「これが最後のインタビューという気構えでこちらに挑んでた」 以前、現在長岡を離れた支局長が取材した際のエピソード、 取材するこちらもその気迫を感じながらインタビューをしていた旨を話してました。 新藤兼人監督はおそらくどんな取材者に対しても 「これが最後」という気概で話していたのではないでしょうか。 一昨日のこのブログで触れてましたが当時91歳の新藤兼人監督が渋谷の街を歩く姿を目にしてました。 あれほどの巨匠が自身の足でおそらく渋谷駅目指して歩いてたことにまず畏敬の念を覚えてました。 若き日に何度も渋谷を歩いたことがあるでしょうが、 当時と激変し若者の代名詞となってる地をどのように思いながら巨匠は歩いてるのかと。 独立プロの先駆けとして日本映画界に与えた大きな功績はこちらが触れるにはおこがましいですが、 インディーズの映画作家の反面、売れっ子の脚本家として大手の映画会社から 沢山受注して大忙しだったエピソードなどは評伝等で知り、 そのころに撮られた日活映画で中平康監督作「その壁を砕け」は 「第13回長岡アジア映画祭」でも上映しました。 長岡ロケもある本作で新藤監督は脚本を担当、 おそらく多忙な中で長岡までロケハンに来たのか定かではありませんが、 1959年公開という本作でモノクロに映る柿川と信越本線が交差する風景、 それに今とまるで違う長岡駅前は貴重に映りました。 さらに“冤罪”という社会派なテーマも新藤監督らしいですが、 決して重苦しい映画でなくエンターテイメントとして大変見応えがありました。 そして映画で反核・反戦を最後まで貫いたことも素晴らしく、 奇しくも反核の映画作家であり、自主上映活動に重きをおくなどは新藤監督と共通点もある 鎌仲ひとみ監督は同じ賞を受賞していました。http://kamanakahitomi.blogspot.jp/2012/04/blog-post_08.html そんな意味でこじつけですが「内部被ばくを生き抜く」上映会に価値を見出そうと思ってます。 晩年のインタビューで「ヒロシマ」という原爆投下をCGで駆使して描く構想、 残念ながら莫大な製作費がかかるので目途が立てないと読んだ覚えがあり、 実現できなかったのは甚だ残念に思いますが、 遺作「一枚のハガキ」のラストシーン、丹念に麦畑が実っていく描写に 日本再生の意図と願いが込められてると感じ、あの境地に達したのは何よりも素晴らしく思いました。 さらにこれは余談なのですが今冬「冬のアルパカ」を撮影した際、 山古志の合宿所にスタッフ、キャストが寝泊まりして 同じ釜の飯を食べ映画つくりに励んでたことを 密かに“新藤兼人監督方式”などと呼んでました。 さすがに若い原田組の皆さんにはそんなことは言ってませんでしたが、 元祖インディーズとして合宿しながら映画つくりに勤しむ新藤監督の志にほんの少しでもあやかりたいと。 最も新藤組は自ら合宿所を組み立てることから始めてたようですが。 そんな意味でこの度の訃報を知り改めて多大な業績に敬意を表します。
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2012.05.31
| Trackback(1) | ごあいさつ
入江悠監督「サイタマノラッパー3」がシネ・ウインドで公開されます。 もう昔話を綴るのは鬱陶しいでしょうが 「第5回長岡インディーズムービーコンペティション」授賞式に 「OBSESSION」「SEVEN DRIVES」で監督賞を受賞した際に、 出席した入江悠監督はどこか自信なさそうな暗い目をした長髪のオタクっぽい青年でした。http://www.mynet.ne.jp/~asia/8th/5imcp/5imcp.html あの入江監督がその後に「SRサイタマノラッパー」という 面白い青春映画でムーブメントを巻き起こしてるらしいと耳に入り、 youtubeをチェックしていたら 短髪にし目をギラつかせ自信に満ちた入江監督が 地元・深谷の映画館でNHKに紹介されてる姿が映っていました。 早速「第14回」の映画祭にオファーをしたところ次回作の準備にも関わらず快諾、 忙しい中に「SRサイタマノラッパー」の上映と共に足を運んでもらいました。 すでにインディーズ映画の旗手として注目を浴びて天狗になっても構わないのに、 とても腰が低かったのを覚えています。 そして妙に甲高い声も。 ただ観た人はもちろん大絶賛していましたが、 残念ながら集客が乏しく申し訳なく思ってました。 次回作「SRサイタマノラッパー2」の際はラッパーを探して併せてイベント上映でもして、 巻き返しを図りたいと思いながら「第15回」の映画祭にオファーをしましたが、 配給との絡みで映画祭での上映が出来ませんでした。 才能あるインディーズの映画作家はこうして大きくなっていくことを知って 残念というより逆に痛快に映りました。 当時は「SR」をシリーズ化して47都道府県で撮ると宣言してたように思いますが、 さすがにムリというか入江監督にとって次のステップに踏み出すために とりあえず一区切りとして今回の第3作を手掛けたようです。 次へ踏み出すために全てを終わらすというのは それまでの積み重ねを清算する意味もあるんじゃないかと思い、 見倣わなければならないのかとも思ってます。 「サイタマノラッパー3」は6月23日よりシネ・ウインドで公開されます。http://sr-movie.com/ http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-720.html ↑当映画祭での入江悠監督舞台挨拶採録ですが読み返してほろりときました。
2012.05.30
| Trackback(1) | 長岡アジア映画祭
