
昨年に引き続きいまだ年賀状の宛名書きを終えてない大晦日、
今年の当会の主な活動は
3月13日
「チョコラ!」ケニア上映会報告と小林茂監督新作応援会
4月17日
大林宣彦監督作品をみんなで観る上映会
「ふたり」「なごり雪」上映
9月5日
“すくらんぶる”62号発行
9月13日~9月19日
「第16回長岡アジア映画祭」
以上となりました。
当会の活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。
そしてこのブログを読んでいただきました方々にもお礼を申し上げます。
半分意地になって毎日更新を心掛けてたものの、
3月11日のみ空白となってしまいました。
逆に振り返れば3月11日がこれから先もずっと忘れないだろうと。
当会では二日後に小林茂監督の報告会を控え
決行か中止か延期かどうするかと事務所に集まりパソコンにユーストを流して、
モニターに映るカタストロフィになす術もなく呆然としてました。
結局、決行となりましたが会場でスタッフとなった皆さんが一致団結し、
報告会を開催でき、この時期に参加した皆さんと成し遂げたこと、
大震災の報道を目にし心が完全にはちきれそうだっただけに、
皆さんに会えたけで救われる思いがしました。
そしてあの時の小林茂監督のトークに尋常でない凄みを覚えてました。
毎年いつも思っているのはぜひ当会にご参加をいただければと。
なんとか映画人との交流が出来るメリットがあるので、
ホントに多くの人達に間近で映画人と触れていただきたいです。
真摯に映画と向か会う姿に何かしら感じる絶好の機会だと思ってます。
新年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、よいお年をお迎えください。
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2011.12.31
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年末になって嬉しいことにお客様が続けざまに事務所にやってきてくださいます。
先ほどは二松学舎大学の江藤茂博先生がやってきました。
以前は当会によく顔を出していましたが、
今秋久しぶりに講演会の宣伝で顔を出しました。
その際、当会の現況を知りとある企画を提案、
今回はその打ち合わせを兼ねて。
その企画は江藤先生の提案を基にこちらでまとめて申請書を先日提出。
当会にご縁のある方々が長岡のためにと協力していただきました。
エンジンなんとかよりも志は高いですと、
先方の担当者に余計なことを伝えてしまい、
こんなだから嫌われるんだと思いましたが、
良い結果が出たらまたご報告したいと思います。
「何かしら毎年新しい仕掛けをしないとダメだよ」
そんなことを話して江藤先生は年明けに上海に出張に行くそうです。
発売中の筒井康隆原作「時をかける少女」の文庫本に
江藤先生は解説を寄せているようで今度読んでみようと思いました。
2011.12.30
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もうすぐ2011年も終了となりますが、
今年映画撮影の現場を目の当たりにしたのは振り返ればとても多くて4本。
小林茂監督 「風の波紋」(仮)
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1259.html
五藤利弘監督 「雪の中のしろうさぎ」
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1290.html
若松孝二監督 「海燕ホテルブルー」
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1289.html
大林宣彦監督 「この空の花 長岡花火物語」
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1516.html
それぞれの監督の個性が現場でも感じられて興味深かったです。
「風の波紋」は小林監督が現場で取材を進めながら、
松根キャメラマンと意見を交わし撮影スケジュールを組む、
時に取材対象者から面白いことがあると知ったら柔軟に現地に駆けつけ
キャメラをまわしていきます。
取材対象の松之山の人々の言葉に耳を傾け信頼を積み重ねていく
小林監督の姿はさすがだと思っていました。
「雪の中のしろうさぎ」は売れっ子達が厳しいスケジュールをかいくぐっての出演。
多くのスタッフが現場で意思疎通を図りながら、
分刻みの撮影スケジュールをこなしていました。
なかなかNGなど出せる雰囲気でもなく、ともかく時間が惜しいといった緊張感を感じてました。
それにしてもマドンナ、石橋杏奈さんのビックリするくらいの美しさといったら、、、
完成後「雪の中のしろうさぎ」は映画祭で上映することができとても幸福でした。
「海燕ホテルブルー」は最小限のクルーが皆、若松監督のことを尊敬し
一挙一動に目と耳を傾けて指示を仰いでました。
今回はメインのロケ地ではないものの、食事シーンで主演俳優の演技に納得できず、
凄まじい怒声を上げて俳優を叱咤する姿を見れたのはとても貴重に思いました。
現場の隅々まで、俳優の動きに目を光らす若松監督の姿を見ていて、
これは撮影クルーが尊敬を仰ぐことに頷けました。
本作は「キャタピラー」に続いて黒沢久子さんが脚本を手がけたようです。
「この空の花」はこの中で一番大がかりなセットをロケ地に組み、
俳優、スタッフ、エキストラも大量にと投入し、
長岡市民からも多大なサポートを受けて最も大規模なものでした。
しかしここでは何よりも大林監督の姿に釘づけとなっていました。
大雨の中、傘も差さず誰よりも元気に現場を闊歩し大声でスタッフに指示をする、
さらにこのシーンの状況をエキストラに懇親丁寧に解説、
よくよく思えば監督自らの解説なのでとても贅沢なものでした。
この日以外にも平和の森公園での撮影は連日行われ、
自然と見学者が集まっていたのですが、
1シーンの撮影で「OK!」が出るたびにギャラリーから盛大な拍手が贈られていたのも印象的でした。
思えば若松監督、大林監督は同世代のハズですが、
これまでの互いのフィルモグラフィーを想起しながら
全く撮影スタイルが違っているのを目にし確認できたのも貴重な体験でした。
それと4人の監督にはいづれも個性的なキャメラマンがしっかりと
監督を現場で支えている姿を目にできたのもとても良かったです。
この貴重な体験を来年の原田監督の撮影でも活かせればと思ってます。
2011.12.29
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「ゆうかりん、ホントに可愛いのに、なぜ?」
