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長岡市民 映像の学校

長岡市民映像の学校.. (4)


*まちなかキャンパス長岡が「市民プロデュース講座」を募集し企画を提出したところ
審査を通過し『長岡市民 映像の学校』として週一で講座を開催することになりました。
小林茂監督、五藤利弘監督等、長岡に深い縁のある講師を迎え貴重な講座となる筈です。
ぜひご参加ください。

まちなかキャンパス長岡

*「市民プロデュース」講座

『長岡市民映像の学校』

4月26日(木)19時~
*小林茂 (映画監督) 「長岡から映像を発信していく」

5月3日(木) 15時~
*江藤茂博 (二松学舎大学文学部長)  「映像文化論」

5月10日(木) 19時~
*長岡ロケなび 「長岡とフィルムコミッション」

5月17日(木) 19時~
*ヨールグ・ビューラ (長岡造形大学教授) 「映像制作論」

5月24日(木) 19時~
*五藤利弘 (映画監督) 「長岡での撮影」  

対象 一般 
定員 30人(先着)
参加料 1000円
持ち物 筆記用具
申し込み 4月10日(火)~4月20日(金)
*締切を4月25日まで延長します。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1786.html

主催・申し込み先 まちなかキャンパス長岡
電話 0258-39-3300
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kosodate/machicam/ (HPからも可)
http://www.machicam.jp/course/2012/shimin-02.html

企画・市民映画館をつくる会

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2012.03.31 | Trackback(0) | 当会ご案内

「この空の花」東京披露試写会レポート

*先月24日に東京は有楽町で開かれた「この空の花」完成披露試写会に参加した、
当会B東京特派員よりがちょっと遅れましたが報告が届きましたので掲載します。

現在新潟県内共通の前売券が劇場の他、以下のプレイガイドでお求めいただけます。
http://konosoranohana.jp/theater.html

4月7日、T・ジョイ長岡はじめ県内先行公開されます。

NEC_0449 (2)

試写会、行ってまいりました。
開場前から新潟県民の皆さんの熱気がむんむんで
「ここは本当に有楽町か?」という気持ちになりました。
時間前にきっちり集っているあたり、新潟県民らしさを感じました。

以下、映画を観た感想(というか印象)です。

長岡空襲・中越地震・東日本大震災が織り込まれていることもあり、
決して軽い気持ちで見られる映画ではなかったです。
かつ、セミドキュメンタリータッチを用いており、
単純に物語追うだけでは足りないと思わせる映画であったと思います。

大林監督は、脳科学者の茂木健一郎氏の
「脳が追いつかないとき、人は感動する」という言葉を引用していました。

過去と現在が行き来したり、物語と劇中劇の物語が交錯したり、
劇中の人物のモデルとなった人が登場したりと、

大林監督は様々な手法で「脳が追いつかない」状態を作り出そうと
していたように感じました。
「脳が追いつかない」状態を脱するために、観客は想像力を駆使します。
その観客の想像力を、戦争・震災で亡くなった他者との隙間を埋める力とし、
いくつもの苦難を経た長岡を、日本を描き出そうととしていたのでは
ないかと感じました。

元木リリ子役の富司純子さんの長岡弁の美しさと、
灯篭の美しさが印象深かったです。

「この空の花 長岡花火物語」公式HP http://konosoranohana.jp/

2012.03.30 | Trackback(0) | ごあいさつ

僕らのあやまちを大地は知ってるよ、、

2012-03-25 001 2012-03-24 005

まぶしい瞳の子ども達の賑やかな歌声が流れ、
若い日本人女性が地元の青年の導きの元、
知られざる国の現代史を辿って行く。
そこは日本人にとって決して他人事でない歴史が、、、

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1725.html
こちらの↑「カンタ!ティモール」上映会に足を運びました。
映画は知られざる島国、日本からちょうど南にあるという
小国・東ティモールの人々の笑顔や歌声に魅せられた若い女性=広田奈津子監督が
目にし取材したものをまとめたドキュメンタリー。

24年に渡りインドネシアの軍隊が侵攻、虐殺し3人に1人が命を落とした
過酷な歴史の中に日本がインドネシアに資金援助をしていた事実。
その結果、軍隊は資金で強靭な武器を購入、間接的に日本が虐殺に手を貸してたという
事実を否応なしに知ることとなりました。

当然、東ティモールの人々の人々の悲鳴は日本には届かず、
もしくは黙認されていたと思うと俯かざるおえない現実に気づかせてくれました。
そして自然にパレスチナやチベット等の現在進行形の暴力にも繋がるのではと。

やがて東ティモールの人々が守り抜いたものが明らかになるのですが、
自然を敬い大地とともに生きる人々の言葉に文明の破綻を予言していたように映りました。
3,11前に完成した本作ですがどうしても
3,11を重ねてしまう気配が濃厚に立ち込めました。

上映後は広田監督、プロデュース・撮影の小向定さん、監修のジャーナリスト・南風島渉さんのトーク。
広田監督はおっとりした方でエピソードの数々は危なっかしさに満ちていましたが、
これだけの映画にまとめる力に敬服しました。
かなり芯の強い人なんだろうと。
東ティモールのシャーマンに「あなたはどこの水を飲んでる?」と聞かれてハッとし、
以後は水を飲むたびに「ありがとう」と言ってるそうです。

また映画の中にシルエットで登場し証言をしてた
南風島さんはずっと独立運動を取材した経験から
「権力者側は反対運動を分断させて力を弱めるのが常套だが、
東ティモールの場合は三つあった抵抗勢力が細かいことを抜きにして一つにまとまったのが大きかった」
と指針に満ちた発言を。
とはいえ24年もの間、ずっと蹂躙されていた事実、
こちらは思えば東ティモールについては2002年の独立時に新聞、テレビで
チラっと見た程度なのが改めて恥ずかしく、、、

トークの後はシンガーである小向さんのライブ。
小向さんも魅せられた東ティモールの唄の数々を弾き語りで、
そして最後は観客一同が手を繋ぎ輪になっていつしか踊りまくることとなりました。
楽しくも貴重な体験となり関係者の皆様、ありがとうございました。

しかし映画に登場する投獄されながらも意志を貫いた「独立の父」で
初代大統領シャナナ・グスマンの清冽な面構えは日本の政治家にほしいです。

「カンタ!ティモール」公式HP http://www.canta-timor.com/

2012.03.29 | Trackback(0) | 当会の活動報告

最優秀主演女優賞

2012-02-19 001 2012-02-19 008

今年の最優秀主演女優賞は「冬のアルパカ」をまだ観てませんが、
仁後亜由美さんにすでに決定してます。

撮影現場を見た限りで言えば「冬のアルパカ」は仁後さんの受難の物語。
蹴飛ばされ、ひっぱたかれ、ボコボコにされたりとボロ雑巾のような扱いを受けていました。
(映画の中で)

特に蹴られて倒れるシーンではマットもない地面に何度も何度もリハーサルも含めて
背中から落ち、うまく受け身を取ってるとはいえ大変酷に写りました。
原田監督はサディスティックな嗜好があるのか時にニコニコしながら追いつめ、
仁後さんの受難劇に目を光らせてました。

そのことを共演の伊藤公一さんに話したら
「実は仁後さんの方も原田監督とディスカッションしながら追いつめてるんですよ」
やはり表現者には見えない闘いがあるようでした。
そんな意味で現場は張りつめた緊張感がいつも漂っていました。

「冴えないダメな人が一矢報いるような、輝く瞬間を描きたい」
原田監督が取材でいつも語っていましたが、
完成した「冬のアルパカ」で仁後さんの輝きに括目したいです。

仁後亜由美さんが出演する舞台が今日から4月1日まであるようです。
「ストレンジャー彼女」 新宿 SPACE雑遊
http://tsumazuki.com/

2012.03.28 | Trackback(3) | 当会の活動報告

お悩み解決! 出前相談

2012-03-26 001 2012-03-26 004

昨晩、『市民映画館をつくる会のミッション再確認』をテーマに、
“市民協働ネットワーク長岡”より講師2名がお越しいただき、
当会からは6人が参加して今後の方向を共有すべくワークショップを開きました。

当会ももはやマンネリと化し勢いも右肩下がりと自覚しているので、
この機に立ち位置を確認してみようと。
結構堅苦しくなるかと構えていましたが、

「“個人として”、会の活動で一番楽しいことは何ですか?」
「“会として”、成し遂げたいことは何ですか?」
「そのために働きかける相手(顧客)は誰ですか?」

以上の3点を各自考えてまとめていったら講師の方々の導きもあって、
結構活発で様々な意見、アイディアが出てとても有意義な時間となりました。

その中で最近入会したメンバーより、会の楽しさとして
「映画が好きで映画について話せる場所」という意見にハッとさせられたりと。

以前から当会に参加した際の面白さを周知したいと常々思いながらも
(このブログもその一環で始めましたが)
なかなか至らない面があり、
そういった映画好きな方々に改めてアピールできたらと思いました。