肥田舜太郎先生の講演会報告を書いた後に思い返せば、 こんなに元気な95歳を目にしたことなどなかったことに気づきました。 以前、東京国際映画祭の最中に渋谷で新藤兼人監督をお見かけしたことがあり、 おそらく「ふくろう」のティーチインを終えて渋谷の雑踏を駅目指してたかと思いますが、 若者でごった返す渋谷を睥睨しながら歩く明治男の姿はとてもカッコ良かったと覚えてます。 「ふくろう」の年だから91歳の時でしょうか。 91歳の新藤監督は一歩一歩踏みしめるように足を進めてました。 95歳の肥田先生は足取りが本当に軽く、わかりやすい言葉で話し、 よくご老人に対して“矍鑠(かくしゃく)”という言葉が使われますが、 そんなイメージが浮かばず、ただただお元気すぎるご老人という印象で 95歳には少しも思えませんでした。 また聴衆からの質問にも熱心に答え 最近ロシアで発表された〝セシウム137“の論文についてどう思うかと聞かれ すぐさま心筋梗塞と福島原発の事故との因果関係に触れていたのは、 日頃、熱心に研究を重ねていることが伺えました。 ある意味、凄みを感じさせました。 肥田先生の姿を間近にして「内部被ばくを生き抜く」を改めて多くの人に観てほしい気が沸き起こりました。 不当な圧力に屈するかもしれませんが。 そんな意味でこの日、上映する側として肥田先生の講演会に足を運んでとても良かったです。 マラソンも楽しいでしょうが。 そんな思いでいたら新聞社の取材依頼があり、 これもこれまで協力いただいた記者のご進言のようでありがたかったです。 震災瓦礫の受け入れ問題が長岡にはありますが、 新潟の善意が映されてる映画なことも強調しました。 記者の方は4月から長岡に赴任したようで当会のあらましと現況、 長岡に縁のある映画人、小林茂監督、五藤利弘監督などを紹介しました。 ついでに調子に乗ってアオーレ長岡真向かいにある老舗居酒屋もおススメしました。 あの居酒屋があそこにあるから長岡は面白いんじゃないかと。 “お前に代れる命は無い” 改めて噛みしめてます。
2012.05.29
| Trackback(1) | 上映会
「次回作は肥田舜太郎先生の取材をしています」 昨年の映画祭で「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映と共に お招きした鎌仲ひとみ監督は話していましたが、 申し訳ありません。 鎌仲監督作「ヒバクシャ 世界の終りに」では結構なお年だったので。 正直、ご存命だったとは知らずにいて驚いてました。 その肥田先生のインタビューも収めて完成した「内部被ばくを生き抜く」 肥田先生の講演会が先日、燕市で開かれ足を運びました。 御年95歳、原爆投下された広島で軍医として治療にあたり、 被爆によって次々と命を落とされる人々を見た体験から 内部被ばく、福島原発事故、聴衆へのメッセージまで1時間強に渡って、 立ちっぱなしでお話しされました。 立ちっぱなしところか明瞭な言葉遣いや足取りも軽快なので目の前にしてまず驚きました。 原爆投下後の広島で軍医として多くの患者が亡くなった体験を話し 占領下の広島、原爆投下そのものがアメリカの機密という中、 捕まってもいい覚悟で患者の治療に当たり、実際に逮捕された体験。 ただし直接、被爆を受けたわけでもないのに、 かったるくて起きられないという患者が続出し、 わからないまま30周年すぎてそれがやがて“内部被ばく”だと知る過程。 広島の体験から核兵器廃絶運動には内部被ばくの危険を学ばなければ、 “核抑止論”に対抗できないと説き、 原発の安全許容量とは会社のバランスシートであり 国民の安全のものでないと欺瞞を力を込めて話しました。 “世界中にたった一つしかない命 自分の命はたった一つしかない貴重なもの お前に代れる命は無い 一番大事なものは自分の命、大切にする宝物 日本人は自分の命を軽く見てきた 自分の命をもう一遍、考え直す 明日からそう思って生きて下さい“ 終盤、力を込めて話してましたが、 先生曰く“爺さん、婆さん、おかみさんと子ども”といった民間人に意図的に原爆を落とした 非道な暴挙により多くの命が亡くなった体験からなのか、 聴衆の誰もが心を揺さぶられる説得力を持つ言葉を発してました。 そして最後に広島の体験から福島の原発事故を目にしたことを踏まえ 「これからの子ども達に綺麗な日本を残すことが一番大切なことだと思う 生きている間に原発を止める、生きている大人の責任として」 以上で結んで聴衆から盛大な拍手が贈られました。 講演前に目の前にお座りになられたので写真の許可をいただき 「内部被ばくを生き抜く」のチラシを見せたらニコリと微笑んでました。
2012.05.28
| Trackback(1) | 上映会
*「長岡市民 映像の学校」受講者の感想がまちなかキャンパス長岡より届きました。 読んでて嬉しかったので紹介させてください。 ・長岡の文化、二人の監督さんの熱い思いなど、とっても楽しく話を聞くことができました。夢が広がります。 ・講師が大変素敵でした。 ・今まで知らなかった映画製作の世界を少し想像することができました。貴重な体験でした。ありがとうございました。 ・バラエティーがある講座でした。 ・熱が伝わってきた。 "・現在の長岡における、映画を取り巻く環境の一部を見ることができたことは、大変有意義でした。 今後は、もう少し内容を絞って講座を開催してもらいたいです。" ・とても興味深く、面白い講座でした。次回ぜひ第二段を期待しています。 ・各講師の話がとても面白く、大変よかったです。
2012.05.27
| Trackback(1) | 当会の活動報告
「この後に『かちんこ』に行きますんでよければ皆さん、いかがでしょうか」 五藤利弘監督の「長岡市民 映像の学校」の後に打ち上げとして 「かちんこ」を選び受講した渡部翔子プロデューサー、吉川仁士監督も参加しました 殿町の居酒屋「かちんこ」のご主人は昔、俳優として映画・テレビ・舞台で活躍。 久しぶりに二年前の五藤利弘監督「ゆめのかよいじ」栃尾ロケにエキストラではなく、 出演をして俳優として血が騒いだ「かちんこ」のご主人は 以降、機会があるたびに映画出演を狙い、 「この空の花」長岡ロケの話を聞くとすぐさま大林宣彦監督事務所に履歴書を送ったそうです。 その努力が実って「この空の花」では坂田明さんと共演。 見事に台詞のある役で登場して顔を知ってる人はちょっと驚きました。 五藤監督と渡部プロデューサーは作品のスタイルも違うものの やはり長岡出身の映画人同士、互いに気が合い情報交換をして盛り上がってました。 アメリカで活動し今冬「チェイン」を新潟・長岡で撮影した 渡部プロデューサーは吉川監督と共に次回作の企画を練るために今回“来日”したようです。 ちなみに受講生には多くの新潟ロケ映画にエキストラで参加した方がいましたが、 「チェイン」も警察官役で参加したようで、その時の写真を渡部プロデューサーに見せてました。 途中で携帯が鳴りK東京特派員からでしたが、 偶然にも高校時代は陸上大会で渡部プロデューサーを目にしてたことがあり、 当時も他校なのに「オーラが凄くて目立ってた」と話していたので、 電話を替わり渡部プロデューサーにお話しさせました。 「かちんこ」ご主人が俳優魂に再び火が付いたきっかけとなったのが「ゆめのかよいじ」 五藤監督は今秋公開予定なことをお伝えしポスターの掲示を依頼、 また今回はぜひご主人に渡部プロデューサーを紹介したいと思いました。 