来月、原田裕司監督がロケハンに来るのに合わせて、
撮影を希望する場所を探してロケハンの依頼にまわってます。
ロケハンのロケハンというのか。
中には初めて足を運ぶところ、
繁華街殿町のディープな場所にあるお店もあり、
一体どんなお店なのか、お世話になってる方と潜入してみましたが、
これがホントに楽しい場所でオーナーも信頼できる方だったりするので、
行ってみないとわかんないものだと実感しました。
まさか“ゆうかりん”の話で盛り上がってしまうとは。
というわけで今日はゆうかりんのお誕生日を祝いたいですが、
もうすぐサヨナラですな。今も複雑ですが…
2011.12.28
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にいがた映画塾のメンバーで、新潟県で撮影された映画、
新潟出身の映画人についてくまなく研究していると言っていい
吉田さんからその決定版ともいえる冊子をいただきました。
“【新潟映画】(もしくは[長岡映画])について そして、にいがた映画塾について…も”
と題された1冊に新潟県出身の映画監督、新潟県ロケ映画がわかる範囲で網羅されて驚かされます。
新潟で撮影された映画、新潟の映画監督、新潟の自主映画作
三章に分かれている狭間に半世紀前の[長岡映画]として「その壁を砕け」「青春の鐘」「栄光の黒豹」「爆弾男といわれるあいつ」を紹介、そして見開きの1ぺージまるごと幻の名画として一人歩きしている「故郷は緑なりき」をポスター(セーラー服姿の佐久間良子!)とともに紹介。
まだ観ぬこの映画への想いが募ります。
あと特別に気を使っていただいたのか“2011年長岡アジア映画祭と3人の映画監督”として小林茂、五藤利弘、杉田愉と3人の監督プロフィールを写真入りで紹介しています。
それでふと新潟県で一番映画を撮影した監督は誰だろうとこの冊子から読み取ろうとしました。
この冊子で記録してるのは1953年から2010年までで木下恵介、今井正、市川崑、中平康、今村昌平、森田芳光といったすでに亡くなった巨匠に新藤兼人、小栗康平、崔洋一、原田眞人、黒沢清、廣木隆一、北野武、阪本順治、堤幸彦、若松節朗、西川美和と現役バリバリの映画監督も足跡を残してます。
そこで数えたら意外というのか妥当というのか山田洋次監督がご存知「男はつらいよ」のシリーズの中で4本、県内ロケを敢行しトップとなってます。
作品は「奮闘編」「寅次郎純情詩集」「旅と女と寅次郎」「拝啓車寅次郎様」の4本。
新潟ロケのメインは「旅と女と寅次郎」でマドンナは都はるみでした。
続いて若松孝二監督が「完全なる飼育 赤い殺意」「17歳の風景」「キャタピラー」で
瀬々敬久監督が「汚れた女(マリア)」「感染列島」「ヘブンズ ストーリー」の3本で後を追っています。
最もこれは2010年までに撮影された劇場公開作となるので、
これ以後を入れると「モノクロームの少女」「雪の中のしろうさぎ」「ゆめのかよいじ」の五藤利弘監督も3本で並びます。
ただし来年には新潟、柏崎ロケ「海燕ホテルブルー」、六日町ロケ「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」が公開予定の若松孝二監督がこれで5本の撮影となり、山田洋次監督を抜いてのトップになるようです。
それで書きながら新潟県出身の監督で新潟ロケにこだわっている現役監督が五藤利弘監督のみなことに気づきました。
現劇場公開された作品を撮った県出身の現役映画監督に
名も腕も地位もある映画監督が多くいる中で五藤監督は新潟県でロケを敢行、
これは本当の意味での故郷への恩返しでもあるのでもっと評価されてもいいと思いました。
もちろん故郷の柏崎に住み続け柏崎の美しさを世界の映画祭に知らしめる杉田愉監督も。
佐渡出身の関川秀雄監督は1958年に高倉健さん主演で「季節風の中で」という作品を県内で撮ったようですが、撮影地が不明のようで気になります。
この冊子の最後を飾るのは大林監督の「長岡映画」。
吉田さんは「この空の花」のエキストラにも参加しているだけに、ちょっと思い入れのある文章で締めています。
ちなみに「時をけかる少女」で運命の人と出会うシーンは上越国際スキー場でした。
この労作は当会に分けていただいたのでご希望の方はぜひ事務所にお越しください。
もちろんこれからも吉田さんは改訂に改訂を重ねていくだろうと思い次号も期待します。
ありがとうございます!
2011.12.27
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今晩はまず「長岡映画」製作委員会のミーティング。
「この空の花」のプロデューサーが東京から参加し、
今後の宣伝展開についてお話を伺いました。
プロの方の戦略について、また製作委員会の皆さんは
各界のエキスパートの方が参加しているので、
いろいろと学ぶものが多いです。
その後は事務所の大掃除を雑巾がけを中心に。
毎年12月の当会三大事業は望年会、大掃除、年賀状の宛名書き。
このうちこれで望年会、大掃除は終了、
しかし年賀状宛名書きはほぼ書き終えましたが、
まだデザインを作っていません。
2011.12.26
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今年の映画祭で「記憶のひとしずく」の畑中大輔監督、清水徹也プロデューサーと共に来訪、
TAMA CINEMA FORUMで記録写真を担当してる方が長岡出身ということでこの度、帰省。
カメラを携え冬の日本海を撮りたいと当会メンバーも含めて車でドライブとなりました。
道中、情報交換をしながら道案内をしたのは
柏崎の笠島海岸及び青海川駅。
前者は以前、ドイツ映画「漁師とその妻」の撮影で、
後者は今年「海燕ホテルブルー」の撮影で訪れた地。
湖を見に行こうとして辿りついたら霧で何も見えなかったなんて映画がありましたが、
こちらで目にした日本海はまさに冬の荒波。
荒涼と風雪舞う中で目にする大波はただただ圧巻。
2月の「海燕ホテルブルー」の撮影時も突き刺す寒さでしたが、
今回は一層激しい怒涛の荒波で、
これを目にした若松監督は喜んでキャメラをまわす指示をしただろうなと思ってました。
2011.12.25
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森田芳光監督の訃報に接し、
ちょうど「家族ゲーム」が新時代の幕開けと実感した世代なので
大きな喪失感を味わってました。
ルックスはいつも若々しい印象なので亡くなったことがどうも今でも結びつかずにいます。
一連の80年代を象徴する作品の数々は言うまでもありませんが、
温かい視線を終始感じさせ後味の良い「(ハル)」が一番印象的でした。
