
昨年の当映画祭で上映した五藤利弘監督・脚本作
「雪の中のしろうさぎ」が3月7日DVD化されます。
沖縄国際映画祭の地域発信型映画の1本として雪の十日町で撮影されました。
音楽・主題歌はご存知スネオヘアーさん。
映画祭でライブを開いた際に主題歌「眠りにつく頃」を歌っていただいたのは鳥肌モノでした。
岩尾望さんが清冽なマドンナ・石橋杏奈さんにときめく恋物語。
美しい雪景色をつかんだ撮影とともにじんわりと心に響きます。
五藤監督の持ち味も短編だからこそ凝縮されてるように思いました。
ところで「冬のアルパカ」に出演していた伊藤公一さんは
五藤監督のデビュー作「モノクロームの少女」に出演していたそうですが、
詳細を聞けずにいたので今度、五藤監督に機会があったら尋ねようと思います。
あと今年の沖縄国際映画祭・地域発信型映画で上映される東南アジアが舞台の
オムニバス映画「同じ星の下、それぞれの夜」の監督達が
冨永昌敬、真利子哲也、富田克也と尖がった気鋭の顔ぶれなので、ちょっと驚きました。
http://www.oimf.jp/jp/local/movies/onaji.php
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2012.02.29
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シネ・ウインドにて柴田昌平監督作「森聞き」が3月3日(土)~3月16日(金)に公開されます。
3月3日~9日の10時の回上映後は県内の林業関係者などのトークが毎日開かれるようで、
3月4日(日)には大兼久由美プロデューサーが登壇します。
柴田監督を支え二人三脚で良質のドキュメンタリー制作に勤しむ
大兼久プロデューサーもとてもステキな方でなおかつチャーミング!な沖縄美人であります。
当会も2008年11月8日に長岡市立中央図書館で開催した
“映画「ひめゆり」上映会と座談会”にて、お話しいただいたり
“すくらんぶる”に寄稿いただいたりしました。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-252.html
この機会にぜひ足をお運びください。
「森聞き」シネ・ウインドでの上映時間
3月3日(土) -3月9日(金)
10:00/ 14:40 / 19:15 (1日3回上映)
(3/4-6は、19:15の回は休映)
3月10日(土)-3月16日(金)
17:00
「森聞き」公式HP http://www.asia-documentary.com/morikiki/
シネ・ウインド公式HP http://www.wingz.co.jp/cinewind/
追記 シネ・ウインドより
3/3(土)から2週間、シネ・ウインドではドキュメンタリー映画「森聞き」を上映します。本作は3月の特集上映「生き方を伝える映画たち」の第一弾作品で、聞き書きを行なう高校生と応える森の名人という4組のコンビのやり取りから、先の見えにくい現代を生きるヒントが生まれる奇跡みたいな映画です。
特に3/3(土)~3/9(金)の10時の回終了後には、日替わりミニトーク(約10分)を開催します。登壇者は...次の7名の予定です。
3/3(土):本間勉さん_鏡淵小学校区コミュニティ協議会 副会長
3/4(日):大兼久由美さん_「森聞き」プロデューサー
3/5(月):大高正嗣さん_絵描き
3/6(火):市川惠さん_新潟県立小千谷西高校 書道講師
3/7(水):町田賢一さん_森林土壌スペシャリスト
3/8(木):岸本達也さん_寺子屋ありがとう 主宰
3/9(金):星名康弘さん_染物工房「浜五」
大人1,800円、学生1,500円、シニア1,000円
シネ・ウインド会員1,000円 シニア会員&学生会員800円
特に3/4(日)は東京から「森聞き」の大兼久プロデューサーが登場、この10分のために新潟入りされます。他の6人にもお会いできるのをとても楽しみにしています。それぞれの視点から語られる映画「森聞き」、たくさんの方のお越しをお待ちしています。
2012.02.28
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*三条の方より自主上映会の協力依頼がありましたのでご紹介します。
あまり知られてない東南アジアの国、東ティモールを題材にした貴重なドキュメンタリー映画です。
上映案内のチラシは当会事務所にあります。

☆★☆★☆
『カンタ!ティモール』
自主上映リリースツアーin新潟
東南アジア、東ティモールを舞台に大地とのきずなを描く音楽ドキュメンタリー。
青い海、たわわに実るマンゴー、人々の笑顔があふれる美しい島・ティモール。
太陽に愛された明るさの一方で、地下資源をめぐる侵略の傷が影を落とす。
3人に1人が命を落としながらも、彼らが守り抜いたものとは…。
素朴で美しい音楽にのせて、大地と深く結びついた人々の優しさが、いつまでも胸に残る…。
当日は、広田奈津子監督、音楽の小向サダム氏、監修の南風島渉氏(報道写真家)をお招きし、人と大地のつながり、東ティモールと日本そして世界の関わり、私たち日本人だからこそ変えていける未来への希望を語っていただきます。
3月24日(土)
13:00~ 開場
13:30~ 『カンタ・ティモール』上映
15:30~ ゲストトークライブ
16:45~ 音楽ライブ
17:30 終了予定
【会場】
三条東公民館 ホール1
三条市興野1-13-70
【参加費】
一般 2,000円
学生(中学生以上) 1,000円
※当日 500円増し
※音楽を軸にした希望にあふれた映画ですが、
戦争の描写も含まれますので、小学生以下のお子様はご遠慮ください。
【映画】
監督/広田奈津子
制作・音楽/小向定
監修/中川敬・南風島渉
音楽ドキュメンタリー映画110分
HP:http://www.canta-timor.com/
【後援】
◎新潟・市民映画館シネ・ウインド
◎市民映画館をつくる会
◎三条市市民活動支援センター
【ご予約・お問い合せ】
NGO nijimaru(nao)
090-2848-3758
nao.nijimaru@gmail.com
