ただちに撤廃せよ!
「ごくろうさま」
「内部被ばくを生き抜く」上映会の準備のため長机を降ろしてた時に
会場の『アオーレ長岡』の生みの親と言っていい森長岡市長が声をかけました。
一人でアオーレの土曜夕方の様子を見まわっているようで、
自ら歩いて確かめているのは偉いことだと思いました。
ただしこちらがなんの準備をしてるかまではご存知なく
震災瓦礫の受け入れを長岡は表明してるからにはぜひ
「内部被ばくを生き抜く」を観てほしいなぁと思い準備を続けていました。
少なくとも放射性物質は拡散させないことが基本にあるのではと。
大飯原発再始動反対首相官邸前デモに4万5千人(主催者側発表)集まり、
その様子を大手メディアが黙殺するなか
報道ステーションが唯一伝えた歴史的な日となった翌日、
http://www.youtube.com/watch?v=dTuHOAW0DVM&sns=tw
「内部被ばくを生き抜く」を上映しました。
3,11後の福島原発事故により放射性物質が拡大飛散した現状の中で、
これまで放射能について長年研究してきた4人の医師、
福島でホールボディカウンターを購入した病院と医師、
二本松に生きる決心をした家族、
福島から離れられない現状を涙ながらに語るお母さん。
そして鎌仲ひとみ監督。
誰もが共通する思いが未来に生きる子供たちのためを思って行動してることでした。
少なくとも原発が乱立する事態となったことに関しては子ども達の責任は無いハズ。
なのにこれから生きる、産まれる子どもたちの未来が放射能汚染によって
脅かされるのはまともに考えて理不尽でしょう。
福島原発事故がいまだ収束せず、その原因もわからぬままに再稼働を決定する政府。
莫大な利権によって原発ジャンキーとなり依存でヘロヘロとなった
権力者達はマトモに耳を貸すことはできないでしょうが
少なくとも再稼動するならこちら↓のメッセージソングに真っ向から反論してほしいと。
FRYING DUTCHMAN "humanERROR"
http://www.youtube.com/watch?v=Q5p283KZGa8
このブログも近々、休止するので書いちゃいますが2007年の中越沖地震で
営業運転を停止した柏崎・刈羽原子力発電所で働く東京電力社員の方が
「株価が低迷してる今こそいづれ上がるから買い時だよ」と
無邪気に話す姿に株を買う余裕などなくこういった感覚の人が
勤めてることにこちらはとてつもない違和感を覚えてましたが、
現在、あの方は株を買って後悔はしてないのでしょうか。
このまま大飯原発が再稼働されれば全国の原発は
福島の教訓はどこ吹く風と
もしかしたらなし崩し的に再稼働されるかもしれず、
柏崎・刈羽原発再稼働もいずれ焦点となるかと思います。
映画の中で福島原発から50キロの二本松で希望が見えないと語るご主人の姿に、
柏崎・刈羽原発から20キロの長岡上映会に足を運んだ
お客様は決して他人事のように思えなかったのではないでしょうか。
今回の上映会に新潟市から柏崎・刈羽原発の稼働を県民投票で問う
「原発」新潟県民投票を実施するために
“みんなで決める会”の方がチラシを配布に来ましたが、
小林茂監督、森達也監督といった映画人も賛同人に名を連ねるこのアクションに署名し声を上げることも一考かと思います。
http://ng311.info/
鎌仲監督から届いたビデオレターにも
「映画を観るだけで終わりでなく行動することが大事」と言ってました。
またお客様からのアンケートに上映後に意見交換会を開いてほしかったとありましたが、
その通りだと思いながらも残念ながら「市民映画館をつくる会」は
会としてもうそんな余力もないほど冷めていました。
当会最後の上映会として心情的にとても寂しいものでした。
お越しいただきました方々、ありがとうございました。
このブログは残しますが数年後に「内部被ばくを生き抜く」、震災瓦礫、報道ステーション、原発再稼働、当会最後の上映会がどのように読まれてるでしょうか。
2012.06.24 | Trackback(0) | 上映会