さらに円熟したであろう森田監督の不在はこれからの日本映画にとってとてつもなく大きな損失かと思います。
今年の映画人の訃報で当会としてはやはり橋本信一監督が亡くなられたことは大きな衝撃でした。
映画祭で「掘るまいか」を追悼上映として行い橋本監督を支えた武重邦夫プロデューサーから、
山古志での追悼上映会でお礼を言われたことに恐縮いたしました。
また「第13回長岡アジア映画祭」で上映した長岡ロケ映画「その壁を砕け」に
出演した長門裕之さんも今年亡くなられました。
監督・中平康、脚本・新藤兼人、撮影・姫田真佐久、音楽・伊福部昭と日本映画界を支えた錚々たるメンツが顔を揃えた1959年のこの日活映画で長門さんは主人公の冤罪を実証するべく奮闘する刑事を好演していました。
最近の大林映画の常連でもあり「この空の花」にも健在ならば当然出演していたかと思います。
現場では長門さん用の椅子がいつもあり撮影を天国から見守ってたようです。
その大林監督の名作「異人たちとの夏」を手がけた脚本家の市川森一さんも亡くなられてます。
「傷だらけの天使」をリアルタイムで見てないので偉そうなことは言えませんが、
やはり何度も再放送で見てた「ウルトラセブン」「ウルトラマンA」の脚本家だったと後に知り、
素晴らしい仕事をしてた方だと思ってました。
当会で2007年に市立劇場で上映した「黄色い涙」の脚本家でもありました。
テレビドラマ版と同じくこの映画版も市川さんは脚本を担当。
主演は大ブレイクしかけの嵐で今も当会がジャニーズの映画を上映できたことが不思議でした。
しかし上映前に中越沖地震が起きてしまい、映画どころでなくなったのは残念であり、
観たかったのに地震で来れなくなった柏崎のお客様の話を上映会当日耳にしたりと無力感が。
そんなことを思い出しながら偲んでました。
“優しさを失わないでくれ
弱い者をいたわり
互いに助け合い
どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ
たとえその気持ちが何百回裏切られても
それがわたしの最後の願いだ”
ウルトラマンAの最終回に市川さんが書いた
子供たちに向けた最後の台詞ですがこのトシになると心に沁みます。
2011.12.24
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撮影・山崎慎一郎氏
杉田愉監督よりメールが届き、
昨年末にモナコ国際映画祭で日本人初の「最優秀助演女優賞」を
杉田監督作『花に無理をさせる』で受賞した丸山桃子さんが
NSTの「新春特別テレビ番組」にゲスト出演することが決定したそうです。
過去に過去に西山茉希(モデル・女優)、昨年は柏崎出身の前川知大(劇作家)と
例年新年に活躍する新潟県人にスポットをあててる番組です。
スタジオでのトークや映画祭での舞台挨拶、高校演劇祭での稽古風景、
杉田監督との出会いのきっかけとなったバイオリンの練習風景などがオンエアされるのではないかとのことです。
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NST新潟総合テレビ
2012年1月1日(日)午前11:15~12:20放送予定
「Dreaming なでしこ 夢を紡ぐために・・・」
http://www.nsttv.com/tv/nst/2011/12/10896.php
今年のテーマは「なでしこ」!今を輝く女性5組をご紹介
様々な方面で活躍する「新潟人」にスポットを当て、
日常や夢への取り組みなどの奮闘ぶりを紹介し、応援する新春特別番組。
今年は「なでしこ」というテーマを設け、今を輝く女性ゲスト5組を紹介します!
【出演者】司会 川合俊一、廣川明美(NST)
【ゲスト】富田晶子(フレアバーテンダー)、丸山桃子(女優)、田中麻衣美(女子競輪)、上野実里菜(パティシエ)、鈴木ナナ子(舞台監督)
2011.12.23
| Trackback(0) | お知らせ

金正日総書記が亡くなりテレビに映る泣き崩れた平壌市民の中にヒョンスンはいるのだろうか?
「第11回長岡アジア映画祭」でドキュメンタリー映画「ヒョンスンの放課後」を上映したことがあるのでニュース映像を目で追っていました。
もちろん成人したであろうヒョンスンの姿など知る由もありませんが。
映画は体操の得意な中学生の少女ヒョンスンがマスゲームの出場を目指して懸命に練習する姿をメインに平壌に住む中産階級の人々の日常を映し出していました。
イギリスのダニエル・ゴードン監督がなぜ当局の取材許可を得られたのか、
前作「奇跡のイレブン」が当局に喜ばれたからというのが理由のようですが、
北朝鮮の都合のいい場面ばかり描かれたプロパガンダではないか?
という疑問は終始ありながらもそれでも懸命にマスゲーム出場のために汗を流すヒョンスンの息遣いをとらえていました。
その姿は熱心に部活動で汗を流す日本の中学生と大きな差異はうかがえません。
ただ日本の中学生と違うのがヒョンスンが汗を流し練習を続けるのも金正日総書記のため、
ただただそれだけのために連日過酷な練習をこなしていきます。
クライマックスはスペクタクルと化したおなじみのマスゲーム。
あの中にいる一人一人はヒョンスンのような健気な少女達の思いが詰まっていると知ったものの、
映画では肝心の金正日総書記は姿を見せませんでした。
監督はたとえ全て当局の要求を飲みながらもここだけは譲れなかったのではないか、
いざとなったら国民を見捨てることを暗示してるように受け取れました。
ダニエル・ゴードン監督は「奇跡のイレブン」「ヒョンスンの放課後」に続いて
北朝鮮をテーマにしたドキュメンタリー映画を完成。
それは新潟県人にとって所縁深い人物に焦点をあてた作品のようで日本での公開を待っていましたが、配給会社が倒産してしまいしばらく日の目を見ることはないようです。
独裁者の死を伝える報を目にし、「ヒョンスンの放課後」とともにかつて当映画祭で上映した北朝鮮映画「快傑・洪吉童」「わが家の問題」、そして悲惨な姿を脱北者の証言を得て映画化した韓国映画「クロッシング」等が脳裏に浮かび、当会で上映した「シュリ」のエンディングテーマがシャッフルしたり~
ヒョンスンは今、誰の夢を見ているのだろうかと。
『ヒョンスンの放課後』2004年 イギリス
94分/朝鮮語・英語
原題“A State of Mind”
監督・ナレーション:ダニエル・ゴードン
“北朝鮮最大のイベントであり、世界でも類を見ない巨大イベント、マスゲーム。そのマスゲームに参加することになった平壌に住む女子中学生ヒョンスンと家族、友達の日常に8ヶ月密着したドキュメンタリー。
北朝鮮での特別許可撮影を得たイギリス人監督が捉えた平壌の中産層の生活の貴重な映像が満載。個性を消して全体を統一して見せるマスゲーム、それを織り成す一人一人に焦点を当てて見えた未知の国の姿とは?”
