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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭‏

*S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2010」です。

閉会式で会場をなごませていたマスコットでじたる君

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2010に行ってきました。
2004年から始まって今年で7回目。デジタルで撮影された作品のみ、上映もデジタル上映というユニークな映画祭です。
メインは長編と短編のコンペティション。
デジタル作品だということのほかに、監督がデビュー作から3本以内の作品に限るという条件があるので集まってきた作品は新人の作品ばかり。
常連は皆無なのでいつも顔ぶれが新しいフレッシュな映画祭だというのも特徴だと思います。
それでは見てきた作品の感想を。

「けがれなき愛」のシン・ヨンシク監督
「けがれなき愛」のシン・ヨンシク監督

「けがれなき愛」09年韓国 シン・ヨンシク監督アン・ソンギ主演で、仕事以外に興味を持たないまま中年になってしまった男と娘のような年齢の若い女性との恋を描いた映画。年の差カップルの恋愛がストーリーの中心になっていますが監督によれば主人公が自分の殻から抜け出すことができるかというのがメインテーマだとか。なるほどこの映画主人公をじっくり描いていて、アン・ソンギは50年のキャリアの持ち主ですが全シーンに出番があった初めての映画だったそうです。またこの映画はアン・ソンギにとって始めてのデジタルシネマ出演とのこと。フィルム撮影の映画とはどんな違いがあったのか、それともなかったのか、ちょっと感想が知りたかったです。

「透析」のリウ・ジエ監督
「透析」のリウ・ジエ監督

「透析(原題)」09年中国 リウ・ジエ監督監督のリウ・ジエはもともとカメラマンで「北京の自転車」の撮影も担当。この映画は2本目の監督作品でデジタル撮影はこれが始めてだとか。もっとドキュメンタリー的な画面にしたかったらしくデジタルは鮮明すぎたとQ&Aで話していました。ストーリーは90年代後半の中国が舞台で、主人公は盗難車によるひき逃げで娘を亡くした裁判官。彼が担当することになったのは別の自動車窃盗犯の裁判。まもなく切り替わる新法では死刑にならない事件だが、現法では自動車2台の窃盗は死刑に相当する。一方、腎臓移植が必要な裕福な会社社長がいて、死刑になったら男から臓器提供を受けるという契約を交わす。裁判官は死刑の判決を下すが、はたしてそれは正しい判断だったのだろうか?苦悶する中、しかし処刑の日は刻々と近づいていく。それまでの静的な画面から一気に切り替わるラスト処刑場での息詰まるようなスリリングな展開がすばらしい。来年日本公開が決まったようです。

「闇への一歩」のアトゥル・イナッチ監督
「闇への一歩」のアトゥル・イナッチ監督

「闇への一歩」09年イラク・トルコ アトゥル・イナッチ監督イラクのある農村がアメリカ軍の誤情報による攻撃を受ける。主人公の少女は家族を殺され、唯一の肉親の兄を探して都会にでるが、兄は爆弾テロで負傷しトルコに搬送されたと聞かされる。パスポートも持たない少女に兄の知り合いは待つように諭すが、少女は忠告を聞かずトルコに旅立つ。とちゅう出会ったグループと旅をともにするが、実は彼らはカルト的なテロリスト集団だった。兄を思う心を利用して彼らは少女を自爆テロの道具にする。監督によれば特定の勢力を非難するのではなく、なにかひとつのことだけを信じて行動することの危うさといったものを表現したかったとのこと。そのためかラストシーンも希望の持てる終り方になっています。また撮影も素晴らしく、イラクで撮影された少女の村や町のシーンなどのパノラマ的な画面も見ごたえがありました。

「テヘラン」09年イラン・フランス ナデール・T・ホマユン監督主人公のイブラヒムは妻を残してテヘランに来たもののまともな仕事はなく赤ん坊を道具にした偽物乞いをやっていた。赤ん坊は「組織」の持ち物で使用料を納める仕組み。監督によればいい稼ぎになるようで物乞いが2時間働くと学校の教師1日分と同じ収入になるという。教師より物乞いのほうが稼げる社会なのには驚いた。しかしあるとき赤ん坊を友人に預けたところ、友人のミスで赤ん坊は連れ去られてしまう。組織からは多額な賠償金を要求され、イブラヒムはますます危険な仕事に突き進んでいく…監督はイランの人々は生きているんじゃない、毎日生き抜いているんだ、と語ってましたが、生きるためだけで善悪の区別ないひとびとの世界は衝撃的でした。

「ニュースメーカーズ」09年ロシア アンダアシュ・バンケ監督ロシアの作品ですが、なんと香港のジョニー・トー監督作品「ブレイキング・ニュース」のリメイク。けっこう忠実なリメイクで、ケリー・チャンが演じていた逮捕劇をTV中継させるアイディアを発案した女性幹部などはこっちのほうがいいくらいです。立てこもった強盗犯グループのリーダーと殺し屋が一緒にメシを作る場面も再現。リーダーと殺し屋の友情も泣かせます。監督はスウェーデン出身で前作は吸血鬼ものの「フロストバイト」。映画祭には珍しい娯楽作でよかったです。ただ実はフィルム撮影なんですね。この作品(参加規則に反していたためコンペ外上映)。

「やがて来たる者(原題)」09年イタリア ジョルジョ・ディリッテ監督この作品は5月のイタリア映画祭でも見ましたがそのときはフィルムに変換されての上映。今回はデジタル上映でその差が気になったのですが、あまり違わなかったですね。デジタル上映ではレターボックスになったことが気になったぐらいですね。物語は1944年のイタリアで起きたドイツ軍による虐殺事件を描いています。イタリアとドイツって同盟してたんじゃなかったっけ?ぐらいの知識しかないので当時のその村にカメラを持っていってそのまま撮るような説明を排した映像に理解が追いつかずとちゅう何度も置いてきぼりになりそうになりながらも現代に通じる戦争の悲惨さを描いていて秀逸だと思いました。この作品長編コンペ最優秀作品賞に選ばれました

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2010.08.08 | Trackback(0) | ごあいさつ

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