「新潟で撮影ぜひやってよ」 ご主人が渡部プロデューサーの背中を押してましたが、 それは「俺を映画に出してくれよ」と同意語かと。 「この空の花」のキャスト、スタッフの宿泊先が近くなので、 大林監督は勿論、俳優さんも撮影中に沢山、来店したそうで ご主人に聞けば自身が出演したことも含めてエピソードを喜んで話していただくと思います。 劇中に登場する“煮菜”を提供したのはご主人を支える奥様の手作りだったそうです。 また食事に来た俳優さんの一人、根岸季衣さんがこのブログを読んで「かちんこ」に来た思い出をコメントしてました。http://chiyo.sakura.ne.jp/toshieroom/?p=777 根岸さんにこのブログを教えていただきました方、ありがとうございます。 と、「かちんこ」にまつわることを書き連ねて思い出しましたが、 このお店をこちらに教えていただいたのは亡くなった橋本信一監督でした。 今書いててちょっとしんみりときてます。
2012.05.26
| Trackback(1) | 当会の活動報告
「長岡市民 映像の学校」in まちなかキャンパス長岡は今回がラスト。 最後の締めは五藤利弘監督でした。 「自分達がみて面白いという映画監督を観続けて育ててほしい」 現在主流の映画状況を踏まえて映画ファンが映画を育てていくことを力を込めて力説。 パソコンでも映画が観れる環境となった現在、 真に映像に触れる機会がなくなっていると悲観的な側面を語りながら、 「かつて柴田観光があった頃には“二本立て興業”が主流で 観たい映画を観るためには始まる前にもう1本観なければならなかったが、 かえってそっちの方が面白いことが多かった」 と、長岡にあった劇場の名前を出して自身の映画体験を述べると、 受講生達は深く頷いていました。 そして様々な映画が観れる機会の映画祭は貴重な機会だとも。 続いてこれまでの自作の予告編をまとめて流しながら、 「自分たちの身近で綺麗な風景を考えながら見て下さい」と述べて、 「モノクロームの少女」から今秋公開予定の「ゆめのかよいじ」までを流した後に、 監督自らマイクを持って受講生に「身近で綺麗な風景」を尋ねていました。 「ぜひいい場所がありましたら僕に教えて下さい」 五藤監督のことだから新潟に来た際に実際に寄り道して気に入ったら本当に撮影するんじゃないでしょうか。 「無機質な風景の映画が増えている中、僕は反対なことをやろうと思っている」 自分の生まれ育った長岡、栃尾での撮影がやはり思い入れがあると語り、 また震度7を記録した川口で「モノクロームの少女」を上映した際には 「地震のシーンで子ども達が席を離れたのを目にして安易な気持ちで作っていけないと思った」 それでも次作の栃尾ロケ映画「ゆめのかよいじ」でも地震のシーンを入れたことについて 「地震に遭遇した者として何か受け止めてほしい」と覚悟を持って入れたことを明かしました。 「モノクロームの少女」「ゆめのかよいじ」についてどちらも中越大地震のシーンを入れたことについて、 「家族や友人が被災している時に(東京で仕事をしてて)何も出来なかった負い目」があったと、それだけ故郷への強い思いが映画製作の糧となってるようでした。 「『モノクロームの少女』は自分の中で『隠し砦の三悪人』、だから加藤武さんに出演してもらった」等と黒澤信者であるだけにそれに沿った裏話やこれまでの撮影秘話も披露。 時に笑いも起きましたが、受講生からの本格的な質問にたいしても嬉々と真摯にお答え下さいました。 よくよく考えたら(考えなくても)現役の映画監督のお話に触れる機会など、そんなにないので改めて貴重な機会だったと思います。 『映画を育てて下さい』 受講生に向かって強い口調で話してましたが、この一言は五藤監督の映画に対する熱い情熱を深く感じさせて大きく頷けました。 そして実直な人柄にも好感を受講生は抱いたと思います。 ちなみに「身近な風景」を受講生に尋ねていた際にこちらは指されなかったので、 講座後「先日、ハイキングで登った栃尾へと向かう見晴尾根から見下ろした長岡の姿が広がる水田とともに美しかった」とお伝えしました。 改めて新潟の景観の美しさを再確認したのでいつか五藤監督に撮ってもらい映画に残してほしいです。 五藤監督、次回作の準備が続くお忙しい中、講座のラストを締めていただきありがとうございました。 そして受講生の皆さん毎週ご参加いただきありがとうございました。 五藤監督、そしてこの夜に受講した渡部翔子プロデューサーはまた講座をやったらどうかと煽っていただいたので、いづれまたこんな機会が作れたらと願います。 何よりも企画者側がやってて本当に楽しかったです。
2012.05.25
| Trackback(1) | 当会の活動報告
“私が勝手に感じていることなのですが、映像の学校の講師の方々の話を聞いていると、各講師の話がリンクするというか、ジグゾーパズルのピースの様に繋がっていく気がします。最終回の五藤監督の話も非常に楽しみです 「長岡市民 映像の学校」毎回受講してる方より感想のメールが届きました。 ありがとうございます! 明日はいよいよ最終回、ピースはどのような形に繋がり収まるのか五藤利弘監督の締めに期待したいです。 五藤監督からは最近、大九明子監督、谷村美月主演の「東京無印女子物語」の予告編を手掛けたと連絡がありました。http://cinema.pia.co.jp/trailer/159544/ この映画のクレジットをみると大九明子監督作「恋するマドリ」の音楽を手掛けたのはスネオヘアーさん。 脚本・原案のなるせゆうせい先生は東條政利監督の「ジュウブンノキュウ」の脚本を手がけた方。 いづれも強引ですが長岡を軸にいろんな形で縁は拡がり繋がっていくようです。http://www.tokyo-mjoshi.jp/
2012.05.23
| Trackback(1) | 当会の活動報告
昨晩は急遽役員会が開かれて今後の当会について会長より提案がありました。 いづれ総会が開かれて当会も変革となるようです。
2012.05.22
| Trackback(1) | 当会の活動報告