2011.12.22
| Trackback(0) | 上映会
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「楽しかったので帰るのが遅くなったよ」
今年の望年会、久しぶりに小林茂監督が参加しました。
少し皆さんに向けてお話しをお願いしました。
松之山地域で撮影中の「風の波紋」(仮)について、
現段階で撮影されたラッシュ映像を
東京のスタッフと達とともに全て見てきたこと。
松之山で面白い団体と知り合いになったこと。
撮影についてはこれからもまだまだ続いていくようでした。
もちろん参加者達と和気藹々と話していき、とてもリラックスした感じでした。
最初は顔を出すくらいと思ってたそうですが、
帰り際に冒頭の言葉を話したほどとても楽しんだようです。
今年の望年会はこの小林監督の言葉に尽きる気がしました。
映画「風の波紋――雪国の村から」 (仮題) 製作趣意書
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1333.html
2011.12.20
| Trackback(0) | 当会の活動報告

映画が大好きだったらしい独裁者が亡くなったことを耳にし、
今晩の上映企画室は当会の年賀状あて名書きをせっせ、せっせと書いておりました。
これまでのお世話になった方々、今年新たにお会いした方々の顔を思い浮かべながら。
とはいえ書ききれないので、こちらもお手伝いいただける方、ご参加願います。
2011.12.19
| Trackback(0) | 当会の活動報告

先日の金曜日のミーティングは長岡インディーズムービーコンペティション スカラシップ作のバックアップ体制つくりについて。
ヨーグル・ビューラー長岡造形大教授と生徒さんに当会メンバーも参加して、
どのような協力が可能か現状の進行を説明し話し合っていました。
今後、エキストラ募集など協力依頼事項をこのブログにも挙げていきたいと思ってます。
そのスカラシップ作を撮影する原田裕司監督の「壁女」は本日の成城映画祭ではグランプリと観客賞、広島のTSSショートムービーフェスティバルでもグランプリをそれぞれ受賞しました。
おめでとうございます!
http://www.ustream.tv/recorded/19156732
またこちらの↑自主映画の作り手達による座談会には原田監督、「記憶のひとしずく」清水徹也プロデューサー、「純子はご機嫌ななめ」谷口雄一郎監督、それに昨年長岡でもグランプリを受賞した片岡翔監督も登場しています。
あとミーティングではもう一つ長岡で近々撮影予定の映画の企画についても話していました。
画像は望年会にもお越しいただいた長岡随一のコレクター長谷川さん宅のクリスマスイルミネーション。
個人の住宅では長岡一と思われる豪快なイルミネーションで今年も見とれていました。
12月25日まで輝くそうですが、すでに長谷川さんの頭の中は来年のデザインを考えていると思います。
カーナビなら宮内北公園を目指して途中、必ず光り輝く邸宅が目の前に現れるハズです。
2011.12.18
| Trackback(0) | 当会の活動報告

「第2回長岡アジア映画祭」で主演映画「HOBOS」(監督 熊沢尚人)上映とともに
歌っていただいた長岡出身のシンガー、TSUNTAさんのクリスマスライブが開かれるのでご紹介します。
「HOBOS」上映時には熊沢尚人監督は車で舞台挨拶に駆けつけ、
どこかいいロケ場所がないかついでに探しに来たなどと話してたそうです。
TSUNTA IN NAGAOKA Xmas LIVE2011
日時 2011年12月23日(金祝)
PM6:30開場
PM7:00開演
会場 プリマべラ 長岡市殿町3-3-3
チケット 前売り.当日共に 2500円+1DRINK
主催 tsunta友人一同
お問い合わせ 億兆 電話0258-32-2400 PM7時~
TSUNATA公式HP http://www1.odn.ne.jp/tsunta/
2011.12.17
| Trackback(0) | お知らせ

二年ぶりに東京から五藤利弘監督が当会望年会にお越しくださいました。
今年も「雪の中のしろうさぎ」「けさらんぱさらん」と
映画祭に大きなお力添えをいただいたことも併せて
敬意を表し来年公開予定の「ゆめのかよいじ」の予告編を流し、
一同見入り自然と拍手が沸いた後、少しお話しくださいました。
昨年栃尾で撮影された「ゆめのかよいじ」、
そして今年撮影が終わったばかりの「花蓮」について。
どちらも大きな自信が感じられました。
来年公開予定のようです。
「花蓮」は「モノクロームの少女」を観た方から、
茨城で撮ってくれないかと話がきて実現した作品。
やはり劇場公開作を撮ったことは大きいんだなぁと話を聞いてて思いました。
もちろん五藤監督への信頼が大きかったのでしょうが。
“花蓮”というタイトルにいろんな意味が込められてるようです。
あと河野ジベ太監督に視線を注ぎ、
「面白いことを一緒にやりましょうよ」
と口説いてたように見えましたがぜひ実現してほしいです。
二次会にも参加していただいた後、調子に乗って朝方までお話しさせてもらいました。
その活躍から「もう気軽に声をかけられないんじゃないの」と
冗談っぽく言ってるメンバーもいましたが、
頑なに否定し喜んで当会とおつきあいいただいてるのはとても嬉しいです。
翌日は河野夫妻、春風君、くまさんとともに長岡震災アーカイブを見学。
映像施設があるのを見てここで映画の上映会を開けないか職員さんに尋ねてましたが、
確かにここやまちなかキャンパス、そしてアオーレと当会事務所周辺に
映像施設が増えてきてこの辺は検討したほうがいいと。
あと朝方までの話の中でテレビの取材で行ったプロレスラーに縁のあるレストランの
興味深い話を伺いました。
機会があったらいつかご案内願います。
そういえば昨日は力道山の命日でした。
「ゆめのかよいじ」予告編
http://www.youtube.com/watch?v=ogJpflOBcJY
2011.12.16
| Trackback(0) | 当会の活動報告

「つくる会は疲弊してるから早めに長岡に来た方がいい」
当会副会長からの年賀状にあった文章が気にかかり、
本当に望年会に岩手から車で河野ジべ太監督、明日香さん、春風君はやってきました。
