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16回目の長岡アジア映画祭がやってくる。私的な思い。

_DSC1978 (2)撮影:吉岡誠

16回目の長岡アジア映画祭がやってくる。私的な思い。
                 
                 映画監督 小林茂

16年前か。
人は、いつか、どこかで、なにかを決心する。
私はそのころ、40歳の誕生日をひとりウガンダの村で迎えた。
「こういう仕事を続けていくのか」。
私は暗闇に問うた。
「ここまでくれば、やっていくしかない。続けるのだ」
そう決心した。
それからまもなくだった。
自らカメラを回し監督作品を作ったのは。
そのときの決心が、これまで私を支えている。

長岡アジア映画祭はどうか。
きっと、だれかが、いつか、どこかで、この映画祭をやると決めたにちがいない。
そして続いてきた。
だが、続けるばかりが良いわけではない。
変化しなければ、続かない。
本映画祭も変化してきた。だから、続いてきた。
中身もずいぶんちがう。
入場する人々も、スタッフも、年々歳々、おなじからず。
どんどん変化していくのだ!

こういう変化とはまったく別の次元で、
今年の映画祭はこれまでとは大きくちがう。
3月、東日本大震災が起こったからだ。
「ふくしま」の原子力発電所が、チェルノブイリのように爆発したからだ。
国家の「原発安全神話」と「マスメディアの自主規制」によって、
われわれは現実に目を向けてこなかった。
このままいけば、「戦争」さえ、くりかえすことにもなりそうだ。

われわれは、これまでの価値観を変えなければならない。
それが、第15回と第16回の長岡アジア映画祭のおおきなちがいだ。
新たな区切りのはじまりのような年。

現実を見よう。
どうして、こんなにひとりひとりバラバラにされてしまったのか。
どうして、しわわせな感情を持てないのか。
どうして、ブリョクにこんなにカネをかけなければならないのか。
テンノウセイ・キミガヨ・ヒノマル。
どうして話題にならなくなったのか。
ほら、見ろ、カタカナで書かないとヤバイふんいきじゃないか。
どうして、自分の食べ物を自分で作らないのか。
どうして、こんな競争社会になったのか。

映画は苦しい。
われわれも苦しいからだ。
もがいているからだ。
もがけばいい。
この苦しさをつきぬけて、
おおきく、ゆったりと、しんせんな空気をすうのだ。
われわれの体で、われわれの空気で。
自由に。

だから
映画は楽しいのだ。
映画はすばらしいのだ。


小林茂(こばやし・しげる)映画監督

1954年生まれ。『阿賀に生きる』(佐藤真監督)の撮影を担当。監督(撮影)作品として、障がいのある子も一緒の学童保育所三部作『こどものそら』、脳梗塞後、重症心身障がい者の世界『わたしの季節』(毎日映画コンクール、文化庁映画大賞など受賞)、人工透析後、アフリカのストリートチルドレンの思春期を描いた『チョコラ!』を劇場公開。現在、新潟県の豪雪地帯に生きる人々を描く「風の波紋―雪国の村から」(仮題)を制作中。

長岡市在住。

今映画祭では、橋本信一監督に捧げる映画「掘るまいか」上映後の対談(9月13日)に参加。また、9月17日には小林茂監督の第1回監督作品「放課後」の上映+「普通の生活」

ー福島 2011年 春ー 短縮版(吉田泰三)+「風の波紋 ラッシュ上映」+「ここで生きる」対談 小林茂監督×吉田泰三カメラマン のプログラムが予定されています。

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2011.08.23 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

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