二年に一度開かれる世界的な映画祭で今回も重量感が半端でないプログラムが用意されている中、「回到一圏:日台ドキュメンタリーの12年後」と称して1999年に初参加した台湾・日本のドキュメンタリー作家が自作の上映と共にそれぞれの歩みを報告するようです。
その中に「放課後」「自転車」で初参加した小林茂監督も今回、「チョコラ!」を加えて10月10日に上映されます。
「阿賀に生きる」撮影時に河原で佐藤真監督やスタッフとともに、テントを張って毎日第一回目のヤマガタに通ったことが口癖のような小林監督にとってヤマガタに自作とともに参加するのは意義深いことと思います。

また日本の若手ドキュメンタリストが現在進行形の社会の姿を記録する
「ニュー・ドックス・ジャパン」には第14回の当映画祭で「ブライアンと仲間たち」の上映とトーク、それにもぎりまでしていただいた早川由美子監督は新作「さようならUR」10月11日に上映。
日本全国津々浦々をまわっている早川監督にとって大きな晴れ舞台となるハズです。
当時、こちらでの上映後小林茂監督に様々なアドバイスをうけていた姿が印象的でしたが、
ヤマガタでは小林監督との再会はなるでしょうか。

他にこのブログで何度も池谷薫監督からの紹介を掲載した愛弟子・赤崎正和監督「ちづる」も劇場公開を前に10月7日に上映。

そして「東日本大震災上映プロジェクト ともにある Cinema With Us」では未曾有の大震災を前にドキュメンタリー映画が様々な側面からアプローチする中、鎌仲ひとみ監督作「ミツバチの羽音と地球の回転」も10月11日に当然のように上映されます。

2011.10.02 | Trackback(0) | お知らせ

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