いざ望年会に来たら賑やかだったので心配するほどじゃなかったと
河野監督は笑っていましたが、それを聞いた参加者の誰かが
「東北の被災地の方を心配させるとはなんて会なんだ」と声を上げてました。確かに。
今回、河野監督は3、11翌日に陸前高田で撮影した被災地の
映像をDVDにして持ってきていただきました。
その映像を流しながら河野監督から現地の様子を解説してもらいました。
津波で流されかつての建物の後が一面に見渡すことができる中、
震災の翌日にも関わらず重機が入って道路を開こうとしている映像がありましたが、
それは余震が続き、いつまた津波が襲うかもしれない中で撮影されたものなので、
一同、河野監督の解説に質問を交えながら聞き入ってました。
そして家屋は津波と共に消失し土台のみとなった、
河野監督のご両親の家の跡も映されました。
幸いご両親は避難をして助かったそうです。
思えば第5回長岡インディーズムービーコンペティションで
「黙って前見て運転せよ」が準グランプリと明日香さんが主演女優賞を受賞し、
上映と共に河野監督と主演の明日香さんが
表彰式に出席していただいたことはとても大きなことでした。
なぜか河野監督は当映画祭を気に入っていただき、
観客として東京、そして結婚後は岩手からも映画祭にお越しくださいました。
こちらは河野監督と明日香さんとお話しして、
東京での自主映画の状況がダイレクトに伝わってきたのはとても得難いものでした。
岩手に移ってからも二人は映画つくりの仲間を募って
現地での生活を取材し新作「めぐり来てまたず」を発表、上映・制作活動に勤しんでます。
さらに新作映画も地元から依頼されたようで現在取材を重ねており、
これは面白くなりそうだと河野監督は笑顔で話していました。
思えば初対面の時から河野監督は熱く骨のある気持ちのいい方でしたが、
春風君の誕生で一層、骨太になったような印象を受けました。
そして明日香さんが立派なお母さんとなっていたのもとても感慨深かったです。
翌日は五藤監督、くまさんとともに出来たばかりの長岡震災アーカイブセンターをご案内。
中越大地震の復興の歩みを記録した施設を見学し河野監督は職員さんに熱心に質問をし、
前夜、望年会で流した被災地の記録映像のDVDを寄贈しました。
施設では3,11の一周年に合わせどんな記録も収集しているので職員の方は喜んでいました。
春風君は男の子らしくとても元気に館内を駆けずり回ってました。
明日香さんはあたふたと後を追ったりと。
「めぐり来てまたず」が感動的なのはこの春風君が立ち上がる姿を収めていること。
その姿のまま東北の未来を背負って立ってほしいと僭越ですが思ったりしました。
本当にお越しいただきありがとうございました。
また会う日までお元気で!
「めぐり来てまたず」公式HP http://megurikitematazu.web.fc2.com/
North UP riverside apartment公式HP http://northup.web.fc2.com/
http://northup.blog37.fc2.com/blog-entry-273.html
↑こちらのブログに望年会のレポートがあります。
2011.12.15
| Trackback(0) | 当会の活動報告
撮影 山崎慎一郎氏
杉田愉監督より報告が届き12月6日より開催された
「ハリウッド・リール・インディぺンデント映画祭」にて
『キユミの詩集 サユルの刺繍』が
“既存の映画文法に囚われず独創的なイマジネーションによる革新的映画手法”が最も評価され
「最優秀エクスぺリンタルフィルム賞」を受賞しました。
http://www.hollywoodreelindependentfilmfestival.com/2012/Dec6_Program.html
http://www.hollywoodreelindependentfilmfestival.com/
おめでとうございます!
ハリウッドと真逆の映画作り邁進してきた杉田監督もこの快挙に驚き、
反ハリウッド的な映画なのに高い評価を与えたことがハリウッドの懐の深さと敬服したようです。
かといってこれを機にエンターテイメント大作志向に心変わりすることは毛頭無いようです。
公式上映された劇場はあのクエンティン・タランティーノ監督がオーナーを務め
80年もの歴史を誇る老舗映画館「ニュー・ビバリー・シネマ」。
この劇場とタランティーノとの関わりは杉田監督が教えてくれたこの記事に詳しく、
http://news.madamefigaro.jp/culture/post-346.html
「俺の命と金があるかぎり、ニュー・ビバリーは35ミリフィルムの2本立て上映館として存続する」
タランティーノの心意気に拍手を贈りたいですが、
こんな形で杉田監督とタランティーノが接点を持つことが不思議に思いました。
【映画祭審査員団による受賞理由公式コメント】
我々を深く魅了したこの映画はまさに「詩」なのである。「幼年期、無垢、友情」を正確且つ巧みに表現した傑作である。緻密なレンズを通して監督により演出された『キユミの詩集 サユルの刺繍』を絶対に見逃してはならない。
KIYUMI'S POETRY AND SAYURU'S EMBROIDERY OFFICIAL TRAILER
http://www.youtube.com/watch?v=R2wRXKaf6a0
2011.12.14
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昨晩の上映企画室は当会の今後の活動についていろいろと案を挙げていました。
その中のひとつ“長岡インディーズムービーコンペティション スカラシップ”は
原田監督よりロケハン、エキストラ等の依頼事項が届いているので、
そのバックアップ体制つくりについて動くため、
12月16日(金)19時より当会事務所でミーティングを開こうとなりました。
このブログを読んでる方で関心を持った方はぜひいらしてください。
2011.12.13
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望年会恒例の“自己紹介 わたしの1本”は参加者それぞれが
今年の活動を振り返り併せて最もよかった映画を挙げるというもの。
初参加者から古参兵まで集うのでその思考、相手を知る上で理解が深まるのではないかと。