☆★☆★☆
2012.02.27
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長岡音声アシストの会よりご案内が届きましたので紹介します。
恒例のけやきの会の音声アシスト,日本語字幕つき上映
今年は池谷薫監督製作でこのブログでも幾度か取り上げた「ちづる」が
シネ・ウインドでの公開を経て長岡で上映されます。
「ちづる」公式HP http://chizuru-movie.com/

日時 3月11日 日曜日 11時~ 13時~ 15時~ (3回上映)
場所 リリックホール
主催 けやきの会
作品 「ちづる」
作品の紹介
「妹の事をどう説明したらいいのかわからない 誰にも話せなかった妹のこと、妹が僕に映画を作らせた」
立教大学現代心理学部 学生 赤崎正和が、知的障害と自閉症を持った妹 「千鶴」ちづる とその母を1年間にわたって撮り続けたドキュメンタリー作品。
これは障がいをテーマにした、というより、みずみずしくも優しい家族の物語である。
チケット 大人 1,000円(当日 1,200円) 子ども 500円(当日700円)
お問い合わせ
けやきの会事務局 電話0258(28)1091
(土曜、日曜、祭日を除く 10時~15時)
2012.02.26
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大林宣彦監督作「この空の花 長岡花火物語」は4月7日(土)より、
長岡はじめ新潟県先行公開されます。
上映館はT・ジョイ長岡、T・ジョイ新潟万代、ワーナー・マイカル・シネマズ県央、ワーナー・マイカル・シネマズ新潟、ワーナー・マイカル・シネマズ新潟南、ユナイテッドシネマ新潟、J-MAX THEATERです。
現在、これらの劇場の他、当会事務所はじめ下記のプレイガイドにて前売券を発売中です。
http://konosoranohana.jp/theater.html#etc
また新たに以下のプレイガイドが追加されましたので掲載いたします。
ぜひお求めください。
文信堂書店 CoCoLo長岡店
長岡市城内町1-611- ココロ長岡F2
電話 0258-36-1360
パルス
長岡市豊1丁目608
電話 0258-32-1717
ラ・ボントーン
長岡市今朝白3丁目4−4
電話 0258-32-0222
雑本堂古書店
長岡市東坂之上町2丁目3-3
電話 0258-37-3512
キャラメル・ママ
長岡市城内町2-5-6
電話 0258-34-5033
西時計メガネ店
長岡市学校町3丁目10-16
電話 0258-33-1719
ら・なぷぅ
長岡市東坂之上町3丁目1−10
電話 0258-32-4711
長岡市民劇場
長岡市城内町2丁目6−21 木ビル 3F
電話0258-35-9538
わむとうふや
長岡市下柳3丁目5−26
電話 0258-29-6380
シネ・ウインド
新潟市中央区八千代2丁目1−1 万代シテイ第二駐車場ビル 1F
電話 025-243-5530
みずすまし
三条市桜木町1−26
電話 0256-33-7793
尾道らーめん 七鐘屋
長岡市蓮潟1-14-8
電話 0258-29-7780
前売券価格は
一般 1300円 *高校生以上
小人 800円 *3才以上、中学生以下
東京では昨日、完成披露試写会が開かれました。
当会からも東京特派員が参加し、いづれレポートを送ってもらう予定です。
「この空の花 長岡花火物語」公式サイト http://konosoranohana.jp/
2012.02.25
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「とても面白いシーンが撮れましたよ」
1月の山古志ロケハンでくまさんと会った原田監督は、
その容姿と性格に魅せられたようで送られてきた脚本には、
出演者の中にくまさんの名前が。
読んでみると結構台詞があり、果たして大丈夫かと脚本を渡したら、
「意外と台詞が少ないね」とくまさんは余裕の表情を浮かべてました。
なんでもくまさんはかつてお芝居のワークショップに通ってた経験もあるとのこと。
撮影が始まると連日現場に顔を出して撮影をアシストし、
合間を縫って監督とコミュニケーションを取っていました。
「監督には内緒だけど当日は○○の服装でいこうと思うんだ」
いつしか役つくりに励み、ついには撮影前日の音楽食堂でのシーンには顔を出さずに
家で台詞覚えと役作りに没頭していたようでした。
こんな真面目なところも監督は見ぬいてたんだろうと。
いざ山古志種苧原の雑貨店にてくまさんは小道具も持参し出番となりましたが、
監督は限られた時間の中で一切妥協せずに、
くまさんに徹底的に演技指導に勤しみました。
視線の方向、手先の行方、台詞のタイミングとその一挙一動を細かく指導していました。
馴れない現場でくまさんはさすがに緊張し、
いつしか監督と共演の仁後さん以外はこの場を離れていきリハーサルが続きました。
正直、見ていていくらなんでも素人相手に厳しすぎるんじゃないかと、
妥協せずに追いつめる姿は“鬼”に映ったほどです。
とはいえくまさんも伊達に年を重ねてるわけでなく、
もちろん何度もNGを出しながらも最後まで音をあげずに無事に本番終了。
撮り終えた監督がニコニコして発したのが冒頭の言葉。
脚本では作品の腰の位置にあるシーンのようですが、
ここも完成したら楽しみに観たいです。
しかし、この日は大雪と吹雪が交互に訪れさすが山古志だと思った天気でした。
皆さん、お疲れ様でした。
2012.02.24
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「アルパカの映画なんでしょ、新聞で読んだわよ。
私、音楽が好きだからアルパカの歌を作ったの、使ってくれる?」
音楽食堂でのエキストラ募集の問い合わせにご年配の女性より↑の電話がありました。
還暦を超えてるそうですが電話の向こうの声は大変若いので
ぜひエキストラ参加して下さいとお願いしたら
「若つくりして行くわ」と張り切った声、
アルパカの歌はすでに映画のために作ったそうで(仁後さんが四番まで!)