「第14回長岡アジア映画祭」で上映した「ブライアンと仲間たち」の早川由美子監督よりメールが届き、新作「さようならUR」が大阪のシネ・ヌーヴォXで6月23日~7月6日まで公開が決定したそうです。 「さようならUR」は公共住宅問題に挑んで昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭では第1回スカパー!IDEHA賞を受賞!高い評価を得て早川監督は一躍、若手ドキュメンタリー映画作家の最前列に躍り出ました。 「もし関西方面にお知り合いがいましたら、上映の件、お知らせくださいませ」 とのことなのでご紹介します。 自主映画制作で活動しながら劇場公開というのは大変なことだと思うのでこれを機に全国での劇場公開が決まることを願ってます。http://brianandco.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/jp-ur-bc88.html また「さようならUR」は先月開催されたソウル国際女性映画祭にも出品され、 もちろん早川監督はソウルへと飛びましたがブログを読むと スラム街やMBCテレビのストライキ等、精力的に取材をこなしていました。 その中でストライキ中の記者への取材が日本語字幕付きでYOUTUBEにアップしたそうです。http://www.youtube.com/watch?v=ndxSOh2dc1E&feature=youtu.be 「公正な取材」に対して日本と韓国ではどれくらいの意識の差があるのか興味深い取材になっています。 取材をしてすぐにネットにアップと 早川監督自身がメディアの発信者として今後活動を拡げていくのか興味深く思いました。 Petite Adventure Films(プチ・アドベンチャー・フィルムズ)http://www.petiteadventurefilms.com/ 早川由美子監督公式ツイッター https://twitter.com/#!/brianandco
2012.05.21
| Trackback(1) | お知らせ
急遽、上京し東京特派員に会い当会の現況報告。 相談できる人が限られているのも不幸の一つだと思い、 浅草寺へといろいろとお参りしてきました。 「楽しかった人~!?」と声を張り上げて 応えてくれる人が大勢いるのは ホントに幸せだよとガキさんを目にして思ってました。
2012.05.20
| Trackback(1) | 当会の活動報告
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2012が6月15日より開催されるようです。 「くらげくん」で「第12回長岡インディーズムービーコンペティション」グランプリを受賞した片岡翔監督は「ぬくぬくの木」「Lieland」の二本が上映。 しかし今年は仁後亜由美さんでしょう! 原田裕司監督「壁女」に加えて塩出太志監督「カリカゾク」と 立て続けに上映され映画祭を席巻する勢いではないのでしょうか。 「冬のアルパカ」撮影時に合宿所で仁後さん自ら作ったカレーを食べたことを 大変貴重に思う日がいづれ来るような。http://www.shortshorts.org/index.php
2012.05.19
| Trackback(1) | ごあいさつ
「長岡市民 映像の学校」 昨晩は長岡造形大学のビューラ・ヨーグル先生でした。 まず自己紹介として長岡造形大学→大阪→神戸→スイス・バーセルとこれまでの居住地区、勤め先をグーグル・アース、ストリートビューを駆使して紹介。 続いて現在教鞭を撮る長岡造形大学での映像教育と研究活動を紹介。 その中で生徒たちが撮影、編集した長岡造形大学のプロモーションビデオを紹介。 各学部の熱心な授業風景、各サークル、学園祭の楽しく盛り上がった1場面を繋げていました。 このビデオは高校への説明会やパンフなどに使われるそうです。 また担当する視覚デザイン科では制作を中心に据え視聴→分析→討論→発表ととらえて項目ごとに解説。 その中で生徒達が「この空の花」「冬のアルパカ」と西川文恵監督が津南で撮影したCMを紹介し 「冬のアルパカ」については実習の場として特にためになりいい経験だったと話してましたよ、原田組の皆様。 ちなみに造形大が作成した高校生向けの大学紹介のパンフを配布いただきましたが、 地域交流活動として「冬のアルパカ」撮影風景の写真が掲載されてました。 そして質疑応答を経て最後に驚くものが紹介されました。 「この空の花」で語り部として富司純子さんが使用していた紙芝居。 エンドクレジットには長岡造形大生が描かれたとありましたが、 実際に撮影に使われた前の段階の紙芝居の絵が紹介されました。 絵コンテとともに大変細かい指示があったそうです。 拍手を持って講座は終了しましたが、 終わった後に受講生はビューラ先生に近づきその紙芝居の絵に見入ってました。 貴重なものをご紹介いただきビューラ先生ありがとうございます! しかし毎回何かしら感嘆するのでこの講座をやってて良かったと思うことばかりです。
2012.05.18
| Trackback(1) | 当会の活動報告
現在、新潟日報1面には「目覚める食糧基地」という連載があります。 3.11以後、放射能汚染が懸念されている最中、大切な食料を産む農業の現場がどのように変わっているのかを伝える興味深いレポートです。 5月14日付の連載には福島県二本松市に住むお寺の副住職で幼稚園も運営してる 佐々木さん夫妻が紹介されてます。 「家族だけじゃなくて、子どもたちのことを考えると、内部被ばくを防ぐためには徹底的に調べるしかない」 全国から募ったカンパで約500万円の放射能測定器を購入し独自に検査をしていることが書かれています。 実はこの佐々木さん夫妻と家族が「内部被ばくを生き抜く」に登場し放射線測定だけでなく 除染にも力を注いで子どもたちのためにと日々、絶え間ない努力をしている姿が映し出されてます。 ただ疲弊した姿に現在進行形の大きな問題として強く刻まれます。 映画の中では避難先は「新潟」としか出ていないのですが、 先の記事には三条の同じ宗派のお寺に避難したとありました。 このお寺はどこにあるのかと新潟日報の記者の方に尋ねたところ、 東本願寺別院と教えていただきました。 そこで東別院(と呼ばれて親しまれてます)に伺い映画と上映会の紹介をしながら、 お寺の方にいろいろとお話を伺いました。 昨年の震災後から東別院のある三条教区は被災地へ赴き支援をはじめ、 その根底にはやはり中越大地震、中越沖地震で支援をいただいた恩返しの想い、それは決して他人事ではないと活動をしたそうです。 佐々木さんの奥様と子どもは他の被災者ともお寺に避難をしていたそうですが、 次第に支援者と交流を深め戻った今も継続的に物資面での支援を続けているそうです。 映画の中に新潟から驚くほどの野菜が支援物資として届けられ 地域住民の方が大変喜んでいる姿がありますが、 各地で上映会が始まっているこの映画を見た人は新潟からの善意にも思いを馳せることと思います。 ちなみに東別院も幼稚園を運営しており、お子さんを預かる保育士の方も 関心があると思い上映会のポスター、チラシを渡してご紹介をお願いしました。 このお寺の本殿で以前、小林茂監督講演とともに「チョコラ!」上映会や 森達也監督の講演会も開かれ足を運んだことがあります。 機会が合えばぜひ縁のある「内部被ばくを生き抜く」上映会を開催したらどうかと提案もしてきました。 突然、訪れ失礼をいたしました。 あと今朝の新潟日報朝刊には先週の「長岡市民 映像の学校」長岡ロケなび講座の模様が掲載されています。
