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『森聞き』



「『失敗は成功のもと』っちゅうけど、失敗したことない。 
『転ばぬ先の杖』を使う、ばあちゃんは。」

霧の中で揺れ惑う日々を過ごす若者の前に森の賢者が現れ光を灯していく。

柴田昌平監督の「ひめゆり」に続くドキュメンタリー映画の新作は「森聞き」。
先程、完成試写会が開かれ、お誘いを受けたので足を運び観賞しました。

文化庁の検査試写も兼ねるため、柴田監督はここ数日ほぼ徹夜で編集を重ねたようで、
ちょっとお疲れのようでしたが、とても充実した顔で観賞者をお迎えしていました。

「森の名手、名人」と呼ばれる人生の達人を高校生が尋ねて、
その技術や知恵を“聞き書き”する、
森の“聞き書き甲子園”」の記録と周知を目的に柴田監督に作品としてまとめるよう依頼があり制作。

映画には4人のいまを生きる若者が登場。
日々の生活の中で自身の役割を考える思春期の姿は昔も今も変わらないとは思うものの、
その中で「アフリカに人類が誕生した時くらいの地球の転換期」と今の時代を捉え、
その地球規模の大きな変化の中でなりたい自分を模索する女子高生にしてみれば、
周囲からいい大学に入ることが幸福と頭ごなしに決めつけられることは、
とてもスケールの小さいことだと想像でき、ゆれる道標は深い霧の中へ。

他の高校生の日常も丹念に見つめ彼らがやはり霧の中を歩いてる様が描かれていき、
やがて霧の中を聖なる森の国・フィンランドの朗々たる歌声(素晴らしい!)に導かれて深い森の中で賢者と会う。

この賢者たちは皆、80歳を超え“いい顔、いい仕事”をし、
生きていく知恵を全身に身に付け、語る言葉はすべて哲学。
賢者たちは自分が生きてきた証を若者に託し霧の中に光を灯していく。

「ひめゆり」で青春を謳歌することもなく散った若い命について耳を傾け続けた
柴田監督としては現在を生きる青春に目を向けること、
そして大きなエールを送ることは必然だったはず。

「森聞き」は霧の只中にあるこの時代に必要とされる映画として、大きな役割を持つと思います。
今秋公開予定だそうですが、ぜひいつの日か長岡でも上映できましたら。

堅苦しい映画でなく、何度も笑い声が起きることも素晴らしく、
終盤の白く厳しくも美しいシーンは目に焼きつきました。

まずは完成おめでとうございます!

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2010.03.27 | Trackback(0) | 当会の活動報告

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