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芦澤明子撮影監督のこと



中野俣でのエキストラに参加した日の夜。
かちんこでの反省会の中で支局長、ご主人とも現場で印象に残ったことに
撮影監督が女性だったことを挙げていました。
特に日活ロマンポルノの男優だったご主人(映画のことは頑なに“本編”と呼んでます)に
あの方はピンク映画で下積みをしていたらしいと話すと驚いた様子でした。

「モノクロームの少女」に続いて五藤利弘監督とコンビを組む、
芦澤明子撮影監督が撮影した作品には
「東京島」篠崎誠監督、「60歳のラブレター」深川栄洋監督、「南極料理人」沖田修一監督、「恐怖」高橋洋監督、「しあわせのかおり」三原光尋監督、「きみの友だち」廣木隆一監督といった最近はちょっとクセのある映画作家の話題作でもジャンルを横断。
そして黒沢清監督の傑作群「LOFT」「叫」「トウキョウソナタ」、、、、
さらに遡れば平山秀幸、荒戸源次郎、錦織良成、佐藤寿保、五十嵐匠、瀬々敬久といった錚々たる気鋭の映画作家の撮影を担当。
間違いなく日本を代表するキャメラマンとして大活躍です。

特に仲村トオルさんの鼻もちならない姿が絶品だった万田邦敏監督の「UNloved」。
登場人物達の暗い眼差しにあった映像が強く印象に残っていたので、
五藤監督が短編作「想い出はモノクローム」の撮影に
芦澤さんを撮影に考えていると教えてもらった時は
凄い人が参加するなぁと期待が高まりました。
ちょうど黒沢清監督の「LOFT」をシネ・ウインドで観た後だったこともあります。

その後、運よく「想い出はモノクローム」のロケハンで
栃尾を周った時に車に同乗させていただき、
特に「UNloved」についてお話しをうかがったのは映画好きとして大きなヨロコビでありました。
大変気さくに話していただきながらも栃尾の風景の中で、
それも雨の中に身を置き思索している姿が印象的でした。

今回、五藤監督は長岡造形大学で映像を学ぶ林君と
その仲間達にボランティアスタッフとして現場を手伝ってもらってました。
現場では林君はモニターを動かしたりケーブルを巻いたり、
また他の造形大生はプロのスタッフに交じってマイクを手にしたり、
レフ板を動かしたりと皆、当然ですが真剣に映画と格闘していました。
東京や関西の映像学校ではこういった形で
プロの現場で実習する機会は多々あるのかもしれませんが、
この長岡では滅多なことでは無いので、映像を志す学生に機会を作ることも
五藤監督なりの故郷への恩返しに感じ本当に素晴らしいことだと思いました。

映画は無事に昨日クランクアップしたようで林君に
「芦澤さん、ステキだっただろ?」と訊いたら、
「いや、ステキとかじゃなくて凄い人でオーラを感じていた」と話し
とても勉強になったようでした。

ちなみにこの現場で最初に芦澤さんに挨拶した際に
「この子、スマイリーって現場で呼ばれてるのよ」と手招きして呼んだのが林君でした。
思えば林君と初めて会ったのが昨年の「モノクロームの少女」の
栃尾での完成披露試写会の時のこと。
その時は随分クールな学生だと思ってましたが、それが“スマイリー”かと。

芦澤さんのインタビューをネットで探したら↓が圧巻でした。
http://www.flowerwild.net/2007/08/2007-08-13_144807.php
ゴダールの作品がデートコースだったという映画少女が自主映画、
ピンク映画での下積みを経て、CF、劇映画へと一本立ちしていく中で
大変な苦労があったことが読み取れます。
そして様々な人との出会いによって支えられたことも語ってるので、
だからこそ今回の造形大生にもオープンに現場での姿を示して接したのではと。

撮影が一段落しお昼休みに入った頃に記念撮影をお願いしたところ、
「じゃぁ、みんなで一緒に写りましょう」と学生達や若いスタッフを
呼んで撮影したのが冒頭の写真です。
写真を見ると母と子のようにも写ってるように見えるのは、
芦澤さんが彼らにこの現場で無償の愛情を注いでるからのように思ったりします。

あともう一つネットにはライフワークとなる木造校舎について書いたもの。
「モノクロームの少女」は栃尾の旧・塩川小学校。
今回の新作は和島の旧・島田小学校と木造校舎が舞台に選ばれてますが、
http://www.dp-ashizawa.com/news.html
“懐かしいという郷愁とはほど遠い、もっと生々しいエロテックな情動”
と木造校舎について語るのは芦澤さんのクリエイティブな面を知る思いがします。

“私にとって「栃尾」を撮ることは、もう一人の主役を撮ることであった。”
当会発行のフリーペーパー“すくらんぶる№60”の「モノクロームの少女」特集号に
寄稿いただいた芦澤さんの一節ですが、現場でテキパキと動き回り指示を出し、
ファインダーを覗く芦澤さんの姿を思い出すと、
今回は栃尾の姿をどのように収めたのか一層楽しみです。

旧・島田小学校での見学を終えて事務局長と帰路につく時、
芦澤さんが深々と一礼をして大変恐縮いたしました。
これからもご活躍を期待しています!

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2010.10.06 | Trackback(0) | 当会の活動報告

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