2012.05.17
| Trackback(1) | 上映会
「内部被ばくを生き抜く」のDVDには特典映像として 映画に登場する4人の医師の特別インタビューが収録されています。 その中で今年95歳の被爆医師・肥田舜太郎先生が 原爆投下後の広島の惨状について語るシーンあり、 特に瀕死の女性患者のエピソードは深く刻ました。 当会メンバーがゴールデンウィークに広島に旅行に行く際、 その前に見てもらいました。 原爆ドームを目にすれば余計に感慨深いものがあるのではと。 その肥田先生の講演会が今度、燕であります。 *肥田舜太郎先生講演会 5月27日(日) 13:00~15:00 入場無料 会場 燕勤労総合福祉センター1階 多目的ホール 主催 原水爆禁止燕協議会 電話 0256-64-2492 神田さん また鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会が小千谷であります。 *極楽パンチ 5月20日(日) 小千谷 極楽寺http://blog.gokuraku-punch.com/
2012.05.16
| Trackback(0) | 上映会
鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」、西川文恵監督「あぜみちジャンピンッ!」 共に『2011年度 日本映画復興会議・奨励賞』を受賞しました。 先日、授賞式が開かれ西田敏行さんも出席するなど、 大いに盛り上がったようですが、 鎌仲監督に「内部被ばくを生き抜く」長岡上映会に足を運ぶお客様への ビデオレターを依頼し、西川監督から撮影いただきました。 授賞式というハレの舞台に失礼かと思いましたが、 お二人とも喜んで引き受けていただきました。 当映画祭にお招きした監督の活躍はとても嬉しく そしてこんな形でご協力いただき深く感謝いたします。 鎌仲監督、西川監督受賞おめでとうございます! 6月19日、23日「内部被ばくを生き抜く」上映会には、 上映前に西川監督が撮影した鎌仲監督の長岡のお客様に向けたビデオレターを流します。
2012.05.15
| Trackback(1) | 上映会
今晩のミーティングは映画祭について参加した実行委員で話し合いをしていました。 ただ先行き不透明なままですが。 例年と同じように広告協賛を集め始めています。 「内部被ばくを生き抜く」上映会の方は協力してくださる方が手を挙げていただき、 ありがたいことだと思いながら宣伝に回っています。 チラシ配布、ポスター貼り等ご協力いただける方、よろしければご連絡願います。
2012.05.14
| Trackback(1) | 当会の活動報告
「内部被ばくを生き抜く」上映会会場、市民交流ホールAがある、 「アオーレ長岡」のナカドマには大手通りからも見える大型ビジョンが設置されています。 長岡の新名所アオーレでまず誰もが目を見張るその大型ビジョンには 現在「内部被ばくを生き抜く」予告編が連日流れています。 大型ビジョンには連日「この空の花」のプロモーション映像や 越後長岡応援団面々のメッセージとともに、 長岡市のイベントなどのお知らせも流れているので この上映会は長岡市の後援なこと、 会場が市民協働を謳いあげてるアオーレにあること等を ながおか市民協働センターに伝えてご検討をお願いしましたが、 すぐに承諾され流していただいてます。 事前に放映までもっと時間がかかるのではと聞いていたので 素早い対応に驚き、関係者の方々の協力に感謝致します。 こんなことからもアオーレは市民協働実践の場なことを実感しました。 現在、予告編は1時間に1回ほど流れているそうです。 おそらくこれまでの上映会の中で最も派手な宣伝になってます。 「内部被ばくを生き抜く」予告編 http://www.youtube.com/watch?v=-8UM7Gn4dVY
2012.05.13
| Trackback(1) | 上映会
昨晩のミーティングはすでに「この空の花」を5回も観たというメンバーが来たので、 前日の「長岡市民 映像の学校」での「この空の花」撮影秘話を伝えながら感想を聞いていました。 5回観たメンバーはエキストラ体験も豊富にあったので、 その視点から見た「この空の花」感想はなかなか貴重に思いました。 頷けたり、頷けない部分もありましたが、予告編をモニターに流しながら、 まだ観てないメンバーには見どころを伝えて、 また二回観たという副会長も来たので感想を話し合ってました。 まぁ、こんな形で1本の映画について語れる場はそうそうないと思うので 江藤先生が提案した企画はやってみると面白いだろうなぁと。 ただし本題はこちらでなく当会は現在、傍目に見ても内部的にも危機的状況に陥り、 急遽集まってもらったものの、本題へは繋がることは無く消化不良となりました。 これまで当会は黒澤明、山田洋次、大林宣彦、宮崎駿といった巨匠達の 作品の上映会も開催し、それらはつまるところヒューマニズムの尊さと 智恵を使えば危機を回避できることを教わったハズですが、 当会がこのまま危機を脱出できないとなると映画のどこを観てきたのかと自問したりします
2012.05.12
| Trackback(0) | 当会ご案内
