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When I Dream



金正日総書記が亡くなりテレビに映る泣き崩れた平壌市民の中にヒョンスンはいるのだろうか?
「第11回長岡アジア映画祭」でドキュメンタリー映画「ヒョンスンの放課後」を上映したことがあるのでニュース映像を目で追っていました。
もちろん成人したであろうヒョンスンの姿など知る由もありませんが。

映画は体操の得意な中学生の少女ヒョンスンがマスゲームの出場を目指して懸命に練習する姿をメインに平壌に住む中産階級の人々の日常を映し出していました。
イギリスのダニエル・ゴードン監督がなぜ当局の取材許可を得られたのか、
前作「奇跡のイレブン」が当局に喜ばれたからというのが理由のようですが、
北朝鮮の都合のいい場面ばかり描かれたプロパガンダではないか?
という疑問は終始ありながらもそれでも懸命にマスゲーム出場のために汗を流すヒョンスンの息遣いをとらえていました。
その姿は熱心に部活動で汗を流す日本の中学生と大きな差異はうかがえません。
ただ日本の中学生と違うのがヒョンスンが汗を流し練習を続けるのも金正日総書記のため、
ただただそれだけのために連日過酷な練習をこなしていきます。

クライマックスはスペクタクルと化したおなじみのマスゲーム。
あの中にいる一人一人はヒョンスンのような健気な少女達の思いが詰まっていると知ったものの、
映画では肝心の金正日総書記は姿を見せませんでした。
監督はたとえ全て当局の要求を飲みながらもここだけは譲れなかったのではないか、
いざとなったら国民を見捨てることを暗示してるように受け取れました。

ダニエル・ゴードン監督は「奇跡のイレブン」「ヒョンスンの放課後」に続いて
北朝鮮をテーマにしたドキュメンタリー映画を完成。
それは新潟県人にとって所縁深い人物に焦点をあてた作品のようで日本での公開を待っていましたが、配給会社が倒産してしまいしばらく日の目を見ることはないようです。

独裁者の死を伝える報を目にし、「ヒョンスンの放課後」とともにかつて当映画祭で上映した北朝鮮映画「快傑・洪吉童」「わが家の問題」、そして悲惨な姿を脱北者の証言を得て映画化した韓国映画「クロッシング」等が脳裏に浮かび、当会で上映した「シュリ」のエンディングテーマがシャッフルしたり~

ヒョンスンは今、誰の夢を見ているのだろうかと。

『ヒョンスンの放課後』2004年 イギリス

94分/朝鮮語・英語
原題“A State of Mind”
監督・ナレーション:ダニエル・ゴードン

“北朝鮮最大のイベントであり、世界でも類を見ない巨大イベント、マスゲーム。そのマスゲームに参加することになった平壌に住む女子中学生ヒョンスンと家族、友達の日常に8ヶ月密着したドキュメンタリー。
 北朝鮮での特別許可撮影を得たイギリス人監督が捉えた平壌の中産層の生活の貴重な映像が満載。個性を消して全体を統一して見せるマスゲーム、それを織り成す一人一人に焦点を当てて見えた未知の国の姿とは?”

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2011.12.22 | Trackback(0) | 上映会

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