使うことはできませんがとお伝えしましたが。
迎えた当日、ホントに若つくりをしたらしいその方もお洒落をして
一緒になってオーディエンスの一人と化して盛り上がってました。
映画のクライマックスのこのシーン、はたしてどのくらいの人が集まるかと不安でしたが、
長岡造形大生及び長岡技科大生達が一生懸命声をかけてくださり、
若者達も含めてたくさん集まっていただきました。
ステージ上ではラップスターに扮した大迫一平さんが
観衆を煽りながらマイクに向けて過激なリリックを、
掛け値なしに本当に熱いライブハウスが再現されていました。
東京から来た原田組と長岡のエキストラ達、
ともに初対面同士なのにこんなに熱く融合できたこと、
まさに映画のマジックを堪能してました。
昨晩の危機も撮影隊が強く固まるためには必要なことのように思いました。
「エキストラに来たコ達がこの後、集まって飲みに行こうと話してたのが嬉しかった」(仁後さん)
「おとなしいと思ってた長岡の人達がこんなに熱かったことに驚き、パワーに押される形で想像以上にいいシーンが撮れた」(原田監督)
完成した暁にはぜひエキストラの人達も観てほしいと切望します。
ご参加いただき、ありがとうございました。
面白い映画になると確信しました。
バックスクリーン公式ブログ ☆「冬のアルパカ」(仮)☆
http://www.ynn47.jp/niigata/archives/1038
2012.02.23
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"映画の現場は素晴らしい 「映画の現場は本当に楽しい,素晴らしいもんだよ.スタッフたちが,それぞれに工夫して努力して,日に日に仕事が面白くなっていく様子が手に取るように分かる.そういう姿勢や,アーダコーダと言いながら和気あいあいとしている空気は画面に映る."
その名を出すことも畏れ多い巨匠の言葉ですが、
「冬のアルパカ」(仮)の撮影現場に邪魔してるんじゃないかと思いながら、
日々日参していると、この言葉がほんの少しとはいえ理解できかけたように思った、
ちょうど中日に当たる日、夜のパチンコ屋さんの駐車場シーン。
ここで最初に撮るシーンが監督のイメージに現場が追い付かず、
様々なタイミングを逸した形となり、
本当に温厚な原田監督が珍しく苛立を抑えることができずにいました。
さらにボタンは掛け違いどんどん悪い方向へと流れていることが手に取るように感じられ、
このような事態は初めてでどのように対処していいのかわからず、
監督に声をかける機も失せ成す術もなく、夜は深まりだんだんと気温も下がっていきました。
しかし本当に辛いのは寒さではなく、この現場の冷たい空気が収束できずにいること。
撮影は夜遅くに無事に終わりましたが、冷たい空気は最後まで残り、
ただ疲れがドドッと押し寄せてきました。
幸いだったのはこの日撮る予定だったシーンは全て撮り終え、
冷たい夜空とはいえ晴れていたこと。
これが雪や雨だったら事態はさらに悪くなってたように思います。
連日、朝早くから夜まで撮影し、さらに長岡⇔山古志を往復する際は
監督自ら車を運転しているだけに相当な疲労が溜まってたハズです。
それでも集中力を持続させているのは体力と精神力が人一倍ないと
務まらないのが映画監督なんだと実感していました。
最もこんなことは自主映画の世界では特段驚くことではないかもしれず、
ただこちらが初めてのことばかりで大事に映っただけかもしれませんが。
そして初日から撮影現場には長岡造形大生が
メイキングや撮影のサポートとして参加しているのですが、
この夜はこちらが内心めげていたにも関わらず、
学生の皆さんが献身的にサポートしていた姿に敬服していました。
毎日、楽しいことばかりでないことを痛感し、
この日を乗り越えたうえで先の巨匠の言葉がより実感できるような気がしたのは
翌日のシーンを撮影した時でした。
(つづく)
2012.02.22
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「劇場版 神聖かまってちゃんロックンロールは鳴りやまないっ」(入江悠)、「婚前特急」(前田弘二)、「ウルトラミラクルラブストーリー」(横浜聡子)、「オカルト」(白石晃士)、「ゲゲゲの女房」(鈴木卓爾)、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(大森立嗣)、「ハラがコレなんで」(石井裕也)、「キツツキと雨」(沖田修一)、「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」(根岸吉太郎)、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松岡錠司)等々
以上の気鋭の監督作品で脇役として登場する宇野祥平さんが「冬のアルパカ」(仮)に出演するために長岡入りしました。
入江悠監督ブログの記事も読んでいたハズですが、
http://blog.livedoor.jp/norainufilm/tag/%E5%AE%87%E9%87%8E%E7%A5%A5%E5%B9%B3
失礼ながら宇野さんがどんな俳優なのか知らずにいました。
先の出演作品も後でネットで調べて列挙しており、
本当に錚々たる作品に出演していることと知り、凄い人なんだと。
そんな方がこの「冬のアルパカ」(仮)のために沖縄での撮影の合間を縫って駆けつけて下さったのは畏れ多いというか不思議に思いました。
原田監督が東京で知り合いぜひにと依頼をしたそうです。
最も本当にすごい方なんだと思い知らされたのが長岡駅前地下道でのロケ。
エチュードというのでしょうか、設定は決められているものの、
仁後亜由美さんと丁々発止の火花を散らすガチンコ演技の応酬はギャラリーとして
見てて本当に勿体ないと思うほど身震いしてました。
お芝居に入る前は人のいいおじさんといった宇野さんは、
芝居に入ると一転、鬼気迫る表情で役柄をつかみ、
仁後さんをぐいぐいと責め立てますが、
仁後さんも凄まじい応酬を見せて一歩も引かず、まさに熱い演技合戦となりました。
原田監督は果てなく繰り広げられる二人の姿にキャメラを覗きながらニコニコし、
時折軌道修正をするものの、全て心行くまで二人に任せており、
撮影現場は至福の時間となりました。
本当にこんな貴重なお芝居をナマで見てていいのかと思うほど。
やがて落ち着くところに着地して「OK!」の声が上がりましたが、
おそらくずっと見ていたいとこの場の誰もが思ってたハズです。
沖縄から一転、雪の長岡入りした宇野さんはせっかくの機会なので
撮影後はラーメンを食べたいとなり、
深夜の殿町をご案内しましたが、
「雪の中で一週間も合宿して撮影するのは本当に貴重だと思うよ」等と、
原田監督や仁後さんに親切にアドバイスがてらお話しするのを脇で聞き、
ホントに好い方なんだと思ってました。
そしてこの映画、想像を超える映画になるのではと。
ただ宇野さんのプロフィールを調べたらまだ30代と知ってこれも驚いたりしました。
(失礼しました)
ムービー・イズ・マイン 宇野祥平
http://www.littlemore.co.jp/hiroba/mine
*付記
明日2月22日(水)のテレビ新潟の夕方18時16分からの新潟県内のニュースにて
「冬のアルパカ」(仮)の撮影風景の模様が放映予定です。
2012.02.21
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撮影予備として残してた最終日。
種苧原の川にかかる雪に覆われた橋の上で撮影後、
誰もが仁後亜由美さんの出演シーンは最後かと思っていたら、
原田監督は目の前の雪山の頂上を指さして
「次はジャッキー・チェンのようにあの雪山から斜面を転げ落ちて、
この橋から谷底へ転落するシーンを撮るから」
などともちろん冗談で話して仁後さんのシーンは終了。
あとは実景などを撮影すればいいので、
実質的にこの時がクランクアップ!