このワークショップはもう1回開催され、
次回は4月9日(月)19時より当会事務所にて開く予定です。
講師の方々、またよろしくお願いします。

2012.03.27 | Trackback(0) | 当会の活動報告

第7回大阪アジアン映画祭

*S東京特派員の映画祭巡礼記。今回は「第7回大阪アジアン映画祭」です。
「セデレック・バレ」を筆頭に高い評価を得て興業的にも成功している台湾映画への焦点が強いようです。

http://www.oaff.jp/

第7回大阪アジアン映画祭に行ってきました。今年も魅力的なラインナップです。国内のほかの映画祭と時期がずれていることと、お正月映画が公開されたあとの開催ということで作品性と娯楽性がそろった作品が揃えられるという利点があるのかもしれません。台湾映画が好調なのはここ数年の特徴ですが、今回特集がくまれた香港映画も一時期の空虚な時代劇大作、なれない中国本土との合作を経て復調が感じられました。しかし今年の大阪アジアン映画祭は「セデック・バレ」完全版の初上映、これに尽きるのではないでしょうか。そう感じさせるほどの衝撃作でした。
それではその「セデック・バレ」の感想から。

「セデック・バレ」のウェイ・ダーション監督(右)「セデック・バレ」のウェイ・ダーション監督(右)
「セデック・バレ 虹の橋」台湾 ウェイ・ダーション監督
日本初上映。台湾を日本が統治していた時代に起こった原住民(セデック族)の武装蜂起事件「霧社事件」の映画化。前後編の2部作で合計4時間30分の大作。前編は日本の台湾統治の始まりからで、いかに日本人がセデック族を差別し、彼らの文化をないがしろにしてきたか、つまり彼らの怒りが爆発するまでを描いているようです。ようです、というのは前編を見ていないためで、前編の最後に蜂起したセデック族がちょうど運動会を開催中の小学校を襲撃し日本人を皆殺しにするクライマックスは未見です。ここは現在のCG技術を駆使した場面のようです(セデック族は首狩りの風習があります)。後編は制圧に乗り出した日本軍とセデック族との戦闘シーンが大部分を占めますが、最終的に蜂起したセデック族がほぼ全滅するまでを克明に描きます。日本人俳優も多数出ていて、安藤政信、河原さぶなど皆好演。とくに安藤政信は原住民の言葉も解す友好的な巡査役で、すばらしい演技。前編には木村祐一も事件の直接的なきっかけを作る役で出ています。
この映画が重要だと思った点はふたつあって、文化と文化の共存の問題、生命の重さといったテーマと、約100年前の先住民と日本人という製作者にとってよく知らない民族。そんな対象であっても徹底的に調べ上げ、その上で想像力をめぐらせて当事の人々がどんなふうに感じ、考えて行動したかを映像化することが可能なんだということを教えてくれたことです。完全版といわれている今回の上映ですが監督が日本の観客に配慮してカットしたシーンも少しあるとの情報もあります。一般上映(されるべき傑作であることは間違いないです。ちょっとCGがへぼいところがありますが)のときは完全ノーカットでの上映を期待したいです。


「LOVE 」ポスター#8207;
「LOVE」中国・台湾 ニウ・チェンザー監督
日本初上映。現代の北京、台北を舞台に4組の男女のそれぞれの「愛」を描く群像劇。「モンガに散る」の監督の3作目ですが、より大規模で複雑、登場人物も多いストーリーをたくみに見せています。出演者も豪華で「モンガに散る」からイーサン・ルァンとマーク・チャオ、10年の大阪アジアン映画祭で上映された「聴説」に出ていたエディ・ポンとアイビー・チェン、「台北の朝、僕は恋をする」のアンバー・クォといった若手にスー・チー、そして中国からヴィッキー・チャオが出演。もちろんニウ・チェンザー監督も出演しています。撮影はリー・ビンピン。基本はからみあった恋愛ドラマですが最終的にはもっと普遍的な人と人との間の愛情みたいなものに集約されていく話(一種の家族愛ともいえそうですが)で、台湾映画のやさしさにまたしてもやられてしまいました。最後はすごくいい気分で終わります。あと、香港の映画監督が大陸で映画を撮ってどれもイマイチな作品しか残せない中でごく自然に映画になじませているのもすごいところ。それから福島の原発事故に関する会話があったのを見たのは海外の作品では初めてでした。

「星空」ポスター#8207;
「星空」中国・台湾・香港 トム・リン監督
日本初上映。「九月に降る風」のトム・リン監督の新作。今回は「サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋」や「ターンレフト・ターンライト」など映画化も多いジミーの絵本が原作。
少女の母親役はレネ・リュウ。ゲスト出演にグイ・ルンメイとなかなか豪華です。
両親の不仲に加え、大好きなおじいちゃんとの別れで打ちひしがれた少女は同じ孤独を持つ転校生の少年と共におじいちゃんの山小屋に向かう。1ピースが欠けたジグソーパズル、おじいちゃんの作りかけの足が一本足りないゾウの置物。といった小道具にも少女の喪失感が反映されているよう。トム・リン監督はファンタスティックな絵本の世界を映画にうまく移し変えています。
主人公のシュー・チャオは「ミラクル7号」でチャウ・シンチーの息子役を演じた女の子。今回はかわいらしい台湾の中学生姿を披露しています。主演女優に変なかっこうをさせるチャウ・シンチーのせいで男役でのデビューでしたが、あのチャウ・シンチーが抜擢した少女という肩書きは絶大のようでこの後も韓国映画への出演などが続いているようで活躍を期待したいです。

「熊ちゃんが愛してる」台湾 チェン・フェンフェン監督
日本初上映。テディベアの愛好家からテディベアを預かり旅をさせるというツアーのガイドをしている青年が交通事故にあい、大切な預かり物のテディベアをなくしてしまいます。そのことがきっかけでテディベアの持ち主たちと青年は旅に出ることになり、その過程でテディ・ベアが心の友という孤独な人たちがまるで家族のようになり、それぞれが人との結びつきを回復していくという展開。ちなみに交通事故の現場からものが持ち去られるのは台湾ではわりとふつうのことだそうです。
10年の大阪アジアン映画祭で上映された「聴説」のチェン・フェンフェン監督の新作。今回も心温まるストーリーでした。

「高海抜の恋」ポスター#8207;
「高海抜の恋」香港 ジョニー・トー監督
日本初上映。ジョニー・トーは多作な監督で、商業作品を撮る一方で、犯罪映画で映画マニアをうならせてきた人ですが、渋いキャストの犯罪映画に比べ大スター主演の恋愛映画やコメディはイマイチ…という印象でした。それがどうも最近変わってきたようでこの作品もルイス・クー、サニー・チェン主演の恋愛ドラマですが行方不明の夫を待ち続けるホテルの女主人と大スターの恋という設定はよくある話ながらむちゃくちゃ感動的な映画になっていました。ラスト、ルイス・クーが映画でサニーに救いを与えるというとんでもない展開がすばらしすぎます。独特なアイデアだなあと思ったらやはり脚本がワイ・カーファイ(ヤウ・ナイホイと共同)でした。未見ですが去年の大阪アジアン映画祭で上映された「単身男女」もすごい(変な)作品だったらしく、ぜひとも劇場公開していただきたいものです。

「2番目の女」のキャロル・ライ監督(左)と監督の夫で共同脚本のライ・ホーさん(右)
「2番目の女」のキャロル・ライ監督(左)と監督の夫で共同脚本のライ・ホーさん(右)
「2番目の女」香港・中国 キャロル・ライ監督
海外初上映。双子の姉妹に愛された男。三角関係がある事件を引き起こす。双子をスー・チーが一人二役で演じます。男はショーン・ユー。スー・チーは性格の異なる姉妹を演じわけ、しかもそれぞれの複雑な心理状態もたくみに表現していて、正直こんなに演技ができるのかとびっくりしました。最近のお色気要員的な使われ方とはまるで違って見ごたえがありました。ショーン・ユーは美人姉妹に好かれる人のよさと優柔不断さがぴったりくるキャスティングでナイス。
キャロル・ライ監督は「恋の風景」しか知らなかったのですがその後「地獄第19層」などホラー映画を撮っている人なのでこれもホラーかと思いましたが、ホラーではなく実はサスペンス映画。
監督の発言を聞くと女性独特の孤独感や嫉妬心、競争心を描きたかったそうで、そちらが主体ではあるのですが、一方で中国映画ではあまりないミステリー映画でもあって、ちゃんとトリックを使った謎解きもあり、ミステリーとしても楽しめる心理サスペンス映画でした。

シュー・ハオフォン監督(左)とプロデューサーのリー・ルイさん(右)
シュー・ハオフォン監督(左)とプロデューサーのリー・ルイさん(右
「刀のアイデンティティ」中国 シュー・ハオフォン監督
日本初上映。ある町に自分の流派の道場を開こうとする男がやってくる。道場を開くには武道家の掟により既存の道場主と戦って勝たなければならない。男の流派を邪道と見た道場主たちは男の挑戦を拒み、始末しようと企む―
監督はこれが第一回監督作品ですが、武侠小説家でもあって、実際の資料に基づいた武道家の実態がこれまで見た映画のどれとも違ったアクションを生み出していてむちゃくちゃ新鮮。なにしろ武道家であってもけっしてアウトローではなく道場を開く経営者であったり体制内生活者なのでそんなにすぐ殺し合いになどならないのです。いわば「実録・道場破り」。監督は舞台挨拶でこの映画では歴史というものを描きたかった。という趣旨の発言をしていました。歴史がどう作られ、大衆がそれをどう伝えていくのか、ということが。今の香港映画の超人たちの実際はこんな感じだったということかもしれません。あと、独特な間とユーモアもあってそこも魅力でした。

