松江の試み 出雲にて2
映画「ひめゆり」を観た方ならばできたら若い人たちに、
それもひめゆり学徒隊と同じ世代の高校生にもっと観て欲しいという気持ちが生まれるかと思います。
今年の「ひめゆり」新年会、各自自己紹介を終えた後は、
その若い世代に観ていただくにはどうすればいいかということが議題のようになりました。
長岡でも高校の修学旅行先が沖縄という学校が多くあるので、
直接各学校に伺いアプローチを試みたものの結果は、
高校生が観に来ていただいたかと言うと、
こちらの期待ほどでなかったというのが正直なところでした。
今も大きな悔いが残っています。
各地の報告の中では高校に紹介に行き、事前の沖縄学習ということで関心を持った教師がいたこと、
その反対に沖縄ということでナーバスになっていることも伺えました。
そこで松江上映実行委員の試みとして上映会の余剰金を用い、
「ひめゆり」上映のための助成金として使ってもらおうと、
島根県内の高校に呼び掛けて応募のあった学校で上映会を開いたことを報告し、
http://www.himeyuri.info/kantoku_blog/2009/11/post_24.html
その上で今後もこのような展開ができるのはないかと提案がありました。
柴田監督は最初の頃、上映とともに足を運んだ学校の生徒の様子を見て、
高校生に「ひめゆり」を観てもらうことに懐疑的な感想を持ったようです。
ただしその後の学校上映の報告を聞いたり、
観た生徒の感想を知ったりして考えは修正されてきたようでした。
いづれにせよ主催者側の思い入れがあっても、
届けたい層にはいかにして届ければいいのか、
各地の報告を聞いて上映活動について改めて見つめ直した意義ある時間でした。
2010.03.09 | Trackback(0) | 当会の活動報告
