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第20回アジアフォーカス・福岡国際映画祭 

*S東京特派員の映画祭巡礼記。
昨年に続いて「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」です。
2回に分けて掲載します。
http://www.focus-on-asia.com/index2.html

9月に福岡で開催された第20回アジアフォーカス・福岡国際映画祭に行ってきました。
韓国、台湾からイラン、トルコまで、アジアといっても広い地域をカバーしてるのでヴァラエティに富んだ作品で楽しませてもらいました。個人的には東南アジアと中央アジアの作品が印象深かったです。

禁断の扉

「禁断の扉」(インドネシア)
ジョコ・アンワル監督
ガンビルは成功した彫刻家。美しい妻もいてなに不自由ない暮らしを送っていた彼の周囲に不可解な出来事が起き始める。
アニメーションを使ったオープニング、ポップな音楽、アメリカB級ホラーっぽい雰囲気などが楽しいし、湿り気のあるグロテスク描写はいかにもインドネシア映画。最後、これでオチと思わせてさらにどんでん返しが2回も続いて終わる構成もすごいです。

ありふれた話「ありふれた話」のA・スィッチャーゴーンポン監督‏

「ありふれた話」(タイ)
A・スィッチャーゴーンポン監督
表面的には身体麻痺の青年と介護の男との日常を淡々と描いていたのが突如宇宙的イメージが現れ星の誕生、生命の誕生の映像が出現する。今回見た映画の中では一番インパクトがある作品でした。監督によれば不能になった青年は宇宙のサークルから外れてしまった孤独な存在らしい。そこまでは解りませんでしたが、解らなくてもなんとなく納得はできたのはたしか。希望を感じさせる終わり方も感動的で素晴らしい作品だったと思います。

水辺の物語 ウー・ジンミン水辺の物語
「水辺の物語」のウー・ジンミン監督‏とヒロインのフー・フェイリンさん‏

「水辺の物語」(マレーシア)
ウー・ミンジン監督
貧しい漁村で蛙を採って暮らす青年。好きな少女はお金持ちでなければ結婚できないという。一方魚工場の社長は青年の優しさを見込んで自分の娘と結婚してくれと持ちかける。青年の心が自分から離れていくことを感じた少女は絶望する。はたして青年と少女の恋の行方は…
さびれた村で現代とは思えないような神話的な物語が展開して魅了されました。結末の救済も素晴らしかったです。

「セレモニーホール」(イラン)
葬祭場の主人は精神的な疲労のため葬祭場の閉鎖を決意。突然の決定で従業員は途方にくれる。他に仕事のあてなどないからだ。自分の状態だけしか見えてなかった主人だが、従業員たちの困り果てた様子を見て、しだいにかれらのことを理解しはじめる…
すごいのは従業員5人のほぼ全員が住む家がない。定職があっても家に住めないというのはショックでした。イランの庶民を描いた人情物といっていいと思いますが、こういった普通の生活者を描いた映画はあまり見たことがなく貴重に思いました。

「ケーララの獅子」(インド)
ハリハラン監督
18世紀末、大英帝国の植民地だったインドでイギリスと戦い死んでいった英雄パラッシの物語。
近代的な武力に対し森に隠れ剣と弓矢で立ち向かいイギリス軍を悩ますもののやがて追い詰められ、部下の勇士もひとりまたひとりと倒されていく悲劇の英雄の半生を堂々たる風格で描いています。外国人キャストや大規模な戦闘シーンも大作感がありました。南インドの映画なので主人公とその仲間がみんな太めで区別がつかないのが難点ではありました。

「お父ちゃんの初七日」(台湾)
父親の葬式で右往左往する兄妹。台湾独特の風習が見られる、笑わせてほろりとさせる台湾版「お葬式」。
映画祭で見た中で一番たのしかった作品です。妹の目を通じて描かれる在りし日の父親の姿。屋台で働きながら男手ひとつでふたりの子供を育て上げた父。高校生のとき今日が誕生日だというと「お兄ちゃんにはないしょだよ」といってひとつしかないチマキを食べさせてくれた思い出やカラオケで得意な歌を歌うシーンなどにはほろりとさせられました。父親役はここにきて高捷と並ぶ台湾映画の顔といっていいかもしれない張嘉年。とつぜん流れる梶芽衣子の「怨み節」など日本的要素も「海角七号」とはちがった意味で面白かったです。

「手のとどく限り」(韓国)
ハム・ギョンノク監督
障害者のスヒは施設にいる同じく障害者の青年とセックスをし、妊娠する。会話がうまく出来ないためボランティアの女性はレイプだと誤解し、施設から彼女を救い出す(まったく的外れな行為だが)。
映画はスヒの日常に寄り添い、他の障害者に当り散らしたり、恋人の前では化粧をしたりといったいろんな面を持つふつうの女性だということを見るものに理解させる。
彼女自身障害者だというスヒ役のパク・ジウォンの演技に圧倒されました。

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2010.10.01 | Trackback(0) | 当会の活動報告

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