「ナシレマ2.0」のNamewee監督(中央)Namewee監督
「ナシレマ2.0」マレーシア Namewee監督
日本初上映。雨上がり決死隊の宮迫似のNamewee監督はミュージシャンで本作の主演も務めています。中国文化至上主義のいやみなシェフを演じ、料理対決を経てたマレーシアの多様な民族文化にふれ中華系以外のマレーシア人を認めるようになるというストーリー。道徳的なストーリーですが、主人公の差別意識がすさまじくてかなりブラック。低予算で出演者はほとんどがミュージシャン(監督の知り合いか?)ということですが、そこも逆にマレーシア音楽に興味ある方には魅力かも。ヒロインのげじげじ眉の女の子も本来は歌手で素顔は美人。ヒロインにブスメイクをさせるのはチャウ・シンチーの影響かも。マレーシアでは大ヒットした作品ですが、国内ネタが多く外国人では10%ぐらいしかわからないでしょうと監督は言いますが、わからなくても充分爆笑し、楽しみました。監督の笑いのセンスは世界共通だったと思います。そして日本公開の際にはぜひこの映画のネタをすべて解説したパンフレットを製作してほしいものです。それがマレーシアのカルチャー事典になるのはまちがいないでしょう。

「P-047」プロデューサーのソーロット・スクムさん(左)プロデューサーのソーロット・スクムさん(左)
「P-047」タイ コンデート・チャトゥランラッサミー監督
日本初上映。小説家志望の男に誘われて他人の家に侵入を繰り返す男。その家の住人のようにふるまって過ごすという遊びのようなものだったが、住民のパソコンを使ったことから取り返しの付かない事件を引き起こしてしまう。というところまでは普通に進むのですが、そこからは現実か夢かよくわからない展開になり難解。時間経過もばらばらにしているので、観客にはそれを組みなおして理解する作業が求められ、私などはぜんぜんわかりませんでした。監督のコンデート・チャトゥランラッサミーは商業映画の実績もあるのですが、今回初のインディペンデント映画で、今までにない内容に挑んだものであったようです。娯楽性はあまり考えない実験的な内容ですね。タイトルはある地点を表す記号。ふたつの座標が交わってひとつの地点が示されることを象徴的な意味で使っているようでP-047自体に意味はないみたいです。

ソンヨット・スックマークアナン監督(左)と主演のパチャラ・ジラーティワット(ピーチ君)(右)
ソンヨット・スックマークアナン監督(左)と主演のパチャラ・ジラーティワット(ピーチ君)(右)
「トップ・シークレット 味付のりの億万長者」タイ ソンヨット・スックマークアナン監督
海外初上映。味付けのりの販売で19歳で億万長者になった実在の人物をモデルにした映画。この実話を知った製作者が若者に勇気を与えたいと考えて映画化したということで、この主人公の会社サイドから持ちかけられたわけではないとのことです。この主人公を英雄視したり、会社の宣伝と見られるのは避けたかったと語る通り、成功者の話ながら映画のほとんどの部分が失敗のエピソードで占められています。中にはいくら10代の青年のしたこととはいえ、呆れるような話も多いです。モデルになった青年に取材して実際にあったエピソードを取り入れているようで、若者に失敗を怖れず行動してほしいという意図が込められているようです。

「ラブリー・マン」のプロデューサー、ボビー・スルジャディさん#8207;
「ラブリー・マン」のプロデューサー、ボビー・スルジャディさん
「ラブリー・マン」インドネシア テディ・ソエリアットマジャ監督
日本初上映。幼い頃に家を出た父と娘が再会する一夜のドラマ。探し当てた父親は女装して夜の街に立つ男娼だった。敬虔なイスラム教徒の娘とはあまりにもちがう世界に生きる父親ですが娘が抱えるある問題をきっかけに途切れていた絆がよみがえるところには感動しました。この映画にはインドネシアの首都ジャカルタの夜の世界が出てきますが、こういったことがあるという現実は映画ではあまり描かれてこなかったようで、それもおかしいだろうということであえて父親の職業をこの設定にしたようです。父親役のドニー・ダマラはかつてのアイドル的な人気のあった人のようで、たしかに今も素顔は渋い中年の魅力があります。女装も似合ってます。娘役のライハヌン・ソエリアットマジャは映画の中での設定では19歳で、すごい美少女(実際には23歳)。しかもなんと監督の奥さん!というのには驚きました。

「サニー 永遠の仲間たち」ポスター#8207;
「サニー 永遠の仲間たち」韓国 カン・ヒョンチョル監督
日本初上映。今回1本だけ見れた韓国映画で、来月には劇場公開も決まっている作品ですが、いやあ、面白かったです。場内大爆笑。そして最後は号泣でした。監督は「過速スキャンダル」のカン・ヒョンチョル。前作も海外マーケットなど意識しない純国内向け内容ながらその面白さは抜群で大ヒットだったわけですが、今回も80年代ノスタルジー、韓流スターの出演なし、しかも主演は中年女優たち!というヒット狙い皆無なのにこれまた大ヒット。すばらしい。
男性中心社会の韓国の中で自分を殺して夫のため、こどものために生きざるを得なかった女性に対してこんなことでいいのかと世の中に問う強烈なアンチテーゼ。夢物語といわば言え、人間生まれたからには幸福にならなくてどうするのだ!という主張が胸を打ちます。これぞ笑って泣ける韓国娯楽映画。韓流スター出てないからといって見なかったら損です。ぜひ劇場へ!

2012.03.26 | Trackback(0) | ごあいさつ

お帰りなさい

*本日、長岡、新潟で「この空の花 長岡花火物語」の先行上映会が開かれ
参加した当会新メンバーNさんにレポートを送っていただきました。

2012032513170001 (2)

3月25日長岡リリックホールシアターにて新潟県生協連主催の映画「この空の花」のスクリーン&トークスペシャルが開催されました。
1日で計3回開催されたのですが、私はその1回目に行ってきました。
先ずは、「この空の花」のメイン・テーマが流れると同時に元木花役の猪股南さんが一輪車に乗って現れ、華麗で迫力満点な演技を披露。その姿はまるでフィギュアスケート!
司会の方がこれだけでも今日来た元取れましたねと言っていたのですが、私も内心同じことを思っていました。
改めて大林監督、先ほどの猪股南さん、長岡市森市長役の村田雄浩さんが登場。
大林監督の「ただいま。この映画と共に帰ってきました。お待たせしました」の挨拶。
ほんと待ちわびてました。このイベントには新潟と長岡に避難されている東日本大震災の被災された方々や福島原発事故により避難されている方々が招待されています。
はじめに大林監督先導による今月15日に亡くなられた長岡空襲の語り部だった七里アイさん(富司純子さんが演じた元木りりこさんのモデル)への10秒間の黙祷がありました。
全員、黙祷。
「七里さんの後をこの映画が引き継いで語り部となっていく」と大林監督が語られていましたが、間に合ってよかったなぁという思いが。
大林監督はじめステージ上の方々が繰り返し言っていたのが「この作品は思いと魂の塊」、「小さなお子さんからお年寄りまで一緒に観てもらいたい、そして観終わった後、語り合ってほしい」ということ
。あっという間に30分間のトークスペシャルが終わり、間髪いれず「この空の花」の上映へ。
ノッケから「長岡映画」とか「ムービーエッセイ」とかのタイトルが。
普通の映画とは違った匂いが流れる。2時間40分、あっという間でした。
ここまで!という位いろんな事が詰め込まれていました。
長岡空襲、長岡史、戦争、中越地震、東日本大震災、昨年の豪雨被害、そして今みんながこれからの世へ思う胸の内の代弁。
あの巨匠が映画のセオリーやら興行やらをかなぐり捨て、熱い思いを語ってしまったというか、そうなってしまったのだという感じ。この映画は「ゴー・フォー・ブロック!(当たって砕けろ)」の精神の持ち主たちの集まり、ブロックバスターズ(私が勝手につけた)の直訴状からはじまり、それに対して大林監督が遺言状ともとれる映画で応えたという感じがしました。
そんな映画だから一瞬も気を抜くことが出来ませんでした。
花火も爆弾も原理は同じ、人間は悪魔にも天使にもなれる。
長岡の左近町に落とされた模擬原爆の話をはじめ、知らなかった事柄が次々と。
長岡出身で全国各地に散らばって頑張っている人々にもこの映画を是非観て欲しい。
知ってましたか?あなたの古里の長岡にはまだまだ知られていなかった事がこんなにあったんですよと。
フィクションとドキュメンタリーが混在して進む映画。すごいなぁ。
この映画を花火のように打ち上げて、天国のひとたちにも観てもらえることが出来たらいいのにな。

追記
出ている役者さんたちも思いを込めた演技をしていたのが伝わってきました。以前、大林監督が「スクリーンには出ているひとの思いが現れます」と言っていたことを思い出しました。

「この空の花」公式サイト
http://www.konosoranohana.jp/

2012.03.25 | Trackback(5) | 当会の活動報告

どんな場合でも逃げない 立場なんてのは関係ない

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「フレー! フレー! 五藤!」

今も覚えていますが何かの飲み会後に
真夜中を過ぎた殿町で岡村支局長は五藤利弘監督に声を上げてエールを送ってました。

五藤監督の困難な映画つくりの様子を聞いて肩入れをし、
「俺は五藤監督を応援していく」と。
その岡村支局長の送別会に五藤監督はお世話になった方なので東京から参加して下さいました。
一次会、二次会、三次会、四次会と続きついにはオールとなってしまいましたが、
岡村支局長は松江への転勤となり、今後はなかなか会えず積もる話も沢山あったりするので。
最も最後は爆睡してしまいましたが、