長いようで短い濃密な1週間に及ぶ撮影は無事に終了。
山古志の雪をバックに皆さんで記念写真を、
監督からは仁後さんに花束と贈り物が手渡されました。
その後の原田組は雪合戦に勤しんで、それぞれが思いで作りの場となりました。
冬の山古志での映画撮影、それも1週間にわたる合宿生活は得難い体験となり、
乗り切った原田組のスタッフの方々は一回りも二回りも大きくなったのではないでしょうか。
もちろん当会も一から手探りでの映画支援となり、
初めてのことばかりで混乱を極めましたが、
とても多くのことを学べました。
そして言えることはこれが原田監督でよかったということでした。
本当に濃密・濃厚な1週間にわたる映画撮影となり、
エピソードは事欠かないので随時このブログでご紹介できましたら、、、、
ちなみに仁後さんは冒頭の原田監督による冗談のシーンは
言われたら本気で演じる気だったそうです。
短編映画とはいえ本当に多くの方々のご協力をただき、
撮影ができました。
改めてありがとうござます。
2012.02.19
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音楽食堂でのヒップホップライブシーン。
予想以上のエキストラが沢山集まっていただき白熱のライブが再現。
仁後亜由美さん、大迫一平さん、朝倉亮子さん、そしてバックスクリーンの2人も
エキストラの皆さんの熱に後押しされて最高のパフォーマンスが撮れました。
エキストラシーンは待ち時間の間はダレることがよくありますが、
皆さんが集中し続けていたのは仁後さんの迫真の演技に圧倒されていたのではと。
エキストラの皆さま、そしてご協力いただいた音楽食堂のスタッフの皆様ありがとうございました。
原田組の撮影は続きます。
2012.02.18
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つい先ほど前まで当会事務所にて「冬のアルパカ」(仮)を撮影。
この事務所を撮影に使ってほしいと思いながらも、
あえてアピールしませんでしたが、
原田監督は何度か当会に顔を出していくうちにイメージにピッタリとなり、
今回撮影が実現しました。
以前、ダイスケ君が卒展のためにこの事務所で撮影していましたが、
それ以来となるので徐々に徐々にスケールアップしています。
役柄の上で怒声が響き渡りましたが、
差し入れのために並んで買ったシュークリームが早速消えものに使われて、
意外なアクセントとなり効果を挙げました。
今は原田組は遅い昼食を取りに出かけて、
続いて映画のクライマックスシーンとなるライブ会場での撮影の為、
音楽食堂へと移ります。
2012.02.17
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この日のお昼は山古志のお母さん達が炊き出しに精を出し、
豪華な御馳走が食卓に並びました。
この日の午前のアルパカ越冬牛舎は雨から霙、やがて雪となる不安定な天気で進められ、
かじかんでいましたが戻ってきたら、お母さんたちのおもてなしに一同大喜びでありました。
ご馳走様です!
ちなみにいつしか合宿所はご近所の人が顔を出して賑やかになってるようです。
2012.02.17
| Trackback(0) | 当会の活動報告

1、合宿所の部屋が主人公・仁後さんの部屋という設定で撮影。
しかし炬燵にみかんが置いてあったので食べたら、
あとで撮影に使う小道具のみかんだと知った。
仁後さんに「この人、食べた」と呆れられた。
2、ロケ先での撮影は見てるだけでこちらは大きな役割はないものの、
撤収時は様々なものが一時に重なり、特にこんな時に携帯が鳴り、
許容範囲を超えて対処できず、よく忘れ物をしてしまう。
3、重要なシーンに必要な方のセッティングに念を押さずにいたため、
撮影が必要な時に不在となり結局そのシーンは延期になった。
現在、数々の失敗をおかし特に3については今も撮影できておらず気がかりなほどで、
ひどく落ち込んでいたら、事情を知らないくまさんが差し入れの缶コーヒーを
持ってきて仁後さんやスタッフ全員に配り、雪壁に囲まれてる中ほっと一息ついてました。
ホットコーヒーって体も気持ちもホットになれるんだと今更気づきました。
普通なら怒られても仕方ないものの、
原田監督はいつもニコニコして「大丈夫ですよ」と言ってくれるようです。
原田組の空気は現在、とてもいい感じで撮影を進めています。
とはいえ昨日もまた失敗をしでかしてしまいましたが。
「冬のアルパカ」(仮)エキストラ募集!
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1693.html
2012.02.16
| Trackback(0) | 当会の活動報告

アルパカが越冬する牛舎でついに「冬のアルパカ」(仮)は無事にクランクイン。
なんとか初日を迎える事が出来ました。
外は雪が舞い、凍えるような牛舎の中で
きょとんとした姿が愛らしいアルパカに仁後亜由美さんが囲まれているだけで、
なんともいえないおかしみが漂ってきます。
それを見てて“アルパカ”をテーマにして大正解だったと。
ともかく面白い映画になるんじゃないかと。
これは本当に意外に思ったのが、原田裕司監督はとことん粘って、
何度もリテイクを重ねたばかりか、
アルパカ飼育員の仁後さんの作業の様子が違うとみると、
自ら熱心に指導を重ねていました。
この日の夕方のNSTニュースで撮影の模様が紹介され、
合宿所で監督、仁後さん、そしてスタッフの皆さんと見てて盛り上がってました。
これからも楽しいことが起りそうです。
ぜひ皆様もご参加ください。
「冬のアルパカ」(仮)2月17日(金)音楽食堂 エキストラ募集!