以下、今年の“わたしの1本”を自己紹介順に。
玄牝 -げんぴん-(河直美)、ブラック・スワン(ダーレン・アロノフスキー)、海洋天堂(シュエ・シャオルー)、壁女(原田裕司)、探偵はBARにいる(橋本一)、ヒバクシャ―世界の終わりに(鎌仲ひとみ)、エンディングノート(砂田麻美)、雪の中のしろうさぎ(五藤利弘)、森聞き(柴田昌平),永遠のハバナ(フェルナンド・ペレス)、マイ・バック・ページ(山下敦弘)、バビロンの陽光(モハメド・アルダラジー)、あぜ道のダンディ(石井裕也)、ワイルドバンチ(サム・ペキンパー)、ゴッドファーザー(フランシス・フォード・コッポラ)、ジョージとタカオ(井出洋子)、一枚のハガキ(新藤兼人)、めぐり来てまたず(河野ジベ太)etc
このうち、「ワイルドバンチ」「ゴッドファーザー」は“午前十時の映画祭”での観賞。
面白いと思ったのは今年もお世話になってる報道記者の方々がお越しいただいたのですが、
ベストに「エンディングノート」「森聞き」「ジョージとタカオ」とドキュメンタリー映画をそれぞれ挙げていたこと。
「森聞き」を挙げた記者は3、11前に撮られたのに、3、11後を見据えてる作品と評価、
「ジョージとタカオ」を挙げた記者は実際に“布川事件”を取材してただけに感慨深く
記者会見に自身の姿がチラリと映ってたそうです。
自己紹介時はとても言いたかったことが溢れコメントが長くなる参加者も毎年おり、
今年は「この空の花」のエキストラに5回参加し、
間近で見た大林宣彦監督の演出する姿がいかに素晴らしかったかを滔々と語る方、
そして和気藹々と進めている中で、日本人が日本に放射性物質を降らせてる事態をありえないこととし3月以降体調が悪くなりついに手術までしてしまったことを怒りに震えながら語る方など、
それぞれが2011を語り、聞き、振り返っていました。
2011.12.12
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昨日の望年会は巻頭、当会から重大発表を経てスタート。
小林茂監督、東京から五藤利弘監督、そして岩手からはるばると河野ジベ太監督が奥様の明日香さん、息子さんの春風くんとともに参加。
ヨーグル・ビューラー長岡造形大学教授も含めて映画作家が集まりとても有意義な懇親の場と化しました。
またシネ・ウインド齋藤代表も例年通りお越しいただきほとんどの参加者に声をかけ話を聞いていました。
これはなかなか真似できることではないと。
卓上には各自が持ち寄った差し入れ、そして手にしたお椀には
例年、望年会を盛り上げている調理担当N君特製ほかほか鍋。
今回は豚肉と白菜をメインの具材にして抑えた甘味のスープが絶妙に後に引く“ミルフィール鍋”
鮭、ホタテ、つみれと魚介類をふんだんに入れ醤油味で最後に大根おろしを載せた“雪見鍋”。
いづれも勿論大好評で食が進みアルコールも入り参加者が饒舌に語り合っていました。
締めのうどん3玉も含めてやはり望年会はこのほかほか鍋だなと。
願わくば来年もここでこうしてN君のほかほか鍋を味わえますように。
やはり20人以上分の食材を鍋にしないとお店と違うあの味にならないのでは。
ちょっとハラハラもしましたが今年も楽しかったです!
2011.12.11
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望年会の準備のため事務所を少しは片づけていたところ、
「モーターサイクル・ダイアリーズ」のパンフレットが数冊出てきて当時を思い出しました。
当会では2005年に上映会を開いたので、その際に買い取り余ったものだと思います。
映画はご存知のようにチェ・ゲバラの青春時代を描いたロードムービー。
親友とバイクにまたがり南米縦断の旅の中、様々な出会いを経て社会の不平等に気づいていく、
伝説の革命家でなく等身大の若者がこの世界に目覚める、きっかけとなった旅を瑞々しく描いた秀作でした。
チェ・ゲバラという名以上に青春映画の側面を強調して宣伝に周り、
その中でゲバラという名を出しただけで顔をしかめた方もいたのでなかなか複雑なものを感じていました。
パンフレットには製作総指揮のロバート・レッドフォードのインタビューがあり、
「すべての人間は平等に扱われるべきだと思っている、そういう意味であればゲバラの目指したことを支持している。だからと言ってその後の極端な行動を支持するかどうかは別の問題だけれど」と語りあくまでも「なぜ、彼がゲバラになったのか」に焦点をあてたことを強調しています。
長岡での上映は正直、お客さんは少なく特に観に来てほしかった若い人たちの姿が全くいなかったので大きな落胆を覚えていました。
観た人の感想はとてもよく、それは想定していただけに余計に若い人たちが来てほしかったと。
若者が旅を通して人生が変わるかというと意外とそうでもないように思うのですが、
この映画の主人公は実際に旅によって変わり、挙句の果てに世界史に名を残しただけに。
今振り返れば長岡市立劇場の大スクリーンに35mmフィルムでこの映画を上映できたこと、
そこに映った南米の雄大な風景に刻まれた真の友情を思い出し、
こればかりは自己満足と軽蔑されても本当に良かったと思っています。
ゲバラも生きていれば83歳、
現在彼が命を懸けて目指した世界とはどんどんかけ離れていきますが、
そんな思いも抱きながら本日当会は望年会です。
2011.12.10
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ここ1か月ほど週に一度“NPO・地域づくり団体のための組織運営講座<基礎力UP編> 事業重視型コース”という勉強会を事務局長と受講し、先日修了しました。
長岡のみならず新潟、三条からも20団体ほどが受講し、「人と組織」「事業計画」「資金計画」「情報戦略」と4回にわたり講義を聞き、ワークシートに頭を捻って受講していました。
とはいえ受講者は福祉や環境の団体が多く、当会は老舗とはいえいささか場違いに思い、
むしろこれだけ長いこと活動していながら、資金運営について他の団の様子を知り全く知らなかった面があり驚いたりと。
他の活動団体との交流の側面が当会にとって大きな収穫に思いました。
講師の方々もNPO団体をうまく運営している方々ばかりで、
収支面ではケタが違うんじゃないかと配布された事例の予算書を見て思っていました。
情報戦略の講師は「長岡インディーズムービーコンペティション スカラシップ」を