また日本経済新聞長岡支局長も異動となって併せての送別会となりました。
こちらも熱狂的な映画ファンで昨年のベスト1に「森聞き」を挙げていました。
しかし新聞記者の方がいるとなると自然と原発の話となり、
初めて聞いたショッキングな話もあって固まったりしてしまいました。

送別会では岡村支局長に島根特派員を任命しました。
そして「ぜひ島根でも五藤監督に映画を撮ってほしい」と
実現したら嬉々として岡村支局長は出演するように思います。
いづれにしても当会の理解者が長岡を離れるのは大変残念です。
本当にありがとうございました。お二人の新天地での活躍を祈念します。

画像はクックテールくぼたの「この空の花」オリジナルカクテル。
二次会の乾杯で皆さん注文し甘くて飲みやすいと評判でした。
http://www.locanavi.jp/konosora/blog/info/cocktail/
↑こちらで現在、飲めます。

2012.03.24 | Trackback(0) | 当会の活動報告

支局長のこと

2012-02-17 002 2012-02-17 003

「冬のアルパカ」には毎日新聞長岡支局長の岡村記者も出演してます。
2年前長岡に赴任した際にスズランビルを見上げて謎に写った当会事務所にやってきました。
活動を知ってすっかり面白がり、かつて文芸部在籍時に映画欄も担当してたことがあるので、
長岡インディーズムービーコンペティションの審査員に参加。
「くらげくん」「壁女」等を観て驚きの声を上げてました。

さらに記者になる前はお芝居も齧ってたので、
五藤利弘監督「ゆめのかよいじ」に取材を兼ねてエキストラに参加した際は
大桃美代子さんとアドリブで渡り合いかつての芝居熱が再現。

以後、五藤監督「雪の中のしろうさぎ」は宴会シーンにエキストラとして、
今年は渡部翔子プロデュース、細井尊人監督「チェイン」では刑事役、
原田裕司監督「冬のアルパカ」では真逆の役でキャメラの前に立ち、
その経験を生かし映画に出るたびに記事に書いてました。

映画:「冬のアルパカ」撮影現場に密着 地元の受け入れ素晴らしい /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120228ddlk15200003000c.html

当会を通じ五藤監督はもちろん小林茂監督、西川文恵監督、杉田愉監督を知って取材。

この人にとことん:映画監督・杉田愉さん /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120317ddlk15040082000c.html

長岡はじめ新潟県はなぜこんな映画人や撮影が多いのか驚いてました。

またかつて映画欄担当の時に新藤兼人監督、山田洋次監督を
取材した際のエピソードは映画好きとして大変貴重で興味深いものでした。
「この空の花」も当然のように東京まで出張して完成試写会に行き、
大林宣彦監督のインタビューを敢行、いづれ記事になるそうで楽しみです。

新聞記者として全国を渡り歩いた経験で
長岡アジア映画祭をは本当に面白いことをやってると、
内心いろいろあってめげそうになってる時に励まし評価していただきました。
当会は長岡ではこちらの被害妄想もあってどうなんだと思われてるフシがありますが、
新聞記者の方々は当会を面白がってくれる方が多く、
その中でも岡村支局長は一番面白がり当会があって本当に長岡は退屈しなかったと。

しかし残念ながら岡村支局長は4月から異動となるので本日これから、
これまでのお礼と新天地の活躍を祈念し送別会を開きます。
新聞記者の送別会を開くのは老舗団体と化した当会でも初めてです。
当会の理解者が長岡を去るのは本当に残念なのですが、、、、

ちなみに「冬のアルパカ」では伊藤公一さんのコワモテの上司役。
長岡の集大成という意気込みなのか脚本を読んで台詞を頭に叩き込んだのはもちろん、
与えられた役の趣味嗜好やこれまで歩んだ人生を自分なりに考えて衣装も自前で参加。
撮影後にはカメラと照明の前に自分がいることの喜びを滔々と語って
「本当に楽しかった」と喜んでいました。

ただ音楽食堂のライブハウスのシーンでは取材も兼ねて見学してたのが、
いつしかエキストラ達の最後列で一緒にライブシーンで盛り上がってました。
それを見た伊藤さんは「岡村さんがこのシーンに映ってたらマズいんじゃないんですか?」
とスタッフに告げてから、支局長はソファーに大人しく座っていましたが、
心なしかしょんぼりしてました。

2012.03.23 | Trackback(1) | 当会の活動報告

あそび心を忘れずに

2012-02-17 001 2012-02-17 002

小千谷出身の女優・朝倉亮子さん。

「壁女」で仁後亜由美さんの色っぽい同僚を演じ、
昨年の長岡インディーズムービーコンペティション授賞式に参加いただきました。

その際、映画祭実行委員の当会メンバーK君がお話をする機会があり、
すっかり好印象を抱きました。

今回「冬のアルパカ」撮影のためロケハンに来た原田監督にK君は
「朝倉さんは出ないのか?」と事あるたびに尋ねていました。

原田監督の構想の中では配役には朝倉さんは無かったのですが、
K君の熱意に押されて直前で朝倉さんの配役が決定しました。
それを知った朝倉さんは出演を大変喜びK君と写メでツーショットを撮ってました。

朝倉さんは一泊二日の強行軍だったものの画像のように仁後さんといつも一緒、
本当の親友のようでした。

あるシーンでは仁後さんが熱演のあまり過呼吸となり、
朝倉さんはすぐに水を用意し駆けつけて演技を見守り後押ししていました。

ちなみに仁後さんとは今回は「壁女」とまるっきり正反対の役、
互いに信頼しているからあそこまで演じられるんだろうと見ていました。

あと同じく小千谷出身のバックスクリーン星野さんと
同郷ネタで盛り上がってました。

できたら朝倉さん、小千谷に帰省した際は当会事務所にも顔を出して下さい。
活躍ずっと期待してます。もちろんK君も。

「あそび心を忘れずに」 http://yaplog.jp/geniegocoro/

2012.03.22 | Trackback(1) | 当会の活動報告

横山善太監督のこと

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発売中のキネマ旬報の星取表クロスレビューで「幸せな時間」という
ドキュメンタリー映画が公開されてると知りました。
http://peliculazenta.jimdo.com/

監督の名は横山善太とあり、あの横山監督が劇場公開デビューを
果たしたのかとちょっと驚きました。
横山監督は「第12回長岡インディーズムービーコンペティション」で
グループホームを舞台にした「カヲリの椅子」という作品で準グランプリを受賞しました。
http://www.mynet.ne.jp/~asia/15th-12thcompe.html

確か授賞式には愛知県から車で駆けつけていただき嬉しかったです。
「幸せな時間」のあらすじを読むと撮影をし続けた老夫婦の祖母が認知症に、
祖父が癌にと孫娘の視点からとらえた家族の物語のようです。
公式サイトを読むと撮影した武井彩乃さんの祖父母でずっと撮り続けていたようで、
キネ旬にも書いていてましたが武井さんが横山監督のパートナーのハズ。
授賞式でも一緒に来て下さり生真面目な印象の横山監督を
日頃から支え続けていたるのが見ててよくわかりました。
こういった映画つくりも素晴らしいものだと。

「カヲリの椅子」でも認知症をテーマにしていましたが、
それでも横山監督の劇場デビュー作がドキュメンタリーというのが意外でした。
実は横山監督は「第9回長岡インディーズムービーコンペティション」に
おいて「See you」という作品で審査員特別賞を受賞しています。
http://www.mynet.ne.jp/~asia/12th/9th_compe/9th_compe.html

スチール写真を繋げて撮った野心作でしたが主人公の救いのない姿と
独白が悲惨すぎて笑えてしまうかなり毒のある作品でした。
この時も授賞式に武井さんと来て下さり、あの毒のある映画を
撮ったのはどんな人なのかちょっと構えてましたが意外にもとても感じのいい好青年でした。
その「See you」のインパクトが強かったので横山監督は現在、
老境をテーマに続けて作品を撮ってることにちょっとした興味を覚えます。

いづれにしても活躍が本当にうれしく思います。
「幸せな時間」は3月30日まで東京・K‘s cinemaで公開されてます。
http://www.ks-cinema.com/index.html

2012.03.21 | Trackback(1) | 長岡アジア映画祭

シネ・ウインド会員選出ベストテン2011



発売中の「月刊ウインド」3月号にてシネ・ウインド会員ベストテン2011が発表されてます。
その中で昨年の当映画祭上映作の中で「海洋天堂」が第2位に選出されてました。

ジェット・リーがアクションを封印し市井に生きるシングルファザーを演じたこの作品。
熱演でなく控えめながら一挙一動が自閉症の息子への限りない愛情を物語り、
より深い感動となったと思います。