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1693.html
短編映画「冬のアルパカ」撮影開始 長岡市山古志が舞台
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/32224.html
2012.02.15
| Trackback(0) | ごあいさつ

2月17日の「冬のアルパカ」(仮)のエキストラに参加いただく吉本興業所属の
“新潟県住みます芸人“バックスクリーン。
昨年の映画祭で「雪の中のしろうさぎ」応援隊として活躍いただきました。
今回も喜んでご参加くださいます、ぜひご一緒に撮影にいらしてください。
さらにこの日、撮影の後に
バックスクリーンが毎晩配信してるユーストリームの番組YNNが
そのまま音楽食堂で22時より配信予定です。
http://www.ynn47.jp/niigata/
こちらもご期待ください!
「冬のアルパカ」(仮)2月17日(金)音楽食堂 エキストラ募集!
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1693.html
2012.02.14
| Trackback(0) | お知らせ

東京から早朝着の高速バスで次々と原田組が集結しました。
事務所でいったん休むかと思ってたら、早々に打ち合わせを始めてます。
これかから山古志へ向かいます。
2012.02.13
| Trackback(0) | 当会の活動報告

原田裕司監督と仁後亜由美さん。
「壁女」の監督・主演コンビが再びタッグを組み、山古志入りしました。
「冬のアルパカ」(仮)撮影のためにです。
アルパカが越冬する牛舎にて管理してる樺澤さんの指導のもと、
アルパカ牧場での作業を一通り学んだ仁後さん。
樺澤さんより種苧原を案内してもらった原田監督。
合宿所ではアルパカ牧場の代表・青木勝さんの力強いサポートをいただき、
そしてさまざまな方より多大なお力添えをいただき、
ようやくここまで辿りつきました。
明日からいよいよクランクインです。
何か面白いことが起きそうな予感がします。
ぜひ映画撮影にご参加ください。
2月17日エキストラ募集中!です。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1693.html
しかし先ほど原田監督より、
暖炉ばかり気を取られてて灯油ストーブのつけ方がわからないと電話がありましたが、
とりあえず今晩、山古志の寒さに耐えているでしょうか。
2012.02.12
| Trackback(0) | 当会の活動報告
撮影 田口昇氏
「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」にて監督賞を受賞した
谷口雄一郎監督「純子はご機嫌ななめ」が、
明日、2月12日「小坂一丁目映画祭VOL10」にて上映されます。
http://kozahon1.jpn.org/ff/10/
また準グランプリの畑中大輔監督「記憶のひとしずく」が
「ゆうばりファンタスティック国際映画祭2012」のフォアキャスト部門にて上映されます。
http://yubarifanta.com/index_pc.php?ct=films.php&langue=21010
今年の夕張の作品の中に以前、受賞した勝又悠監督や坂下雄一郎監督作を見つけました。
勝又監督の名はよく見かけるようになりましたが
「第11回」にて「憂鬱ロケット」が奨励賞受賞となった監督ですが、
その後も映画制作を続けてることを知り嬉しく思いました。
http://www.mynet.ne.jp/~asia/14th/11th_compe/14th-11thcompe.htm
2012.02.11
| Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

「冬のアルパカ」(仮)のクランクインを来週に控えながらも、
重要なシーンでのロケ地、パチンコ屋さんが決まらず、
監督も当初のイメージと異なるお店で構わないとなり、
焦った中で会う人ごとにどこか知らないか聞いてまわっておりました。
あそこがいいのでは、あそこに行ったらどうか等と
まさに藁をつかむ気持ちでお願いに周ってたものの、
なかなか難しいことを風雪の中で実感してました。
そういえば「漁師と妻」の現場で小千谷のお店で撮影してたことを思い出し、
長岡がダメならあそこのお店かなぁ、しかし時間がないしとますます焦る中、
そんな中で某店の社長を知ってる人を紹介できるとまで言っていただく方が現れました。
幸いその社長のお店にお願いする前にようやく了解いただけるお店を見つけましたが、
そういって本気になって心配して下さり、
あたってくださった初対面の方が現れたことに感激しておりました。
撮影許可をいただいたお店に挨拶に行ったらとても好意的でただただ感謝です。
今回他にも撮影にお力沿いをいただくライブハウス、ホテル等、
ご理解をいただくことができ、本当にありがたいことだと思ってます。
まだまだ詰めなければなりませんが、これでロケ地はほぼ決定となったものの、
エキストラは随時募集してますのでぜひご参加ください。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1693.html
監督は当初、仲間を集めてこのシーンを東京で撮影したいと述べてましたが、
せっかくの機会なのでこちらから長岡での撮影をお願いしました。
あとケーブルテレビのエヌ、シィ、ティの番組「ほっと11」で告知させていただきました。
今晩、放映される予定です。
http://www.nct9.co.jp/comch/comch_info.html
ちなみにこの放送局に勤める方からエキストラ募集の問い合わせがあり、
てっきり番組で告知頂けるのかと思ったら、出演希望でした。
こんなことを面白がって参加までする社員のいる会社も活気があるなぁと。
2012.02.10
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母親の虐待というニュースがあまり珍しくもないように思え殺伐としたものを感じますが、
その反面、どうしても子どもがほしいという切実な願いを持つ不妊症の女性も。
この二つを並べることはできないかもしれませんが、
やり場のない不公平なものが突き刺ささる気がします。
五藤利弘監督が半沢暁人ディレクターと不妊症をテーマに取材にあたり、
昨年放映されたフジテレビのNONFIXの番組「それでも私は産みたい」で
先月、「日本映像事業協会」ヤングクリエーターを励ます賞優秀賞を
半沢暁人ディレクターが受賞しました。
番組に登場する二人の女性の切実な姿はそのまま、命の大きな重みを感じさせるので、
願わくば深夜枠でなく全国放映されてほしいものです。
五藤監督も作品が評価されたことを喜んでいます。おめでとうございます!