昨晩「長岡市民 映像の学校」第3回は長岡ロケなびの 事務局から戸田幸正さんをお迎えしました。 「長岡映画」製作委員会を立ち上げて「この空の花 長岡花火物語」を 製作・公開まで果たした長岡ロケなびのこれまでの道程を振り返りながら 「この空の花」をめぐる撮影秘話も交えてお話しいただきました。 最初に自身は長岡市観光課の職員として今年で6年になることを明かしてから、 前身の長岡フィルムコミッション準備会の成り立ちを経て、 山古志がメインの舞台となった「マリと子犬の物語」の撮影のため、 準備会、長岡市、新潟県、長岡商工会議所を中心に発足した 「マリと子犬の物語」支援協議会がスムーズに撮影支援をしたため 東宝からも高い評価を得て、また映画撮影という市民の祭りの熱気を次に活かすために、 行政と市民が協働という形で発足した 長岡ロケなびは県内でも異例のフィルムコミッションと紹介。 前半はこれまでの撮影されたロケ地と作品名を画像とともに。 最近は栃尾がよくロケ地として使われてるものの、 大河ドラマ「天地人」にも登場し評判だった一之貝地区の美しい棚田には 現在、携帯電話の鉄塔が建てられ景観が損なわれたと話すと、 受講生からはため息が漏れました。 その反面、五藤利弘監督作「モノクロームの少女」が撮影された 旧塩川小学校の木造校舎は廃校になりながらも地域住民が保存に力を注ぎ、 現在は活動の拠点として使われているそうです。 また長岡ではおなじみのメインストリートの大手通りが長岡という設定でなく、 東京や地方都市という設定で結構撮影されていること。 中之島は高低差がないために一面に広がる田園風景が撮影にとても喜ばれている等、 どちらも意外な話を披露して下さいました。 映画などに登場するいわばロケ地めぐりをしたくなるようなスポットでなく、 身近に映る箇所が外の目からみればとても重宝されているようです。 そして後半は「この空の花」撮影までの経緯と裏話。 長岡花火を見て涙を流した大林宣彦監督に映画撮影を直談判した経緯から、 意外なエピソードとして監督を長岡の様々な地にシナリオハンティングに案内した際、 映画では柄本明さんが扮した“伝説の花火師”のモデルである 嘉瀬誠次さん(本当に長岡ではカリスマ的な花火師です)に花火は勿論、 シベリア抑留時の話を聞きに取材に伺った際は本題よりも嘉瀬さんは映画が大好きで、 大林監督も驚くほどたくさんの映画を観ており談義は尽きなかったようです。 そして正式に映画撮影が決定後に起きたあの昨年の311、東日本大震災後の 自粛ムードの中で映画はどうなるのだろうか、恐る恐る大林監督に電話をしたところ、 「長岡に行く」、すなわち中断することなく映画製作続行の声を聞いた時は 本当に嬉しかったと当時を思い出しながら話していました。 続行か中止か、この映画の分岐点は沢山あったようですが、 まさにこの時が大きな山場だったようで感慨深く話していました。 「映画をこういう時こそ作るから、君たちもやるべきだろう」 昨年の震災後の自粛ムードの中でフェニックス花火を打ち上げる方々が監督に 打ち上げか自粛か迷う心境を話すと監督はこう述べて後押ししたそうです。 いわば昨年の長岡まつり開催が決まったのは大林監督のおかげもあると初めて知りました。 あと撮影秘話は時に感心し、時に笑い声が起きるほど楽しくためになり、 ここは各自の受講生でそれぞれポイントが分かれるかと思いますが、 こちらが感心したのは若き日の長髪姿の高嶋政宏さんが松雪泰子さんと 別れる階段が印象的な夜の土砂降りの雨のシーン、 あそこは長岡で撮影とは観て思わなかったのですが(舞台設定そのまま東京で撮影されたかと思ったほどでした)、実は長岡の繁華街・殿町で撮影したと明かし一同、驚いてました。 繁華街とはいえ裏通りは夜歩くとちょっと危険な匂いも感じたりしますが 今度、映画を思い出してロケ地を探してみようと思いました。 何度もあの周辺を歩いてるハズですが、あの場を見つけあのシーンに使うことはまさに映画のマジックだと。 ついでに大雨のシーンに監督は強いこだわりがあったことも苦労話とはいえ聴講してて面白かったです。 戸田さんは「この空の花」の撮影に長岡側で裏と下と影から支えながら最も立ち会った功労者だろうと思うので、そのほとんどが苦労話にも関わらず、稀有な体験として充実した撮影の日々を振り返りながらお話し下さいました。 ちなみに新潟日報の「この空の花」の現場を取材続けていた記者も今回取材がてら受講をし、 初めて知ったことも多々あったようでした。 この日の模様は記事として後日、掲載されるそうです。 明日12日から東京での公開が始まり、以降全国で劇場公開されるそうで受講生は当然皆さん観ていましたが、各地のお知り合いにぜひ観ていただくことをお勧め願いたいと、講座を締めました。 また、こちらからは先回の江藤茂博先生の講座から発端となった先生が書いた 企画書“「この空の花-長岡映画」を読む”を紹介して手渡しました。 この連続講座からまた何か繋がりが出来ることを期待しました。 戸田さん、どうもありがとうございました。 受講生はまた映画を観てみようという気になったと思います。 企画側から言うのもなんですが、毎回本当に受講していて楽しいです。 次回は長岡造形大学教授のヨールグ・ビューラ先生の「映像制作論」です。 ちなみにビューラ先生は今回、受講生として席に座り戸田さんにいろいろと質問をしていました。 長岡ロケなび http://locanavi.jp/ 「この空の花-長岡花火物語」 http://konosoranohana.jp/ 「長岡映画」製作委員会 http://www.locanavi.jp/konosora/
2012.05.11
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今年も昨年に引き続き長岡市立中央図書館にて長岡に縁のある作品を上映する“郷土映画まつり”が開かれます。 今年のラインナップと時間は以下の通りで「阿賀に生きる」「阿賀の記憶」と 小林茂撮影監督が二作上映されることもあり、 時間が合えば小林監督も舞台挨拶に駆けつけるようです。 また「阿賀に生きる」は今年完成20周年となり新たにニュープリントを作るという話が持ち上がっています。 6月3日(日) 10時~ 「掘るまいか」 監督 橋本信一 撮影 松根広隆 13時30分~ 「阿賀に生きる」 監督 佐藤真 撮影 小林茂 15時45分~ 「阿賀の記憶」 監督 佐藤真 撮影 小林茂 会場 長岡市立中央図書館2階講堂 入場無料 申込不要 問 0258-32-0658http://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/event/movie/01h24movie.pdf
2012.05.10