それだけに各種のベストテンを眺めてても、あまりにも評価が低かったのではないかと
思っていただけに第2位という高い評価は嬉しく読んでおりました。

「今年一番泣いた!」という感想が挙げられていましたが、
当映画祭でも上映後に顔をクシャクシャに泣きはらしたお客様がたくさんいたことを思い出しました。

シネウインド会員ベストテン2011

1、海炭市叙景 2、海洋天堂 3、大鹿村騒動記 4、ヘヴンズ・ストーリー 5、トロッコ 6、冷たい熱帯魚 7、冬の小鳥 8、一枚のハガキ 9、八日目の蝉 10、人生、ここにあり!

http://cinewind.exblog.jp/17251010/

2012.03.20 | Trackback(1) | ごあいさつ

山屋さん

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大手通りでの撮影前、スケジュール表のロケ地に市内繁華街のみ書かれた場面があり、
ここは何処で撮影するのだろうと疑問に思って原田監督に尋ねたら、
「これから探しに行きましょう」と急遽ロケハンとなりました。
こういうフットワークの軽さが持ち味だと思うものの、
はたしてうまく行くだろうかとお弁当を食べ終えて
原田監督、加藤キャメラマンと事務所を出ました。

長岡での撮影は事務所が拠点なのでできたら歩ける範囲であまり遠くならず。
原田監督のイメージはやはり雪が積もってる場所。
とりあえず知り合いのお店を2,3回ってみましたが閉店時間だったり、
すでに除雪されていたりと。

そんな中で見つけた“居酒屋山屋”の入り口には当然除雪されてるものの、
脇には雪が積もってまだ塊と化した山が残ってました。
原田監督は目にし周囲を見回してからここにしましょう、と。

山屋さんの扉を開けると人気店なのでカウンター席のみの店内はすでに満員、
飛び込みでお店の前での撮影を依頼したらご主人は気さくに了解いただきました。
ここの居酒屋はご主人の人柄も人気のうちなので了解してくれると勝算はありましたが、
唐突な依頼はどうだろうかと一抹の不安はあったものの、有難かったです。
ただお客さん達の何事だ?という視線はちょっと恥ずかしかった。

その後は事務所から機材や小道具を搬入して撮影準備。
原田監督はこじんまりとひっそりと急いで撮影したかったようですが、
原田組の他、当会メンバーに造形大生と結構な人数が集まり見守ってました。
この場所は大手通りと違って夜はあまり人通りがないので大事にはなりませんでしたが、
ここでもちょっとしたハプニングが。

山屋さんのお客さんが一人準備段階からお店の前で携帯でお話し中。
本番の頃はとっくに終わるだろうと誰もが思ってましたが、
リハーサルを終えてもずっとお話ししていて、
さらにまたもう一人が携帯のために店外に出てきて内心皆苦笑い。
一同話し終わるのを待ってから本番になりました。
もちろん本番は待ち時間よりもずっと早く撮影を終えました。

撮影が終わった報告をし後片付けをしてたところ、
ご主人が出てきて若い連中が寒い夜に撮影をしてることを激励、
焼酎の差し入れをいただきました。ありがとうございます!

山屋さんはホントに人気店で予約をしないとなかなか座れないお店。
おつまみはどれも美味しいですが、
この店オリジナルの謎メニュー“UFO焼き”は特におススメ。
あと女性にはデザートのサービスもあるのでこれも人気の要因かと。
そういえばここで飲んでて知り合い意気投合した男性客と結婚した当会メンバーがいます。

ちなみに用意した小道具の中には工事現場に必ずある看板も。
あれはどこで入手できるのか?疑問に思い建設中のアオーレの現場監督(?)に尋ねたら、
なんと長岡にレンタルできる業者レックスがあると知りました。
その担当の方にワケを話したところ映画撮影でも構わないそうで発注しましたが、
このブログを探して読んだ担当の方はアルパカの映画なのになぜ工事現場が出てくるのか?
工事現場をアルパカが歩くのか?と不思議に思ったそうです。
ぜひ完成したら観にいらしてください!疑問が解けるハズです。

2012.03.19 | Trackback(1) | 当会の活動報告

大手ストリートのならず者

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長岡駅前を往くメインストリート“大手通り”
ここでも「冬のアルパカ」撮影を敢行しました。
どこか工事現場で撮影したいとなり、
長岡駅前中心部はアオーレ建設とともに再開発されてるため、
各地で工事中、ロケハンに回った中で原田監督のイメージにピッタリだったのが
大手通りに面した事務所近くの解体中のビルの前。
大手通りを挟んだ真向いには建設中のアオーレがあり、まさに中心部といってもいい場所。

夜間の撮影だったので工事はお休み、
きちんと長岡ロケなびに撮影申請をしてましたが、
平日夜とはいえそこはメインストリート、
お仕事帰りや食事に飲み会にと行きかう人が多く、
通行の妨げとなり苦情が来ないかとヒヤヒヤしていました。

ここで仁後亜由美さんと大迫一平さんが絡むシーンに
造形大生をエキストラとして通行人に見立てて撮影しましたが、
撮影も兼ねる原田監督は平然と通りがかりの通行人にもキャメラを向けて少しも動じてませんでした。
それを見ててこちらは余計にヒヤヒヤと。
原田組の人達も平然と撮影を進め、これくらいで動揺してては自主映画なんぞ撮れないんだろうと。
映像で生きていく人達の腹をくくった姿を感じてました。

テイクを重ねていくうちにこちらは行き交う通行人の方々に
「撮影です、すみません」と頭を下げて声をかけていきましたが、
逆に撮影の邪魔をしてすみませんとお辞儀して通る人たちが結構いて申し訳なく思ったりしました。
さすがに最近長岡ロケ映画が増えているからか撮影に理解ある人が増えてると実感したりと。
(カン違いでしたらごめんなさい)

あとこのシーンでは美術の佐藤さんの強いこだわりで缶おしるこが必要なこと。
脚本を読んでも缶コーヒーでいいのではと思いながらも深い意味があるんだろうと。

原田監督とロケハン時に缶おしるこはないかと探して事務所近くの
SAVE ON、イトーヨーカ堂、駅の旧キオスク等を周っても意外にも見つからず、
ようやく駅内のスーパー、cocoloで見つけてホッとしました。

しかし本番となったこの日この時間、すでに20時を超えていたのですが、
cocoloは20時で営業終了、気づいた時はもう遅く買い求めながらも
閉店したお店の前で地団太を踏んでました。
数多くあったこちらの失敗のうちの一つです。
当てもなく探しに行こうかと思いましたが
結局、缶おしるこはいいからと妥協してやはり缶コーヒーでなく、
缶コーンポタージュが良いとなり悔やんで買い求めました。

ところでこのやり取りの中で知ったのはSAVE ONは東京では見かけないことでした。
意外でした。

この日の撮影からすでに1か月経ちましたが、今は撮影場所となった解体ビルは跡形もありません。

2012.03.18 | Trackback(0) | 当会の活動報告

公開報告会

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ながおか市民センターで開かれた長岡市市民活動団体助成事業公開報告会に
審査会と同じくくまさんと参加し
「長岡インディーズムービーコンペティション スカラシップ」の報告をしてきました。

今回、撮影に参加した長岡造形大生が編集した「冬のアルパカ」メイキングビデオを
報告に変えて流しました。

当会はまたトリとなる最後の出番だったので参考にとそれまで他団体の報告を見てたら、
結構審査員の方が厳しい質問をぶつけてるのを見て正直ビビったりして迎えた本番、
「冬のアルパカ」撮影までの経緯を手短に述べて3分に編集してもらったDVDを流しました。

アルパカが越冬する牛舎での撮影、圧倒される山古志の雪壁、そして吹雪の中での撮影、合宿所でご婦人方がまかないする姿、喜んで食べてる俳優・スタッフ達、多くのエキストラが集まった音楽食堂でのライブシーン、クランクアップの喜びの姿などをテンポよく映し出されました。

本当はその後に撮影を楽しく終えることができたこと、
原田監督、仁後さんはじめスタッフ、キャストが
あの寒い山古志で朝から晩まで熱心に本気になってた姿、
それがどんなに大変だったかを、
そしてたくさんの方々にご支援いただいたかなど多くのエピソードを
余すことなく語りたい衝動に見舞われたものの、
なにぶん持ち時間5分ではとても語れず、
うまく話そうとしても上がってしまい頃合いを見て切り上げました。
でも伝えたい多くのことは流したDVDに凝縮されて見れば感じられたのではと。

報告を終わり身構えて辛口審査員の質問を待っていましたが、
意外にも映画と当会への応援となり、正直拍子抜けしてしまったほどでした。
被害妄想が先立ち日頃あまり表立ってエールを送られたことは無いので
こんな風に当会を見ていたことを垣間見ることができ嬉しく思いました。

市民センターを後にしてくまさんと当会事務所隣の
中華屋さんで餃子ライス、野菜炒めのささやかな打ち上げをして
ようやく重い荷物が一つ減ったと実感できました。
次は映画の完成を待ちたいです。
(編集中の原田監督はまだまだ大変でしょうが)

「冬のアルパカ」制作の機会を与えていただいた審査員の方々及び長岡市職員の担当者の皆様ありがとうございました。

2012.03.17 | Trackback(0) | 当会の活動報告

ぬくぬくの木

ぬくぬくの木

大森南朋さん結婚のめでたい報道の中で目に止まった記事がありました。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120315/ent12031506140000-n1.htm

