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何か心が震えるような体験をした時に、



三浦:今日は「空とコムロ―イ ~タイ、コンティップ村の子どもたち~」の上映にご来場いただきましてありがとうございます。監督の三浦です。

小林:監督ようこそ。横浜からお見えで長岡は初めてですか。

三浦:ええ、初めてです。こういう機会じゃないと来れないので、はい。

小林:三浦監督とは昨年、岡山映画祭でちょっとご一緒して。

三浦:はい。岡山の映画祭で小林監督は「チョコラ!」を上映されて。懇親会は楽しかったです。

小林:それで長岡の方でアジア映画祭があるのでこの作品をぜひ上映してほしいということで監督の方からアプローチされたという。

三浦:そうですね。こういう映画はなかなか東京、横浜はあっても上映するのは難しいんですけども、私の友達が長岡にいたりということで。
背中を押されて、その友達に助けてもらって、こういう上映ができることができ、今回は本当に観ていただけるのが嬉しいと思ってます。

小林:ありがとうございます。わざわざ来ていただきまして。
「空とコムロ―イ」でしたね。何年もかけて作った映画だということで。

三浦:これはタイの北部のメ―サイという小さな町に、山奥に初めて行ったのが2000年だったのですけども、それ以来そこの人達に魅せられて、毎年少しづつ撮りためて2008年に完成しました。

小林:そしてなおかつ自分でフィルムを持ってあちこち行ったという。
そういう意味で手作りですよね。

三浦:そうですね。大きな、それこそ「キャタピラー」とは違うんですけども、まず自分一人から出来ることを、カメラを廻してね、そして編集して上映も皆さんの助けがあってできることなんですけども、ポチポチやってます。

小林:本来は映画が終わった後に私が聞くことだったんですけども、今日は私が透析の日にあたってまして、岡山でもご一緒して縁がございますので頭の10分ほど監督とこうやってトークをさせていただきます。
ちょっと私なりにこの作品を観てですね、ポイントを幾つか絞り込みました。
まず自分でこの映画は“プライベートドキュメンタリー”というふうに言ってますね。
これはどういうことでしょうか。

三浦:映画っていうのはですね、監督というのは椅子に座って用意スタート!と言ってる人みたいな感じで、たくさんのカメラの人とか、照明の人、いろんなスタッフがいるというイメージがありますけど、私の場合はまず自分の普段の生活の中で出会った人達と、あっ!何か心が震えるような体験をした時に、この人を撮ってみようと。カメラも自分が廻して、そしてその人の交流を作ること、そういうことを大切にしたいと思ってる映画なんです。なので自分でカメラを廻し、音も一緒に取りながら編集を大事にしながら、そして上映にもこうして立ち合って皆さんの意見を聞きながら、そういうことまでやっぱりやれるのが楽しいことですね。

小林:最初の頃のきっかけの映画がですね、ご自分のおばあさんが少し今でいえば痴呆的な状況になられて、自分はアナウンサーだというふうになってソファーでアナウンスの、、、

三浦:そうですね。「孤独の輪郭」というのを1997年に作ったんですけども、それはたまたま私の祖母がそういうふうにそんな経験がないのにいろんなアナウンサーだと思って毎朝7時30分に放送してたんですね。あっ!人間ってこんなことができるんだ、そんなイメージが拡がっちゃうんだな、そのことに衝撃を受けて一人でそのことを撮ったっていう経験がありまして、やっぱり自分にとっての深い体験というのが、どんな映画作家の人にとっても大切なことかなと。

小林:そうですね。そういうことでいえばあえてカメラは三脚につけた安定なものとして撮ってないですね。

三浦:そうですね。ある方にとってはいろいろ動いてテレビとは違う不安定な感じっていうふうにご覧になる方もいらっしゃるかもしれないんですけども、やっぱりそこに私の心の動きとかが反映されているので、そんなことも楽しみながら観ていただければ。時にはね、動きすぎてなんか目がまわるわっていう方もいらっしゃるので、ちょっと目がまわりそうだなって思ったら、多少休んでいただいても差し支えないので、その辺は一緒に旅をしていく、こういうところを体験していくみたいな、そんなつもりでお楽しみいただければ。

