松下照美さんのこと
「チョコラ!」の中で強く印象に残ることとして、子ども達に寄り添い献身的に尽くす松下照美さんの姿があります。
子ども達の話に微笑みながら耳を傾けて、常に子ども達の側に立つ姿、遠くケニアの地に日本人がストリートチルドレンの自立支援に貢献してる姿に感動さえ覚えます。
昨年の「チョコラ!」(当時の題名は「空腹を忘れるために」)完成直前試写会に松下さんも長岡に訪れ、小林茂監督と舞台挨拶に立った際に映画の中に登場する一人の少年が撮影後に亡くなったことに触れて、流した大粒の涙に子ども達への深い愛情が伝わりました。
今回、5月17日「チョコラ!」上映と共に松下照美さんはまた長岡にお話しに来て下さいます。
ケニアの現状や活動報告、さらに松下さんの生き方について貴重なお話になる筈です。
ぜひこの機会に足を運んでいただけたらと願います。
今回の収益金は松下さんがケニアに建設を進めてる「子供たちの家」に寄付致します。
以下、松下さんのプロフィールを載せます。
松下照美(まつした てるみ)履歴
現 住 所:Moyo Children CentreP.O.BOX 2712 THIKA, KENYA
国内連絡先:モヨ・チルドレン・センターを支える会
愛媛県四国中央市土居町小林1785-1 代表 高塚政生
ホームページ http://moyo.jp/
1945年 徳島県生まれ。女性。
1967年 玉川大学文学部芸術科卒業。
1970年代 反核・平和活動にかかわった後、徳島の山村に入り自然生活をしながら陶芸創作活動につく。
1992年 パートナーの急逝をきっかけとしてアフリカに出会う。
1994年 ウガンダ、マサカのNGO「ンクザンコレセンター」の運営するストリートチルドレンのための家「トゥスビラハウス(希望の家)」にてボランティア。
1996年 ケニアの首都ナイロビに移住。
1997年 インターナショナルNGO 登録のための書類をケニア政府大統領府NGOビューローに提出。この後、ひたすらNGO ビューローへ通う。
1999年 「モヨ・ホーム」が、ケニア政府より、国際 NGO として正式に認可・登録される。この時点で松下照美は主宰として登録。
1999年 モヨ・ホームとしての活動場所を探しはじめる。
2000年 ケニアの首都ナイロビの北東45キロにある町ティカにて、本格的に活動開始。
2001年 「モヨ・ホーム」から「モヨ・チルドレン・センター」に改名。「ウガンダの貧しい子どもたちや若者たちの自立のためのセンター「HDCC」設立に参加。
2004年 「徳島県国際協力県民パートナーシップ事業」の支援を受け、ウガンダ「HDCC」の代表を6ヶ月研修に派遣。
2006年 ティカで暮らすストリートチルドレンの日常を追った長編ドキュメンタリー映画「チョコラ!」撮影に参加・協力。
2008年 ティカでストリートチルドレンのリハビリセンター及び孤児たちの家の建設準備中。