審査した方なので、お礼と現在の進行状況をお伝えいたしました。
この講師はツイッターのメリットを力説されていたので、
当会も導入した方がいいんじゃないかと思いましたが。
はたしてこのブログはどのくらの効果があるのか自問しておりました。
また事業計画の講師は“リスクヘッジ=危機回避”として述べていた中で、
「事業におけるリスクとはお金と人間関係 この2つしか存在しない」
と力説し、これは思い当たることが多々あるので、ただただひたすら頷いておりました。
そして資金計画のワークシートで当会の収入の柱は上映会のチケット売上が大きく占め、
支出に事務所維持費、つまり家賃の面が大きいので事務所を放棄し
会費を取って収入を増やすことが運営面でとても楽になるように思いましたが、
今回の参加団体で会費を取らず事務所を維持しているのは稀で、
さらに映画人との交流もできるのはメリットとして特筆ではないかと密かに自賛していました。
改めてぜひ事務所に来ていただき参加してほしいものだと思いました。
そのためには情報戦略に工夫して当会の魅力、いい面を周知させるべきではないかと。
というわけでその一つとして明日の19時からは当会事務所で望年会を開きます。
どなたもご参加いただけます。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1598.html
しかし今回の講座を申しこもうと先方の電話口に出たのは
“すくらんぶる”2代目編集長だったことは驚きました。
2011.12.09
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“ごぶさたしてますがお元気ですか
私が日本に来てもう7年がすぎました“
ここ数年、映画祭のポスターやすくらんぶるの表紙デザインを引き受けていただいてる
カーラさんより東京藝大の博士審査展のご案内のハガキが届きました。
レバノンから長岡造形大院に留学時より映画祭ポスターやすくらんぶるの
表紙デザインを引き受けてもらいました。
映画祭ポスターは造形大時は直に学校へ足を運んで打ち合わせをしてたので、
東京に引っ越してからはもう無理かなぁと思ったものの、
ネットや電話でのやりとりで進め面倒をかけながらも喜んで描いてもらい感謝です。
今秋、上京した際は上野公園と藝大をご案内してもらいましたが、
ちょっとお疲れだったものの進路と未来を語っていました。
とりあえず卒業までにまた長岡でお会いできたらと思います。
初めて目にしたのは「第11回」の映画祭でレバノン映画「ラミアの白い凧」の時に
お客さんとして観に来ていましたが、その時はなぜか坊主頭だったことが印象に残ってます。
その後、「第13回」では再び「ラミアの白い凧」を上映後、
羽賀友信氏と共にレバノンについての対談を引き受けていただき熱心にお話しいただきました。
お客様も遠い国レバノンをカーラさんを目にして身近に感じたのではと思います。
そんな卒業を前にしたカーラさんの作品も展示される博士審査展のご案内を紹介します。
*東京藝術大学 大学院美術研究科 博士審査展
日時 2011年12月11日(日)~12月21日(水)
10:00~17:00 入場は16:30まで 月曜休館
入場無料
会場 東京藝術大学 大学美術館ほか 上野キャンパス
住所 東京都台東区上野公園12-8
主催 東京藝術大学
TEL:050-5525-2122
http://www.geidai.ac.jp/
2011.12.08
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*「長岡映画」製作委員会事務局より「この空の花」のイベント案内が届きましたのでご紹介します。
また4月にカーネーションプラザで開催してた「大林宣彦監督ポスター展」に、
監督ご本人が光臨したブログを見つけました。
http://otedori.jp/blog/acioaeeaeaea-ceyyyya.html
撮影 降旗慈氏
12月13日(火)に「この空の花-長岡花火物語」のイベントが
開催されることになりました!
皆さんに参加してもらいたく、大人数が入る会場も押さえました!
今年の締めくくりに、皆さんで楽しく盛り上がりましょう!
1.第1部
『 きかせて!映画の裏話!
~「この空の花-長岡花火物語」製作スタッフによるスペシャルトーク~ 』
8/1~9/19の撮影期間のうちほとんどの撮影を長岡市内で行い、たくさんの市民のみなさんが参加した「この空の花-長岡花火物語」。
そんな「この空の花-長岡花火物語」の製作主要スタッフが、再び長岡の地に!
座談会形式で撮影中の裏話をざっくばらんに語ってもらいます!!
ロケに参加した人も、参加していない人も、映画製作の一員になった気分になれるかも!?
スタッフは誰かって?それは…当日のおたのしみです♪
ご友人、ご家族と一緒に、ぜひお気軽にご参加ください!
●時間:18時45頃~19時30分(予定)
※18時30分からの長岡ロケなび公開総会が終わり次第、開催します。
●場所:ホテルニューオータニ長岡 NCホール
住所:新潟県長岡市台町2-8-35 長岡駅東口より徒歩1分
電話:0258-37-1111
●定員:350名
●料金:無料
●主催:長岡ロケなび
※18時30分から長岡ロケなび平成23年度総会(公開総会)を行います。
こちらもぜひご参加ください。長岡ロケなび会員でなくとも参加OKです。
2.第2部
長岡ロケなび 大懇親会!
※長岡ロケなび会員でなくとも参加OKです!
●時間:19時45分~21時15分
●場所:ホテルニューオータニ 白鳥の間
●定員:350人
●料金:5,000円
参加ご希望の方は、
・お名前
・参加希望番号(1と2両方、1のみ 等)
長岡ロケなび公開総会は、申し込みの必要はございません。
・参加希望人数
をご記入のうえ、下記までメールにてご連絡ください。
応募先 kanko-senryaku@city.nagaoka.lg.jp(「長岡映画」製作委員会事務局)
お申し込みいただいた方には個別に連絡いたしませんので、そのまま当日ご参加ください。
今回は定員が多いため、応募いただいた方は全員参加していただけるかと思います。
もし、定員に達した際は再度ご連絡いたします。
ぜひたくさんの方においでいただき、大いに楽しみ、盛り上がりたいと思います!