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にいがた国際映画祭のプレイベントとして『韓国映画祭』が 6月15日~6月17日に新潟市クロスパルにいがた4Fにて開かれます。 6月15日の上映作品は全て無料上映になるようです。 6月15日(金)上映作 「私の愛、私のそばに」「グッバイ・マザー」「朝鮮名探偵 トリカブトの秘密」 6月15日(土)、16日(日)上映作 「痛み」「素晴らしい一日」「ミス・ギャングスター」 主催 駐新潟大韓民国総領事館 にいがた国際映画祭実行委員会 共催 駐日本大韓民国大使館(韓国文化院) 問 TEL08033128699 FAX025-225-2733 公式サイト http://www.info-niigata.or.jp/~eigasai/imege/top_html/index.html クォン・サンウ主演の「痛み」の監督は「友へ チング」、 さらに「チャンピオン」が激烈的に泣かせてくれたクァク・キョンテク。 正直「タイフーン」は大味でしたが久しぶりの公開作はまたも男泣き映画となるのでしょうか。
2012.05.09
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今晩は「内部被ばくを生き抜く」のDVDが届いたので、 上映会を前に当会メンバーが集まって見て今後の宣伝展開を考えようとなりました。 放射性物質について様々な見識が巷に流れて混乱する中で、 この映画はとてもよくまとめられてわかりやすいなど 好意的な感想が挙げられました。 やはり長岡は震災後に福島からの避難者を多く受け入れているので、 映画に登場する福島・二本松に生きることを決めた家族の姿に関心が集まっていました。 福島からの避難者にもこの映画を届けたいという思いも高まりました。
2012.05.08
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本日の上映企画室は「内部被ばくを生き抜く」上映会の前売券チケット組作業を行っていました。 これから随時、プレイガイドにお願いに参りたいと思います。 あと久しぶりに手伝いに来たメンバーも参加。 一緒になって作業をしていました。 いつでもこんな形で離れた人も手伝いに来れる事務所でいればいいと思いました。 作業は早く終わり、そのメンバーがi Padを買ったというので 試しに最近アダム・ヤウクが亡くなったこともあり、YOUTUBEでビースティ・ボーイズを検索。 そしたら懐かしの11PMで黒木香相手にバカ騒ぎし「fight for your right」してる姿を発見、 それ以上に歌い終わったら若き大林宣彦監督がゲストとして登場し、かなりシュールに映ってました。
2012.05.07
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「最終的なゴールは私が生きてる時にないのでは 私達みたいな人間が必要ない時がゴール」 小林茂監督「チョコラ!」で子ども達に尽くす姿が登場した 松下照美さんの講演が長岡市国際交流センター「地球広場」で開かれました。 最近アフリカ・スーダンを視察した羽賀友信センター長の挨拶から始まり、 就任したばかりのJICA新潟職員のJICAの活動紹介、 昨年ケニアを訪れた「地球広場」の職員のお話し、いづれも興味深いものでした。 そして小林茂監督が「チョコラ!」の子ども達を写した写真を紹介した後、 松下さんのお話しが始まりました。 現在、松下さんは66歳。 ご主人を亡くした後に心を整理して、 小林茂監督と同行したアフリカ・ウガンダで出会った子ども達が 松下さん曰く「私にポコッと入ってきた」 この時からアフリカで0から立ち上げすべてを学んで今に至るそうです。 48歳、初のアフリカ行きがその後の人生を大きく変えたようです。 主宰するモヨ・チルドレンセンターの活動として ・ストリートチルドレンのリハビリ ・ホームの運営 ・高校生の学費支援 ・障がい児の支援 ・エイズの子どもの支援 ・給食支援 以上を挙げて活動の協力をお願いしてました。http://moyo.jp/mcc.htm お話の中で凄惨な現地の姿も語られてましたが、 「自分達の命は自分達で守らなければならない鉄則」と話して、 過酷でありながらも何より子ども達に尽くす姿は素晴らしく思いました。 「松下さんにとってゴールは?」 受講者からの質問に応えたのが冒頭の言葉です。
2012.05.06
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黄金週間のさなかに東京特派員が長岡入りしました。 そこで江藤先生、副会長など淋しがり屋さんを交えて飲み会となりました。 普段、東京在住の江藤先生も当会飲み会に参加するのは久しぶりとなり、 先の「長岡市民 映像講座」の打ち上げも兼ねて盛り上がったりと。 そしてまたこんなことをした方がいいのではとアイデアが湧き出たりしました。 また東京特派員にはアオーレ長岡、まちなかキャンパス長岡、ながおか市民センター、地球ひろば、きおくみらいと各所をご案内。 改めてみると当会事務所周辺は何かとお世話になってる要所があるんだなと周ってみて思いました。 できたらこれらと連携を強化していくのが当会の今後に不可欠ではないかと。 ところで先の二次会の飲み屋さんは殿町に構えてた頃、 全日本プロレスが長岡に巡業に来た際、 三沢光晴や川田利明といった名レスラーも足を運んだそうです。 発端は“ミスタープロレス”天龍源一郎が飲みに来てからレスラーも 飲みに来るようになったそうですが、 ご主人は天龍の飲みっぷり、男っぷりの良さを目を細めて話してました。 かつての長岡市厚生会館はプロレスの聖地として “黄金カード”が組まれた際に駅前という好立地条件のため日帰りできるので、 東京からも熱心なファンが駆けつけ、 試合が終わった後は興奮でごった返した観客で駅前は賑わっていました。 厚生会館があった地は現在アオーレ長岡となりましたが、 いささかいかがわしさ漂うプロレス興行は洒落たアオーレに向くのか、 何処の団体が先に手を挙げるか、とともに注目してます。
2012.05.05
