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裸の十九才

その壁を砕け サブ

「これが最後のインタビューという気構えでこちらに挑んでた」

以前、現在長岡を離れた支局長が取材した際のエピソード、
取材するこちらもその気迫を感じながらインタビューをしていた旨を話してました。
新藤兼人監督はおそらくどんな取材者に対しても
「これが最後」という気概で話していたのではないでしょうか。

一昨日のこのブログで触れてましたが当時91歳の新藤兼人監督が渋谷の街を歩く姿を目にしてました。
あれほどの巨匠が自身の足でおそらく渋谷駅目指して歩いてたことにまず畏敬の念を覚えてました。
若き日に何度も渋谷を歩いたことがあるでしょうが、
当時と激変し若者の代名詞となってる地をどのように思いながら巨匠は歩いてるのかと。

独立プロの先駆けとして日本映画界に与えた大きな功績はこちらが触れるにはおこがましいですが、
インディーズの映画作家の反面、売れっ子の脚本家として大手の映画会社から
沢山受注して大忙しだったエピソードなどは評伝等で知り、
そのころに撮られた日活映画で中平康監督作「その壁を砕け」は
「第13回長岡アジア映画祭」でも上映しました。
長岡ロケもある本作で新藤監督は脚本を担当、
おそらく多忙な中で長岡までロケハンに来たのか定かではありませんが、
1959年公開という本作でモノクロに映る柿川と信越本線が交差する風景、
それに今とまるで違う長岡駅前は貴重に映りました。
さらに“冤罪”という社会派なテーマも新藤監督らしいですが、
決して重苦しい映画でなくエンターテイメントとして大変見応えがありました。

そして映画で反核・反戦を最後まで貫いたことも素晴らしく、
奇しくも反核の映画作家であり、自主上映活動に重きをおくなどは新藤監督と共通点もある
鎌仲ひとみ監督は同じ賞を受賞していました。
http://kamanakahitomi.blogspot.jp/2012/04/blog-post_08.html
そんな意味でこじつけですが「内部被ばくを生き抜く」上映会に価値を見出そうと思ってます。

晩年のインタビューで「ヒロシマ」という原爆投下をCGで駆使して描く構想、
残念ながら莫大な製作費がかかるので目途が立てないと読んだ覚えがあり、
実現できなかったのは甚だ残念に思いますが、
遺作「一枚のハガキ」のラストシーン、丹念に麦畑が実っていく描写に
日本再生の意図と願いが込められてると感じ、あの境地に達したのは何よりも素晴らしく思いました。

さらにこれは余談なのですが今冬「冬のアルパカ」を撮影した際、
山古志の合宿所にスタッフ、キャストが寝泊まりして
同じ釜の飯を食べ映画つくりに励んでたことを
密かに“新藤兼人監督方式”などと呼んでました。
さすがに若い原田組の皆さんにはそんなことは言ってませんでしたが、
元祖インディーズとして合宿しながら映画つくりに勤しむ新藤監督の志にほんの少しでもあやかりたいと。
最も新藤組は自ら合宿所を組み立てることから始めてたようですが。

そんな意味でこの度の訃報を知り改めて多大な業績に敬意を表します。

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2012.05.31 | Trackback(1) | ごあいさつ

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「これが最後のインタビューという気構えでこちらに挑んでた」以前、現在長岡を離れた支局長が取材した際のエピソード、取材するこちらもその気迫を感じながらインタビューをしていた旨を話してました。新藤兼人監督はおそらくどんな取材者に対しても「これが最後」という...

2012.06.01 | まとめwoネタ速neo

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