小林:村を訪ねて挨拶をする時に握手をする挨拶をする習慣があって、それを三浦さんがカメラを廻しながら自分の手が映ってるシーンなんか、とても面白く見えましたけど。

三浦:ありがとうございます。カメラのプロの小林さんにそう言っていただいて。

小林:ですからそういう映画だということでお考えいただきたいということですね。
それからもう一回、背景みたいなことを言いますと北部の国境地帯にあるいわゆるトライアングル、、、

三浦:ゴールデントライアングル。

小林:そうですね。麻薬のケシの栽培とか、人身売買なんかが問題になっていて、、、

三浦:ちょっと前には「闇の子供たち」という劇映画がありましたけど、、

小林:阪本順治監督の、、、

三浦:そうですね。あういう本当に悲惨なことが起きてるエリアなんですけども、あえて私の映画はそういうことで生々しく見せるものではないんですけども、その子ども達の背景にはあういうことがすぐに後ろに迫ってるエリアの話なんですね。

小林:そうですね。それで少数民族のアカ族が舞台ですね。

三浦:あの子ども達は山の上にもともと住んでまして村に小学校が無いんですね。
学校が無いと読み書き勉強ができない、例えば今は交流が深まってタイの街の中に出てくることがあるんですけども、言葉が出来なくて騙されてしまったり、自立のための仕事ができない。そうすると結局売春というようなことで仕事をするということになってしまったり、だから学校に行くことはとても大切なので、これから映画でお見せする自立支援施設がありまして、そういうところでみんなが自立できようにという背景があります。

小林:そこを名付けてコンティップ村というふうに呼んでるわけですね。
そこで出てくるある修道会から派遣されてもう30年以上いらっしゃるペンサ神父さん、いい顔してますね。

三浦:ステキな方なんですよ、イタリア人の方で。

小林:そうですね。母親代わりのノイさん。
三浦:はい、タイのねお母さん、肝っ玉母さんみたいな方なんです。

小林:そうですね。それから2歳から9歳くらいにならないかな。大きな主役をつとめるファちゃん。向こうでは“空”という意味らしいですね。映画の中に入ってましたけども、その子をちょっとお話しいただけませんか。

三浦:私が二回目にその村に行った時に、その子がお母さんに連れられて。この施設は小学校一年生以上の子が集まってるんですけども、一人だけ2歳の子が、赤ちゃんの子がいたんですね。そしたらそのお母さんがもうエイズにかかっていて、自分の子どもがエイズではないけれども、自分が万が一の時にちゃんと大きくなれるように自分の出身校、故郷にあるこのコンティップ村にその子を連れて来たと。

小林:毎年の成長ぶりがなんとなくこの映画を支えてるような気がしますね。

三浦:そうですね。まずその子をずっと撮ってしまう。なんかこう目がそらせないという感じで。

小林:それとあの「空とコムロ―イ」っていう、“コムロ―イ”が何かなかなかわからないんですけども、それは映画の中で楽しみにしていただきたいと思うのですけども。
監督がこの“コムロ―イ”のタイトル、あるいは“コムロ―イ”そのものに、何かわかりませんよ、映画を観ていただきたいんですけども、それに込めた思いをちょっと聞かせていただきたいんですけども、、、

三浦:私達はこういう日本に暮らしていてタイのこども達はもっとやっぱり私達よりも生命の危険に晒されてるようなところもあるんですが、遠い国の地から少しでも幸せに育ってほしいなぁと祈りを込めてというか、そんな気持ちを込めたり、、、

小林:そうですね。“コムロ―イ”なんだろうと思いながら映画観てもすぐにわからないですよね。それでなんだろうなんだろうと思いながらコムロ―イを観るんですけども、その時の気持ちがやっぱりこの映画の全てではないでしょうかね。どうもいろいろとありがとうございました。長い時間前もってちょっとこんな話をしてから観ていただきますが、どうぞお楽しみいただけますように失礼します。また監督の話はあとでございます。じゃ、よろしくどうぞ。

三浦:どうぞごゆっくりお楽しみください。どうもありがとうございます。

2010年9月6日 第15回長岡アジア映画祭
「空とコムロ―イ」上映前 三浦淳子監督×小林茂監督対談

「空とコムローイ」公式HP http://www.tristellofilms.com/scom.html 

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2010.11.04 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

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