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*現在、シネ・ウインドでは上映企画として「原発のある風景」を開催中です。 「friends after 3.11【劇場版】」には「内部被ばくを生き抜く」の鎌仲ひとみ監督も登場します。 井上支配人に主旨と作品紹介をお願いしました。 こんにちは。新潟の映画館シネ・ウインドの井上と申します。 私たちは2012年を通し年間上映企画「原発のある風景」を開催中です。 2011年3月11日の東日本大震災そして福島第一原発事故以来、多くの方が自らの暮らしの安全性や豊かさについて見つめなおすようになった気がします。 そのような潮流の中、これまでも心ある映像作家や鑑賞者によって取り上げられてきた「原子力発電に注目した映画」がより多く制作・配給されるようになりました。 その内容も多種多様な状況で、私たちは多面的な形で原子力委発電について考えるキッカケ作りとして、今回の年間企画を打ち出しました。2012年末までに10本強の上映を検討中です。 この春は上映終了した「カリーナの林檎」を始め、3作品を上映する予定です。 「イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘」 5/5(土)~5/18(金)公開 原発の燃料となるウラン採掘の裏に隠された事実を明らかにするドキュメンタリー。採掘から精製、その廃棄物処理の実情を描く中で、それぞれの作業に関わる人の顔や言葉が見られるのは本作の特色でしょう。原発はオートメーションで動いているのではありません。切れば血が出る人間が生活の糧として一連の工程に関わっている。それを噛み締めるだけでも一見の価値がある映画です。http://pandorafilms.wordpress.com/roadshow/yellow/ 「friends after 3.11【劇場版】」 5/19(土)~6/1(金)公開 映画監督・岩井俊二が体験した東日本大震災、津波、福島第一原発事故。日本の未来を、自分達の将来を、憂い、悩み、考えていくなかで、岩井監督が出会い語り合った、先輩たち、専門家たち、そして友人たち。彼らが語る震災当時とその後と今。そこから浮かび上がる日本の未来と課題を描くドキュメンタリー。鎌仲ひとみ監督はじめ私たちにもおなじみの人々がその声で語りかけます。http://iwaiff.com/fa311/ 8月には福島に注目した作品たちをお届けする予定です。また6/17(日)には「みずとつちの芸術祭」参加作家である藤井光監督のドキュメンタリー「プロジェクトFUKUSHIMA!」も上映します。これからもシネ・ウインドならではの視点で原発を見つめていきます。どうぞよろしくお願いいたします。 (新潟・市民映画館シネ・ウインド支配人 井上 経久) シネ・ウインド公式HP http://www.wingz.co.jp/cinewind/ 電話025-243-5530
2012.05.04
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BC四世紀 アリストテレスが小穴を通過した光による結像などの原理を記述。 60年 ローマ人カレウス『自然の天性』で残像現象を記述。 AD105年… 「長岡市民 映像の学校」第二回、江藤茂博先生のよる「映像文化論」。 先生自ら制作してきたレジュメの映像文化年表には紀元前からの“映像”についての記述が記されていました。 普通ならばエジソン、リュミエール兄弟、メリエスから書き記されるんじゃないかと思いますが、遥か昔から今に至る映像文化について淀みなく持論を飛ばしまくり圧巻でした。 やはり学者というのは凡庸な頭脳の構造ではないと痛感しながら、 途中に新潟ロケのあった土曜ワイド劇場の1シーンを挟んで後半は「この空の花」についての考察。 ホワイトボードに登場人物の相関図を書き連ねて、それぞれの関係をかみ砕いで説明。 ドキュメンタリー、演劇化された舞台、アニメーションを駆使し時空を超えて展開する本作について持論を述べました。 「現代的な状況をとらえている」と評価しながらも、 ただ二点について疑問とする旨を述べていました。 そのうちの一つは長崎出身の江藤先生から見て強い違和感があったようです。 最後の10分は受講生で江藤先生が先導し「この空の花」の感想を語りあう座談会と化しました。 思えば受講生全員が観ている映画なぞそうそうないだろうから、こんな座談会はあっていいと思いました。 そして難解だったという感想を持った受講生は江藤先生の解説を聞いてよくわかったと感想を話しこの講座も開いて良かったと思いました。 この講座の言いだしっぺは江藤先生で当初の企画書には5回講座でなくほぼ1年に渡る長期講座。 手始めに今回の形となりました。 全く海のものとも山のものともわからないこの講座に申し込んでいただいた受講生の方々、ありがとうございます。 そして次回があるとするならばまた江藤先生よろしくお願いいたします。 しかし江藤先生、この日の9時の回にT・ジョイ長岡で「この空の花」を観賞して、 深彫りして午後に解説できるというのもサスガだと思ってました。
2012.05.03
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新潟県フィルムコミッション協議会が制作・発行した「新潟うまいロケ地ガイド」。http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-813.html その続編「続・新潟うまいロケ地ガイド」を先日、長岡ロケなびに打ち合わせに行った際に見つけました。 ますます盛んになる県内撮影映画、ドラマの紹介に加えて、 俳優、スタッフが喜んだ新潟グルメのロケめしを網羅したお得なフリーペーパー。 今回は前回の後に撮影された「雪の中のしろうさぎ」「この空の花」「飛べ!ダコタ」「アノソラノアオ」「チェイン」等も紹介。 また大林監督が食べに行ったお店として「尾道ラーメン 七鐘屋」も掲載されてます。 映画人というのは全国を撮影で回っているために舌が肥えているように思うのですが、 新潟はそんな舌の肥えた人たちを満足させるのではないかといつも思ってます。 そんな意味で新潟観光のお供としても一級品の一冊。 前回も思いましたが佐渡にある酒蔵にあのロバート・デ・ニーロが足を運んだという お酒“NOBU”とはどんな味なんでしょうか。 実は当会にとある映画の画像提供のために連絡先を教えてもらえないかと 編集部から問い合わせがあり、監督に確認したうえでお伝えしました。 その際に「冬のアルパカ」も入れてもらえないだろうかとお願いしましたが 無念にも紹介されておらず涙をのみました。 まだまだ力不足です。 打ち合わせの際に「長岡市民 映像の学校」の長岡ロケなびの講座の際に 受講生に配布していただけないかお願いしてきました。 そして本日、新潟県フィルムコミッション協議会から当会にも数冊届けられました。 ありがとうございます! 新潟県フィルムコミッション協議会 http://www.loca-niigata.net/
2012.05.02
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