みなさまのご参加、お待ちしております。
「長岡映画」製作委員会HP http://www.locanavi.jp/konosora/
2011.12.07
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昨晩の上映企画室は先週に引き続きデジタル化とVPF問題について。
シネ・ウインドの支配人から資料と解説いただいたことの報告。
資料の中には“映画祭も開催できなくなる可能性もある”との一文があり、
これは深刻なことになりそうだと。
その件について話し合っていました。
いづれ支配人に来てもらい勉強会を開く機会を設けることができればと。
デジタル化とVPFについてはこちらのサイトが詳しいです。
シネレボ! http://d.hatena.ne.jp/cinerevo/
また「長岡映画」製作委員会の三回目の会合に参加したことや週一で受講してる講座のこと。
12月10日19時より当会で開かれる望年会の段取りなど。
あと「長岡インディーズムービーコンペティション スカラシップ」で原田監督から頂いた最新のシノプシスを持って長岡ロケなび事務局や山古志アルパカ村の青木勝さんに進行状況を伝えに。
ロケなびにはエキストラが必要な場合はよびかけの協力をいただけること、
佐藤忠男先生とも親交を持ち映画に深い理解のある青木さんからは
「監督の作りたいようにしなければ映画は面白くはならない」
と熱く語られてちょっとジーンときてました。
2011.12.06
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撮影 田口昇氏
「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」グランプリ受賞作、原田裕司監督「壁女」は各地の映画祭を席巻中で先週はP-LABO映画祭で作品賞、下北沢映画祭では準グランプリに観客賞、そして昨日発表された福井映画祭では短編部門のグランプリとそれぞれ受賞しました。
おめでとうございます!
明日はトリウッドにて鈴木淳評監督の「ピリオド打ったらカタルシス」とともに無料上映、
12月18日は成城映画祭で上映されます。
長岡での撮影となる「長岡インディーズムービーコンペティション」はこちらでは各所に赴き準備を進めています。
2011.12.05
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昨年の当映画祭で上映した「あぜみちジャンピンッ!」がロケ地の魚沼に一番近い映画館「十日町シネマパラダイス」で12月10日~12月23日公開決定したので紹介します。
初日12月10日は西川文恵監督、出演の大場はるかさん、上杉まゆみさんの舞台挨拶画あり、その後はラジオの公開収録に大場はるかさん、上杉まゆみさんが参加します。
*舞台挨拶開催日 12月10日(土)
映画上映 14:00~15:30
舞台挨拶 15:30~16:00
ラジオ公開収録 16:15~16:45
お問い合わせ先 十日町シネマパラダイス
TEL025-752-7505 FAX025-752-7502
HP http://www.t-cinepara.com/
追記 西川監督作で津南で撮影された3D映画「はじれ!」は12月7日~12月9日に横浜で開催の「ビジュアルメディアExpo2011」にて上映されるようです。
http://www.adcom-media.co.jp/vme/3d/
2011.12.04
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長岡造形大学:円形講義室にて昨日、Inter College Animation Festival2011が開幕しました。
造形大生の中に混じって客席に座り、
冒頭、ヨールグ・ビューラー長岡造形大教授の開会の挨拶の後、
和田敏克東京造形大学特任教授によるこの映画祭の意図について説明がありました。
アニメの大学と専門学校に呼びかけた学生達のための映画祭。
作った学生達の交流の場になることも目的に
これまでに加藤久仁生、水江未来といった著名な作家も
学生時代に作品が上映され、
第一線で活躍するアニメ作家がこの映画祭を通過しているようで、
いわば未来のアニメ界を背負う作家たちの原石を一望できるようです。
この日は東京造形大学、玉川大学、多摩美術大学からの多種多様な短編アニメが上映され、
学校ごとに組まれての上映の後に和田先生の親切な解説付きで堪能できました。
面白いのは和田先生も話していましたが、学校ごとにそれぞれ特色が分かれて、
それがアニメに疎いこちらにもよく理解できました。
この日の目玉は多摩美術大学生の「ようこそぼくです」とのことで
確かに強烈な個性が確立され秀でた才能に圧倒される作品でしたが、
こちらはそれよりもすっとぼけた妖怪談「稲生物怪日記」の間、
甘酸っぱすぎて観てて頬が紅くなってしまった「先輩」(いずれも東京造形大学)に惹かれるものがありました。
観賞者が自分好みの作品を見つけられることも大きな醍醐味ではないかと。
明日まで入場無料で開催しているのでこの機会にぜひ。
http://www.icaf.info/2011/index.html
2011.12.03
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「雪の中のしろうさぎ」応援隊として映画祭に協力いただいた
新潟県「住みます芸人」バックスクリーンのお二人が
「なじらねジュニア結成新潟ライブ」として、
新潟に縁のあるよしもと芸人さんとともにお笑いライブを開催するのでご紹介します。
最近、新潟競馬の番組で二人を見ましたが順調に売れっ子になってるほか、
群馬ロケの映画出演も果たしたと聞きました。
【タイトル】なじらねジュニア結成ライブ
【会場】株式会社新潟放送(BSN) ラジオ1サブスタジオ
【日程】2011年12月11日(日)
【開場】15:30
【開演】16:00
【チケット】前売り:1500円/当日:2000円
【出演者】猫デココ/バックスクリーン/ざしきわらし/横澤夏子
【チケットお問い合わせ先】キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100
http://www.ynn47.jp/niigata/archives/806
バックスクリーンは毎晩22時より欠かさずユーストームで配信してます。
YNN新潟 http://www.ustream.tv/channel/ynn-niigata-ch
ところで昨年「雪の中のしろうさぎ」が上映された沖縄国際映画祭では
現在「JIMOTO CM COMPETITION」を募集しています。
応募しノミネートされた方に住みます芸人が地元愛ビデオレターを撮りに行くそうなので、
新潟は当然バックスクリーンがやってくるのではないでしょうか。
詳細はこちらをまずはアイデアシートでご応募を。
http://www.oimf.jp/jp/program/jimot.php
応募用紙も兼ねるチラシは当会事務所にもあります。
ちなみにバックスクリーンのマネージャーさんはいつもスーツで大変折り目正しく印象に残っています。
阿賀野市出身と聞いたので「阿賀に生きる」をお勧めしたことがあるのですが、ちょうど明日からシネ・ウインドで公開されるので機会があったらお知らせしようと思ってます。
*あと明日の銀座シネパトスでの沖縄国際映画祭 地域発信型映画の初日、12時15分からの舞台挨拶には「雪の中のしろうさぎ」から五藤利弘監督と主演・岩尾望さんの舞台挨拶があるようです。
http://chiiki-eiga.laff.jp/
2011.12.02
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