結婚相手の女優・小野ゆり子さんは大森さんの実の父親・麿赤兒さんと
映画に父娘役で共演していたと。

この映画「ぬくぬくの木」は「くらげくん」が「第12回長岡インディーズムービーコンペティション」でグランプリを受賞した片岡翔監督の作品です。

確か「くらげくん」の後、片岡監督はツイッター等でこの映画のために
ぬいぐるみが必要なので送ってほしいと呼び掛けていました。
当会も話に乗ってサンタクロースのぬいぐるみを片岡監督にお送りしました。
その後、映画が完成したと聞きましたがこんな形で話題になるとは面白く、
機会があったら観てみたいです。
長岡から送ったあのサンタさんはきちんと映っているでしょうか。

「ぬくぬくの木」あらすじ:
人々の思い出がつまったぬいぐるみを木に結び、供養をする神社。巫女のはりこは、そんな小さな神社の一人娘だが、両親は実の親ではない。赤ちゃんの時に境内に捨てられ、子どものいなかった二人に育てられたのがはりこだった。ある日、はりこがぬいぐるみを木に結んでいると、若い女がボストンバッグを置いて去っていく。バッグからはクマのぬいぐるみが覗き見えたが、その中にいたのは生後数ヶ月の赤ちゃんだった。
http://unijapan.org/news/unijapan/post_36.html

ちなみに大森南朋さんの映画を当会は「アイデン&ティティ」を上映してました。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-448.html

エンディングに流れる神様ボブ・ディランが「どんな気がする?」と問う
「ライク・ア・ローリングストーン」を聴いて今ももがいてます。

2012.03.16 | Trackback(0) | 当会の活動報告

原田組!!

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「冬のアルパカ」スタッフは現場を見ていると、
監督 原田裕司
撮影 加藤大志
助監督 田村専一
録音 池田淳
美術 佐藤美百季
制作 石澤舞

こんな形になると思いますが、撮影は加藤さんと原田監督も兼任しており、
「壁女」でも同じ形だったそうです。

田村さん、池田さん、佐藤さん、石澤さんは映像集団「愛し合ってる会(仮)」に所属。
http://aishikai.client.jp/index.html
監督としても実績のある、いわば自主映画の最前線に位置する人達のようでした。
映画祭で「壁女」を観た後に原田監督に声をかけて意気投合し、
今回はるばると長岡・山古志まで映画を撮りにきました。

とはいえこちらは全て初めてで手探りなことばかりで迷惑をかけたことも多々あり、
またこちらから見てても撮影の進め方に戸惑うこともあったりしました。
いわば異文化交流ではなかったかと、
なんとか最後までやり遂げることができ、改めて嬉しく思います。

加藤さんは原田監督の右腕として意図を組んで動いてました。
原田組として珍しくお酒を飲まれるようです。

田村さんはストリートミュージシャン役で登場し、
オリジナル曲を熱唱してましたが、この曲が深くてよかった。

池田さんは終始寡黙でしたが合宿時、黙っててもこちらの布団を畳んでいただきました。
ありがとうございます。

佐藤さんは本番に入る前に現場にいるこちらがソワソワ動かないか必ず視線を投げてました。
落ち着かづにすみません。

佐藤さんはフリーライターの仕事をしており高橋愛サマのインタビューもしたことがあると聞き、
羨ましく思ったりと。

4月7,8日に開催される「第3回ラブストーリー映画祭」には
田村専一監督「ココロノオト」、石澤舞監督「タアイ」、それに原田監督の「壁女」も上映されるようです。

http://lovefestival.org/

2012.03.15 | Trackback(0) | 当会の活動報告

モンテビデオの詩集刺繍‏

第30回ウルグアイ.. (2)

杉田愉監督より『キユミの詩集 サユルの刺繍』がウルグアイの首都モンテビデオにて
3月29日~4月8日まで開催される
「第30回ウルグアイ国際映画祭」に選出されると連絡がありました。

おめでとうございます!

日本映画では溝口健二監督特集を筆頭に河直美監督『朱花の月』、園子温監督『恋の罪』などが上映されるようです。

そんな中で『キユミの詩集 サユルの刺繍』はコンペティション部門の
全21作品にノミネートされたことを光栄の思ってるそうですが、
『キユミの肘 サユルの膝』が2007年に同映画祭に選出されてからずっと、
杉田監督作の動向を追い続け『キユミ&サユル』を愛し続けてることが何よりも嬉しく、有難く思ってるそうです。

コンペティション部門ということは受賞の朗報を期待したいです。

ウルグアイ国際映画祭公式HP http://www.cinemateca.org.uy/30Fest.html

2012.03.14 | Trackback(0) | お知らせ

坂道二人 肩を並べて 自転車ルルル 放課後デート

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油夫の合宿所“油夫院”までは長岡からの県道23号線を上り山古志に入り、
山古志支所へと続く道中の脇道を右折してかなりの急坂を下ります。

合宿所から主なロケ地の種苧原までは今度は同じ坂を上るのですが、
連日、行き来しててもしこの坂の途中で車が動かなくなったら
偉いことだなぁと思ってた撮影最終日の午前。
そんなことを考えていたからか前夜から積もった大雪のため、
スタッフの車が一台、圧雪と凍結で完全にストップ。

四輪駆動車でなかったせいのようですが、
後を走ってた車に乗ってたメンバーは4,5人で後ろを押すものの、
やはり車は重いことを痛感、オマケに押してる方も凍結のためスリップで次々転倒、脱落
ホントにマンガのような場面となりました。

実際、油夫を降りる急坂を目にした人は大変さを理解できるかと思いますが、
あの急坂をそれでもなんとか県道の手前まで押し上げたものの
あと5メートルというところで力足りず完全にストップ。
ウンともスンとも、ニッチもサッチも、、、

ロープで繋げて引き揚げたらどうか等と案がでるものの、
とりあえず成す術もなくお手上げというか、しばらく休んで考えようとなった時に、
まるで救世主のようにヤマト運輸の宅配車が県道から油夫へ配達のため通りがかりました。

ドライバーさんは車を目にしてすぐに事情を察し宅配者からチェーンを取り出し、
前輪に敷いてエンジンをかけてアクセルを強く踏んでなんとか脱出。
一同、救世主のヤマト運輸のドライバーさんにお礼を申し上げました。

この場を借りて改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今となっては「冬のアルパカ」つくりの悲喜交々の笑い話となりました。
よくまぁ、あの急坂をあそこまで押し上げたものだと。
後で造形大生がいたのでこれもメイキングとして撮影してたらどうかと思ったりしましたが、
もちろん皆さんで押し上げてました。
幸い原田監督はじめメインの撮影隊は先に種苧原へと向かったので撮影への支障はありませんでした。

2012.03.13 | Trackback(0) | 当会の活動報告

油夫院

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「冬のアルパカ」の撮影拠点となったのが山古志油夫集落にある「油夫院」。
合宿所としてスタッフ、出演者が泊まり込みで同じ釜の飯を食べて撮影をしていました。
雪深い山古志の中で寝泊まりし自炊もしていた貴重な1週間、
"新藤兼人監督方式“などと気取ってました。
また部屋の一つを主人公の部屋としても撮影してました。

ここが嬉しかったのが大きなお風呂があること、連日ホントに寒かったので、
温かいお風呂に浸かれたのはとても贅沢とも言えました。
さらに暖炉もあるものの、なかなか火が付きにくかったのが一苦労でした。
コツがあるようで山古志の方はすぐに燃やせましたが、なかなかうまくいかなかったです。
ただ雪の音を聞きこの暖炉に燃える炎で暖まってるといろいろと思索に耽られるような気がしたので、
先日「森聞き」公開とともにシネ・ウインドに舞台挨拶に来た大兼久由美プロデューサーに
柴田昌平監督がテオ・アンゲロプロス監督のDVDと哲学書を手にし
ギリシャへ充電のために休暇に行ってきたと聞き、
機会があったら思索に籠れるのでこの合宿所を紹介しますとおススメしました。

油夫集落は中越大地震後に戸数が減っていったそうですが、
地域の繋がりを強める意味もありアルパカ牧場を設立。
アルパカは復興のシンボルとして山古志に浸透し
夏になると牧場には多くの観光客が訪れて賑わいます。
油夫院は夏休みに学生の合宿所として機能するようですが、
この油夫院のおかげで映画撮影が出来たので
紹介いただいた方に感謝したいこと、そしてまた機会があったら使わせてもらいたいです。

2012.03.12 | Trackback(0) | 当会の活動報告

火まつり

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山古志種苧原で開かれた“古志の火まつり”にくまさんと足を運びました。
日本一のさいの神と謳うだけに会場の雪原には巨大なさいの神が設置されており、
周囲には山古志名物のブースがたくさん賑わっていました。

「冬のアルパカ」撮影時に山古志各所でこのポスターが貼ってあり気になってました。
橋本信一監督「1000年の山古志」の中でこの火まつりが映画の山場に登場し、
復興へと遂げる山古志の人達にとって大きな祝い事として深く刻まれてました。
「冬のアルパカ」は映画祭を通して橋本監督とのご縁から導き出されたとも思うことがあり、
今回はぜひ目にしたいと。

夕方5時に松明を手に褌姿の若人が数名霙交じりの寒空の下に登場し、
復興へと歩む山古志からのお礼、
及び東日本大震災はじめ各地に見舞われた災害の復興祈願を託して、
松明がさいの神に点火されて瞬く間に巨大な炎に包まれました。
若人達は中越大地震の時は中学生で今年成人式を迎えた未来の山古志を背負って立つ面々。
もしかしたらチーム・ヤマコシックスとして橋本監督の指導のもとで
「かけはし」を制作したのかもと思いました。