“フジテレビ「NONFIX~それでも私は産みたい~」で
ディレクターの半沢暁人がヤングクリエーターを励ます賞の優秀賞
を受賞しました。
番組は、僕がプロデューサーと番組構成を担当し、
半沢ディレクターとほぼ2人だけで手分けして取材を進めてまとめました。
それが評価頂いたのは嬉しいです。”
http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2011/606.html
2012.02.09
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「第14回長岡アジア映画祭」で「空とコムローイ」上映と共に舞台挨拶にお越しいただいた
三浦淳子監督からの賀状で「第5回大倉山ドキュメンタリー映画祭」が紹介されてましたので掲載します。
毎年ドキュメンタリー映画の秀作を上映するこの映画祭、
今回のオープニング上映作は三浦監督の新作「さなぎ~学校に行きたくない」です。
「さなぎ~学校に行きたくない」
-小学校一年生の時、不登校になった愛ちゃんが、仲良しの友達と遊びながら、家族と長野の美しい自然につつまれて、次第に生きる力を取り戻していく姿を描いたドキュメンタリー。四年生になって、再び元の教室に戻ってからは、学校が楽しくなって、六年生では生徒会長になり…人間には、すくすくと成長する力が生まれながらに備わっている。そう信じて、不登校を乗り越えていく、愛ちゃんとお母さんの心の軌跡が描かれる-
映画祭には「空とコムローイ」も上映されるほか、「ショージとタカオ」「「大丈夫。—小児科医・細谷亮太のコトバ」とキネ旬文化映画ベストワン映画も上映されるようです。
大倉山ドキュメンタリー映画祭公式ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ookurayamaeiga
2012.02.08
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「中途視覚障害となり映画がもう観れないと思ってたのに
こんな形で家族や友達と観れる方法があるのか」
1月28日、29日にT・ジョイ長岡で開催された映画「山本五十六」のバリアフリー上映会の反省会に参加しました。
上映会の実現に尽力した代表の方が、
音声アシストという方法で映画が観れることを初めて知った時の喜びを語り、
以後、長岡音声アシストの会をバックアップし実現する機会を増やしていきました。
長岡音声アシストの会会員が昨年、全国組織の学習会に参加した時の報告があり、
シネコンでの音声アシスト上映会は難しいことを知っただけに、
T・ジョイ長岡の理解と協力でしかも土日に開催できたことは
全国的にみても画期的な上映会だったようです。
また大雪の中、バス停で誘導係りを担当した長谷川さんへの賛辞があり、ぜひお礼を伝えてほしいとも。
今後は浮かび上がった課題を克服していきネットワークつくりへと繋げていきたいとなりました。
2012.02.07
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今晩の上映企画室はまず「この空の花」のチケット組作業を行ってました。
初参加の方がご夫妻で参加いただき、お手伝いただきました。
ありがとうございます!
今後当会がお世話になってるプレイガイドに随時置かせていただます。
勿論当会事務所で発売してます。
「この空の花」
前売券 一般(高校生以上) 1300円
小人(3才以上、中学生以下) 800円
予告編 http://konosoranohana.jp/preview.html
あと「冬のアルパカ」(仮)についていろいろと論議をしてい、ましたが、
クランクインまでついに一週間となりました。
2012.02.06
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発売中の毎年恒例「キネマ旬報」2011ベストテンの中で、
当映画祭上映作では文化映画ベストテンに
「ミツバチの羽音と地球の回転」が第5位に選ばれてました。
2011年という年に拮抗した映画だと思うので、
日本映画ベストテンでももっと評価されてもいいハズですが、
それはともかく鎌仲ひとみ監督、スタッフの皆様、おめでとうございます!
http://888earth.net/top.html
また外国映画部門に「酔拳 レジェンド・オブ・カンフー」や「AV」に
票を投じた選者もいて嬉しかったものの、
不思議に思ったのが文化映画部門28位に杉田愉監督「キユミの詩集 サユルの刺繍」が入ってました。
伝統あるキネ旬に杉田監督作の名を見つけた喜びはあったものの、
毎年、この文化映画とはドキュメンタリー、記録映画のことを指すと思ってましたが、
読んでると自主映画、学生映画まで範囲があるようなので
これを機に文化映画とはなんぞやとレクチャーをいただきたい氣が。
http://www.kinejun.com/kinejun/85/tabid/250/Default.aspx
2012.02.05
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遅ればせながら書きますが1月21日に衣装デザイナーの石岡瑛子さんが亡くなりました。
ちょうど1年前に先日も追悼の再放映された「プロフェッショナル 仕事の流儀」でミュージカル版「スパイダーマン」の制作に密着した姿を見ていたので、その妥協しない姿と旺盛な創作意欲を見ていたので訃報を聞き信じらない思いがしました。。
当会は20年近く前の1993年2月12,13日にNCホールにて石岡瑛子さんがアカデミー賞最優秀衣装デザインを受賞した「ドラキュラ」を上映してました。
巨匠フランシス・F・コッポラのオールスター大作を当会が上映してたのも、ちょっと驚きですが。
紳士然としたクリストファー・リーのイメージが強いドラキュラ伯爵の姿を、
狂気を秘めた危なさが魅力のゲイリー・オールドマンに合わせた絢爛な衣装はとても見応えがありました。
“ブラム・ストーカーの”とあえて原作に忠実にクラシカルな風格を狙ったコッポラの幾分大味な演出も楽しめたものの、
やはりあの映画でまず思い浮かぶのはスター達が魅力的に映えた、特に絶頂期のウィノナ・ライダーの危うさも含めて着込んだ石岡瑛子さんのコスチュームの数々ではないかと。
映画界のみならず世界を相手に活躍する日本人の開拓者の一人だっただけに惜しまれます。
2012.02.04
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地ムービーin茨城で2月5日初上映となる
長編「花蓮」(主演 キタキマユ、三浦貴大)に続き
五藤利弘監督の新作短編が2月11日~2月17日に山梨県で開催される
第5回富士山・河口湖映画祭で初上映されます。
