第10回長岡アジア映画祭



当会ではこのブログの画像となる写真を撮影下さる方(携帯カメラでもいいです)、
チラシなどをスキャナーで取り込みpdf等、データでこちらまで送って下さる方、など
そんなことからでもご協力をいただける方も必要としてます。
よろしければご連絡願います。

第10回長岡アジア映画祭 ‐そしてこの大地とともに‐
http://www.mynet.ne.jp/~asia/10th/10th.html

2005年9月19日(月・祝)〜25日(日)
会場:長岡リリックホール・シアター

生命(いのち)―希望の贈り物  (台湾 )わたしの季節(日本 )Little Birds―イラク 戦火の家族たち(日本)下女(韓国 )サマリア(韓国 )150秒前 (インド)雪国木羽屋根(こばやね)物語〜新潟県松之山町〜 (日本 )山踏み 森林再生への道(日本)天地に応えたい。平成16年新潟県中越地震(日本)愛にかける橋(中国=オーストリア)死んでもいい経験 (韓国 )彼女を信じないで下さい(韓国)鯉のいる村(日本 )フェーンチャン ぼくの恋人 (タイ )故郷(ふるさと)の香り(中国 )PTU(香港 )エスキア 〜心の旅路〜(トルコ )マジック・キッチン(香港 ) ビューティフル・デイズ (インドネシア)スカーレットレター(韓国 ) バンジージャンプする(韓国)村の写真集(日本)亀も空を飛ぶ(イラク=イラン )9/10(日本) 午後の五時(イラン=フランス)ハナのアフガンノート(イラン)第7回長岡インディーズムービーコンペティション

ゲスト 大杉漣、小林茂、江戸木純、青原さとし、東條政利、鈴木淳評、
     羽賀友信、虎山ニルファ、小林三四郎

前年の映画祭後に起きた未曾有の中越大震災、大変な被害を受けたりと実行委員皆難犠な思いをして、ともかく映画祭を開くことが当会の復興の証ということで準備を始めました。
メインゲストには前回お越しいただいた時に実行委員誰もが魅了された大杉漣さんに大変な時だからこそ漣さんのお力が必要ですと依頼。こちらの願いに漣さんは応えていただき相変わらずのハードなスケジュールの合間を縫って再び駆けつけていただきました。
故郷・徳島で撮影した初めての映画だという「村の写真集」の上映後、登場した漣さんに司会の小林三四郎さんから震災後にお見舞いのお電話をいただいたお礼からトークはスタート。
「村の写真集」の話から当時出演していた大河ドラマ、そして被災した方々への励ましの言葉をいただいて好評のうちに終えました。
舞台裏では最近飼い始めたチワワを携帯の画像で見せてくれたりとやはり茶目っ気もあり素敵でしたが、実は来る前に撮影で腰を痛めていたと映画祭後に知り、そんな素振りも見せなかったので頭が下がる思いでした。いつかまたお越しいただきたいと願っています。

また小林茂監督が病に倒れながらも不屈の闘志で復帰し完成した「わたしの季節」が毎日映画コンクール記録文化映画賞受賞という快挙を経ての凱旋上映。
小林監督のいままでの苦労が大きな形で報われ喜びに包まれた温かい上映会になったと思います。
この後、新作として抱き続けたアフリカへの思いをまた多くの協力者の賛同を得て実現させた「チョコラ!」は今度の当映画祭で上映致しますのでぜひご期待下さい。

羽賀友信氏の講座は今回、アフガニスタンを舞台にした「午後の五時」と「ハナのアフガンノート」の上映とともにアフガン出身で通訳として活躍する虎山ニルファさんとの対談。
実際にかの国で生きたナマの声はお客様に大きな衝撃を与えたようです。
と、同時にニルファさんは羽賀さんに尊敬の念を終始、絶やさず改めて羽賀さんへの国際人ぶりを思い知らされました。

あとやはり大地震を経ての映画祭ということで「生命」「150秒前」「天地に応えたい。」と地震に関連した映画の上映、さらに小千谷・山古志と震災で大きな被害を受けた地でかつて撮影した「鯉のいる村」の上映ではこれがデビュー作だった神山征二郎監督よりメッセージをいただき上映前にアナウンスしました。
他にも「故郷の香り」でもフォ・ジェンチィ監督、香川照之さんよりメッセージをいただきましたがどちらも芸術性の高い大変詩的な印象でした。

当映画祭では佐藤忠男先生に続いてお越しいただいた映画評論家が江戸木純先生。
雑誌等の執筆には映画の楽しみ方を知りつくした批評でいつもとても参考になり尊敬できる方。
江戸木先生が配給をする「ビューティフル・デイズ」「エスキア」を上映するので先生の方から来ていただくことになり大変緊張した覚えが。
「ビューティフルデイズ」の上映前にお話しいただき、やはり豊富な知識の中からわかりやすく映画の解説をしていただきました。

また長岡出身の東條政利監督のデビュー作「9/10」を東京での公開前に先行初上映。
主演の鈴木淳評くんも一緒に舞台挨拶に来てくださいました。「9/10」は密室を舞台にした男たちのミステリアスすぎる物語。掟破りといってもいい衝撃のラストは驚くとはいえ青春の友情物語として感涙作。何度も見返したい映画ですがDVD化はしばらく無いそうです。
今年のお正月に当会メンバーで開いた新年会に帰省中の東條監督も参加いただき、いろいろ近況をお話しをさせていただきました。こんな形で交流が今も映画人と続いてることも映画祭の喜びです。
東條監督、次回作が実現することを願っています。

そして以前に「土徳」を上映した青原さとし監督の新作「雪国木羽屋根物語」は今は十日町市になった松之山が舞台。ということで主役の木羽職人、倉重徳次郎さんが家族の皆さんとやってきて青原監督とともに舞台挨拶。お相手を小林茂監督にお願いしたのでとても盛り上がりました。というのも倉重さんはとても寡黙ながらも仕事ができる本物の職人、いわばいい顔をしている方なのでその生きざまと佇まいだけでも説得力を感じてました。この映画の上映が事前に写真入りで新潟日報に紹介されたところ問い合わせが相次ぎ、上映には木羽屋根に一言持ってそうなお客様がたくさん来て、熱心に倉重さんに上映後質問が相次いでたのも印象的でした。恥ずかしながら知らないところで木羽屋根が根強いブームなんだろうかと。

他にこの年に深い印象を残したのが亡くなったイ・ウンジュの作品を二本上映。ハン・ソッキュが相手役の遺作「スカーレット・レター」とイ・ビョンホンの相手役「バンジージャンプする」。どちらも人気スターとの共演なので盛況でしたが、韓国女優の中でも抜群の美貌だったので惜しまれます。

と、書き連ねてきましたが初めて1週間の長丁場でやったものの、絶対にしてはいけない失敗を重ねたことが強く反省として今も残っています。
クロージング作の「亀も空を飛ぶ」は今、同じ時代に生きてることが根底から揺さぶられるほどの強烈さで事務所の扉にポスターを貼り、それを見るたびにこの年の映画祭と過ちを繰り返さないことを思い返したりしています。

この度の大地震に被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。

2008.07.25 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

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