「1000年の山古志」は現在、東北各地でも上映会が開かれ、
映画で苦難の時を刻みながら復興へと歩む山古志の人達の姿は
東北の人達にとって大きな励みとして映ると思います。
そして橋本監督は3,11以後の日本をどう見ただろうかと。

会場にはアルパカ牧場を管理する樺澤さんや支所の職員さんなど
「冬のアルパカ」撮影時にお世話になった方々もいて、
映画の完成を楽しみにしているようでした。

2012.03.11 | Trackback(0) | 当会の活動報告

パーティ・イン・ザ・音楽食堂

2012-02-17 002 2012-02-17 013

2月17日。
「冬のアルパカ」のライブシーンのため多くのエキストラの皆さんが集まった音楽食堂。
そのシーンに参加いただいたのが昨年の当映画祭で
“雪の中のしろうさぎ応援隊”を引き受けていただいた
吉本興業所属の“新潟県住みます芸人”バックスクリーン。

ヒップホップライブの観客ということで衣装もヒップホップ使用の自前で来ていただきました。
すっかり売れっ子となり、なかなか声も掛け辛い存在となりましたが、
「そんなことありませんよ~」とにこやかにお二人は笑っていました。

またボケ役の星野さんは小千谷出身で同じく、
小千谷出身の朝倉亮子さんと意気投合し小千谷話で盛り上がってたようでした。
本番では朝倉さんと共に三人で結構激しいアクションをこなしてたのでファンの方は必見です。

星野さんは高校は長岡なのでよく駅前で遊んでたそうで、
音楽食堂を「オンショク」と略してたりするので尋ねてみたら、
やはりバンドやってる友達のライブでよく足を運んでたそうです。
撮影が終わったらそのまま、
レギュラーのユースト番組YNNを音楽食堂からナマで配信していました。

その時の模様はこちら↓に残っています。
http://www.ynn47.jp/niigata/?video_id=20503383
撮影の感想や長岡の思い出話などを話してます。

バックスクリーンのお二人は吉本興業に所属して確か6年。
あの生存競争が激しいと想像するお笑い界で6年も頑張っている相応の実力の持ち主です。
住みます芸人として県内各地のイベントに折り目正しいマネージャーさんと出没し、
連日ハードなスケジュールをこなしてますが益々のご活躍、というか応援したい気になります。
いつか音楽食堂で単独ライブを開けるほどになってほしいとも。

明日で3,11から1年ですが、バックスクリーンが住みます芸人として
たぶん最初の大きな仕事だったと思うのは、
震災のため長岡に避難した福島の人達への避難所での慰問ではなかったかと思います。
知人がその場を目にしていましたが芸人として大したものだったと評価していました。

↓バックスクリーンが毎晩22時より配信しているYNNはこちらで見れます。
http://www.ynn47.jp/niigata/

とはいえこちら↓のプロフィール写真はそろそろ変えた方がいいように思いますが。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1708.html
お二人ともこの写真より男前になってるのでいざ、ご本人を目にしても誰が来たんだろうかと。

2012.03.10 | Trackback(0) | 当会の活動報告

今日まで僕たちが夢中になって探したものは 本当は一体なんだったんだろう?

2012-02-19 001 2012-02-19 012

「冬のアルパカ」の撮影には長岡造形大学のヨーグル・ビューラ先生のもとで
映像を学ぶ学生達が志願し参加しました。

のべ10名ほど、中には毎日現場に参加した学生もおり、原田監督始め撮影隊も喜んでいました。
主に撮影のメイキングが担当となりましたが、照明や録音など撮影のアシスタント、通行人のエキストラ、音楽食堂のライブシーンではPAも担当し多岐に渡り活躍しました。

特に印象深かったのは以前にも書きましたが深夜まで続く駐車場での撮影で
凍える寒さの中で弱音も吐かずに撮影隊を献身的にサポートしていた姿でした。
普通、ここまでできないんじゃないかと、割に合う合わない損得勘定では測れない姿に敬服していました。

その反面、学生から参加したメリットも耳にしました。
撮影を間近で見れて勉強になった、と。
そんな話を聞けてとても嬉しかったです。

3月17日に市民活動助成事業の報告会がながおか市民センターであり、
そこで報告のために造形大性が撮影した素材を3分にまとめてもらおうと依頼してます。
当会の出番はまたトリの16時50分からなので関心のある方はぜひ市民センターまでいらしてください。

またケーブルテレビのエヌ、シィ、ティで造形大生が制作した
ドキュメンタリーを4月に連続放映する予定があり、
ここでは「冬のアルパカ」メイキング映像を10分にまとめて流すそうです。

現在、当会で「冬のアルパカ」の公式サイトを立ち上げようと準備をしていますが、
3分版、10分版、いづれもサイトに載せられたらと考えてます。

2012.03.09 | Trackback(0) | 当会の活動報告

チェンジ!

2012-02-15 001 2012-02-15 005

「一番最初のが良かったですよ」

「冬のアルパカ」の撮影で某ホテルにて1シーンだけの出演となり
趣のある客室にて待機後に出番。
台詞は一言のみで軽く流れを確認した後、リハーサルを1回やってから本番。
しかし徐々に肩肘が固くなっていくのが自分でもわかり、
次第にプレッシャーも感じて声が上ずっていき4回、5回とNGが続き、
原田監督からは最初が良かったと言われ、あのような感じでという意味なんでしょうが、
余計に緊張してしまった後にようやくOK!の声が。

今回の撮影で原田監督は演技に関して妥協を排しOKを出してたように思いましたが、
ここに関してはこれ以上やってもムリだろうという唯一の妥協ではないかと。
自分でも敗北感を感じてました。
ただ共演した仁後亜由美さんがこちらの緊張をほぐすよう声をかけてもらいましたが、
見つめた瞳にドキリとしてました。

一方、当会メンバーのK君も次のシーンで1シーンとはいえ出演。
しっかり役作りをし衣装もスーツを自前で用意し挑んでましたが、
こちらは見学してて面白いシーンになりました。
自分のシーンは見たくもありませんが(カットされてるような気が)、
このK君のシーンも楽しみに思いました。

今回、この撮影に関して多大なご協力とご理解をいただきました
ホテルの専務の方にこの場を借りて改めてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

映画:「冬のアルパカ」撮影現場に密着 地元の受け入れ素晴らしい /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120228ddlk15200003000c.html

2012.03.08 | Trackback(0) | 当会の活動報告

第21回東京スポーツ映画大賞授賞式‏

*今年も東京スポーツ映画大賞のノミネート審査に当映画祭も参加。
授賞式が2月26日に開かれ参加したS東京特派員よりレポートを送っていただきました。

東スポ20120306_192012 (2)

東京スポーツの映画賞、審査委員長のビートたけしの独断で受賞作が決まるといったぼんやりした情報しかなく、東スポの見出しでしか知らなかったこともあり、まあ正直なところあまり重要な賞、権威のある賞という風にはぜんぜん思っていませんでした。
それが覆ったのが08年、はじめて授賞式を生で見る機会を得てからです(なんで授賞式を見れたかというと受賞者はたけし委員長が決めるのですが、元になる候補者は全国の映画祭のディレクターが選んでいて、長岡アジア映画祭もその一員で、選考メンバーは授賞式に参加できるため。その枠で事務局長と共に見れたのでした)。
授賞式では受賞者を前に選考理由をたけし委員長がひとりひとりにコメントするのですが、その理由がなるほどと思うことばかりで、受賞者もビートたけしに評価される名誉以上に自分がどういう理由で評価されたかも解ってよけい感激しているように見えました。このときエンターテイメント賞の話題賞は松本人志だったのですがそれも「大日本人」でヒットしたものの批評家からは叩かれ評価されなかったことに対する激励で「映画作りを続けたほうがいい」とコメント。これには感動しました。特にエンターテイメント賞は才能があるのに評価が伴ってない芸能人を積極的に顕彰していて芸能の世界に生きる人たちに対する愛情が感じられました。

さて今回はかなり異例な受賞結果になりました。
「冷たい熱帯魚」が作品賞、監督賞(園子温)、助演男優賞(でんでん)を受賞しただけであとはすべて該当なし。「東日本大震災の影響もあって、いい映画なんて一つもなかった。ただ見ていられない映画ばかりだったとしても「冷たい熱帯魚」だけは違うかな、という気がする」(東京スポーツ1月28日)という理由です。映画は日本はともかく世界中でそれまで通りに普通に作られていてそんなには違わなかったはずで、大震災のあとではとても以前と同じように映画を見ることができなかったということなのでしょう。年間の映画賞を選ぶ立場でこういったことを発言するのが東スポ映画大賞のすごいところだと思います。そこはみんなあえて不問にしてるのに。たけし委員長ならではの見識でしょう。

園子温監督は最新作の「ヒミズ」では震災の被災者が重要な人物のひとりとして登場し、被災地のロケも敢行、いち早く映画で震災後の日本を描き出しました。また現在制作中の新作では福島の事故から数年後の日本でまた原子力発電所が事故を起こすという設定のSFだということです。今年の監督賞に相応しい受賞者だったのではないでしょうか。

