支局長のこと
「冬のアルパカ」には毎日新聞長岡支局長の岡村記者も出演してます。
2年前長岡に赴任した際にスズランビルを見上げて謎に写った当会事務所にやってきました。
活動を知ってすっかり面白がり、かつて文芸部在籍時に映画欄も担当してたことがあるので、
長岡インディーズムービーコンペティションの審査員に参加。
「くらげくん」「壁女」等を観て驚きの声を上げてました。
さらに記者になる前はお芝居も齧ってたので、
五藤利弘監督「ゆめのかよいじ」に取材を兼ねてエキストラに参加した際は
大桃美代子さんとアドリブで渡り合いかつての芝居熱が再現。
以後、五藤監督「雪の中のしろうさぎ」は宴会シーンにエキストラとして、
今年は渡部翔子プロデュース、細井尊人監督「チェイン」では刑事役、
原田裕司監督「冬のアルパカ」では真逆の役でキャメラの前に立ち、
その経験を生かし映画に出るたびに記事に書いてました。
映画:「冬のアルパカ」撮影現場に密着 地元の受け入れ素晴らしい /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120228ddlk15200003000c.html
当会を通じ五藤監督はもちろん小林茂監督、西川文恵監督、杉田愉監督を知って取材。
この人にとことん:映画監督・杉田愉さん /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120317ddlk15040082000c.html
長岡はじめ新潟県はなぜこんな映画人や撮影が多いのか驚いてました。
またかつて映画欄担当の時に新藤兼人監督、山田洋次監督を
取材した際のエピソードは映画好きとして大変貴重で興味深いものでした。
「この空の花」も当然のように東京まで出張して完成試写会に行き、
大林宣彦監督のインタビューを敢行、いづれ記事になるそうで楽しみです。
新聞記者として全国を渡り歩いた経験で
長岡アジア映画祭をは本当に面白いことをやってると、
内心いろいろあってめげそうになってる時に励まし評価していただきました。
当会は長岡ではこちらの被害妄想もあってどうなんだと思われてるフシがありますが、
新聞記者の方々は当会を面白がってくれる方が多く、
その中でも岡村支局長は一番面白がり当会があって本当に長岡は退屈しなかったと。
しかし残念ながら岡村支局長は4月から異動となるので本日これから、
これまでのお礼と新天地の活躍を祈念し送別会を開きます。
新聞記者の送別会を開くのは老舗団体と化した当会でも初めてです。
当会の理解者が長岡を去るのは本当に残念なのですが、、、、
ちなみに「冬のアルパカ」では伊藤公一さんのコワモテの上司役。
長岡の集大成という意気込みなのか脚本を読んで台詞を頭に叩き込んだのはもちろん、
与えられた役の趣味嗜好やこれまで歩んだ人生を自分なりに考えて衣装も自前で参加。
撮影後にはカメラと照明の前に自分がいることの喜びを滔々と語って
「本当に楽しかった」と喜んでいました。
ただ音楽食堂のライブハウスのシーンでは取材も兼ねて見学してたのが、
いつしかエキストラ達の最後列で一緒にライブシーンで盛り上がってました。
それを見た伊藤さんは「岡村さんがこのシーンに映ってたらマズいんじゃないんですか?」
とスタッフに告げてから、支局長はソファーに大人しく座っていましたが、
心なしかしょんぼりしてました。
2012.03.23 | Trackback(1) | 当会の活動報告