タイトルは「鐘楼のふたり」
富士河口湖映画祭のシナリオコンクールのグランプリ作品を映画化したもので
五藤監督にとっては初めて他の人の脚本を撮影したそうです。
とてもいい刺激となったのではないでしょうか。
それにしても各地で次々と映画を任されるのは大きな信頼があってのものではないかと。
「鐘楼のふたり」
■ストーリー:甲府に住む菜緒と純平は、倦怠期を迎えてた恋人同士。ギクシャクしたまま別れるキッカケを探し、2人は愛を誓い合った思い出の地、富士山麓河口湖を目指す。菜緒の「樹海、近くで見たい」のひとことで、引き寄せられるように青木ヶ原樹海へと入って行く。10歩だけなら、と入った樹海でさまよう2人は、偶然50代の男・弓削(ゆげ)と出会う。
河口湖を見つめ、そして、悠然と聳える富士山を眺めながら話し合う3人は、いつしか、お互いに前向きな気持ちになり、菜緒、純平は東京へと帰って行く弓削を見送る。
それぞれ別れようと思っていた菜緒と純平だが、弓削との不思議なひとときでお互いを見つめ直すことが出来て、かつて愛を誓った湖畔の鐘「さくや愛の鐘」を再び同じ気持ちで見つめる。
■出演:佐久間麻由、佐藤貴広 、モロ師岡、國元なつき、生島勇輝ほか
■脚本:吉田忠史 ■監督:五藤利弘
予告編 http://www.youtube.com/watch?v=kpmHNfxMHcg&feature=youtu.be
また上映に合わせて五藤監督の原点でありモロ師岡さんも出演し、
ここから始まった「モノクロームの少女」も
プログラム「気鋭映画監督作品特集~地域からの視線~」で上映されます。
第5回富士山・河口湖映画祭公式サイト
http://www.fujisan.ne.jp/event/info.php?if_id=744&ca_id=3&page=&sum_count=&kensuu=
2012.02.03
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*S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は昨年末開催の“中国インディペンデント映画祭2011”です。
http://cifft.net/

「ゴーストタウン」「歓楽のポエム」のチャオ・ダーヨン監督(右)と映画祭ディレクターの中山大樹さん

「ピアシングI 」のリウ・ジェン監督(右)とチャン・ザンボー監督(中央)
12月に東中野にあるポレポレ東中野で中国インディペンデント映画祭2011が開催されました。上映作品は全部で10本。そのうち去年の東京フィルメックスで上映された「独身男」を除いた9本がすべて日本初公開。今回が3回目のこの映画祭、前回が09年で焼く2年振りになりますがちょっと間が空いた分傑作ぞろいのラインナップだったと思います。遅くなりましたが「歓楽のポエム」以外の作品は見れたのでその感想を書きたいと思います。
「花嫁」チャン・ミン監督
妻を亡くした中年男のために仲間の男たちが嫁探し。自分の年を棚に上げて若い娘がいいとか言って何人もお見合いやデートをくりかえすのが前半。出演者は全員素人だそうで、主人公もほんとうにそのへんにいそうなぱっとしない感じで、はっきり言って実生活ももてなさそう(失礼)。前半の若い娘にフラレ続ける描写はユーモラスでもありけっこう醜悪でもあります。そんな主人公ですがなんと結婚相手が見つかります。しかしそこからの意外な展開にはあっと驚かされました。どんでん返しは続き、はっきり言ってひたすら観客を驚かせることを目的としたような映画。ただ最後まで見るとそれだけではなく、人生ままならないまま中年になってしまった男たちの悲哀とか人生のはかなさがにじみ出てラストはしみじみさせられました。また中年男たちとは対照的な花嫁になる若い娘のたどる運命もやるせなく印象に残ります。
「冬に生まれて」ヤン・ジン監督
以前にこの映画祭で「牛乳先生」という作品が上映されたヤン・ジン監督の新作。2時間を越す大作です。田舎の村に住む少年が主人公。ケンカに明け暮れる彼を見かねた母親はキリスト教系の学校に彼を預ける。大人しく従ったものの同じく学校になじめない同郷の少女と逃げ出す。二人は一緒に暮らしはじめやがて少女は妊娠する。貧しい村の暮らし、暴力が日常化している環境や、信仰に走る母親や親の盲目的な愛、さらに出生にまつわる秘密などのしがらみでがんじがらめになった少年。荒涼とした田舎の風景が不吉で悲劇を予感させますが、それを救うのが恋人との新たな関係。少年はすべてを捨て彼女との生活を始めることを選ぶことで救われていきます。なかなか強烈なラブストーリーでした。主人公とその彼女を演じているふたりは実際に夫婦だそうです。
「ピアシング I」リュウ・ジン監督
中国初のインディペンデント長編アニメ。監督のリュウ・ジンはひとりでこの作品を作りあげました。製作期間3年。実際にあった事件を基にした現代の北京を舞台にした社会派ドラマ。田舎から出てきた青年が北京の生活に疲れ帰省しようとしたとき、親切心からした人助けで犯人扱いを受け(関係のない者が倒れてる人を助けるはずがないという警官の理屈はすごい)、警察に暴行された彼は痛めつけられるばかりの自分に嫌気がさし、痛めつける側になろうと決意します。出てくる登場人物はみな欲にかられた者ばかり。前半の彼らのばらばらのエピソードが一点に収束するクライマックスは娯楽映画の手本のような展開。ラストの青年の運命は悲劇ですが彼がついに悪に染まらなかったのが救い。たびたび出る冬の夜空を照らす満月は空から人間たちの行いを見つめる天のまなざしのようでした。このアニメはシリーズになっていて現在2作目が製作中で、最終的には3部作になるとのこと。また日本での公開の話もあるそうでぜひ実現してほしいものです。
「天から落ちてきた!」チャン・ザンボー監督
人工衛星を打ち上げるロケットは発射されたあと空になった燃料タンクが切り離され地上に落下します。普通は海上などに落下して被害がでないようにするものだが中国はちがいます。田舎とはいえ人口10数万人が住む地帯に残骸をばら撒くのです。監督はこの事実を知って現地に取材に行きます。住民の被害の様子がときにユーモラスに描かれますがある少女が犠牲になったという事実には凍りつきます。ロケット発射の責任者は軍で、村民に対する軍人の横柄な態度がすごい。差別意識まるだし。こういう人たちだから人がいる地域に平気で残骸を落とすのだなと納得。特にすごいのが軍と役人、住人の補償をめぐっての面談のシーン。どうもこんなやりとりが表ざたになったらまずい、という感覚が彼らにはないらしいとあきれてしまいます。そして映画として構成がうまい、と思うのは発射後のできごとは描いているのに発射の間のことはなかなか出てこない。もし残骸が落ちてきたら―屋根を突き破り、田んぼに大穴をえぐるその破壊力を観客に知らせた後に上空を通過するロケットに下の村の様子をカメラは撮影します。映画館に響くロケットの轟音!ほんとうに恐ろしい瞬間・・でした。