また今回ほとんどの部門で受賞者がいないのでその代わりとして技術スタッフ賞が設けられ、長年北野映画に貢献してきた技術スタッフの方々が受賞しました。ちゃんと評価する場を作りたかったというスタッフに対する愛情が感じられ、またそれを堂々と表すのが可笑しい。裏方仕事といっても小道具の銃を使ったアクションシーンの再現(間近で聞く発射音の凄まじいこと!)や殺陣の実演などがあり会場が一番沸いたのはこの技術スタッフの受賞でした。

映画大賞授賞式のあとは引き続きたけしのエンターテイメント賞授賞式が行われ、鈴木宗男から小向美奈子までバラエティ豊かな賑やかさでありました。

この授賞式の模様はCSチャンネルのフジテレビONEで3月20日22時から放送されます(直前の20時からは昨年の第20回授賞式も放送されますのでお間違えなく)。これを見ていただければ他の映画賞とはまったく違うユニークな視点を持ったユーモラスな授賞式だということを実感してもらえると思います。そして(長岡アジア映画祭がノミネートに参加してもいるので)来年の映画賞シーズンはぜひ東スポ映画大賞にも注目してもらえると嬉しいです。

http://www.tokyo-sports.co.jp/tokudashi.php?sid=18443

2012.03.07 | Trackback(0) | 当会の活動報告

映画『この空の花』スクリーン&トークスペシャル



「この空の花 長岡花火物語」の特別上映会が下記の予定で開かれるようです。
大林宣彦監督のトークも予定されてるそうで詳細、チケット料金などは
直接、主催の新潟県生活協同組合連合会までお尋ね願います。

◇日 時
2012年3月25日(日)
◇会 場
① 新潟会場(りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館劇場)
午前の部(9時30分開場、10時開演)
午後の部(14時30分開場、15時開演)
② 長岡会場(長岡リリックホール)
午前の部(9時30分開場、10時開演)
午後の部(14時30分開場、15時開演)
◇チケット販売については、下記にお問い合わせください。
【新潟会場】
花園都市開発株式会社 電話:025-248-7511
新潟市中央区花園1丁目2番2号
【長岡会場】
長岡リリックホール  電話:0258-29-7711
長岡市千秋3丁目1356番地6
<問い合わせ先>
新潟県生活協同組合連合会 電話:025-285-8916
http://niigata.kenren-coop.jp/info/info20120301_02.html

また4月7日からT・ジョイ長岡はじめ県内の劇場公開時で有効の前売券は
以下のプレイガイドで発売されています。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1722.html

今回、新たに“尾道らーめん 七鐘屋”も加わりました。
http://www.geocities.jp/nanaya_nagaoka/

このお店にはロケハン時に大林宣彦監督、恭子プロデューサーも来店して舌鼓を打ち、
味も太鼓判を押していました。

またご主人の奥様がエキストラとしては大きな役で出演、
撮影時の写真も店内に展示している他、
大林映画“尾道三部作”の貴重なポスターもあります。

T・ジョイ長岡とも距離が近いので「この空の花」を観終えたら、
尾道ラーメンを食べてご主人と感想を語り合い談笑するのもいいんじゃないかと思います。

2012.03.06 | Trackback(0) | お知らせ

明日になればもっと

2012-03-04 001 2012-03-04 003

昨日「森聞き」シネ・ウインド公開に合わせて大兼久由美プロデューサーが上映後に舞台挨拶を行いました。

映画に登場する高校生の中でちょっと茫洋とした少年が、
テープレコーダーの再生の仕方がわからず、
結局200回もくりかえし、書きお越しのために森の名人の言葉を聞いた結果、
そらで言えるほどになったこと。
誰よりも彼が一番、森の名人の話を聞いき「あの場にいるような気がすると」
今は上司に恵まれた会社に就職し腕を磨いてることなどをお話しされました。

その後はロビーにて観客の質問に応えていたのが、
東京から「森聞き」を観に来たという女性二人組と意見交換を交わし、いつしか白熱。
結局そのままお昼も一緒に食べることとなり、
初対面でもこうして映画を通して話が弾んだりしました。

こういった場になることを進んで実践するシネ・ウインド、
そして柴田監督もそうですが、観客と向かい耳に傾けることを信条とする大兼久プロデューサーの姿勢が合致したように思いました。

大兼久プロデューサーとは二年ぶりの再会となりましたが、
こんな形で全国と繋がりを広めているようで一層溌剌としていました。

新潟見学ということで朱鷺メッセの展望台をご案内しながら
「森聞き」の狙い、「クニ子おばばの不思議の森」の英語版制作の話など諸々伺いました。

「クニ子おばばの不思議の森」はNHKがエミー賞に出品するそうで、審査発表はいつですか?
と尋ねたら大兼久プロデューサーは滅相もないと笑っていましたが、
受賞してほしいことは作品を見た方なら望んでいることでしょう!

柴田監督は一段落した後にまたプロジェクトが控えているようですが、
公私ともに大兼久プロデューサーは二人三脚でまた素晴らしい作品を送り出してほしいと思いました。

改めて久しぶりの再会とても嬉しかったです。
また会える日までお元気で!

それとこの場を作っていただきましたシネ・ウインドに感謝申し上げます。

「森聞き」は3月16日(金)までシネ・ウインドにて公開してます。

「森聞き」公式HP http://www.asia-documentary.com/morikiki/

シネ・ウインド公式HP http://www.wingz.co.jp/cinewind/

2012.03.05 | Trackback(0) | 当会の活動報告

病院はきらいだ



先日の山形国際ドキュメンタリー映画祭のメルマガで時枝俊江監督の訃報を知りました。
「第11回長岡アジア映画祭」で上映した「地域をつむぐ 佐久総合病院小梅診療所から」の監督です。

岩波映画の創生期から携わり、以後ずっと記録映画を撮り続け、
日本の女性ドキュメンタリストの先駆者の一人として活躍した映画人です。
そして佐久地方を舞台にした「農民とともに」「地域をつむぐ」は
小林茂監督が撮影を担当しています。

西川美和監督の「ディア・ドクター」を観たときには
過疎地の訪問医療に勤しむ主人公の医者の姿を観て
「地域をつむぐ」に登場し献身的に地域医療を施すお医者さん達の姿を思い出したりしていました。

100本を超えるというフィルモグラフィの中には日中国交正常化前、文化大革命初期の中国を記録した「夜明けの国」という貴重な作品があるそうで機会があれば観てみたいです。

「地域をつむぐ」は96年の作品ですが、さらに過疎化、高齢化が進んでいる
今においても非常に示唆に富む作品として見直されるべき作品ではないかと思います。

山形国際ドキュメンタリー映画祭 時枝俊江監督インタビュー
http://www.yidff.jp/docbox/21/box21-1-1.html#name2r

「地域をつむぐ 佐久総合病院小海町診療所から
125分
英題“CHIIKI WO TSUMUGU"
監督:時枝俊江
撮影:小林茂
配給:岩波映像
 長野県南佐久地方の小海診療所の活動、安らかな在宅死を実現するための医療スタッフや身近で世話する人々の努力を記録。互いが一体となったネットワーク作りなど地域医療の課題も含め問いかける。
 長岡在住で現在アフリカにて「空腹を忘れるために」を監督している小林茂が撮影を担当。地域医療を通し人と人とのつながりの根源について考えさせられる。96年度キネマ旬報文化映画ベストテン第2位。

2012.03.04 | Trackback(0) | ごあいさつ

なかよしテレビ



フジテレビの人気深夜番組「なかよしテレビ」の映画特集にて
杉田愉監督作「花に無理をさせる」でモナコ国際映画祭助演女優賞を受賞した際の
丸山桃子さんの画像が映し出されたそうで、
それを見た方から反響が杉田監督のもとに届いてるそうです。

新潟県では3月8日(木)深夜24:35~25:00、
NSTにて放映されるようです。

「なかよしテレビ」
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/nakayoshi/index.html
日本・アメリカ・インドが誇る論客がスタジオに集結!
お国自慢テーマは…「世界に自慢できる映画を作っている国はどこだ!?」
各国の最新映画事情をVTRで紹介!!!

2012.03.03 | Trackback(0) | お知らせ

のもーれ! 長岡

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4月1日からオープンする「アオーレ長岡」
現在、ながおか市民センターが市民活動の拠点でしたが、
今後はアオーレに移行するので、長岡市の各市民団体に呼びかけて説明会と、
その後に交流会「のもーれ!長岡」がまちなかキャンパスにて開かれたので参加しました。

説明会は用意していた椅子が足らないほど盛況で、
その後の交流会も立食形式で様々な団体が親睦を深めていました。
こちらは人見知りするのでよくお世話になってる方々と話に興じたりしましたが、
初対面で話す方も何かしらお世話になってる団体の方なので
とりあえず話は弾んだような気がします。
最も結構、調子に乗って失礼なことを言ったと後でいつも後悔してますが。

聴覚障害者の方と手話のできる方を介して話したら、
やはり「この空の花」が観たいので字幕をつけてほしいと。

などとこんな時にいつも持参しているのが当会発行のフリーペーパー“すくらんぶる”
自己紹介できるものがあるというのは強みだなぁと。
「のもーれ!長岡」はこれから毎月1回開かれるそうで、
次回の会場はアオーレになるそうです。

2012.03.02 | Trackback(0) | 当会の活動報告

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