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True Legend

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(C)2010, UNIVERSAL STUDIOS, GRAND PLENTIFUL HOLDINGS GROUP LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED

1980年代後半から1990年代前半、日本では香港映画のブームが一部で盛大に巻き起こり、東京ではファンタスティック映画祭をはじめ香港映画の特集上映が頻繁に催されてました。

当時はようやくパソコン通信が普及し始めた頃でインターネットの全盛はまだこれからという時代、たとえば東京ファンタの場合、ゲストのスターが来る上映作品にはいい席で見ようと5時間や6時間はぴあを片手に平気で並んでいた時代。
よって並んで待っている間、周囲の初めて会って気が合うファン同士で情報交換などが頻繁に交わされていました。

今回の映画祭で上映する「酔拳 レジェント・オブ・カンフー」はそんな香港映画黄金時代の古装片(時代劇)の名残を感じさせる一作。
ジャッキー・チェン主演の「ドランクモンキー 酔拳」の監督、というよりも
「マトリックス」や「グリーン・ディスティニー」「キル・ビル」のアクション指導を手掛けたことで名高い“クンフーマスター”ユエン・ウーピンが久しぶりに監督しました。
クンフー映画ファンなら誰もが傑作と褒めたたえるツイ・ハーク監督、ジェット・リー主演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」のアクション指導を手掛けた後にドニー・イェン主演の大傑作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアン・モンキー」を自ら監督し、クンフー映画の巨匠の地位を揺るぎないものにしたユエン・ウーピン!

出世作「ドランクモンキー酔拳」でジャッキーの師匠を演じた怪しげな師匠“赤鼻のソカシ”としても知られる伝説の武術家“蘇乞兒”を主役にして今回は伝奇ロマンも絡めたアクション映画に仕上げています。
何しろ「ドランクモンキー 酔拳」で“赤鼻のソカシ”を演じたユエン・シャオティエンはユーピンの実際のお父さんでもあるだけに余計に思い入れが深くあるのではと。
余談ですがテレビで吹き替えを演じたのは小松方正。
中学の国語の先生は卒業文集への寄稿にこのソカシの名台詞「酒は男を磨くもの、心の汚れを落すもの」を取り上げ、君たちも大人になったらこのセリフの意味が分かるだろうと書いてましたが、あの先生お元気でしょうか。よくわかるトシにこちらもなりました。

今回、このソカシこと蘇乞兒を演じたのはチウ・マンチェク。
ジェット・リーが降板した後の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズで二代目・ウォン・フェイフォンを演じながらもジェット・リーの風格に及ばず、一時期は“偽ウォン・フェイフォン”の汚名を着せられてましたが、ツイ・ハーク監督の「ブレード/刀」で見せたション・ヤンヤンとの鬼気迫る壮絶なバトルは香港アクション映画の中でもベスト5に個人的に入れたいほど凄まじいものでした。
ですからこの人のアクションへは大きな信頼を寄せることができ、もうすぐ四十路に入る、円熟した肉体はユエン・ウーピンの厳しい要求に耐え、ルックスの方は精悍さの中にまだまだ青臭いところもという絶妙なバランスを保ちながらアクション映画のスターとして大きな存在感を見せつけ驚異的アクションを披露しています。
やはり自らアクションができ主役を張れる俳優は今この時代にとても貴重です。

またライバルには最近のジョニー・トー等の香港アクションに連続出演しているアンディ・ウォンが扮し、正直、チウ・マンチクの“酔拳“よりも強烈な印象を残す“五毒邪拳”を駆使して主人公を追い詰め、異人としてもキャラ立ちした姿はこの類の悪役にふさわしいものです。

ジャンルとしてはB級になるものの、なぜかヒロインにジョウ・ジュン、武神としてジェイ・チョウという中華圏の大スターが登場するほか、あのミシェール・ヨーにデビッド・キャラダイン(これが遺作)という大御所まで登場し、キワモノ映画と一括り出来ない豪華キャストにも目を奪われます。
さらに日本の音楽家・梅林茂の壮大なスケールのスコアが否応なしに映画を盛り上げてます。

CGやワイヤーアクションも盛大に取り入れていますがそれがメインでは決してなく、見どころは何よりも大陸の広大な風景のなかで全編繰り広げられるチウ・マンチクの愚直なまでに自ら身体を張って演じるアクション。
“五毒邪拳”のいかがわしさも含めてこれは国籍・中国ですが香港アクションの伝統である“功夫片”で繰り返し語られてきた“仇討もの”として、このジャンルが好きな方は安心して観ていられます。
毒蛇が潜む井戸でのバトルはさすがユエン・ウーピンと唸っておりました。
というかユエン・ウーピンの映画にハズレはないと言っていいでしょう、ぜひご期待ください。

ちなみに第1回長岡アジア映画祭で上映した映画の1本がジェット・リー主演の「格闘飛龍 方世玉」。あの映画で悪役として登場しジェットと張り合っていたのがチウ・マンチェクでした。
あれから15年目の映画祭ではジェット・リーはアクションを封印した感動作「海洋天堂」にノーギャラ出演し俳優としての幅を拡げましたが、チウ・マンチェクはさらに過酷なアクションに挑み今回は主役として長岡のスクリーンに還ってくることになります。
いろんな意味で感慨深いです。

冒頭に書いた十数年も前に東京ファンタで並んで知り合った埼玉の方に毎年、映画祭チラシを送ったら現金書留でフリー券を購入して、遅い夏休みを長岡で取っているようです。
今年も送ったらまたありがたいことにフリー券を買っていただきましたが、この「酔拳 レジェント・オブ・カンフー」を観てあの時代の香港映画を感じることだと思います。

などと個人的な思い出も含めて書き連ねたことをお許しください。

酔拳 レジェンド・オブ・カンフー

9月14日(火)10:30~

2010年

中国 

DATA

116分/中国語/Blu-ray/カラー

原題 “蘇乞兒”
英題 “True Legend”

監督:ユエン・ウーピン
製作:ビル・コン

出演:チウ・マンチェク/ジョウ・シュン/アンディ・オン/ジェイ・チョウ/デヴィッド・キャラダイン

配給:ツイン

STORY

 高名な戦士スー・サンに習得し妻の父を殺害し子どもを連れ去った長官ユアンとの決闘で五毒邪拳に敗れて自信喪失。酒に溺れるが妻に励まされ武術の稽古に勤しむ。そんなスー・サンの前に仙人と武神が現れ、、、、
 「マトリックス」のアクションを手掛けたクンフー映画の巨匠ユエン・ウーピンが「ブレード/刀」のチウ・マンチェクを起用。伝説の武術家が“酔拳”を習得する姿を中国・香港・台湾のオールスターキャストで描く。

http://www.suiken-movie.jp/

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2011.08.30 | Trackback(0) | 長岡アジア映画祭

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