「恋曲(こいうた)」チャン・ザンボー監督
「天から落ちてきた!」のチャン・ザンボー監督の作品。「天から~」が国家と国民の幻想と現実を描いた作品ならこちらは男女の間の幻想と現実を描いた作品。主人公は監督の知り合いの女性。付き合って結婚を考えている男性がいるがどうも態度がおかしい。そこにかかってきたのは別れたはずの彼の奥さんからの電話。離婚したという彼の話は嘘だった。問い詰める彼女に別れを持ち出す男。で、ここからが問題なんですがこの現実を彼女は受け入れない。彼女の中にいる男性は現実のものではないようなのです。この映画の監督は男性ですが徹底的に主人公の女性側の視点でこの恋愛関係を描きました。中国が舞台でこれほど普遍的な作品は初めて見た気がします。
「占い師」シュー・トン監督
前作の「収穫」では性産業に従事する女性が主人公でしたが今回は占い師です。主人公は足に障害を持つ中年男。中国では占いは職業として認められてないということで警察の規制を受けて仕事が出来なくなることも。でも障害を持つ彼には他に生きていく手段がありません。また占いは当たる様でもあります。お客は水商売の女たちで、カメラは彼女たちも追う。彼女たちも警察の摘発を怖れる立場で貧しい暮し。そのうえ占い師の妻は知的障害者で、彼は自分も不自由な体ながら妻の面倒も見なければならない。社会から見捨てられたような「ただ生きていくだけ」の彼らの生活を描いて、大げさに言えば人はなぜ生きていくんだろうと考えさせられました。
他のドキュメンタリーでも共通していると思うのが大勢の観客の目に触れるということをわかってないのでは?と思える言動。また一旦信頼関係ができるとかなり親密になる人たちのようでもあります。この映画でも占い師はカメラに向かって障害者の妻と結婚した理由を「健常者が結婚してくれるわけがない」とさらりと言ったりします。
「ゴーストタウン」チャオ・ダーヨン監督
山のなかの住民が退去させられて廃墟になった村に違法に住みついた人たちの日常を記録したドキュメンタリー。映画はさ3章に別れていて、宣教師親子、人身売買の被害者の女性、浮浪児が主人公。中国の枠組みから外れた人たちが彼らの生活からはかけ離れた街の建物に住み、がらんとした家のなかで生活している光景はけっこうシュール。映画の撮影に使われてそのハリボテの銅像なんかが残っている町なのでなんというか現実味の欠けた情景で不思議な雰囲気。
「書記」チョウ・ハオ監督
中国の日本とは比べ物にならない受験勉強のすさまじさをユーモアを交えて描いた「高三」のチョウ・ハオ監督の作品。中国の行政単位で省の下が県になるそうなのですが、その県行政の実質的トップである県委書記に密着取材したドキュメンタリー映画。主人公が権力者側の人物というのは珍しいし、中国の権力者の日常をこれほど克明に描いた映画は初めてではないでしょうか。その書記の仕事振りは―一日中認可や陳情の対応に休む暇なく、食事は全て会合を兼ねてで、夜も毎日宴会。すごい仕事量をこなして大変なのですが中にはこんな細かいことまでやるの?と首をかしげるところも。任期終了まであとわずかな時期での取材だったせいか、それともやっぱりわきが甘いのか、こんなところ写ってもいいのという場面もけっこうあったりします。経済発展に乗り遅れた内陸部にあって企業を誘致したりと地域の発展に尽くした面もありますが自分の業績を振り返って道路を作った、ビルを建てたというのもそれだけなの?と疑問。映画の後半、台湾企業の社長が語る「企業家も役人も目的は同じ、権力と金だ」という言葉が強く残りました。そして映画の最後に撮影後に主人公の書記が・・収賄で逮捕されて服役中というオチがつきます。
これらの作品を見て思ったのは表現したい「なにか」とそれを表現する才能が大事だということ。豪華な商業映画を見るのはそれはそれで楽しいですが、インディペンデント映画にもまた別の見る楽しみがあります。ここで取り上げた作品はどれも見て損はない作品だと思います。
2012.02.02
| Trackback(0) | ごあいさつ

“最強寒波“とともに再び原田裕司監督が「冬のアルパカ」(仮)のロケハンで長岡入りしました。
前回のロケハンも大寒波だったので、何か持ってるのではと思いましたが
今回は長岡駅前、地下道、それに栃尾まで足を運びました。
栃尾までは猛吹雪の中、車を飛ばしましたが、
道中、光が浮かび上がるような雪国独特の一面に続く雪原に原田監督は見入ってたようでした。
案内いただいた栃尾の学生メンバーの献身的な協力も嬉しかったようです。
そして今回、長岡駅前のロケハンに協力いただいたのが、
フィルムコミッションの長岡ロケなびの職員の方。
大林宣彦監督「この空の花」で奔走し鍛えられているだけに、
気に入ったロケ地を見つけた原田監督に、
どの方向から、どのような場面を撮るのか、撮影時間帯についてを
テキパキと尋ね確認し的確なアドバイスとどこに撮影許可をすればいいのか、
メモを取りながら同行いただきました。
お忙しい中、ありがとうございますとこれからもどうぞお願いいたします。
ちなみに途中、殿町をまわってたところ、
「チェイン」の渡部翔子プロデューサーから
「車の中からさっき見かけたけどロケハンなの?」と
携帯があり、頷くと「チェイン」の方も撮影中なのに、
ロケハンに回っているそうです。
お互い頑張りましょう、と。
その後は事務所でミーティングとなり、スケジュール表を1枚1枚めくりながら、
シーン事のイメージ共有と課題を話し合っていました。
浮かび上がった課題はまだまだ沢山ありますが、
それまで漠然と思っていた映画撮影が
多くの方々の協力をいただいて本当に始まるんだと。
あと早速、エキストラの申し込みがあり幸先いいです。
映画:長岡インディーズコンペグランプリ・原田監督、ロケ地・山古志を視察 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120131ddlk15200010000c.html
原田監督作「壁女」はまたもグランプリ受賞しました。
今度は笹塚映像フェスティバルです。おめでとうございます!
http://sasazuka-film-fes.blogspot.com/2012/02/2012.html
原田監督の新作「苦顔」はこちら↓で明後日見れます。
http://www.ustream.tv/channel/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%BC%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD
2012.02.01
| Trackback(0) | 当会の活動報告
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